ワインを楽し む !! = Wine List = 嘉穂高校34期(稲築東中卒) 大熊 裕幸 ①ギィ・ド・サン・フラヴィー・シャンパーニュ・ブリュット/ガル デ ②窓辺・橙/四恩醸造/2010 (*順番、最後に変更) ③リースリング ツェレンヴェルグ/ドメーヌ・マルク・テンペ/2008 ④ムルソー ヴィエイユ・ヴィーニュ/アレクサンドル・ド・レゼルフェルド/2006 ⑤アルザス ローズ・ソヴァージュ/ドメーヌ・マルク・テンペ/2008 ⑥ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール/フィリップ・パカレ/2011 ⑦ニュイ・サン・ジョルジュ/ミッシェル・グロ/2005 ①ギィ・ド・サン・フラヴィー・シャンパーニュ・ブリュット/ガルデ 品種:ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ45%、シャルドネ10% 造り手:ガルデ社、25年間シャンパンハウスの支配人として修行した創 立者のシャルル・ガルデ氏(1870-1913)により、1895年にランス市のモ ンターニュ・ド・ランス地区に独自のブランドを生み出すため、ガルデ社 は設立されました。何世代にも渡って伝統を重んじる職人気質は現代 にも引き継がれています。高品質のキュヴェを生み出すことが第一、と いう100年来の基本方針を尊重しているシャンパンハウスです。 テイスティング:明るい黄金色。熟れた果実の甘い香り。フレッシュな柑 橘系の柔らかさ、更にほんのりと漂うトーストの香ばしさを感じられます。 すっきりとした酸味とふくよかな果実味がバランス良く、どなたでも楽し んでいただける癖のない飲み口です。フルーツの風味が長く続き、や や厚みの感じられる後味にはグレープフルーツのような爽やかな味わ いが心地良く残ります。きめ細かい泡立ちで、気品溢れるシャンパー ニュです。 クリーミーな泡が持続、骨太でリッチなシャンパーニュ モンターニュ・ド・ランス地区にあるメゾンのシャンパーニュ。細かな泡 立ちが美しく、気品と芯の強さが印象的。アタックはソフトで、コクのあ る旨味が口いっぱいに広がる。骨太で複雑な、王道を行くクラシックス タイルを保つ。アフターは、みずみずしい果実味とミネラル感が持続す る。ビスケットやコーヒーなどのトースト香、熟成感のある香りに、焦が しバターのソースを添えた魚料理などを合わせたい。 マリアージュ:カキフライ、チキンのクリームシチュー ②窓辺・橙 2010 品種:甲州 造り手:四恩ワイナリー代表者 瀬野哲裕氏 販売管理責任者 小林剛士氏 住所 山梨県山梨市牧丘町千野々宮 創業年2007年 年間生産量 約1万2000本 (国産比率100%) 自社畑 0ヘクタール 小林氏栽培葡萄は四恩醸造に売る契約畑の形 式で、約1ヘクタール(もう1ヘクタール開墾予定) 契約畑 約3.6ヘクタール 5軒の農家さんから購入 テイスティング:臼濁りを伴った山吹色。レモン、グレープフルーツそし てオレンジまで、色々な柑橘系が複雑に香ります。奥にマンゴーのよう なトロピカルフルーツの香りやソテーしたズッキーニの様な香りもします。 口当たりは柔らかいのですが、やや微炭酸が口中を刺激します。また クルミのオイルやミルクを感じさせる甘味が舌に広がります。アフター はバナナの皮のような香りとシナモン、アニス、丁字とスパイスの香り が多く、切れの良い印象です。総じてアルコール感は高めな印象です。 やや高めの温度の提供の方が、より粘性や複雑な香りを提供でき良い かなっと感じております。ブタやトリの白いお肉とかなり面白いコラボを 奏でてくれるのではないでしょうか。「四恩醸造様のコメントより」 ③リースリング ツェレンヴェルグ/ドメーヌ・マルク・テンペ/2008 品種:リースリング 100% 造り手:醸造専門学校を卒業後、大手ネゴシアンで醸造に携わり、その 後11年間勤めたINAO(原産地呼称国立研究所)では生産者の醸造コ ンサルタントを務め、のちアルザス地区のグランクリュ制定を任される ほど、アルザスの地質を知り尽くす実力を持ちます。1993年に家業を 継ぎ、念願のドメーヌ・マルクテンペを設立。自然農法への転換に3年を 費やし1996年からビオディナミ農法での栽培を開始。現在では、ゴーミ ヨー四つ星掲載など、フランス国内では高い評価を獲得している注目 の造り手です。 テイスティング:グランクリュに認定されている小地区の「ビュルグレー ベン」と「グラフェンレーベン」の若樹のブドウで作ったもので、収穫時は 貴腐がついた状態。フードル(大樽)で2年熟成(シュール・リー)。軽く フィルター。フレッシュな柑橘系と熟したリンゴのニュアンスが入り混じ る高貴な香り。凝縮されたエキスを感じ、蜜っぽさと優しい甘みもありま す。心地良い余韻の続くワインです。例年より少しドライな仕上がりに なので、お料理とも合わせやすくなっています。 ④ムルソー ヴィエイユ・ヴィーニュ/アレクサンドル・ド・レゼルフェルド/2006 品種:シャルドネ 100% 造り手:フランス、ボーヌのレストラン「ビストロ・ブルギニョン」のオー ナー、ジャン・ジャックが始めたブルゴーニュブランドなんです。