「デンカコーポレートガバナンス・ガイドライン」改定の

平 成 28 年 6 月 27 日
各
位
会
代
社
表
名: デ
者
ン
カ
株
名: 代 表 取 締 役 社 長
(コード番号:4061
問 合 せ 先 責 任 者 名: 総
務
部
長
式
会
暗髙
社
紳介
東証第1部)
浅見
清
(TEL:03-5290-5055)
「デンカコーポレートガバナンス・ ガイドライン」改定のお知らせ
当 社 は 、東 京 証 券 取 引 所 が 定 め る「 コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス・コ ー ド 」の 趣 旨
を 踏 ま え 、 昨 年 11 月 に 「 デ ン カ コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス ・ ガ イ ド ラ イ ン 」 を
制定いたしました。
そ の 後 、 経 営 理 念 の 刷 新 に 加 え 、「 政 策 保 有 株 式 の 検 証 」 や 「 取 締 役 会 の
実 効 性 評 価 」 を 実 施 し た こ と な ど か ら 、 こ れ ら の 内 容 を ふ ま え 、 平 成 28 年 6 月
22 日 開 催 の 取 締 役 会 に お い て 、
「 デ ン カ コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス・ガ イ ド ラ イ ン 」
を別紙のとおり改定いたしましたので、お知らせいたします。
な お 、 本 ガ イ ド ラ イ ン は 当 社 ウ ェ ブ サ イ ト ( http://www.denka.co.jp/ ) に
掲載するとともに、上記内容を反映した「コーポレートガバナンス報告書」を
東京証券取引所に提出しております。
以
上
デンカコーポレートガバナンス・ガイドライン
(序
文)
当 社 は、1915年 の創 業 以 来 、市 場 ニーズを的 確 に捉 え、石 灰 窒 素 の製 造
販 売 から始 まり、アセチレン・カーバイド事 業 への展 開 、有 機 化 学 への進 出 、青 海
コンビナートを活 用 したセメント事 業 の展 開 、千 葉 工 場 における石 油 化 学 工 業
への進 出 、大 牟 田 工 場 における無 機 系 製 品 をはじめ電 子 材 料 部 門 への拡 張 、
医 薬 品 事 業 への展 開 、デンカ生 研 におけるワクチン試 薬 事 業 への展 開 等 多 方 面
にわたる事 業 展 開 を進 めて参 りました。
2015年 で創 立 100周 年 を迎 えましたが、これは、これまでの間 に多 くの株 主 ほ
かステークホルダーの皆 様 のご支 援 とご協 力 があってのことと認 識 しております。
そして創 立 101周 年 となる、「新 世 紀 元 年 」を迎 えた2016年 には、次 の100年
に向 けデンカグループの企 業 活 動 の根 幹 をなす企 業 理 念 “ The Denka Value ”
を制 定 いたしました。
デンカグループは“ The Denka Value ”(企 業 理 念 )のもと、本 コーポレートガバ
ナンス・ガイドラインに則 り、透 明 で開 かれたグローバル企 業 として、株 主 ほかステ
ークホルダーの皆 様 のご支 援 とご理 解 を得 て、さらなる成 長 と、社 会 に貢 献 できる
持 続 性 のある企 業 として事 業 活 動 を推 進 して参 ります。
※本 ガイドラインの各 条 項 の末 尾 に付 されている()内 は、東 京 証 券 取 引 所 が定
める「コーポレートガバナンス・コード」との対 応 関 係 を示 しております。
第1章 総
則
(目
的)
第 1条 本 ガイドラインは、デンカ株 式 会 社 (以 下 「当 社 」という)が、株 主 をはじめ
とするステークホルダーの皆 様 からの信 頼 を得 て、第 2 条 に定 める企 業 理 念 の
もと、持 続 的 成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 を図 るために最 良 のコーポ
レートガバナンスを実 現 することを目 的 とするものである。
(基 本 原 則 2、基 本 原 則 4)
(企 業 理 念 ・行 動 指 針 ・経 営 計 画 )
第 2 条 当 社 は 、 デ ン カ グ ル ー プ の 企 業 活 動 の 根 幹 を な す 企 業 理 念 “ The
Denka Value ”を制 定 する。
“ The Denka Value ”(企 業 理 念 )は、最 上 位 としての「Denkaの使 命 (Denka
Mission)」と、グループ社 員 一 人 ひとりが行 動 する上 での規 範 となる「Denkaの
行 動 指 針 (Denka Principles)」から構 成 され、最 上 位 の「Denkaの使 命 (Denka
Mission)」を、「化 学 の未 知 なる可 能 性 に挑 戦 し、新 たな価 値 を創 造 (つくる)こ
とで、社 会 発 展 に貢 献 する企 業 となる。」ことと定 める。
“ The Denka Value ”は経 営 計 画 を含 むすべての企 業 活 動 の上 位 概 念 であり、
当 社 は、この“ The Denka Value ”を実 践 することで、これからも、社 会 からの期
待 と信 頼 に応 えることを目 指 す。
(原 則 2-1、原 則 3-1(ⅰ)、基 本 原 則 4-(1)、原 則 4-1、原 則 5-2)
-1-
“ T
The Denk a Value ” (企 業 理 念 )
◇
◇Denkaの 使 命 (Den
nka Missioon)
化 学 の未
の 知 なる 可 能 性 に挑
挑 戦 し、新
新 たな価 値 を創 造 (つ
つくる)ことで
