8月号 パワーアップ講義 法人税法

8月号
パワーアップ講義
法人税法
別表一㈠
法人名
甲
株式会社
平 成 28年 4 月 1 日
平 成 29年 3 月 31日
事 業年 度分の 法人 税額の 計算
(単 位 : 円 )
区
所
分
得
金
金
額
同
上
の
内
訳
中
小
法
額
197,281,000
①
8,000,000
②
189,281,000
人
の
税
① ×(
額
② ×( ★ 23.4) %
15
)%
★
1,200,000
場
合
そ の 他 の
法人の場合
(
法
差
人
引
課
留
)%
税
法
人
税
税
留
88,583,508
保
額
89,783,508
額
89,783,508
金
額
保
金
同 上 に 対 す る 税 額
法
控
人
除
税
所
額
得
税
計
額
89,783,508
★
差引所得に対する法人税額
439,030
89,344,400
中間申告分の法人税額
差 引 確 定 法 人 税 額
★
89,344,400
(計 2 点 )
別表四
所得の 金額 の計算 に関 する明 細書 (その 1)
(計算過程は別紙に記入すること)
(単位:円)
区
当
期
利
益
分
又
は
当
期
欠
総
損
の
額
額
117,000,000
売上原価計上もれ認容額否認
★ 23,040,000
損金経理住民税
★
180,000
損金経理罰科金等
★
400,000
貯蔵品計上もれ
★
106,000
損金経理納税充当金
★ 72,840,000
特別償却準備金取崩もれ(C電子計算機)
★
A土地圧縮超過額
★ 14,153,217
B工場用建物減価償却超過額
★
9,514,050
D社貸倒引当金繰入超過額
★
2,040,000
一括貸倒引当金繰入超過額
★
676,124
Jゴルフ会員権計上もれ
★ 14,000,000
役員賞与損金不算入
★
468,000
共同施設負担金繰延資産償却超過額
★
175,500
前払費用計上もれ
★
182,400
左のうち社外流出
★
30,000,000
★
400,000
★
468,000
750,000
加
算
小
計
138,625,291
868,000
所得の 金額 の計算 に関 する明 細書 (その 2)
(計算過程は別紙に記入すること)
(単位:円)
区
分
総
額
売上計上もれ認容
★ 36,000,000
貸付金計上もれ認容
★
200,000
D社貸倒引当金繰入超過額認容
★
2,600,000
一括貸倒引当金繰入超過額認容
★
864,000
E社株式評価益計上もれ認容
★
380,000
E社株式過大計上
★
880,000
所得税額等還付金等の益金不算入額
減
369,800
受取配当等の益金不算入額
3,905,207
D社貸倒損失認
★
3,200,000
D社貸倒引当金繰入超過額認容
★
2,600,000
一括貸倒引当金繰入超過額認容
★
864,000
左のうち社外流出
★※
369,800
★ ※ 3,905,207
算
小
計
仮
51,863,007
計
203,762,284
法 人 税 額 か ら 控 除 さ れ る 所 得 税 額
合
差
欠
損
金
計
計
引
の
当
期
控
総
所
得
金
439,030
204,201,314
除
額
△
6,920,000
外※△
4,275,007
外※△
4,275,007
30,868,000
★
439,030
外※△
4,275,007
31,307,030
★※△
6,920,000
計
額
又
は
欠
損
金
額
197,281,314
外 ※ △ 1,195,007
31,307,030
(計 10点 )
前期及び当期の取引に関する事項(前期の処理)の計算過程⑴
[買 換 え ]
B工場用建物
⑴
償却限度額
104,000,000×0.042×
⑵
4
= 1,456,000円
12
償却超過額
1,600,000- ⑴ = 144,000円
[特 別 償 却 準 備 金 ]
C電子計算機
⑴
積立限度額
3,000,000円
⑵
積立超過額
4,000,000- ⑴ = 1,000,000円
[貸 倒 引 当 金 ]
1.D社個別評価金銭債権
⑴
繰入限度額
D社
⑵
16,000,000×50% = 8,000,000円
繰入超過額
D社
10,600,000- ⑴ = 2,600,000円
2.一括評価金銭債権
⑴
繰入限度額
2,736,000円
⑵
繰入超過額
3,600,000- ⑴ = 864,000円
[有 価 証 券 ]
E社株式
⑴
会社計上の簿価
1,424×20,000= 28,480,000円
⑵
税務上の簿価
1,462×20,000= 29,240,000円
⑶
計上もれ
⑵ - ⑴ = 760,000円
[欠 損 金 額 ]
当期に繰り越される欠損金額
(20,400,000+ 18,880,000)- ( 15,120,000+ 17,440,000) = 6,720,000円
(計 0 点 )
前期及び 当期の取引に関する事項(当期の処理)の計算過程⑵
[買 換 え ]
⑴
差益割合
236,700,000- 163,133,640
= 0.3108
236,700,000
※
⑵
★
134,816,000+ 6,670,000+ 19,204,000+ 2,443,640= 163,133,640円
圧縮限度
①
A土地
236,700,000円 > 161,472,000×
250㎡ ×5
= 144,171,428円
1,400㎡
★
∴
