夏至のご 夏至のご挨拶 のご挨拶とご 挨拶とご案内 とご案内 雨粒煌めく蜘蛛の巣に、魅入ってしまいます。 如何お過ごしですか? 春、アメリカ、ドイツから先生をお招きしていました。そして6月は念願のマリ-フランソワ ーズ先生。彼女はアレクサンダー・テクニークの創始者アレクサンダー氏から直接指導を受けた第一期の 教師たちから学んだ方です。私も4年間のトレーニング時代教えを受け、とても影響を受けた先生のお一 人です。当時皆で(いい意味で)魔女と呼んでいました。印象深い言葉が沢山あります。 「すべては動きで、流れ。 誰にもその流れを止めることはできないのよ。 たとえ自分にもね」 4月末、大分県から通ってくださっている方とのレッスンが切欠で、5 月頭に「被災地応援カンパレッス ン」を企画、急遽メールやブログでお知らせしました。応援やお手紙、本当に嬉しく励みになりました。 ご連絡いただいた方にはご報告しているのですが、多くの皆さまには長いメールを送りつけたまま失礼し ています。ここで少しご報告させていただきますね。 (左上の写真は、5月に熊本で泊まったホテルで。燕の雛たちが元気に口を開け鳴いているのが嬉しかったです。) アレクサンダー・テクニークで行うレッスンスタイルの一つに、横たわってするものがあります。やり方によっ ては5~10 分程で身体も気持ちも回復できて、とてもいいものです。 東北地方の地震後、東京や福島県南相馬に何度か赴きレッスンしました。人数が多く時間制限ある 時は、この横たわってするレッスンがとても有効です。予想以上に喜ばれた経験から今回もお役に立てるか と思っての企画でした。お知らせのメールを書きながら悩んだのは――恥ずかしながら、気持ちばかりで先 立つものが無く…(お預かりしたお金は全額被災地にお届けするべきでは?自分の交通費になど心根違 いでは?)――ということ。悶々とした結果、正直に「私が被災地へ赴くためにご支援頂けませんか」・・・と お伝えし賛同していただけたならばそれで良し、と思うことにしました。後は小銭を入れる箱か瓶を用意し て・・・と思っていたら、「行けないけどカンパだけ」とか「何かしたかったから口座教えて」などご連絡いただき 驚きました。開催日は、連日お連れ様を変えてお越しくださった方、お試しにちょうどよいと初めてお越しの方、 また懐かしい方も。兵庫から「実は震災当日熊本の病院に居たんです!とてもよくしてもらったのでお返し の気持ちに」とお越しくださった方もいらっしゃいました。お陰様でカンパ金額は被災地に何度か伺えるほど になりました。それとわかるよう別口座にしてお預かりしています。大切に使わせていただきます。 こんな風に、お気持ちやご支援いただき、托してくださることに我が身を正す思いです。 平行して大分県の生徒さんとやり取りが続いていました。声のかけやすい周りの方々に・・・場所や時間 はどのようにも応じますから・・・と伝えていたのですが、頂くメール毎に予定地が震源地へと近づいていきま す。ボランティアの状況を知ろうと、あちこちに声をかけてくださっているご様子で、ご同業の看護士、理学療 法士さん、伝手から伝手。その流れから、どの方の思いも震源地へ向いていることが伝わってきます。皆さ ん怖い思いされているでしょうに「自分程度は」と思われているのでしょうか・・・。気になります。 最終的にスケジュールをいただいたのは出発の二日前。5/12(木)夜熊本入りし、翌日益城町の一番 大きな避難所で 1 日、その翌日は長崎県雲仙で、午前は中学校の吹奏楽部 37 名、午後は知的障害 を持つ和太鼓のプロチームとスタッフの方々17 名の皆さんとレッスンしてきました。 行ってみて感じたのは、被害の大きさを比較することはできないということ。私の脳は、ともすれば東京・ 福島で見た光景と比べてしまうのです。薄暗い東京、品物の無いお店。津波にさらわれた平らな土地、 遠く沿岸にぽつんと一本立つ松の姿。どんなに掃除をされていてもザリザリ砂の残る避難所内。荒涼とし た何も無さ。対して、明るい店内に品物が並ぶ駅店舗、駅に待機するタクシー。一見町が機能し、生活 がある様子。――ですが、人に接した時「この方の震災なのだ」と。これは個人の体験で、比較することで はないのだと思いました。触れたところからそれぞれに体験されたことが伝わってきそうなお身体でした。 避難所は廊下もどこも使える空間は居住スペースになり、ダンボールで仕切られた互いのエリア、寝床 の周りは持ち出せただけの荷物が詰まれ・・・それがどんなことなのか、想像し表現しようにも空回りしそう で・・・。そして同時に、仕事や学校に通い、家に立ち入れる方は片付けや整理をしに戻り・・・。生活がある んです。非常と日常が混在する、不思議な感じです。そんな中に道化のように「マッサージみたいな、すっ きりするの、しますよ?」とお邪魔していました。 素敵なものが中学校から届きました。生徒さんと先生お一人おひとりからのお手紙――音が安定したり、 苦手な高音や低音が出たり、タンギングがいい感じになったり、ダメだーと思った時にどう考えるか?・・・そ んな彼女らとのレッスン経験、その後の練習結果、京都の阿闍梨餅がおいしかったこと(歓声が凄かっ た!おやつ大事ですね)、が書かれていました。――と、長崎カステラ!舞上がってしまい、音楽部の先 生にすぐさま御礼のお電話し、帰り道カステラ持てなくて断念したんです!