で、社
会 発 展 に貢 献 す る企 業 とな
なる。
*コー
ーポレートス
スローガン: 「できるをつ
つくる。」
「Possibili ty of Chem
mistry.」
◇
◇Denkaの 行 動 指 針 (Denka Prrinciples)
したちは、
わたし
一 、 「誠 意 」と 「チャレンジ
ジ精 神 」で 、果 敢 に難
難 題 に挑 み
みます。
一 、 「未 来 」に
に向 け、今 何 をなすべ
べきかを考 え、行
え
動 しま
ます。
一 、 「創 造 」溢
溢 れるモノづ
づくりを通 して、お客
し
様 への新 た
たな価 値 と感
と 動
を届 けま す。
一 、 「環 境 」に
に配 慮 し、「 安 全 」優 先 の明 るい職 場 をつく
くります。
としての誇 りを持
り
ち、よ
より良 い社 会 作 りに
一 、 「信 頼 」さ れる企 業 と
ます。
貢 献 しま
ンプライアン
ンス(法 令 ・ 規 則 ・定 款 および社
社会規範な
などの遵 守 )を含
)
2.当 社 は、コン
む「「デンカグル
ループ倫 理 規 定 」を 定 め、これ
れを日 々の 活 動 の基 礎 とし、社
社会的
責 任 の遂 行 に努
に め、これ
れが国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 まで広
広 く浸 透 し、 遵 守
され
れるように徹
徹 底 を図 る。
。
(原 則 2-
-2、補 充 原 則 2-2①、原
原 則 4-3、補
補 充 原 則 4-
-3②)
(コーポ
ポレートガバ
バナンスの
の基 本 的 な
な考 え方 )
第 3条 当 社 は、株 主 をはじめとし た、顧 客 、地 域社 会 、従 業 員 など多 くの
ステ
テークホルダ
ダーの皆 様 のご期 待 ・ご信 頼 に応
に えるべく、収 益 力 や業 容 の拡
の 大
によ
よる事 業 基 盤 の強 化 を図 る一 方 、社 会 の 信 頼 と共 感 を得 られ
れる企 業 であ
あり続
けよ
ようとする姿
姿 勢 を徹 底 することで 企 業 価 値 の向 上 に努
努 力 する。
コ
コーポレー トガバナン
ンスはそのた
ための土 台 と考 え、取
取締役会の
の活 性 化 、 監 査
体 制 の強 化 、 経 営 機 構 の効 率 化 、
、コンプライ
イアンス体 制 の整 備 強 化 を図 る。
る
具 体 的 に は 、 意 思 決 定 を 迅 速 化 す る た め 、 執 行 役 員 制 度 を 導 入 し、 業 務
執 行 のための
の権 限 と役 位 を執 行 役 員 に委 譲 することで
で、執 行 役 員 の業 務 執 行
と取
取 締 役 によ るその監 視 ・監 督 機 能 とを明 確 に分 離 させる。加
加 えて、役 位 (専
-2-
務 ・常 務 など)を持 つ取 締 役 を原 則 として廃 止 することによって、全 取 締 役 が対
等 な立 場 で業 務 執 行 を監 視 ・監 督 する体 制 を確 立 し、さらには取 締 役 に対 する
チェックが機 動 的 に行 われるよう、取 締 役 の任 期 を1年 とすることで、ガバナンス
の強 化 を図 る。
また、社 外 役 員 の体 制 については、十 分 な独 立 性 を持 ち、かつそれぞれの
領 域 において高 い見 識 を有 する人 材 を、会 社 法 が規 定 する社 外 監 査 役 に加 え、
社 外 取 締 役 にも選 任 し、外 部 の視 点 で経 営 のチェックを行 うと共 に、定 期 的 に
経 営 トップとの意 見 交 換 の場 を設 定 するなど取 締 役 会 以 外 においても十 分 な
交 流 を図 ることで、適 切 なアドバイスを得 るよう努 める。
(原 則 3-1(ⅱ))
2. 当 社 は 、 株 主 の 皆 様 の 権 利 を尊 重 し、 経 営 の 公 正 性 ・ 透 明 性 を 確 保 する と
共 に、「攻 め」と「守 り」の適 切 なバランスにより経 営 の活 力 を増 大 させることが
コーポレートガバナンスの本 質 的 な目 的 であると考 え、次 の基 本 方 針 を策 定 し、
その実 現 を図 る。
(原 則 3-1(ⅱ))
(1) 株 主 の皆 様 との関 係
1 )株 主 の権 利 ・平 等 性 を確 保 する。
(基 本 原 則 1、原 則 1-1)
2)株 主 との間 で建 設 的 な目 的 を持 った対 話 を行 う。
(基 本 原 則 5)
3 )株 主 およびその他 のステークホルダーとの良 好 な関 係 を構 築 する。
(基 本 原 則 2)
4 )財 務 情 報 ・非 財 務 情 報 を適 切 に開 示 し、透 明 性 を確 保 する。
(基 本 原 則 3)
(2) コーポレートガバナンスの基 本 的 体 制
1 )当 社 は監 査 役 会 設 置 会 社 を選 択 し、監 査 役 ・監 査 役 会 が取 締 役 ・
執 行 役 員 の職 務 執 行 を監 査 する。
2 )当 社 は、経 営 の意 思 決 定 ・監 督 機 能 と業 務 執 行 機 能 を区 分 するため、
執 行 役 員 制 度 を採 用 し、 意 思 決 定 ・監 督 機 能 を取 締 役 会 およびその
構 成 員 である各 取 締 役 が担 い、業 務 執 行 を各 執 行 役 員 が担 う。
取 締 役 会 が各 取 締 役 および執 行 役 員 に業 務 を委 任 する範 囲 は、
「取 締 役 会 規 定 」・「執 行 役 員 規 定 」によるが、その概 要 につき別 途
コーポレートガバナンス報 告 書 にて開 示 する。
(補 充 原 則 4-1①)
3)当 社 は、経 営 における重 要 課 題 の審 議 および討 議 を目 的 に、取 締 役 、
監 査 役 および執 行 役 員 の一 部 を構 成 メンバーとする「経 営 委 員 会 」を設
