Page 1 地 域 と 人 権 2016年 1972年9月18日 第三種郵便物認可 ( ) 7

以上述べたように、部
落問題解決過程の到達点
企てに他ならない。
それを存続させるという
からすれば、半永久的に
は、本法律案には立法事
かっている現状において
るものである。そうだと
大きく成熟したことによ
部落解放の客観的条件が
部落問題研 究 所 、 自 由 法 曹 団 が 「 部 落 差 別 解 消 法 案 」 で 声 明
に照らしてみても、総務
実がなく、時代錯誤であ
「部落差別の解消の推進に関する法
省自身の指摘によっ て
ると言わざるをえない。
「同和地区」
(部落) を
失効とともに消滅した
02年3月に「特別法」
を築くことであり、20
っているのに、新たに壁
んどなくなった状態にな
「部落」外との壁がほと
う こ と は、
「部落」 と
以上により、部落差別
解消推進法制定に反対す
ない。
法を看過することは出来
最終的解決に逆行する立
とどまらず、部落問題の
は認められないというに
実は存在せず、その必要
法」を必要とする立法事
のであり、過度の糾弾に
の手がかりとなりうるも
また、本法律案は、え
せ同和団体の利権あさり
る。
な障壁になり有害であ
問題の解決のための大き
固定化、永続化し、部落
問題による差別、偏見を
のみならず、むしろ部落
日 公益社団法人・
法制上復活させるという
るものである。
よる人権侵害や不公正な
行政が行われた負の歴史
をふまえていないものと
言わざるをえない。
3 (略)本法律案は、
「情報化の進展に伴って
部落差別に関する状況の
変化が生じていること」
が立法理由として説明さ
反対する。
団は、この法律案に断固
律家団体である自由法曹
つよめることを目指す法
人権をまもり民主主義を
いう事態も大きく減少す
由、結婚の自由の侵害と
の 自 由、 居 住 移 転 の 自
傾向にあり、また、職業
事業の遂行によって改善
住環境等が、各種の同和
これは、部落差別の特
徴的な形態である劣悪な
対策事業は終結した。
され、2002年に同和
る。
対応することが可能であ
するなど、既存の法律で
バイダに対して削除請求
る法律)に基づき、プロ
発信者情報の開示に関す
損害賠償責任の制限及び
ロバイダ責任制限法(特
差別的書き込みなどはプ
れているが、ネットへの
2 部落差別問題につい
ては、1982年、同和
るなど、身分的障壁を取
4 (略)本法律案に断
固として反対する。
対策特別措置法が廃止さ
り除き、社会的な交流が
定電気通信役務提供者の
れ、その後を継ぐ地域改
拡大する方向へと進み、
なるものであり、基本的
善対策特別措置法も廃止
1 (略)本法律案は、
部落問題の解決の障壁と
2016年5月 日
自由法曹団・団長 荒井新二
案に断固反対する声明(一部)
部落差別の解消の推進に関する法律
法案が時限法でないこと
ことであって、しかも同
すれば、着実に解決に向
2016年5月
も、「 部 落 差 別 解 消 推 進
律案」制定に反対する決議(一部)
部落問題研究所 2 016年度定時総会
(前文略)
部落問題研究所は、創
立 周年記念事業として
「部落問題解決過程の研
究」に取組んできたが、
その中で戦後高度経済成
長の過程を通して部落問
題解決は大きく前進し、
それは不可逆な歩みであ
ることを確認してきた。
これらをふまえてみて
も、総務省の指摘は首肯
できるところである。
このような客観的な事
実があるにもかかわら
ず、自民党などは、新た
に「 部 落 差 別 解 消 推 進
法 」 を 制 定 し、
「部落差
別の実態」調査を行なう
という。そもそも今から
年余り前の全国調査
(総務庁「平成5年度同
和地区実態把握等調
・7
査」
) によっ てみても同
和地区住民のうち
%が同和関係以外人口、
つまり「部落」以外の住
民なのである。このよう
な状態で「部落差別の実
態」の調査が果たして可
能であろうか。新たに法
律により「部落差別の実
態」調査を実施するとい
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