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2016年7月号 No.131
市長
と
わがまち
● 市長とわがまち未来トーク ● かすかべ今昔絵巻 ● 特派員レポート
未来
トーク
No.25
せ き ね
副会長 関根さん 自分たちだけでなく市民の皆さんにも、ホタルの美
しさと素晴らしさを見て喜んでいただきたくて、平成 13 年から
「 内牧黒
沼公園内ホタルハウス」
において鑑賞会を始めました。
と こ ろ
会長 戸頃さん その後、
「ぽぽら春日部 」では、オープンした翌年の平成
24 年から鑑賞会を始めました。今では千人を超す大勢の人たちがお見え
になり、大変うれしいかぎりです。
市 長 私も見せていただきましたが、本当にホタルが光を放って舞う
姿は感動します。その感動をより多くの人に伝えたいですね。
最後に、今後の抱負について聞かせてください。 つちざわ
土沢さん ホタルを育てて十数年になりますが、自然発生させることは
難しいです。私たちがこの活動を長く続けていくことで、春日部をホタ
えいごう
ルが未来永劫見られる場所にしていきたいと思います。
会長 戸頃さん 本来は、ホタル自身でエサを求め成虫になって光り、
そして子孫を残し、そこで自然に発生する。それが理想ですが、今は私
たちが里親として手助けをしています。
た か だ
高田さん 自分で育てて放流することで、皆さんに楽しんでいただける
【 春日部ホタルを育てる会 】
内牧黒沼公園内のホタルハウスや、里親となった各家庭でヘイケボタルを飼
育しながら、自然環境の保全と保護に努めている
「 春日部ホタルを育てる会 」
の皆さんと
「ホタルで豊かな環境づくり」
をテーマに懇談を行いました。
という喜びがあります。会員みんなで協力して、いずれは自然回帰でホ
タルを飛ばせてみたいと思います。
市 長 なかなか、自然回帰さ
せるのは難しいことだと思いま
すが、感動の共有を広げ、自然
『ホタルで伝えたい 自然環境の大切さ』
保護に取り組む皆さんの活動
は、大変意義深いと思います。
市 長 今回は、
「 春日部ホタルを育てる会 」
の皆さんと大いに語り合いた
今後も皆さんとともに、春日
いと思います。
部のよりよい環境を育てていけ
初めに、皆さんはホタルを飼育している中で感じていることを聞かせ
ればと思いますので、引き続き
てください。
ご尽力をお願いいたします。今
日はありがとうございました。
なかごめ
中込さん ホタルにはきれいな水が命であり、やはり生き物を育てる難
しさがありますが、小さいお子さんたちにホタルの生態を教えることも
*詳
しい懇談内容は市 WEB に掲載しています
社会勉強の一つかなと思いますので、これからも飼育を続けていきたい
です。
市 長 まさにそうですね。季節により温度や環境が違うことでホタルの成
育にも差が出てきます。やはり、ホタルの成育環境をいかに整えるか、そう
することで身をもって自然の摂理を体験し、学ぶことができるのだと思いま
す。
次に、毎年「ホタル鑑賞会 」を開催されていますが、始めたきっかけを
聞かせてください。
ホタル鑑賞会を開催します
…① 7/18 ㈷ 19:30 〜 21:00 ② 7/22 ㈮・23 ㈯ 19:30 〜 21:00
…①内牧黒沼公園ホタルハウス ②ぽぽら春日部
ぽぽら春日部( ☎ 731-3550 )
問い合わせ /
文化財保護課
(内線 4834)
庄和地区市民大学
一般公開講座
やったり踊りの今むかし
やぎゅう
担当者 / 柳 生特派員
5/28、庄和地区公民館( 正風館 )大ホールにて行われ
毎年 7/15に近い土曜日に武里地区大畑では、そ
ゆ か た
はちまき
た
び
た、埼玉県警察音楽隊による吹奏楽。演奏前には、春日
ぞ う り
ろいの浴 衣に赤のあげ鉢 巻、白足 袋に赤緒の草 履
わかしゅ
部警察署により振り込め詐欺の講話があり、振り込め詐
さ い こ う じ
を履いた若 衆をはじめとする一行が、西 光寺から
た い こ
「 練り込み」という踊りで大畑
太鼓の音に合わせて
けいだい
▲︎大事に育てたホタルを放流しています
▲︎扇子踊り
( 昭和 30 年代 )
欺や架空請求の被害状況が説明されました。警察官や市
職員、税務署職員の名前を使った詐欺が増えているそう
せ ん す
「 扇子踊り」
と
「 手踊り」
香取神社へ向かい、境内では
で、オレオレ詐欺に遭わないよう、お金を守って下さい
が奉納されます。
と訴えました。休憩を挟み、待ちに待った演奏会。楽器
今から 380 年余りも前の江戸時代、大畑村と備後
村との間に古くから耕作に適さない荒地がありまし
の紹介を交えて演奏したり、皆で童謡「ふるさと」を合唱
しまうので、お互いその土地を押し付け合っていま
奏でした。会場に来ていた島田さんは
「 犯罪の実態、事例
したりしました。音楽隊の日々の練習あっての素敵な演
むら だか
た。当時は、荒地でも村高に加えられ負担が増えて
した。しかし、なかなか決着がつかないため相撲で
し ま だ
▲︎扇子踊り
( 平成 27 年 )
決することになり、その結果、大畑村が勝ちました。勝利した大畑村の人たちが「ヤッ
など具体的に聞けて大変良かった。緊急外の警察への相
談#9110は頭に入れて置きたい」
と感想を述べました。
はや
タリナー、ヤッタリナー」と囃し立て喜びを表す踊りが、その始まりといわれています。
な
む
あ み だ ぶ つ
扇子踊りには
「 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 」という歌詞があり、県内でも数少な
い念仏踊りの系統に属すことからも、昭和 30 年に埼玉県の指定文化財になりまし
た。今年の 7/16 ㈯の夜のひと時に、ぜひ、
「やったり踊り」
を見学してみてはいかが
でしょうか。
春日部市の世帯数と人口( 6/1 現在 )
● 世帯数 103,020 世帯
● 人口 236,639 人
( 前月比 6 人増) 男 117,772 人 女 118,867 人 ツイッター
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