置 し、経 営 の重 要 事 項 に関 する討 議 の効 率 化 と意 思 決 定 の迅 速 化 を
図 る。
4 )当 社 は、経 営 の透 明 性 と健 全 性 を考 慮 し、取 締 役 を10名 以 内 とすると
共 に、「攻 め」と「守 り」を兼 ね備 えた経 営 体 制 を構 築 するため、独 立 社
外 取 締 役 の人 数 を少 なくとも2名 以 上 確 保 し、さらに、取 締 役 会 構 成 に
ついては、少 なくとも3分 の1以 上 を独 立 社 外 取 締 役 とする。
また、 社 内 取 締 役 は 、 当 社 の 各 事 業 部 門 や間 接 部 門 に おける 十 分 な
-3-
専 門 知 識 と実 務 経 験 を有 している者 から選 任 し、社 外 取 締 役 は、当 社 の
企 業 価 値 向 上 に必 要 な高 度 な専 門 性 と幅 広 い見 識 を持 った者 から選 任
する こ と に より、 取 締 役 会 全 体 と して、 多 様 な 知 識 ・ 経 験 ・ 能 力 を 持 っ た
人 材 をバランス良 く選 任 する。
(原 則 4-8、原 則 4-11、補 充 原 則 4-11①)
5 )当 社 は、経 営 上 特 に重 要 な事 項 に関 する議 論 を深 めるため、社 内
および社 外 の取 締 役 ・監 査 役 の間 での自 由 闊 達 で建 設 的 な議 論 ・意 見
交 換 ・情 報 交 換 ・連 携 強 化 の場 として、毎 月 1回 「取 締 役 ・監 査 役 懇 談
会 」を開 催 する。
(補 充 原 則 4-8②、原 則 4-10、補 充 原 則 4-10①)
6)当 社 は、リスク・マネジメントとコンプライアンス体 制 を強 化 するため取 締
役 または執 行 役 員 の中 から、コンプライアンス担 当 役 員 (CCO)を選 任 す
る。
(原 則 4-2、原 則 4-3、補 充 原 則 2-3①)
7)当 社 は、CSR(企 業 の社 会 的 責 任 )を国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 まで
広 く認 識 ・浸 透 させ、全 社 挙 げて誠 実 に対 応 するため、CSR担 当 の部 署
を設 ける。
(補 充 原 則 2-3①)
(本 ガイドラインの位 置 付 け)
第 4条 本 ガイドラインは、会 社 法 、関 連 法 令 および定 款 に次 ぐ上 位 規 程 であり、
その他 の規 程 に優 先 して適 用 されるものとする。
第 2 章 株 主 の皆 様 との関 係
(受 託 者 責 任 )
第 5条 取 締 役 ・監 査 役 および経 営 陣 は、株 主 に対 する受 託 者 責 任 を全 うするこ
とを目 的 に、ステークホルダーとの適 切 な協 働 をとおして、当 社 および株 主 共 同
の価 値 向 上 のために行 動 する。
(原 則 4-5)
(議 決 権 の尊 重 )
第 6条 当 社 は、株 主 総 会 が株 主 との対 話 の場 であることを認 識 し、株 主 の視 点
に立 ち、株 主 が適 切 に権 利 を行 使 できるよう努 める。
(基 本 原 則 1、原 則 1-1、原 則 1-2)
2.当 社 は、株 主 ・投 資 家 との建 設 的 な対 話 を促 進 するための方 針 を次 のとおり
定 めるとともに、持 続 的 な成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 を目 指 した経 営
計 画 を策 定 し、様 々な機 会 を設 けて、説 明 に努 めることにより、株 主 ・投 資 家 の
理 解 を得 られるよう努 める。
(基 本 原 則 5、原 則 5-1)
(1) 株 主 ・投 資 家 への対 応 はIR室 ・総 務 部 が窓 口 となり、各 担 当 執 行 役 員
の統 括 のもと、活 動 を行 う。
(補 充 原 則 5-1①、②)
(2) 適 宜 ・適 切 な情 報 開 示 をするため、関 連 部 署 が情 報 を共 有 するなど、積
極 的 に連 携 する。
-4-
(3) 株 主 ・投 資 家 が当 社 の事 業 構 造 や経 営 計 画 、業 績 に対 する理 解 を深
める取 組 みとして、証 券 アナリストや機 関 投 資 家 に対 しては決 算 説 明 会 を
開 催 するほか、適 宜 工 場 見 学 会 や事 業 説 明 会 を実 施 する。また、個 人 投
資 家 に対 しては毎 年 会 社 説 明 会 を開 催 する。
(4) 株 主 ・投 資 家 との対 話 の中 で寄 せられた意 見 ・懸 念 事 項 については、適
宜 担 当 執 行 役 員 に対 し報 告 すると共 に、必 要 に応 じて取 締 役 会 に報 告
する。
(5) インサイダー情 報 の管 理 に関 する施 策 としては、「内 部 情 報 管 理 および
内 部 者 取 引 (インサイダー取 引 )防 止 規 定 」を策 定 し、これに基 づいた適
切 な情 報 管 理 を実 施 する。
3.当 社 は、株 主 の皆 様 が適 切 に議 決 権 を行 使 できるよう取 組 む。
まず株 主 総 会 招 集 通 知 、参 考 書 類 などは原 則 として総 会 開 催 日 の3週 間
前 に発 送 する。また、株 主 総 会 の招 集 に係 わる取 締 役 会 決 議 から招 集 通 知 を
発 送 するまでの間 に、TDnetと自 社 のウェブサイトに上 記 情 報 を公 表 することで、
株 主 の皆 様 が内 容 を検 討 する時 間 を確 保 する。
さらに、自 社 の株 主 構 成 を踏 まえ、議 決 権 の電 子 行 使 プラットフォームに参
加 すると共 に、招 集 通 知 を英 訳 し、TDnetと自 社 のウェブサイトにこれを公 表 す
