1 西宮市の学校教育に係るプロモーションサイト制作等業務に関する提案

西宮市の学校教育に係るプロモーションサイト制作等業務に関する提案仕様書
1 業務名
西宮市の学校教育に係るプロモーションサイト制作等業務
2 契約期間
契約締結日の翌日から平成 29 年 3 月 31 日
3 業務目的
西宮市に転入を予定又は検討している子育て世代や西宮市立幼稚園、小学校、中学校、
特別支援学校、高等学校の保護者等を対象に、西宮市で実施している教育施策と市立学校
園の取組み等の情報を提供し、西宮市の学校教育と学校園の魅力をより多くの人に発信す
ることを目的とする。
4 業務概要
上記の目的を達成するために、西宮市の学校教育に係るプロモーションウェブサイト
(以下「サイト」という。)の制作、公開、運用、保守、記事・動画作成、コンテンツ更
新等を委託する。また、効果的な広報を実施するために、教育委員会における情報発信の
あり方の課題や記事・動画の作成時における取材ルール等の整理(以下「情報発信の課題
等整理」という。)も実施する。
(1)サイトについて
ア サイトの制作及び公開
イ 運用及び保守、セキュリティ対策
ウ 記事・動画作成、コンテンツ更新等
(2)情報発信の課題等整理について
ア 情報発信の課題等整理の補助
イ 学校関係者等の意見集約と取材ルール等の整理
5 業務提案について
(1)基本方針
本業務を実施するには、保護者のニーズに沿った情報提供と効果的な魅力発信が重要と
なり、サイトの制作、運用や取材による記事・動画の作成などの専門的な技術と保護者の
ニーズを把握し、西宮の学校教育の魅力を発信できる創造性が必要となる。以上より、本
事業の受託者は、単に価格面のみでの選定になじまないことから、公募型プロポーザル方
式で選定を行うものとする。
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(2)選定の考え方
本業務の選定にあたっては、所要の要件を満たすものであることに加え、次年度以降
サイトを管理・運営する際、持続的にコンテンツを更新するなどして、継続して効果的な
情報・魅力を発信できる体制であることを原則とする。
6 プロポーザルの範囲・内容
本プロポーザルの範囲は、「サイト制作及び公開、サイト公開後平成31年度末までの
運用・保守(セキュリティ対策・障害対応含む)、記事・動画作成、コンテンツ更新、情
報発信の課題等整理の補助」全体である。
7 サイトの概要
現在、西宮市HPでは、学校教育に関しての情報発信のほとんどが手続・申請や窓口の
業務案内となっているため、教育施策などの周知が不十分となっている。現在の状況を改
善するために、市と教育委員会の施策や各学校の取組みを紹介するサイトを新たに設け、
西宮の学校教育と市立学校の魅力を発信し、シビックプライドの醸成を目指す。
(1)対象者(ターゲット)
下記を対象にサイトを制作すること。
ア 西宮市に転入を予定又は検討している子育て世代
イ 西宮市立学校園の保護者
ウ 西宮市立学校園の保護者以外の市民(地域の方々)
エ 西宮市の出身者や関係者
(2)発信情報の内容
西宮の学校教育やそれに関係する施策等を紹介し、学校教育の特長と魅力を伝えるコ
ンテンツを作成し、記事・動画等を掲載すること。基本的には、受託者が取材の上、記
事・動画等を作成するが、一部の画像等については教育委員会より提供する。
ア 市長事務部局による学校が関連する施策
例)文化芸術アウトリーチ事業、次代の親の育成事業(赤ちゃん先生)
、西宮湯川
記念こども課外教室など
イ 教育委員会による学校教育とそれに関連する施策
例)確かな学力の定着、インクルーシブ教育、小学校連合体育大会・中学校連合体
育大会、子供の居場所づくり事業、小・中学校における給食の実施など
ウ 市立学校園における取組み
例)各種授業、運動会、音楽会、部活動、地域との連携など
(3)サイト公開時期と追加記事・動画の作成について
サイトは、平成 29 年 2 月 14 日までに公開を開始すること。また、公開開始後、平成
29 年 3 月 31 日までに、新規で 10 本以上の記事・動画等を追加掲載し、コンテンツを更
新すること。平成 29 年度以降は、年間 90 本以上の記事・動画等を追加掲載し、コンテ
ンツを更新するものとして積算すること。
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(4)CMSの一部導入について
HTML等のWEBに関する知識を持たない職員であっても、必要なデータを入力
