平成28年度 NHK全国俳句大会 ~投句受付中!

題詠
10
● 開催日時
平成 年 月 日(日)
午後 時〜午後 時 分
● 会場
NHKホール(東京・渋谷)
● 投句締切
平成 年 月 日(金)
概要
俳句
平成 28 年度
全国
第 18 回
28
1 29
9
1
30
22
《主催》
NHK・NHK学園
《後援》
文化庁/東京都/公益社団法人俳人協会/
現代俳句協会/国際俳句交流協会/
公益社団法人日本伝統俳句協会
《協力》
NHKエデュケーショナル/NHK出版
大
編集の上その一部を
※会当日の模様は録画し、
後日放送する予定です。
4
敬称略・
五十音順
神野 紗希
小島 健
有馬 朗人
稲畑 汀子
大串 章
小川 軽舟
小澤 實
金子 兜太
黒田 杏子
高野ムツオ
鷹羽 狩行
夏井いつき
西村 和子
坊城 俊樹
堀本 裕樹
正木ゆう子
宮坂 静生
選者
大会
全国俳句大会選者
平成 28 年度
一句を添えてご紹介いたします。
(敬称略・五十音順)
(にしむら かずこ)
西村 和子
(かねこ とうた)
金子 兜太
(ありま あきと)
有馬 朗人
昭和二十三年神奈川県生れ
「知音」代表
草 の 根 の 力 を 恃 み 七 日 粥
ち い
ん
大正八年埼玉県生れ
かいてい
水脈の果炎天の墓碑を置きて去る
「海程」主宰
昭和五年大阪府生れ
てん い
「天為」主宰
葛 切 に 透 け て 幼 き 日 の 山 河
( ぼうじょう としき)
坊城 俊樹
(くろだ ももこ)
黒田 杏子
(いなはた ていこ)
稲畑 汀子
昭和三十二年東京都生れ
かちょう
(ほりもと ゆうき)
紙魚のぼりつめて天金崖なせり
「いるか句会」
主宰、「梓」
同人
あずさ
昭和四十九年和歌山県生れ
堀本 裕樹
寒き電線絡み入るスナック純
「花鳥」主宰
昭和十三年東京都生れ
あお い
さくらさくらさくらさくら植ゑしひと
「藍生」主宰
昭和六年神奈川県生れ
「ホトトギス」名誉主宰
新茶淹れやうやくわが家なりしこと
(たかの むつお)
高野 ムツオ
(おおぐし あきら)
大串 章
昭和二十二年宮城県生れ
こ ぐま ざ
土中こそ声満ちており福寿草
「小熊座」主宰
昭和十二年佐賀県生れ
ももとり
「百鳥」主宰
水平線大きな露と 思ひけり
(まさき ゆうこ)
正木 ゆう子
( たかは しゅぎょう)
鷹羽 狩行
( おがわ けいしゅう)
小川 軽舟
し び
昭和二十七年熊本県生れ
かり
よ き も の に 猫 の 溜 息 雪 催
「紫薇」同人
昭和五年山形県生れ
たか
白扇をひらけば山河生まれけり
「狩」主宰
昭和三十六年千葉県生れ
「鷹」主宰
死ぬときは箸置くやうに草の花
宮坂 静生
「岳」主宰
枯 山 中 つ ぎ つ ぎ 光 孵 り け り
(みやさか しずお)
夏井 いつき
昭和十二年長野県生れ
(なつい いつき)
小澤 實
昭和三十二年愛媛県生れ
(おざわ みのる)
昭和三十一年長野県生れ
鶴食うてよりことのはのおぼつかな
たけ
俳句集団
「いつき組」
組長
さわ
「澤」主宰
さゞなみにさゞなみあらた花待てる
ジュニアの部
神野 紗希
(こうの さき)
昭和五十八年愛媛県生れ
(こじま けん)
起 立 礼 着 席 青 葉 風 過 ぎ た
小島 健
かわ
昭和二十一年新潟県生れ
「河」同人
裸子の尻の青あざまてまてまて
俳句学習の一環として
NHK全国俳句大会への
ご投句そしてご観覧を
心よりお待ちしております
NHK 全国俳句大会
選 者 の こ と ば (第 回『NHK全国俳句大会入選作品集』より)
一般の部とジュニアの部の投句数が、ほぼ同数というのも、頼もしい。
NHK全国俳句大会
飯田龍太賞
第三回 俳人の飯田龍太はつねづね、俳句を「普段着の文芸、
庶 民 の 文 芸 で あ る」と 語 り、俳 句 の 裾 野 を 広 げ ん と、