る。
(補 充 原 則 1-2①、②、④)
(株 主 総 会 )
第 7条 当 社 は、より多 くの株 主 の皆 様 に株 主 総 会 に出 席 いただき、株 主 の皆 様
の意 思 をより反 映 できるように、開 催 日 時 、開 催 場 所 などを設 定 する。
(補 充 原 則 1-2③)
2.取 締 役 会 は株 主 総 会 における会 社 提 案 議 案 の議 決 権 行 使 結 果 の分 析 を
行 い、賛 成 ・反 対 要 因 を具 体 的 に把 握 するよう努 め、経 営 や株 主 との建 設 的 な
対 話 などに生 かす。
(補 充 原 則 1-1①)
3.取 締 役 および執 行 役 員 は、株 主 の皆 様 との信 頼 関 係 を醸 成 するために、
株 主 総 会 において、株 主 の皆 様 に会 社 の方 針 や施 策 などについて十 分 な
説 明 を行 い、質 疑 応 答 を尽 くす。
(原 則 1-1、原 則 1-2)
(株 主 還 元 )
第 8 条 利 益 分 配 を 受 け る 権 利 は 株 主 の 皆 様 の 基 本 的 権 利 と 認 識 し、 当 社 は
剰 余 金 の配 当 などの株 主 還 元 に関 する方 針 を定 め、自 社 のウェブサイトなどに
開 示 する。
(原 則 1-3)
2.剰 余 金 については、定 款 の定 めに従 い、中 間 配 当 は取 締 役 会 で決 議 し、
期 末 配 当 は取 締 役 会 で方 針 を決 議 の上 、株 主 総 会 にて審 議 し、決 定 する。
(株 主 の権 利 の保 護 )
第 9条 取 締 役 会 ・監 査 役 会 は、株 主 の皆 様 に対 して受 託 者 責 任 を負 うことから、
支 配 権 の変 動 や大 規 模 な希 釈 化 をもたらす資 本 政 策 を実 施 する場 合 、既 存
の株 主 の皆 様 を不 当 に害 することがないよう十 分 に検 討 を行 い、適 正 な手 続 を
-5-
確 保 したうえで、株 主 の皆 様 に十 分 な説 明 を行 う。
(原 則 1-6)
(資 本 政 策 の基 本 的 な方 針 )
第 10条 当 社 は、当 該 株 式 が安 定 的 な取 引 関 係 の構 築 や成 長 戦 略 に則 った
業 務 提 携 関 係 の維 持 ・強 化 に繋 がり、当 社 の中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 に
資 すると判 断 した場 合 に、保 有 する。
(原 則 1-4)
2.当 社 は、前 項 の方 針 に則 り、取 締 役 会 にて、当 該 株 式 の検 証 を毎 年 実 施 し、
その保 有 目 的 について有 価 証 券 報 告 書 に記 載 する。
(原 則 1-4)
3.当 社 は、政 策 保 有 株 式 に関 する議 決 権 の行 使 については、原 則 的 には発 行
会 社 の経 営 方 針 や戦 略 を尊 重 した上 で、その株 式 を管 理 する各 担 当 部 門 が
発 行 会 社 の経 営 状 況 等 を勘 案 し、最 終 的 には株 主 価 値 の向 上 に資 するもの
かどうかの観 点 から個 別 に議 案 を精 査 して賛 否 の判 断 を行 う。
(原 則 1-4)
4.当 社 は、いわゆる買 収 防 衛 策 を導 入 せず、当 社 株 式 が公 開 買 付 けに付 され
た場 合 には、取 締 役 会 において予 め決 議 した「株 式 会 社 の支 配 に関 する基 本
方 針 」に基 づき、取 締 役 会 としての考 え方 を株 主 に十 分 かつ明 確 に説 明 し、適
正 な手 続 を行 う。
(原 則 1-5)
(株 主 平 等 性 の確 保 )
第 11条 当 社 は、いずれの株 主 も株 式 の内 容 および株 式 数 に応 じて平 等 に扱 い、
特 定 の株 主 に対 し、財 産 上 の利 益 の供 与 などの特 別 な利 益 の提 供 を行 わ
ない。
(株 主 の利 益 に反 する取 引 の防 止 )
第 12条 当 社 は、株 主 の皆 様 の利 益 を保 護 するため、取 締 役 、執 行 役 員 、
従 業 員 などの当 社 関 係 者 がその立 場 を濫 用 して、当 社 や株 主 の皆 様 の利 益
に反 する取 引 を行 うことを防 止 することに努 める。
(原 則 4-3)
2.当 社 は、「取 締 役 会 規 定 」において、取 締 役 の競 業 取 引 および自 己 取 引
について、取 締 役 会 の事 前 承 認 事 項 と規 定 し、また、その結 果 の報 告 を義 務
付 ける。継 続 的 な取 引 を行 う場 合 には、毎 年 1回 、取 締 役 会 にて、競 業 取 引
および自 己 取 引 につき前 年 度 の実 績 報 告 および当 年 度 の事 前 承 認 を行 う。
また、 関 連 当 事 者 間 の取 引 に ついては、 一 般 の 取 引 条 件 と 同 様 に 決 定 し、
法 令 等 に従 って計 算 書 類 の注 記 表 および有 価 証 券 報 告 書 にて開 示 する。
(原 則 1-7)
3.当 社 は、前 項 に定 める取 引 について重 要 な事 実 を適 切 に開 示 する。
(基 本 原 則 3、原 則 4-3)
4. 当 社 は 、 当 社 関 係 者 が 内 部 者 取 引 (イン サ イ ダー 取 引 ) を 行 うこ と を 未 然 に
防 止 するため、未 公 表 の重 要 事 実 の取 り扱 いに関 する規 定 を定 め、これを
厳 格 に運 用 する。
(原 則 4-3)
-6-
第 3 章 株 主 以 外 のステークホルダーとの適 切 な協 働
(持 続 的 な企 業 価 値 向 上 に向 けて)
(適 切 な協 働 )