することにより、簡易にサイトの一部を更新できるシステムを導入すること。導入は、
新規記事等を想定している。また、CMS導入箇所以外でも受託者以外が作成した記
事・動画等の掲載を市が依頼した場合は対応すること。
(5)動画について
外部動画再生サイトを利用するなどして、サイト内で動画を再生できるようにする
こと。また、動画コンテンツについても提案すること。
(6)地図について
市立学校園や学校関連施設(図書館、公民館等)の位置がわかるよう地図を作成す
ること。西宮市の「にしのみやWebGIS」の電子地図や位置情報を利用すること
もできる。なお、位置情報は市のオープンデータサイトから入手すること。また、新
たに設定した位置情報は市に提供すること。
(7)SNSとの連携等について
対象者がサイトを継続的にアクセスすることを促す検索等の機能や双方向性のある
仕組み、SNSとの連携等についても提案を行うこと。
(8)その他
ア
統一されたデザイン・レイアウトと明確な構造・ユーザーインターフェイスで、見
やすいサイトにすること。
イ 文字コードは、UTF-8を使用すること。
ウ
公開するサイトについては、原則としてウェブアクセシビリティJIS規格に定め
られる等級A及び等級AAの達成基準を満たしていること。
エ
サイトが検索エンジンを対象として、適切に検索結果の上位に表示されるように、
検索エンジンへの最適化の工夫を行うこと。また、そのための適切な検索キーワード
の検討も行うこと。
オ
動作確認用のテスト環境を構築すること。また、公開まではテスト環境でページデ
ータを整備するものとし、テスト環境の運用を可能とすること。
カ 詳細のサイト要件については、別途配付する様式5「サイト要件一覧表」のとおり。
8 情報発信の課題等整理の概要
サイトの制作・運営等にあたり、教育委員会における情報発信の課題等を整理する。
併せて、学校関係者等の意見を集約し、取材ルール等を整理する。
ア 情報発信の課題等整理の補助
教育委員会における広報・印刷物のあり方やサイトの運営等について検討する「(仮
称)西宮市教育委員会広報検討委員会(以下「検討委員会」という)」において、本業
務について協議する際に必要な資料を作成すること。また、検討委員会において、専門
的知識及び経験に基づき、広報や印刷物の課題等について助言すること。なお、検討委
員会は月1回程度を予定している。
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イ 学校関係者等の意見集約と取材ルール等の整理
取材時におけるルール等を決定するにあたり、学校関係者等と協議の上、意見集約等
を行うこと。また、協議する際の資料作成、進行及び議事録作成を行うこと。なお、協
議は平成28年度のみ実施し、述べ10回程度を予定している。
9 サイト導入スケジュール等
(1)環境設定
受託者は、本契約締結後速やかに、本市が対象サービスの提供を開始するために必要な
環境設定および整備(以下、
「環境設定等」という)を行うものとする。なお、環境設定等
の内容は、受託者と本市で協議の上決定し、必要に応じて本市も環境設定等の実施に協力
するものとする。
(2)運用テスト
前項の環境設定等の完了後速やかに、受託者の情報システムが正常に稼働し本市による
運用・管理ができるか否かを検証するための運用テスト(以下、
「運用テスト」という)を
行うものとする。また、運用テストにおいては、テストの項目、方法、結果の確認方法、
実施体制および受託者・本市双方の作業分担等の必要事項を決定し、当該決定に従い、受
託者が「テスト仕様書」を作成し、本市の承認を得るものとする。
(3)サービス品質合意書の作成
受託者は、運用テスト開始までに、本サイト制作のために必要であり、かつ本市と受託
者が事前に確認しておくべき基本的事項(サービス品質、受託者・本市双方の作業分担等)
につき協議決定し、当該決定に従い、受託者はサービス品質合意書(以下、
「SLA」という)
を作成し、本市の承諾を得るものとする。なお、受託者は、SLA を作成するために必要とな
る資料を本市の要請に応じ速やかに無償で提供するものとする。
10 システム構成
データセンターにあるサーバを利用するものとし、サーバの種類、数量や CPU などのス
ペックについては、受託者の仕様とする。今後発生する OS のアップグレードやシステムの
軽微な改修費用は受託者が負担すること。また、サーバの劣化対策等、本システムのサー
ビスの正常稼働を常時維持するために必要な全ての費用は、受託者が負担すること。
11 ネットワーク要件
