上菅田中学校だより 上菅田中学校 学校教育目標 ◆学びを深め、実践力を養う ◆互いを認め、自分を伸ばす ◆豊かな心と健康な体をつくる ◆地域の一員、国際社会の一員 を自覚し、行動する 第4号 平成 28 年6月30日発行 発行責任者 校長 関 恭雄 京都・奈良・広島 3年生が修学旅行へ行ってきました(5月30日 ~6月1日)。出発の新横浜駅は雨でしたが、その後 は天候にも恵まれ、3年生の生徒たちは価値あるも のや人との出会いを通して学びを深めることができ ました。私は9年ぶりに訪れた京都の観光客のあまり へきえき の多さと有名寺社周辺の商業主義的光景に辟易する きよみずでら 京都 こともありましたが、清水寺から宿へ向かう時に歩い やさか とう こうだいじ 八坂の塔 京都 舞妓体験 かね た八坂の塔が見える裏通りで高台寺の鐘の音を聞いた時にはじめて古都らしい情緒を感じ たく ることができホッとしました。生徒たちは分乗したジャンボタクシーの運転手さんの巧みな まいこ 説明で楽しく充実した京都散策ができたようです。京都の夜の舞妓体験も生徒たちに大好評 でした。2日目はクラス別に奈良を見学したあと広島へ向かいました。 ひばく しんたくかつふみ うかが 広島のホテルでは被爆体験者の新宅勝文さん(90 歳)のお話を 伺 い ました。新宅さんは爆心地から1km あまりの場所で被爆しましたが奇 跡的に助かり、翌日から原爆ドーム付近を歩き続けた体験をされていま す。その体験を「地獄」と表現しつつリアルに語ってくださいました。 生徒への「愛の花を咲かせてほしい。感謝の花を咲かせてほしい。努力 の花を咲かせてほしい。」という最後のメッセージも心に残りました。3 日目、オバマ大統領も訪れた平和記念公園での平和集会や平和記念資料 館見学の際にも、新宅さんのお話が思い浮かび、胸がつまるような気持 ちになったのは私だけではなかったと思います。 奈良 大仏 2 年生「戦時中の中学生と横浜大空襲」出前授業 がくどう そ か い くうしゅう 6 月 10 日(金)、横浜の学童疎開と空 襲 を語る会 の青木平衛様、磯貝眞子様を講師にお迎えし平和 学習の一環として出前授業が行われました。体育 館で授業を受けた 2 年生の生徒たちは、講師の先 生の体験談に真剣に耳を傾けていました。戦争と 平和について考える貴重な時間となりました。 広島 原爆ドーム 広島 原爆の子の像 修学旅行スローガン ゆいいつ む に 唯一無二~今この瞬間を大切に 山梨県 富士山・青木ヶ原樹海周辺 副校長 飯塚 哲聡 スローガン 「つなげ絆 輝け笑顔 想いよ届け 1・2・3(ワンツースリー)」 1年生は 6 月 7 日(火)、8 日(水)の 1 泊 2 日で、自然教室に行ってきました。場所は 山梨県の富士山麓周辺です。梅雨入り直後で、あいにくの曇り空。富士山の姿を望むことは できませんでしたが、多くの体験、経験を積んで無事に帰ってきました。 初日は広々とした河口湖総合公園で昼食をとった後、早めに宿舎の「冨士緑の休暇村」に 到着。6 年ほど前から毎年お世話になっている施設です。清潔で整然とした館内と大きなお 風呂がとても快適で、食事もボリュームたっぷりで満足でした。 午後の三湖台展望台へのハイキングは、 滑る山道に注意しながらも程よい運動量 で山頂へ到着。西湖を眼下に眺めながらそ れぞれ写真撮影をするなど、楽しい時間を 過ごしました。 夜の青木ヶ原樹海のナイトハイクと2 日目の樹海・洞窟探検は、横浜では体験す 助け合いながら無事に登頂! 樹海の暗闇で説明に聴き入る ることのできない、この自然教室のハイ ライトです。夜の暗闇と静けさ、神秘的な雰囲気、そして森との一体感など、非日常を体験 することができました。そしてまた洞窟の中はおよそ 1200 年前と変わらぬ姿に出会える大 変貴重なものでした。 2 日目昼食のバーベキューを終え、富士山 5 合目に出発。バスが雲の 中を走る最中、理科の課題(気圧の変化でお菓子の袋がパンパンに膨 れている様子を皆に知らせる)を忘れずに伝えていた係生徒の責任感 には感心しました。 さて、今回の自然教室を通して改めて感じた上菅田中学校の生徒の 良い点を挙げてみます。 いよいよ風穴へ突入準備です ・バスガイドさんや運転手さんに必ず挨拶やお礼をする。 (毎年バスガイドさんが褒めてくださいます。) ・5分前行動が徹底している。 (私が 5 分前に食堂に行ったら、全員すでに着席していました!) ・食事を残さず、しっかり食べる。 (好き嫌いを言う生徒がいない。小学校からの食育の成果が出ていますね) 基本的な事ではありますが、今後もぜひ続けて上菅田中学校の伝統を築いていってほしい と思っています。
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