第 13条 当 社 は、会 社 の持 続 的 な成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の創 出 は、
従 業 員 ・顧 客 ・取 引 先 ・債 権 者 ・地 域 社 会 をはじめとする様 々なステーク
ホルダーによるリソ ースの 提 供 または 貢 献 の 結 果 であるこ とを十 分 に 認 識 し、
これらのステークホルダーとの適 切 な協 働 に努 める。
取 締 役 ・執 行 役 員 は、これらのステークホルダーの権 利 ・立 場 や健 全 な事 業
に係 る倫 理 規 範 を尊 重 する企 業 文 化 ・風 土 の醸 成 に向 けてリーダーシップを
発 揮 する。
(基 本 原 則 2)
2. 当 社 は 、 社 会 ・ 環 境 問 題 を は じめ と す る サ ステナ ビリ ティ ー (持 続 可 能 性 )を
巡 る課 題 について、株 主 ・従 業 員 ・顧 客 ・取 引 先 ・債 権 者 ・地 域 社 会 などの
ステークホルダーからの共 感 が得 られるように、第 2条 に定 める「Denkaの行 動
指 針 」を基 本 に、国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 にまで広 く浸 透 させ、全 社
挙 げて、誠 実 ・公 正 な対 応 を行 う。
(原 則 2-3、補 充 原 則 2-3①)
3.当 社 は、会 社 の持 続 的 な成 長 のためには、多 様 な個 性 と価 値 観 を持 つ社 員
一 人 ひとりが十 分 に能 力 を発 揮 することが必 要 という基 本 方 針 のもと、ダイバー
シティ推 進 (多 様 な人 財 活 用 )に取 り組 む。
(原 則 2-4)
4.当 社 は、組 織 のセルフチェック機 能 と自 浄 作 用 の活 用 を図 るため「デンカ
グループ倫 理 規 定 」を定 め、その遵 守 の徹 底 を図 ると共 に、その状 況 を監 視 す
るための倫 理 委 員 会 を設 ける。委 員 会 は内 部 通 報 があれば、これに迅 速 かつ
適 正 に対 処 する。
通 報 者 は社 内 事 務 局 のほか、中 立 性 を有 する監 査 役 室 や労 働 組 合 、さら
には独 立 的 な立 場 にある弁 護 士 事 務 所 に通 報 ができる。また、当 社 は、通 報
者 がその行 為 によって差 別 的 な処 遇 や不 利 益 を被 ることがないよう「デンカグル
ープ倫 理 規 定 」に明 文 化 する。
(原 則 2-5、補 充 原 則 2-5①)
第 4 章 適 切 な情 報 開 示 と透 明 性 の確 保
(情 報 開 示 )
第 14条 当 社 は、国 内 外 の 株 主 ・機 関 投 資 家 をはじめとするすべてのステーク
ホルダーとの長 期 的 な信 頼 関 係 を構 築 するため、情 報 開 示 については、法 定
開 示 事 項 のみならず経 営 方 針 や財 務 情 報 、事 業 の取 組 みのほか、その経 営
環 境 など投 資 判 断 に必 要 な非 財 務 情 報 を含 む情 報 を、迅 速 、正 確 かつ公 正
公 平 に伝 達 することを情 報 開 示 の基 本 方 針 とする。
(基 本 原 則 3)
2.当 社 は、取 締 役 会 が取 締 役 ・執 行 役 員 の報 酬 を決 定 するに当 たっての方 針 と
手 続 の概 略 をコーポレートガバナンス報 告 書 にて開 示 する。
(原 則 3-1(ⅲ))
-7-
3.当 社 は、取 締 役 会 が取 締 役 ・監 査 役 候 補 の指 名 と執 行 役 員 の選 任 を行 うに
当 たっての方 針 と手 続 をコーポレートガバナンス報 告 書 にて開 示 する。これを
踏 まえ、取 締 役 ・監 査 役 候 補 の個 々の選 任 ・指 名 の説 明 については、社 外 役
員 ・社 内 役 員 それぞれの選 任 理 由 を、株 主 総 会 参 考 書 類 に記 載 する。
(原 則 3-1(ⅳ)、(ⅴ))
4.当 社 は、自 社 の株 主 構 成 における海 外 投 資 家 の比 率 を踏 まえ、英 語 による
情 報 の開 示 ・提 供 を合 理 的 な範 囲 で可 能 な限 り行 うよう努 める。
(補 充 原 則 3-1②)
第 5 章 取 締 役 会 などの責 務
(取 締 役 会 の役 割 ・責 務 )
第 15条 取 締 役 会 は、当 社 の企 業 理 念 “ The Denka Value ”実 現 のための戦
略 立 案 を その役 割 ・責 務 の一 つとし、経 営 計 画 などを定 め、それを踏 まえた
上 で重 要 な業 務 執 行 の決 定 を行 う。また、経 営 計 画 が未 達 の場 合 、その原 因
分 析 を行 い、株 主 への説 明 責 任 を果 たし、その内 容 を次 期 以 降 の計 画 に反
映 させる。
(基 本 原 則 4、原 則 4-1、補 充 原 則 4-1②)
2.取 締 役 会 は、法 令 、定 款 および「取 締 役 会 規 定 」にて定 めた重 要 事 項 を意 思
決 定 すると共 に、取 締 役 ・執 行 役 員 の業 務 執 行 を監 督 する。
(補 充 原 則 4-1①)
3.取 締 役 会 は、業 務 執 行 の機 動 性 と柔 軟 性 を高 めることで、経 営 の活 力 を増 大
させるため、業 務 執 行 機 能 を担 う各 執 行 役 員 の職 務 分 担 ・職 務 権 限 を決 議 し、
その範 囲 内 において執 行 役 員 に業 務 執 行 を委 任 すると共 に、取 締 役 会 にてそ
の執 行 状 況 を報 告 させる体 制 とする。また、リスクテイクを支 える環 境 整 備 を行
うことで、その業 務 執 行 を支 援 する。
(基 本 原 則 4-(2)、補 充 原 則 4-1①、原 則 4-2)