本システム導入において、以下のネットワーク要件を満たすこと。
(1)通信プロトコル
スマートフォン等端末とのネットワークプロトコルは原則HTTPまたはHTTPSで
あること。また、職員等によるCMSでの更新機能には、HTTPSを用いること。管理
者のサイト更新も暗号化通信を行うこと。証明書の更新費用は受託者が負担すること。
(2)回線
ネットワーク回線の品質、稼働率、帯域保証は人口規模等からユーザー数を想定し、快
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適にシステムを利用できること。
(3)セキュリティ
データセンターのインターネット接続口には未知のものを含めた脆弱性に対応可能な十
分なセキュリティ対策を施すこと。また、一般的なファイアウォールでは防ぐことのでき
ない WEB アプリケーションレベルの攻撃(クロスサイトスクリプティング、SQL インジェク
ション、パラメータ改ざん等)を防ぐ仕組みを導入すること。
12 ファシリティ要件
受託者が準備するレンタルサーバのファシリティ要件は以下のとおりとする。
(1)設置場所
・サーバ設置場所は日本国内であること。また、本市の申し出により、設置場所の環境
確認を認めること。
(2)地震対策
・建築基準法の新耐震基準に準拠し、震度7クラスの地震に対してもサーバを設置する建
物が大きな被害を受けない構造であること。
・サーバの設置においては、免震ラックを採用する等大きな被害を受けない対策を講じる
こと。
(3)防火対策
・サーバ設置場所は煙感知と熱感知の二重検知で火災発生を感知すること。
・消化設備としてガス式消火設備を採用すること。
・耐火対策として壁面に耐火素材を採用すること。
13 サイトの運用・保守について
(1)サイト運用と変更
ア サイト運用時間は、原則 24 時間 365 日とする。障害の早期発見のため、10 分間隔で
本システムの死活監視を行うこと。ただし、全システムに関連するハード・ソフトの
メンテナンス作業時は除くものとすること。
イ
システムの起動、停止、日次処理、バックアップ等については、自動運転が可能な
システムであること。その際、処理時間は通常業務の運用に支障をきたさない範囲で
あること。
ウ
バックアップは、自動運転や時間帯を考慮した設定を実施するなど、運用に負担の
無いバックアップとすること。ハード障害時には、できる限り直近の状態に戻れるよ
うにすること。
(2)システム保守体制
ア ソフトの維持管理、変更体制が十分確保されていること。
イ サポート体制(運用支援内容)が明確かつ充実していること。
(3)障害対応
ア
本システムを構成するハードウェア・ソフトウェアに障害が発生した場合、復旧が
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確実かつ迅速に行われること。
イ
障害発生時に速やかに対応するとともに、速やかに初期対応方法を示し、業務継続
が確保できるように努めること。
ウ 重大トラブルには開発技術者と連携して対応できること。
(4)運用・保守管理
サイト開発着手から委託期間終了までの間、サイトの運用・保守管理を行い、必要な対
応(クライアント OS 及びブラウザのバージョンアップに伴う対応・動作検証・不具合等の
修正)を行う。利用者側の動作環境については、インターネット上に公開することからも
OS および特定のソフトウェアに依存しない設計であること。また一般的なブラウザ
(Internet Explorer、Firefox、Safari、Chrome、Opera)のメジャーなバージョンでの動
作を保証すること。また、今後リリースされる OS やブラウザのバージョンへの対応につい
て、OS では「windows、Mac OS、iOS、Android」の四つ、ブラウザでは「Internet Explorer、
Microsoft Edge、Firefox、Google Chrome、Safari」の五つについては保守の中で動作を
検証し、動作を保証すること。その他の OS やブラウザに関しても本市の要請により動作検
証を行うことがあるため、そのことを考慮した保守性の高い設計とすること。
(5)ソフトウェアの維持管理
業務履行期間内に軽微な修正・追加を本市が要望する場合、速やかに内容を協議のうえ、
対応すること。
(6)運用管理
サイト公開後から、本市から照会があった時に、サイトアクセス数が回答できるよう、
数値について把握できるようにすること。
(7)保守時間