ボーヌと いえば、TOPネゴシアンの本社があり、世界中のバイヤーが集まる事 から当然といえば当然でしょう。さて、当時からジャン・ジャックは、コン トラフォンやメオカミュゼなどのトップドメーヌと大変親しい間柄だったよ うです。 そのジャックが自らの舌で選び抜いたものだけを、瓶詰めし立ち上げた のがネゴシアンブランドがこのAlexandre de Rezelfeldなんです。 その中でひときわ異彩を放っていたのが、このムルソーです。 テイスティング:芳醇で甘く凝縮した香りと味わいの広がりに圧倒されま した。「2006年のビックヴィンテージとあって美味しいですね。青リンゴ、 ハーブ、などのシトラス系のアロマ、バニラ、トーストのブーケも感じま す。 味わいは口に含むと、やさしい口当たり、酸は中から小、ミネラルを含 んだ旨味が特徴。余韻は中から大の長さがあり、渋みも長く感じます。 今から十二分に楽しめ、この先10年は楽しめます。コストパフォーマン ス抜群です!抜栓2~3日後にもテイスティングしてみたところ、芳醇で 甘く凝縮した香りと味わいの広がりに、思わず圧倒されてしまいまし た!相当お薦め!!」 ⑤アルザス ローズ・ソヴァージュ/ドメーヌ・マルク・テンペ/2008 品種:ピノ・ノワール 100% 造り手:醸造専門学校を卒業後、大手ネゴシアンで醸造に携わり、その 後11年間勤めたINAO(原産地呼称国立研究所)では生産者の醸造コ ンサルタントを務め、のちアルザス地区のグランクリュ制定を任される ほど、アルザスの地質を知り尽くす実力を持ちます。1993年に家業を 継ぎ、念願のドメーヌ・マルクテンペを設立。自然農法への転換に3年を 費やし1996年からビオディナミ農法での栽培を開始。現在では、ゴーミ ヨー四つ星掲載など、フランス国内では高い評価を獲得している注目 の造り手です。 テイスティング:色合いは通常のロゼワインのようなピンクでは無く、 ちょっと茶色かがる深いサクラ色で、ワイン名の“野生のバラ”らしい、 とても自然な色合いです。 香りは、梅ジャム、クランベリー、蜜など、さまざまなものが、グラスに注 いだ瞬間から広がり、バツグンの華やかさ♪ 飲むと、どっしりした果実味はマルク・テンペのワインらしく、グラマーな ボディ感とメリハリのある酸味が高いレベルで味を整えます。余韻も非 常に長く、これほど素晴らしいロゼワインはちょっと無いかも。 ⑥ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール/フィリップ・パカレ/2011 品種:ガメイ 100% 造り手:プリューレ・ロックの醸造長を務め、ロマネ・コンテ社の醸造長 に誘われた彼ですが、自分の本当に造りたいワインを造るために辞退 しました。6年前から葡萄の栽培農家と契約して「自然農法」を励行させ、 2001年初ビンテージとして出荷されました。パリの某有名ワインショップ では、ドメーヌ・ルロワと同格に扱われていると聞きます アルコール度 数をご覧下さい。11度~12度台という若干低めです 昔ながらのワイン 造りを今の技術を持って造られたワインと言えます ボジョレー・ヌーボー:ボジョレーヌーボーとはフランスの南東部にある ボジョレー地区というところで、その年に収穫されたぶどうを使って生産 されたワインのことです。ボジョレーヌーボーの解禁日は決まっており 毎年11月の第三木曜日に発売されます。2011年は11月17日に解禁さ れます。ボジョレーヌーボーのボジョレーは地区の名前ですが、ヌー ボーというのは新しいという意味で、収穫を祝い、その年のぶどうの出 来を愉しむ収穫祭のような意味合いもあります。 ⑦ニュイ・サン・ジョルジュ/ミッシェル・グロ/2005 品種:ピノ・ノワール 100% 造り手:ドメーヌ・ミッシェル・グロ は、ヴォーヌ・ロマネ村を代表する秀 逸な生産者です。75年に醸造学校を卒業したばかりでしたが、父ジャ ン・グロさんが病気のため、ドメーヌでのワイン造りを始めました。一番 苦労が多かったのは、この75年のワインだそうです。その後、父に代 わってジャン・グロラベルのワインを造り続け、95年にジャン・グロが引 退し、ドメーヌ名をミッシェル・グロに改称、今に至っています。 テイスティング:現在のブルゴーニュの王道を行く酒質とスタイルを持っ たミシェル・グロの05年はやはりというか、当然素晴らしい品質となった。 ドメーヌでは2種類のニュイ・サン・ジョルジュを造っている。レ・シャリオ はニュイの南な位置する単独畑で造られ、これはニュイの北に位置す る4つの畑(レ・ザテー、レ・ラヴィエール、レ・バ・ド・コンブ、ラ・ペリエー ル・ノブレ)をブレンドして造られる。2005年は絶妙なブレンドで甘い果 実味を感じる奥行きのあるワインに仕上がった。赤/ACニュイ・サン・ ジョルジュ
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