4.取 締 役 会 は、適 時 かつ正 確 な情 報 開 示 が行 われるよう監 督 すると共 に、
内 部 統 制 やリスク管 理 体 制 を適 切 に整 備 する。
(原 則 4-3)
5.取 締 役 会 は、将 来 に対 しての経 営 にも責 任 を有 することを認 識 し、当 社 の
企 業 理 念 や今 後 の経 済 環 境 の変 化 の動 向 などを踏 まえ、代 表 取 締 役 社 長 の
後 継 者 の計 画 (プランニング)についてその情 報 を共 有 し、適 切 に監 督 する。
(補 充 原 則 4-1③)
6.取 締 役 会 は、常 に自 由 な意 見 交 換 や前 向 きな議 論 を行 うことができる環 境 の
整 備 に努 めると共 に、社 外 取 締 役 による問 題 提 起 を尊 重 する。
(原 則 4-12)
7.取 締 役 会 は、会 議 運 営 に関 する下 記 の取 扱 いを確 保 することで、審 議 の
活 性 化 を図 る。
(補 充 原 則 4-12①)
( 1) 取 締 役 会 の 資 料 を 事 前 配 付 する 。 中 でも 付 議 事 項 案 件 に つい ては 、
当 日 に活 発 な議 論 がなされるよう、社 外 も含 む取 締 役 ・監 査 役 全 員 に事
前 に資 料 を配 付 し、十 分 な検 討 時 間 を確 保 する。
(2) 必 要 に応 じて取 締 役 会 の資 料 以 外 にも、会 社 から取 締 役 に対 し、十 分
な情 報 提 供 を実 施 する。また、取 締 役 会 は円 滑 な情 報 提 供 ができている
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かを確 認 する。
(3) 前 もって年 間 の取 締 役 会 開 催 スケジュールを決 定 する。
(4) 審 議 項 目 数 や開 催 頻 度 を適 切 に設 定 する。
(5) 付 議 事 項 に関 しては、社 外 取 締 役 との議 論 を活 発 にするなど、審 議 時
間 をより多 く確 保 する。
(6) 社 外 取 締 役 および監 査 役 から出 された意 見 ・要 望 については、迅 速 に
取 締 役 会 の運 営 に取 り入 れる。
8.当 社 は、各 取 締 役 および各 監 査 役 により、取 締 役 会 の実 効 性 に関 する分 析 ・
評 価 を毎 年 行 い、その結 果 をコーポレートガバナンス報 告 書 にて開 示 する。
(補 充 原 則 4-11③)
(取 締 役 の役 割 ・責 務 )
第 16条 取 締 役 は、その任 期 を 1 年 とし、毎 年 、株 主 総 会 で選 任 される。
2.取 締 役 は、善 管 注 意 義 務 および忠 実 義 務 を負 う。
3.取 締 役 は、その職 務 を執 行 するにあたり、十 分 な情 報 を収 集 することに最 大 の
注 意 を払 い、取 締 役 会 において説 明 を求 め、互 いに積 極 的 に意 見 を表 明 して
議 論 を尽 くし、意 思 決 定 過 程 が合 理 的 であることを確 認 してから、議 決 権 を
行 使 する。
4.取 締 役 は、取 締 役 会 の議 題 を提 案 する権 利 および取 締 役 会 の招 集 を求 める
権 利 を 適 時 ・ 適 切 に 行 使 す る こ と に よ り、 知 り 得 た 当 社 の 経 営 課 題 の 解 決 を
図 る。
(取 締 役 ・監 査 役 共 通 の役 割 ・責 務 )
第 17条 取 締 役 ・監 査 役 は自 らの果 たすべき役 割 ・責 務 に注 力 するため、他 の
上 場 会 社 の役 員 を兼 務 する場 合 は、法 令 に基 づきその状 況 を株 主 総 会 参 考
書 類 および事 業 報 告 で開 示 する。
(補 充 原 則 4-11②)
2.取 締 役 ・監 査 役 は、その役 割 ・責 務 を果 たすために、自 身 の持 つ情 報 に不 足
があると判 断 する場 合 は、該 当 する部 門 の担 当 執 行 役 員 をとおして、追 加 の情
報 提 供 を求 めることができる。また、必 要 と考 える場 合 は、当 社 の費 用 にて弁 護
士 等 の外 部 専 門 家 の意 見 を求 めることができる。
(原 則 4-13、補 充 原 則 4-13①、②)
3.当 社 は、社 外 取 締 役 、社 外 監 査 役 ともに、独 立 役 員 として当 社 の企 業 価 値 向
上 への貢 献 が期 待 できるか否 かなど、実 質 面 に主 眼 を置 いた判 断 のもと、候 補
者 を選 定 する。具 体 的 には、会 社 法 が規 定 する社 外 性 の要 件 のほか、東 京 証
券 取 引 所 が定 める独 立 性 基 準 等 を踏 まえ、別 紙 の通 り定 める。
(原 則 4-9)
4.当 社 は、特 に新 任 の社 外 取 締 役 ・社 外 監 査 役 に対 し、当 社 に関 する知 識 の
習 得 を目 的 に、当 社 の事 業 所 ・工 場 などの見 学 や当 社 事 業 についての勉 強
会 などを実 施 する。また、社 外 を含 むすべての新 任 の取 締 役 ・監 査 役 に対 して、
求 められる役 割 と責 務 への理 解 を深 めることを目 的 に、必 要 な法 的 知 識 などを
学 ぶための外 部 講 習 会 への参 加 等 を奨 励 し、その機 会 の提 供 ・斡 旋 と費 用 の
支 援 を行 うと共 に、就 任 後 も必 要 に応 じて継 続 的 にこれらの知 識 を更 新 するた
めのトレーニングについて、同 様 の対 応 を行 う。
(原 則 4-14、補 充 原 則 4-14①、②)
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(執 行 役 員 の役 割 )