144,171,428円
144,171,428×⑴ ×80% = 35,846,783円
②
B工場用建物
236,700,000- 144,171,428= 92,528,572円 < 104,000,000円
92,528,572×
※
⑶
102,544,000
×⑴ ×80% = 22,684,215円
104,000,000
∴
92,528,572円
★
104,000,000- 1,456,000= 102,544,000円
圧縮超過
①
A土地
50,000,000- ⑵ ① = 14,153,217円
②
B工場用建物
32,000,000- ⑵ ② = 9,315,785円 ★ (償 却 費 )
[減 価 償 却 ]
B工場用建物
⑴
償却超過
(104,000,000- 22,684,215×
⑵
104,000,000
)×0.042= 3,401,735円
102,544,000
償却超過
(3,600,000+ 9,315,785)- ⑴ = 9,514,050円
[貸 倒 引 当 金 ]
1.D社個別評価金銭債権
⑴
繰入限度
16,000,000×(1 - 20% )- 1,280,000×3 = 8,960,000円
⑵
★
繰入超過
11,000,000- ⑴ = 2,040,000円
2.一括評価金銭債権
⑴
期末一括評価金銭債権
128,400,000+ 23,800,000+ 270,420,000- 16,000,000+ 56,800,000+ 14,600,000- 600,000
= 477,420,000円
⑵
貸倒実績率限度額
①
貸倒実績率
(2,452,000+ 8,000,000)×
1,351,600,000÷3
②
12
36
= 0.00773… → 0.0078★ ( 小 数 点 以 下 4 位 未 満 切 上 )
限度額
⑴ ×① = 3,723,876円
(計 1 点 )
前期及び 当期の取引に関する事項 (当期の処理)の計算過程⑶
⑶
法定率限度額
①
実質的に債権とみられない金額
⑴×
②
21,048,000+ 21,716,000
(0.0569… → 0.056★ 小 数 点 以 下 3 位 未 満 切 捨 )= 26,735,520円
273,220,000+ 477,420,000
限度額
(⑴ - ① )×
⑷
⑵>⑶
⑸
繰入超過
8
= 3,605,475円
1,000
∴
★
⑵
(15,400,000- 11,000,000)- ⑷ = 676,124円
[有 価 証 券 ]
E社株式
⑴
会計計上の簿価
28,480,000円
⑵
税務上の簿価
27,600,000円
⑶
過大計上
⑴ - ⑵ = 880,000円
[受 取 配 当 等 ]
⑴
みなし配当
60,000,000- 140,000,000×
⑵
20,000
= 4,000,000円
50,000
★
配当等
①
関連法人株式等
②
非支配目的株式等
⑶
4,000,000円
200,000円
★
控除負債利子
①
当期支払負債利子
7,030,000円
②
総資産簿価
1,238,900,000- 4,000,000+ 14,200,000+ 1,347,200,000- 4,000,000+ 15,400,000
= 2,607,700,000円
③
関連法人株式等の簿価
④
原則法
①×
⑷
★
③
= 134,793円
②
50,000,000円
★
益金不算入
(⑵ ① - ⑶ ④ )+ 200,000×20% = 3,905,207円
[所得税]
⑴
株 式 ・出 資
200,000×15.315% = 30,630円
⑵
その他
4,000,000×20.42% = 408,400円
⑶
合
計
⑴ + ⑵ = 439,030円
(計 1 点 )
前期及び 当期の取引に関する事項 (当期の処理)の計算過程⑷
[交 際 費 等 ]
⑴
支出交際費等
①
接待飲食費
②
①以外
3,600,000円
26,748,000- 14,000,000- 9,360,000- 240,000+ 5,520,000×
③
合
計
① + ② = 7,852,000円
⑵
★
損金算入限度額
①
接待飲食費基準額
⑴ ① ×50% = 1,800,000円
②
★
定額控除限度額
7,852,000円 < 8,000,000×
③
⑶
①<②
∴
12
= 8,000,000円
12
∴
7,852,000円
7,852,000円
損金不算入額
⑴-⑵=0
[そ の 他 ]
1.役員賞与損金不算入額
228,000+ 240,000= 468,000円
2.損金経理納税充当金
49,340,000+ 2,362,000+ 7,090,000+ 14,048,000= 72,840,000円
3.特別償却準備金(C電子計算機)
⑴
要取崩
3,000,000×
※
12
= 750,000円
※ 48
10年 > 4 年
4 ×12= 48< 60
⑵
∴
48
★
取崩もれ
⑴ - 0 = 750,000円
4.共同施設負担金
⑴
償却期間
38×
⑵
7
= 26.6 → 26年 > 10年
10
∴
10年
★
∴
6,920,000円
償却限度額
180,000×
⑶
1
= 4,252,000円
5
3
= 4,500円
10×12
償却超過額
180,000- ⑵ = 175,500円
5.前払費用
912,000×
1
= 182,400円
5
6.欠損金の当期控除額
6,920,000円 < 109,386,251円