保守時間は、原則、午前 9 時から午後 5 時半まで(土、日、祝日含む)とする。ただし、
障害対応等により本市が別途連絡する場合はこの限りとしない。
14 サイトにおけるセキュリティ対策について
(1)個人情報及びセキュリティ対策
ア 本サイトで取り扱われる情報において、
「個人情報の保護に関する法律」及び「西宮
市個人情報保護条例」並びに「西宮市情報セキュリティポリシー」に追従したシステ
ムとして整備すること。
イ 情報保護及び改竄防止などセキュリティ対策を講じ、情報へのアクセスログの取得、
厳重なアクセス権限の管理、データの漏洩、改竄を防止するような対策を講じること。
ウ 本サイト公開時における脆弱性に対応したものであること。
エ
既存及び今後発見される本システムの脆弱性の情報を定期的に収集し、即時に適切
な対応を行うこと。対応ができないソフトウェアは使用しないこと。
(2)セキュリティ設計
サイトの設計段階において、可用性、完全性、機密性の面からセキュリティに関する設
計内容を明確にし、本市の合意を得ること。
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15 サイトの将来的な対応について
(1)バージョンアップ、更新の考え方
ア
本サイトの機能の増設とそれに伴う各種設定及び増加するデータに対応できるもの
であること。
イ
本サイトのパッケージ元にバージョンアップがあった場合の費用の考え方を示し、
可能な限り本提案に含めること。
(2)次期データ抽出
公開後3年以上が経過した場合等の次回更新時において、次期システムへのデータ移
行に必要となるデータ抽出にかかる手法及び経費について、本提案の範囲でデータの真
正性を損なわないで抽出を行うこと。
16 遵守事項
以下の項目は必須事項とし、評価対象外とする。
(1)一般的事項
ア 本仕様書に規定する設備一式は、関係法令に定める規定を遵守したものであること。
イ 既存施設、既存HPとの連動において支障をきたさないように作業を行うこと。
ウ
本仕様書に明示されていない事項又は疑義が生じた場合は、市と受託者が協議のう
え決定するものとし、いずれかの一方的解釈によってはならない。
エ
本仕様書に記載される範囲において、既存HPとの連携が必要なものについては、
市と十分協議すること。
オ
本仕様書に記載する内容をやむを得ず変更が生じた場合は、市と受託者が十分な協
議を行い、変更内容を書面にて確定させること。
カ 構成する機器、材料等の選定はできるだけ環境に配慮したものとすること。
キ
本仕様書に記載しているものの変更は、受託者からの提案により、市が承認した場
合に限り、仕様を変更することができる。
ク
その他本仕様書に記載されていない事項及び作業で、実施するにあたって必要不可
欠な作業については、市及び受託者で十分に協議のうえ、市の指示に従うこと。
(2)要員の管理
ア
要員の管理については受託者が責任を負うものとし、要員に変更がある場合は直ち
に変更書類を提出するものとする。
イ
開発スケジュールを確実に遵守でき、制作するサイト等の品質が守れるように十分
な体制を整え、各担当者の役割を明確にすること。
ウ 実施可能な開発スケジュールを計画・提示し、契約後速やかに承認を受けること。
(3)貸与品等の取り扱い
ア
業務を行うために必要となる資料等市が所有するものについては、必要に応じて受
託者に貸与する。
イ
受託者は、その貸与品について善良な管理者としての注意義務を持って適正に保管
及び管理するとともに、データの保護については万全の処置を講じるものとする。万
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一紛失、もしくは破損した場合は、再作成(復元)しそれに伴う費用は受託者の負担
によるものとする。
ウ 受託者は、市の承諾なしに物品等を使用または移動してはならない。
エ
受託者は、貸与品等について市からの指示があった場合や必要がなくなった場合、
または契約が終了した場合は、速やかに市に返却しなければならない。
(4)秘密の保持等
受託者は、業務の内容、データの内容、その他契約履行により知り得た事項を第三者に
漏らしてはならない。この義務は履行期間の終了後または契約を解除した後にも存続する
ものとする。
(5)契約範囲外利用の禁止
受託者は、市のデータを契約の範囲を超えて利用してはならない。また、アクセス権限
のない情報等にアクセスしてはならない。市が必要と認める場合を除いては、受託者は個
人情報を第三者と通信回線によって結合して処理してはならない。
(6)無断複製及び持ち出しの禁止