俳句愛好家の指導に尽力しました。その一端として昭
和 五 十 六 年 四 月 か ら 三 年 間、
NHK教 育 テ レ ビ「俳 句
入門」に出演、また、同年十月に開設したNHK学園
通信講座「俳句」を監修しました。
飯田龍太氏の功績を称えるとともに、日々研鑽を積
む作家を見出し、その優れた作品を顕彰するため、
「飯
田龍太賞」を設けました。この「飯田龍太賞」が、俳
句のさらなる広がりを促す一助になることを願ってお
ります。
「飯 田 龍 太 賞」で は、新 作 十 五 句(テ ー マ 自 由)を
募集しています。募集要項は別紙をご覧ください。
飯田龍太
大 正 九 年 に 生 ま れ、平 成 十 九 年
二月二十五日に八十六歳にて永眠。
甲 州 の 風 土 と と も に 生 き た 龍 太
は、父 蛇 笏 が 亡 き 後「雲 母」を 継
承 し、多 く の 才 能 あ る 俳 人 を 見 出
した。
ま た、昭 和 五 十 六 年 か ら 三 年 間
「NHKテ レ ビ 俳 句 入 門」講 師。同
年、
NHK学 園 通 信 講 座「俳 句」を
創 設 監 修。
NHK全 国 俳 句 大 会 の 選
者を歴任。
平 成 二 十 九 年 は 龍 太 が 逝 去 し て
十年となる。
かたつむり甲斐も信濃も雨のなか
一月の川一月の谷の中
新 し さ こ そ 俳 句 の い の ち で あ る。と こ ろ が、回 を 重 ね る に 巧 さ を 競 う 傾 向 が 強 く
なる。すると必然的に着想や表現の類想が目立ってくる。もう少し、決まりきった
宮坂 静生
父母の亡き裏口開いて枯木山
大寒の一戸もかくれなき故郷
うだろうか。さ り げ な い 句 よ り も 深 い 句 が 欲 し い 。
も い い。美 的 に 詠 う よ り も 、 も の の 真 な る 在 り 方 を 捉 え る こ と へ 関 心 を 向 け た ら ど
ことではなく、自分が住んでいる地へ目を向けたらどうだろうか。都会でも田舎で
鷹羽 狩行
かし、投句作品はみな元気があり、年齢を感じさせないのが、うれしい。こうした
これらは今回の投句の中
七十・八十・卒寿・喜寿・米寿・白寿・遺言・散骨 ――
で目にとまった言葉である。そのまま俳句人口の高齢化を示すものといえよう。し
をしてみて欲しい。 稲畑 汀子
いる作者は、それ以上の俳句の進歩が期待出来ない。自然と存問して、新しい発見
た よ う な 一 句 が 出 来 る の は 仕 方 が な い が、そ れ に 甘 ん じ て い る よ う な 作 り 方 を し て
今年も沢山の俳句を見せて頂いた。似た着想の俳句もあったが、新鮮な感動を誘っ
てくれる作品に出会うのは俳句の選者の醍醐味である。たった十七文字である。似
有馬 朗人
すことは大きな喜びであった。と同時にこの平和が永く続くことを切に祈っている。
そ の よ う な 雰 囲 気 の 中 に、自 然 の 美 し さ、生 活 の 楽 し さ を 詠 ん だ 多 く の 佳 句 を 見 出
今年は第二次世界大戦終了後七十年の節目であり、そのことを詠う句も多かった。
ま た 昭 和 時 代 が 去 っ て 三 十 年 近 く に な る。長 か っ た 昭 和 を 思 う 句 も か な り あ っ た。
17
日(金)消印有効
発 表
◆入選・佳作・秀作・特選の全入選作品は、大会当日(平成 年1月 日)発行の
「NHK全国俳句大会入選作品集」で発表します。
選考結果に関する電話等でのお問い合わせはご遠慮ください。
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全選者がそれぞれ特選3句、秀作 句、佳作を選びます。選者特選に選ばれた方は、NHK
◆選者特選・秀作・佳作
賞
◆入選以上が内定した作品のみ、