第 18条 執 行 役 員 は、その任 期 を1年 とし、毎 年 取 締 役 社 長 がその候 補 者 を
推 薦 し、取 締 役 会 で審 議 ・選 任 される。
2.執 行 役 員 の選 任 にあたっては、「執 行 役 員 規 定 」に基 づく選 任 基 準 (①豊 富 な
業 務 経 験 を有 し、会 社 の業 務 に精 通 していること、②経 営 感 覚 に優 れている
こと、③指 導 力 、統 率 力 、行 動 力 および企 画 力 に優 れていること、④執 行 役 員
にふさわしい人 格 、見 識 を有 すること、⑤心 身 ともに健 康 であること)に従 う。
(原 則 3-1(ⅳ))
3.取 締 役 を兼 務 する執 行 役 員 は、取 締 役 として当 社 全 体 の経 営 に関 する監 督
責 任 を負 うと共 に、執 行 役 員 として自 らの担 当 業 務 において業 務 執 行 の責 任
を負 う。
4.執 行 役 員 の員 数 は、取 締 役 会 の意 思 決 定 に基 づく業 務 執 行 機 能 が最 も
効 果 的 かつ効 率 的 に発 揮 できる適 正 な員 数 とする。
(社 外 取 締 役 の役 割 ・責 務 )
第 19条 社 外 取 締 役 は、当 社 の持 続 的 成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 を
図 るために、主 に下 記 の役 割 を果 たす。
(1) 経 営 全 般 に関 して、自 らの豊 富 な経 験 と幅 広 い見 識 に基 づく助 言
(2) 取 締 役 会 および執 行 役 員 の業 務 執 行 の監 督
(3) 当 社 と取 締 役 ・執 行 役 員 などとの利 益 相 反 の監 督
(4) 取 締 役 会 への少 数 株 主 等 のステークホルダーの意 見 の反 映
(原 則 4-6、原 則 4-7)
2.社 外 取 締 役 は、当 社 の企 業 理 念 、企 業 文 化 、経 営 環 境 の変 化 などの状 況 に
ついて、取 締 役 会 事 務 局 (総 務 部 )をとおして継 続 的 な情 報 提 供 を受 ける。
(原 則 4-13)
3.社 外 取 締 役 は、当 社 のコーポレートガバナンスおよびビジネスに関 する事 項 な
どについて、適 宜 、社 外 役 員 のみで構 成 するミーティングを開 催 し、情 報 交 換 、
認 識 共 有 を図 るよう努 める。
(補 充 原 則 4-8①)
(監 査 役 および監 査 役 会 の役 割 ・責 務 )
第 20条 監 査 役 および監 査 役 会 は、法 令 に基 づく当 社 の事 業 の報 告 の請 求 、
業 務 ・会 計 に関 する調 査 、外 部 会 計 監 査 人 の選 解 任 や報 酬 等 に関 する権 限
の行 使 などをとおして、取 締 役 の職 務 執 行 や内 部 統 制 、業 務 ・会 計 に関 する
監 査 を実 施 する。
(原 則 4-4)
2.監 査 役 および監 査 役 会 は前 項 の役 割 ・責 務 を果 たすにあたって、株 主
に対 する受 託 者 責 任 を踏 まえ、客 観 的 な立 場 に立 って、適 切 な判 断 を行 うと
共 に、取 締 役 会 等 において積 極 的 に意 見 を述 べることに努 める。
(原 則 4-4)
3.当 社 は、監 査 役 および監 査 役 会 がその役 割 ・責 務 を果 たすためには、監 査 役
には、財 務 ・会 計 に関 する知 見 を有 する者 が少 なくとも1名 以 上 選 任 されるべき
との判 断 のもと、監 査 役 候 補 者 を選 定 する。
(原 則 4-11)
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4.監 査 役 および監 査 役 会 は、その役 割 ・責 務 を果 たすため、必 要 な事 項 に関 し、
当 社 の 取 締 役 、 執 行 役 員 、 使 用 人 お よ び 外 部 会 計 監 査 人 か ら 適 時 ・適 切
に報 告 を受 けると共 に、外 部 会 計 監 査 人 および内 部 監 査 部 門 と必 要 な情 報 を
共 有 し、監 査 の質 の向 上 と効 率 的 な監 査 の実 現 に努 める。
(補 充 原 則 3-2②、原 則 4-13、補 充 原 則 4-13③)
5.監 査 役 会 は、その職 務 を執 行 するために必 要 な基 本 方 針 、規 定 、手 続 などを
定 める。
6.監 査 役 会 の決 議 および監 査 役 の指 示 に基 づき職 務 を遂 行 する監 査 役 室
スタッフは、監 査 の客 観 性 を確 保 するために、業 務 の指 揮 命 令 および人 事
評 価 などについて取 締 役 ・執 行 役 員 など経 営 陣 からの独 立 性 が保 障 される。
(原 則 4-13)
7.監 査 役 会 は、社 外 監 査 役 が有 する独 立 性 および常 勤 監 査 役 が有 する情 報 収
集 能 力 を相 互 に補 完 することにより、その実 効 性 の向 上 に努 める。また、監 査
役 および監 査 役 会 は、社 外 取 締 役 がその役 割 ・責 務 を果 たすため、社 外 取 締
役 との連 携 を確 保 する。
(補 充 原 則 4-4①)
(情 報 入 手 に関 する体 制 )
第 21条 当 社 の内 部 監 査 部 門 は、取 締 役 会 に対 し内 部 統 制 に関 する報 告 を
行 うほか、常 勤 監 査 役 と定 期 的 に情 報 交 換 を行 う。
(補 充 原 則 4-13③)
2.秘 書 室 ・監 査 役 室 ・内 部 監 査 室 ・総 務 部 は、互 いに連 携 し、社 外 取 締 役 ・社
