2 現行サービス利用者に係る支給決定の取扱い

当面の支給決定の取扱いについて
1 18年4月から9月における居宅サービスに係る支給決定の取扱い・・・・1
2 現行サービス利用者に係る支給決定の取扱い・・・・・・・・・・・・・・2
平成17年11月
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部
障害保健福祉改革推進室
1
18年4月から9月における居宅サービスに係る支給決定の取扱い
○ 新支給決定は、市町村等の施行準備に要する期間を考慮し、18年9月末までは市町村審査会を置かず、
支給決定の勘案事項も「障害程度区分」ではなく「障害の種類及び程度」とすることができることとしてお
り、すべての市町村において、すべての居宅サービス利用者に対して新たな基準により支給決定が行われる
のは、18年10月となる。
○ こうしたことから、18年9月末日分までの居宅サービスのサービス対象者の基準や報酬体系については、
新たな障害程度区分を前提とせず、現行の基準等を基本的に踏襲することとしている。
○ 従って、18年9月末日分までの居宅サービスの支給決定については、市町村審査会を設置した市町村で
あっても、現行の支援費と同様の方法により支給決定(※)を行うことが適当と考えている。
(※)・精神障害者も支援費と同様の方法により支給決定
・具体的な方法については、報酬の見直しを踏まえて今後提示。
市町村審査会
設置
支給決定期間は、支給決定日
から18年9月30日まで
18年10月
18年9月分まで
18年10月分から
支給決定
審査会設置前に支給決定
(現行の方法)
9月末までに障害程度区分に基づく
準備支給決定を行う。
新支給決定
支給決定
新支給決定
審査会設置後に支給決定(現
行の方法)
併せて、障害程度区分を認定
9月末までに障害程度区分に
基づく準備支給決定を行う。
1
2
居宅サービス
現行サービス利用者に係る支給決定の取扱い
○ 現行支援費の居宅サービス利用者については、18年4月1日に、一律に18
年9月末までを支給決定期間とする「みなし支給決定」の取扱いを行う。(※1)
(※1)支給決定期間が18年3月31日で満了する者は、「みなし」により支給決定されず、現行支援費と同
様の方法による支給決定を行う。
○ 精神の居宅サービス利用者については、現在法律上の支給決定制度がないた
め、「みなし支給決定」の取扱いは行わず、18年3月末までに準備支給決定を
行う。(現行支援費と同様の方法による)
18年4月
支援費
18年10月
みなし支給決定
支援費支給決定
今後行う支給決定につ
いては、利用者の混乱
をできるだけ回避する
ため、支給決定期間を
18年9月末までとして
運用する。(※2)
みなし支給決定
【附則第5条第1項】
・支援費の支給決定期限にかか
わらず一律に9月末までとする。
9月末までに障害程度区分に基づく
準備支給決定を行う。
新支給決定
・デイサービス、外出介護のみ利用する
者は新支給決定は不要。
精神
現在のサービス利用者を含め、3月末
までに現行支援費と同様の方法により
準備支給決定を行う。
・有効期限は9月末まで
・その他の具体的な取扱いは今後提示
支給決定
9月末までに障害程度区分に基づく
準備支給決定を行う。
新支給決定
・外出介護のみ利用する者は新支給決定は不要
(※2)既に18年10月以降までの支給決定期間を設定したケースについては、当該利用者に対し、10月分からは改めて新制度での支給決定を
受け直す必要が生じる旨を適宜説明しておくことが望ましい。
(注)18年4月~9月サービス分に係る国庫負担基準については、身体・知的については従前どおり、精神については次回課長会議において提示予定。
2
施設サービス
現行の施設訓練等支援費受給者については、18年10月1日に「みなし支給
決定」の取扱いを行うとともに(※)、5年間は継続して入所又は通所できる
ように経過措置を設ける。
(※)支給決定期間が18年9月30日で満了する者は、残存期間がなく、「みなし」とはならず、旧基準に
よる支給決定を行う。
18年10月
今後行う支給決定については、
これまでどおり最長3年間の
支給決定をしていく。
施設訓練等支援
23年度末
当面、現行の障害程度
区分(ABC区分)を踏襲
予定
新体系へ転換
旧法施設支援
新体系施設
みなし支給決定
新支給決定
支援費支給決定
みなし支給決定
【附則第19条第1項】
・支給決定期間、障害程度区分
(ABC区分)は、現に受けてい
る支援費支給決定の内容を
引き継ぐ。(利用施設が10月
1日で新体系に移行する場合
を除く。)
みなし支給決定期間は支援費支給決定
期間の残存期間となることから、利用施
設が新体系に移行する前にみなし支給
決定期間が終了した場合は、旧基準(A
BC区分等)により更新する。(最長3年)
・18年10月以降に新規に旧法
施設支援を利用する場合も旧基
準(ABC区分等)により支給
決定
利用施設が新体系に移行する場合
には、新体系移行時までに新支給
決定を受ける
経過措置(~23年度末) 【入所:附則
第22条第3項、通所:政令】
・新障害程度区分にかかわらず、引
き続き当該施設に入所又は通所し
ている限りは、支給を受けられる。
(18年10月以降に新規に旧法施設
支援を利用する場合は経過措置
の対象外。)
3