作者に 月上旬に文書でお知らせします。
◆入選・入賞作品はNHK、NHK学園、NHK出版で使用させていただくことがあります。
◆特選に選ばれた作品の中から、選考結果を考慮し、事務局で大会大賞を決定します。
佳作を選びます。
◆予選選者による全作品の選考会を行い、これに通過した入選作品から選者が特選、秀作、
選 考
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投句要領
平成 年9月
ホールのステージで発表・表彰します(特選と秀作の方には賞状をお贈りします)。
◆大会大賞
※大会大賞には賞状とトロフィーをお贈りします。
大会大賞作品は、平成二十八年度文部科学大臣賞の候補作品となります。
入選作品集
申込は、 月
日
(金)
必着。
入 場 券 は 、1 月 上 旬 に お 送 り し ま す 。
◆全投句者に、投句の組数に応じてお渡しいたします(投句一組につき、一部)。
●投句者で会場参加される方 ⬇ 入場券と引きかえに、当日会場でお渡しします。
●投句者で会場参加されない方 ⬇ 大会終了後に郵送します。
●ご希望の方には、一部一、五〇〇円で頒布いたします。
(書店での取扱いはありませんので、事務局へお申込みください)
大会入場申込方法
NHK学園ホームページ http://www.n-gaku.jp/life ※ホームページからの投句はできません。
◆左頁の所定の用紙
(コピー可)
を使用してください。
投句用紙はNHK学園のホームページからもプリントアウトできます。
ひとり何組でも、
どなたでも応募できます。
ジュニアの部の投句締切は9月 日
(金)
消印有効
30
12
●投句作品は、
自作で未発表作品に限ります。
●二重投句
(同一作品及び酷似作品を新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、コンク
ール、
インターネット等へ投句)
は固くお断りします。
●同一作品、酷似作品があった場合、入選・入賞を辞退していただくこと
があります。
必ず「風」の漢字を入れてください。熟語でもかまいません。
題 詠「
風」
題詠のみの応募はできません。
投
句
料
①あるいは②の形式をお選びください。何組でも応募できます。
① 自由題二句│││││││││││二句一組 二、〇〇〇円
② 自由題二句と題詠
「風」
一句││││三句一組 三、〇〇〇円
*題詠のみの応募はできません。
*一句一、〇〇〇円としての受付はしていません。
送金方法
◆郵便為替
(定額小為替、普通為替を郵便局で購入)、現金書留、郵便払込の
いずれかをご利用ください
(切手の代用は不可)
。
郵便払込をご利用の場合
郵便払込取扱票の通信欄に組数と投句料をご記入の上、払込みください。
振替払込受付証明書を投句用紙の
「のりしろ」
欄に貼り付けて、ご応募くだ
さい。
口座番号:00190
5
336869
加入者名:NHK学園 俳
句大会事務局 ジュニアの部
海外在住者の応募について
海外在住者の投句締切は9月 日(金)
必着
◆海外在住の方の応募は一人一組までとし、
自由題・題詠の部の投句料は無料。
◆メールアドレスまたはFAX番号を明記してください。
◆海外投句作品の入選結果は、NHK学園のホームページに掲載します。
◆作品集は別途お申し込みください
(一部一、
五〇〇円)
。
-
25
9
◆入場は無料。どなたでも参加できますが、入場券が必要です。入場券一枚につき、二名
様までご参加いただけます。ご希望の方は次の方法でお申し込みください。なお、応募
者多数の場合は、抽選とさせていただきます。
● 投句する方
投句用紙の「参加する」欄を必ず○印で囲んでください。
作品集引換を兼ねた入場券(ハガキ)を郵送します。投句組数にかかわらず、入場券