と笑い話をしながら、ご希望なら また伺うお約束をしました。 実は吹奏楽部と太鼓チームのレッスン後、次はこうしようか、日々の練習にはこう?アイデアが止まりませ ん。しばらくボランティアの一環で伺えたらと思っています。 次は7/19(火)~23(土)になりそうです。 (九州地方でご希望の方いらしたら、お声掛けください) さて同封のチラシですが、7月のものが目前のお知らせになり、申し訳ありません。 ◆合宿「 から 生 まれる 有 る 。」 AQP の合宿は「生活」をレッスンの材料として参加者と共につくる 合宿 「無 い 。から生 スタイルです。その日のスケジュールから皆で話し合い、互いの希望を出し、叶えるために模索し行動し ます。その過程で、心配したり、無理をしたり、気を遣いすぎたり。時にはアクシデントも。それらを含めてレ ッスンと考えています。普段の生活と離れたところで、自身を捉えなおし取り組むいい練習になります。 例えば、こんな風に家族や仕事場でも話し合えたら、こんな風に考え、動け、眠れたら…いい朝になりそ うな・・・そしてそれを日常に持ち帰る――そんな経験がしてもらえるよう、見守り、サポートします。また時間 はたっぷりありますので、通常のレッスン同様、ご自身の身体的なこと心理的なこともレッスンしていけます。 さらに今回の日程は祇園祭にドンピシャ。お楽しみに加えていただき、是非どうぞ。 ◆新 T.O.E. 2.0 初受講した時「アレクサンダー・テクニークの理論が全てここにある!」と思いました。 人は、自分のからくりは見え難いものです。脳と意識のからくりが紐解かれ明確になり、目の当たりにす ることは驚きに満ちています。また何度でも再受講し、学びあう仲間が居ることは重要です。 昨年 10 月より内容もテキストも刷新。再受講の方にはギャラリー制度(再受講無料)を設けています。 まだ新しいテキストをお持ちでない場合ご購入が必要です。 アレクサンダー・テクニークは、身体のことと思われがちですが、脳や意識のことも含んでいます。身体・ 脳・意識がうまく活動しあうことは、生活の全てに現れます。脳や心理、教育、様々な分野の学者に興味 を持たれ、ひらめきを促してきました。100 年経つ今、脳・意識・身体、人のシステムが解明されるほどに、 必要かつ重要であることが理解されてきました。 アレクサンダーのレッスンから? T.O.E.から? 相乗効果で理解と経験が深まりますよ。 年内の 年内 の予定 ◆アレクサンダー・テクニーク ワークショップ 9/3(土)-4 (日)、 、 11/5 -6(日) 11/5(土)◆般若心経(三日間) 10/8(土)~ ~10(月祝) 般若心経 10/8 10 アレクサンダー・テクニーク コースレッスン ※ 各コース、ウェブサイトに詳細ありますのでどうぞ。 ◆AT 解剖学コース 大阪教室) 【火曜コース 解剖学コース(AQP コース 火曜コース】 コース】10 月開講 受講生募集中 【火曜コース】年 32 回、1 年で修了可 【土日コース】年 8 回、2 年で修了可 個人レッスンもいいけど費用的に断然お得!医療・スポーツ関係者にも「こんなの初めて!」とご好評。 目からうろこ、体験と共に学ぶアレクサンダー的解剖学。受講に際し必要な資格や条件はありません。 どなたでもお気軽にどうぞ。全時間修了と課題提出により「身体認識アドバイザー」の資格取得可。今 までにない解剖学講座のお仕事が可能になります。 ◆アレクサンダー・テクニーク教師養成 大阪教室) 4 月(または各学期初め)新入生受付 新入生受付 アレクサンダー・テクニーク教師養成コース 教師養成コース(AQP コース 受講条件:30 回以上の個人やグループでのレッスン、且つ当方教師陣の許可が必要。 トレーニングに時間とエネルギーがかかりますが、それだけの価値のあるものです。興味のある方はどな たでもお尋ねください。 最近のレッスンで…赤ちゃんとお母さんの関係の見違える変化。身動きできなかったギックリ腰がまるで 軽症に。長年の眩暈の軽減。怖さ故の動きが悪化させていたこと。直せないフォームと練習の仕方。 「していると思っていること」と「実際にしていること」が“違う”ということを知ること、その観察の仕方と結果。 ――どなたとのレッスンも本当に楽しいです。人ってすごいシステムを持っているんですよ。知ったら凄い。 まだまだ半分。エンジン調整して再スタートです。 「私達の仕事は(思考の)雲を掃くの。その向こうには青空があるのよ」 Marie-Francoise L’fore 2016 年 6月吉日 株式会社 Aru Quality Pro 代表取締役 Tel・Fax (075) 541-5113 E メール [email protected] 木野村 朱美 ウェブ http://www.at-aqp.com/ ブログ http://ameblo.jp/at-aqp/ ≪京都教室 ・ 事務局≫ 〒605-0836 京都府京都市東山区森下町 544 ≪大阪教室≫ 〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀 2-3-4 SunYamato 302
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