2016 年度 現代数学入門 B 第 8 回 演習 演習 8.29. 次の a, b について,a, b の最大公約数 d と ax + by = d となる整数 (x, y) を,拡 張されたユークリッドの互除法を用いて求めよ. (1) (a, b) = (3107, 975). (2) (a, b) = (76080, 43200). (3) (a, b) = (15015819, 11449711). 演習 8.30. (小問の間に直接の関係はない. ) (1) 463 mod 127 および 41204 mod 127 の値を求めよ.(なお 127 は素数である.) (2) p = 97 は素数である.このとき,596 mod 97 を直接計算し,この場合にフェルマーの 小定理が成り立っていることを確認せよ. (3) n = 385 は素数ではない.オイラー関数 φ に対して,φ(385) を求め,6φ(385) mod 385 を直接計算し,この場合にオイラーの定理が成り立っていることを確認せよ. 演習 8.31. (小問の間に直接の関係はない. ) (1) Z56 と Z58 の中で,45−1 はそれぞれ何になるか求めよ. (2) Z173 の中で 5−1 ,49−1 をそれぞれ求めよ. (3) 合同方程式 201x ≡ 2 mod 2839 を解け. 演習 8.32. (小問の間に直接の関係はない. ) (1) 連立合同式 x ≡ 2 mod 5, x ≡ 3 mod 8, x ≡ 4 mod 9 を解け. (2) 連立合同式 x ≡ 13 mod 20, x ≡ −12 mod 21, x ≡ −7 mod 23 を解け. (3) 机の上に n 枚のコインがある.2 枚ずつ数えると 1 枚余る.3,4,5,6,7 枚ずつ数えると, それぞれ 2,3,4,5,6 枚余る.n の最小値を求めよ. 演習 8.33. a ∈ Z2465 に対して,a2465 mod 2465 はどのような値になるか.フェルマーの 小定理と中国剰余定理を用いて求めよ.(なお,2465 は素数ではない.また a = 0∼2464 までを直接調べるのはもちろん非現実的であることに注意せよ. )
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