情報通信システム(1) http://www10.plala.or.jp/katofmly/chiba-u/ 2016年4月12日 火曜日 午後4時10分~5時40分 NTT-IT Corp. 加藤 洋一 千葉大学 1 - 2 自己紹介(1) • 1959年5月 横浜生まれ • 1982年3月 千葉大学工学部電子工学科卒業 – 電子第3講座(指導教官:谷萩先生、テーマ:劣化画像の復元) • 1984年3月 千葉大学大学院電子工学専攻修了 – 電子第3講座(指導教官:谷萩先生、テーマ:劣化画像の復元) • 1984年4月 日本電信電話公社横須賀通信研究所入所 – – – – 画像通信研究部画像通信研究室 テーマは、動画像の高能率圧縮方式 最初の本格的高能率ビデオ符号化世界標準H.261策定に参加 1990年に博士論文をまとめ、東京大学へ提出 • 1991年2月 NTT画像通信事業本部 – マルチメディアDBの開発と販売(今のWeb+DBのようなシステム) • 1993年2月 NTTヒューマンインタフェース研究所 – ブロードバンドディジタル時代のマルチメディア通信についてコンセプ チュアルな研究 千葉大学 1 - 3 自己紹介(2) • 1994年4月 人事部人材開発室 – NTT 30万職員を対象とした遠隔教育の計画策定とディジタル衛星を使った教 育システムのプロトタイプ開発 – 6月に東京大学より学位を頂く(ビデオ画像符号化の研究で) • 1995年8月 NTTヒューマンインタフェース研究所 米国オフィス(カリフォル ニア州ミルバレー市) – 仮想3次元空間を用いたマルチユーザー・マルチメディア通信システムの開発 と事業化(ベンチャービジネスのようなもの) – 1997年10月に、NTT Americaへ出向、引き続き、上記のシステムに携わる • 2000年5月 NTT-IT株式会社へ出向 – Web会議システムの開発と事業化を手がける(これもベンチャービジネスのよ うなもの) • 2007年7月 NTTサイバーソリューション研究所 – 3つの研究グループからなるプロジェクト(研究部)を指導しました • 2011年7月 NTT-IT株式会社へ転籍 – 映像、画像応用のシステムおよびサービスの開発と事業化を手がける 千葉大学 1 - 4 情報通信産業について • 皆さんはどういうイメージを持っていますか? – どういう分野がある? – 仕事の中身? – 待遇は? 千葉大学 1 - 5 調査報告いろいろ • 情報通信白書 – http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitep aper/ja/h27/index.html • IT人材白書 – https://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html 千葉大学 1 - 6 情報通信産業の構成 • 通信機器、コンピューター、通信ケーブル、衛星、などのハードウェアを 提供する会社 – 半導体の開発製造を行う会社 – コンピューター、ルーター、伝送装置、などを作っている会社 – 銅製のケーブル、光ケーブル、などを作っている会社 • 通信会社、放送会社 – 第一種電気通信事業(電話、携帯電話、ディジタルネットワーク) • 自分で物理的なネットワークを持っている会社 – 第二種電気通信事業(ISP、その他) • その他の通信会社 – 放送局 • ソフトウェア産業 – パッケージソフトウェアの開発・販売 – カスタムシステムの開発 – 組み込みソフトウェアの開発 • ITサービス産業 – インターネットを利用した様々なサービス • 検索、情報提供、オークション、SNS、など様々なサービス • 携帯アプリ、サービス • ユーザー企業(一般企業)の情報通信担当 皆さんも上記のどれかに就職する可能性が高いといえるでしょう。 千葉大学 1 - 7 学習する項目 • 情報通信システムで繰り返し利用される基本 的技術 • 他分野への応用が利く基本原理 • 電子系学生なら当然知っているべき事 • 内容が面白いもの 千葉大学 1 - 8 学習項目一覧(予定) • フーリエ級数(変換、解析)とサンプリング定理 • 音声と画像のディジタル伝送 – 情報理論の一部 – ディジタル信号処理の一部 • ディジタル伝送の実際 – ディジタル伝送方式 – LAN、IPネットワーク • 現代の情報システム – Webとデータベース • PCを最大限に利用し、実験、実例などを多く用いて、分かり やすい(分かった様な気になれる?)講義を目指しています。 – ただし、数式も少しは出てきます。大学院を受ける人にはちょうどよい トレーニングかも。。 • 質問があれば、いつでもどうぞ。 千葉大学 1 - 9 講師がPCを用いて行う実験について • フリーソフトを用いて、学習の助けになる様々 な実験やシミュレーションを行います。 • 実験のためのプログラムはPythonというスク リプト言語で記述します。 • 受講生は自分のPCで同様の実験ができます – フリーソフトのダウンロードURLを示します – 講師が作成するプログラムやデータは全てダウ ンロードできます – 本講義の最後に提示する講義Webページをご覧 ください。 千葉大学 1 - 10 見学に関して • NTTグループ企業での見学を予定しています。 詳細は未定です。5月~6月で、他の講義が 少ない日に行う予定です。 – 午前中の講義が終わったあとに電車に乗ってい ただければ参加できるよう、夕方に設定します。 – 参加は必須とはしませんが、なかなかない機会 ですので、ぜひどうぞ。 千葉大学 1 - 11 講義日程 • 西千葉での講義を13回とNTTグループ企業 での見学を1回行います。 • 4月19日と、5月31日は、講師海外出張のた め休講です。掲示板などのお知らせは行いま せん。 千葉大学 1 - 12 評価について • 課題を2回出す予定です 一回目は実働3分で回答可能 二回目(最終)はレポートです • 試験は行いません 千葉大学 1 - 13 本講義のWebページ • http://www10.plala.or.jp/katofmly/chiba-u/ – 講義資料(PowerPoint) • これから使う講義資料は随時編集しています。ただし、 講義が終了したら基本的にもう編集しません。 – 参考資料リンク集 – 講義で使うフリーソフトへのリンク – 講義で使うデータのダウンロード(講義で行う実 験の自分で再現することができます) – レポートの課題など 千葉大学 1 - 14 本日は以上です 2010年4月3日 午後3時ごろ
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