はお一人につき一枚の発行となります。
※○印がついていない場合は、「参加しない」とさせていただきます。
● 投句しない方
往復ハガキに、「俳句大会の観覧希望」と明記し、返信宛名欄に郵便番号・住所・名
前をご記入の上、お申し込みください。
12
-
9
◆対象は幼児、
小・中学生です。
◆ 専用の投句用紙は、NHK学園のホームページからプリントアウトしてください。
投句締切
30
◆投句後の作品の訂正や返却はできません。
投句作品の控えをお手元に残し
てください。
28
ご投函前に
もう一度
ご 確 認 ください。
▼未発表・自作に間違いありませんか。
▼二重投句
(同一作品を新聞・雑誌・テレビ
お問い合わせ先・投句先
〒186-8001東京都国立市富士見台2-36-2
NHK学園
「NHK全国俳句大会」事務局
042-572-3151(代)
(平日午前9時30分~午後5時30分)
ここから切り離し郵送
前
(男 ・ 女)
(
歳)
印
※欄は任意でご記入ください。
30
明治・大正
月
日
どちらかを○で必ず囲んでください。
年
大会当日
参 加 す る 参
加しない
※ 昭和・平成
会 場 に
のりしろ
お名前
掲載する
作品集に
(フリガナ) 俳
※号を使うなど本名と違う場合のみご記入ください
フリガナ
★投句締切 平成 年9月 日(金)消印有効
平成 年度 NHK全国俳句大会投句用紙
名 所
作品集に
掲載するお名前
住
電話番号
自由題1
自由題2
題 「風」
(希望者 の み )
28
題詠のみの投句はできません。
※
受付番号
(NHK学園記入)
受付番号
(NHK学園記入)
生年月日
〒
コンクール等へ投句)
していませんか。
▼誤字・脱字はありません か 。
▼投句後の作品の訂正や返 却 は で き ま せ ん 。
▼作品の控えをお手元に残 し て く だ さ い 。
送っていただくもの
(折っても可)
①投句用紙
投句在中
28
「風」
の漢字を
必ず入れてください。
投句料を郵便払込された方は
振替払込受付証明書(お客さま用)
を貼ってください。
・郵便払込( 月 日に払込)
・定額小為替 ・普通為替
・現金書留
○印をつけてください。
●投句料のお支払い方法に
三、〇〇〇円
自由題二句と題詠一句の場合
自由題二句の場合 二、〇〇〇円
●投句料
お手元にない場合は下記へ払込日をご記入ください。
入
投句組数にかかわらず、
投句者一名につき
※場券は、
一枚
(二名様入場可)
の発行となります。
印
※がついていない場合は「参加しない」とさせていただ
きます。
2句 2,000円
3句 3,000円
②投句料(郵便払込の場合は振替払込受付証明書
またはその写しを下の「のりしろ」欄に貼る)
NHK全国俳句大会事務局 御中
ご投句には、
左の点線を
切り、 宛先
として貼る
と便利です。
〒186-8001
東京都国立市富士見台 2-36-2
© NHK・TYO
前回
の大会
から
NHKホールで
お待ちしています
土 第二回 飯田龍太賞
兵庫県
戸栗 末廣
井 戸 水 の は じ め は 濁 り 杜 若
藻のいろの波打ち寄する旧端午
麦 秋 や ひ ろ び ろ 使 ふ 六 畳 間
夏の月雲かたよせて上りけり
牛蛙鳴いてさざ波立ちにけり
写真の父いつも野良着や夏の雨
一 本 の 草 を 伝 ひ て 滴 れ る
夕焼に農具しばらく掛けておく
降り出して土の匂ひの地蔵盆
濁流のあとの草はら小鳥来る
音 立 て て 薬 草 か わ く 秋 彼 岸
綿虫や馬飼ふことを思ひし日
テキスト 月刊(毎月1回20日 発行・発売)定価648円(本体600円)
NHKテキスト「NHK俳句」
きさらぎや文机に聞く鳥のこゑ
剪 定 の こ の 樹 三 人 掛 り な り
茎立のまはりの土の痩せゐたる
選者とともに。龍太賞選者賞の皆さん