受託者は、市の保有データを複写または複製してはならない。ただし業務遂行のためや
むを得ない場合に限り、市の同意を得て行うことができる。この場合、使用済みの情報等
は、業務完了後速やかに西宮市に返却しなければならない。
(7)個人情報の保護
ア
受託者は、西宮市個人情報保護条例を含む関係法令並びに西宮市情報セキュリティ
ポリシーを遵守しなければならない。
イ
受託者は、業務に係る個人情報(個人に関する情報であって特定の個人が識別され
得るものをいう)の保護については、常に最善の注意を払わなければならない。
ウ
受託者は、個人情報を改竄、破損、滅失及び漏洩その他の事故から保護するため、
必要な措置を講じなければならない。
エ
受託者は、市から提供された個人情報を業務完了後速やかに市に返却しなければな
らない。
オ
受託者は、個人情報保護のための組織として、情報保護管理者及び情報保護責任者
を置かなければならない。
カ
情報保護管理者は、本項イの措置を定めるとともに、情報保護責任者その他の従業
員を指揮監督し、かつ、契約時に書面にて西宮市に提出するものとする。
キ
情報保護責任者は、情報保護管理者の指揮を受け、本項イの具体的措置を実施する
とともに、従業員を指揮監督するものとする。
(8)業務に支障のある場合の措置
受託者は、業務の遂行に支障が生ずると市が認めた場合は、市の指示に従い、業務完遂
のため万全の措置を講じなければならない。
(9)権利の帰属
ア
本業務の履行により発生した著作権は市に帰属するものとし、市は事前の連絡なく
加工及び二次利用できるものとする。ただし、本業務開始前に、受託事業者が所有し
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ている著作権、外部から提供されているコンテンツにかかる著作権についてはこの限
りではない。
イ
本業務の成果物に第三者が権利を有する著作物が含まれる場合、該当著作物の使用
に関する費用負担を含む一切の手続きを受託者が行うものとする。
(10)業務の引継義務
契約期間終了後においても、受託者は責任をもって業務の引継ぎを完全に行わなければ
ならない。なお、引継ぎに要する費用は、受託者の負担とし、引継ぎの終了は市の了解の
下に行うこととする。
(11)訂正作業
受託者は、成果物に受託者の責に帰すべき欠陥又は誤りが発見されたときは、受託者の
負担において速やかにその訂正にあたらなければならない。
(12)損害賠償と契約解除
次の場合には、市は受託者に対し賠償を請求し、あるいは契約を解除することができる
ものとする。
ア 市が所有する個人情報の保護に反し、流用又は秘密漏洩があったとき。
イ 不測の事態が発生した場合の報告を怠って作業進行に重大な支障をきたしたとき。
ウ 業務の引継義務に反し、引継ぎが不十分な場合。
エ 引継ぎ期間中に重大なトラブルを起こしたとき。
オ その他、受託者の責に帰すべき事由により市に損害が生じたとき。
(13)法令上の責任
受託者は、労働基準法、雇用保険法、労働者災害補償保険法、職業安定法その他関係法
令を遵守すること。
(14)瑕疵に対する保証
瑕疵に対する保証期間は、引渡しの日より 1 年間とする。その期間中に本業務の目的達
成に疑義が生じた場合、受託者は検証をしなければならない。その結果、受託者に起因す
る瑕疵が判明した場合には、受託者の責任において改善しなければならない。
17 提出図書
(1)契約時提出図書
本業務の受託者は、契約後速やかに下記に示す図書を必要部数提出すること。
ア 業務着手届、工程表、主任技術者届、その他必要な図書
(2)実施設計図書
受託者は、実施設計終了後、下記に示す図書を必要部数提出すること。
ア 契約仕様書、その他必要な図書
(3)成果物
受託者は、本仕様書に基づき下記に示す成果物を、2部提出すること。また、電子デー
タを光学式メディア等に記録したものも合わせて提出すること。データ形式は原則として
doc、xls で表示、編集及び印刷できる形式とする。
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ア WEBサイト公開時のプログラム及びデータ一式(画像含む)
イ 企画書、サイト構成図
ウ CMS更新マニュアル
エ JIS規格検証報告書
オ 動作検証報告書(各ブラウザにおける画面画像等を含む)
カ その他必要書類
キ 他ウェブサイトへのリンク用バナー(大・小)
以
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上