外 監 査 役 に必 要 な情 報 を提 供 する。
(補 充 原 則 4-13③)
(内 部 統 制 体 制 の整 備 )
第 22条 当 社 の内 部 統 制 の充 実 は、株 主 の皆 様 を含 む全 ステークホルダーの
信 頼 を得 る重 要 な要 素 であるとの認 識 のもと、取 締 役 会 は、会 社 法 ・同 法 施 行
規 則 に基 づき、「内 部 統 制 に関 する基 本 方 針 」を定 める。
(原 則 4-3、補 充 原 則 4-3②)
2.担 当 執 行 役 員 は、「内 部 統 制 に関 する基 本 方 針 」およびその他 の内 部 統 制 に
関 連 した取 締 役 会 決 議 に基 づき、法 令 と倫 理 規 範 ・行 動 準 則 の遵 守 、事 業 の
有 効 性 ・効 率 性 および財 務 報 告 の信 頼 性 のために必 要 な体 制 を整 備 し、これ
を国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 まで有 効 に機 能 させる。
(原 則 2-2、原 則 4-3)
(外 部 会 計 監 査 人 )
第 23条 当 社 は、財 務 報 告 の信 頼 性 ・実 効 性 を確 保 し、適 切 な監 査 を実 行
するため、外 部 会 計 監 査 人 に対 し、以 下 の対 応 を行 う。
(1) 十 分 な監 査 時 間 の確 保
(2) 外 部 会 計 監 査 人 と社 長 執 行 役 員 および担 当 執 行 役 員 との定 期 的 な面
談
(3) 監 査 役 会 の活 動 に関 する情 報 の提 供 および決 算 ・内 部 統 制 に関 する外
部 会 計 監 査 人 と内 部 監 査 室 との連 携
(4) 外 部 会 計 監 査 人 から不 正 の行 為 または法 令 ・定 款 に違 反 する重 大 な事
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実 を発 見 した旨 の報 告 を受 けた場 合 の、監 査 役 会 での適 切 な手 続 の確
保
(原 則 3-2、補 充 原 則 3-2②)
2.監 査 役 会 は外 部 会 計 監 査 人 に関 する選 任 ・解 任 に関 する方 針 を策 定 すると
共 に、決 算 報 告 などの報 告 を受 ける中 での確 認 をとおして、外 部 会 計 監 査 人
の評 価 を行 う。
(補 充 原 則 3-2①)
第 6 章 その他
(例 外 措 置 )
第 24条 取 締 役 会 は、本 ガイドラインの例 外 措 置 を講 ずる必 要 が生 じた場 合 に
は、その理 由 を明 確 にすると共 に、本 ガイドラインの趣 旨 に鑑 み、適 正 な措 置 を
とっていることを明 らかにしなければならない。
(改
正)
第 25条 本 ガイドラインは,取 締 役 会 の決 議 により改 正 される。
平 成 27 年 11 月 9 日 制 定
平 成 28 年 6 月 22 日 改 正
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(別 紙 )
社外役員の独立性基準
当 社 の社 外 取 締 役 、社 外 監 査 役 の独 立 性 基 準 は以 下 の(1)から(5)までに定
める要 件 のいずれにも該 当 しない者 とする。
(1)当 社 の主 要 取 引 先 である、主 要 販 売 先 (*1)、主 要 仕 入 先 (*2)、主 要 借 入
先 (*3)の業 務 執 行 者 (*4)
(2)直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 社 から役 員 報 酬 以 外 に年 間 1千 万 円
を超 える金 銭 その他 の財 産 を得 ているコンサルタント、会 計 士 、弁 護 士 等
(3)上 記 (2)の財 産 を得 ている者 が団 体 である場 合 は、直 近 1年 間 の会 計 年 度
において、当 該 団 体 に対 する当 社 からの支 払 額 が当 該 団 体 の売 上 高 もしく
は総 収 入 の2%以 上 を占 める団 体 に所 属 する者
(4)過 去 1年 以 内 の期 間 において上 記 (1)から(3)までに該 当 していた者
(5)次 に掲 げる者 (重 要 でない者 を除 く)の配 偶 者 または二 親 等 以 内 の親 族
①上 記 (1)から(4)までに該 当 する者
②現 在 または過 去 1年 以 内 の期 間 において当 社 または当 社 の子 会 社 の業
務 執 行 者 であった者
③現 在 または過 去 1年 以 内 の期 間 において当 社 または当 社 の子 会 社 の非
業 務 執 行 取 締 役 であった者 (社 外 監 査 役 の場 合 に限 る)
*1 主 要 販 売 先 :直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 社 に対 する当 該 販 売
先 からの支 払 額 が当 社 の売 上 高 の2%以 上 を占 める
販売先
*2 主 要 仕 入 先 :直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 該 仕 入 先 に対 する当
社 からの支 払 額 が当 該 仕 入 先 の売 上 高 の2%以 上 を占 め
る仕 入 先
*3 主 要 借 入 先 :直 近 の会 計 年 度 末 において、当 社 の資 金 調 達 において必
要 不 可 欠 であり、代 替 性 がない程 度 に依 存 している
借入先
*4 業 務 執 行 者 :業 務 執 行 取 締 役 、執 行 役 、執 行 役 員 その他 の使 用 人 等
以
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上