建築物等の外観の維持保全及び景観支障状態の制限に関する条例 (通称:景観支障防止条例)の改正について 景観支障除去措置に係る知事への要請を行える者に市町村の長を追加するよう改正。 ■改正理由・内容 世界遺産の追加登録等を控える等、更なる文化的景観の保全が必要であることから、 世界遺産周辺地域等の景観上特に重要な地域(*1)について、景観支障除去措置(*2)に 係る知事への要請について、現行の周辺住民等による要請に加え、市町村の長による 要請を可能とする改正を行う。 (*1) 特定景観形成地域内の世界遺産のバッファゾーン、国道 168 号及び 311 号沿道を施行規則に て指定 (*2) 外観が景観支障状態(*3)となっている建築物等について、除却、修繕その他の景観上の支障 を除去するための措置をいう。 (*3) 建築物等の外観に、一定の特に激しい破損、腐食等が生じているほか、周辺の良好な景観に 対して著しく不調和である状態をいう。 イメージ ○現行 ・景観審議会意見聴取 ・市町村長意見聴取 勧告・命令 ・景観審議会意見聴取 ・市町村長意見聴取 (周辺住民要請のみ) 勧告・命令 知 事 周辺住民等 共同要請 (70m 以内の住民等の1/3以上) ○改正(赤線部分を追加) 知 周辺住民等 共同要請 (70m 以内の住民等の1/3以上) 事 市町村長 要請 (景観上重要な地域に限る) 〇市町村長による要請が可能な地域 凡例 市町村長による要請が可 能な地域を認識しやすく 囲んだ範囲。 高野山町石道周辺 熊野参詣道(中辺路) 熊野参詣道(大辺路) 熊野川周辺 〇その他 市町村長による要請をしたときは、条例第 4 条第 4 項の規定に基づき、速やかに当 該要請に係る建築物等の周辺住民等から意見を聴取し、その結果を報告する必要があ ります。
© Copyright 2024 ExpyDoc