平 成 27年 11月 9日 各 位 会 代 社 表 名: デ 者 ン カ 株 名: 代 表 取 締 役 社 長 (コード番号:4061 問 合 せ 先 責 任 者 名: 総 務 部 長 式 会 暗髙 社 紳介 東証第1部) 浅見 清 (TEL:03-5290-5055) 「デ ンカ コ ーポ レ ート ガバ ナ ンス ・ ガ イド ライ ン 」制 定 のお 知ら せ 当社は、本日開催の取締役会において、東京証券取引所が定める「コーポレート ガ バ ナ ン ス・コ ー ド 」の 趣 旨 を 踏 ま え 、 「 デ ン カ コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス・ガ イ ド ラ イ ン 」( 別 紙 ) を 制 定 い た し ま し た の で 、 下 記 の と お り お 知 ら せ い た し ま す 。 記 1.本ガイドライン制定の目的 当社が、株主をはじめとするステークホルダーの皆様からの信頼を得て、持 続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るための最良のコーポレートガバナ ンスを実現することを目的に制定いたしました。 2.本ガイドラインの構成 序文 第1章 総則 第2章 株主の皆様との関係 第3章 株主以外のステークホルダーとの適切な協働 (持続的な企業価値向上に向けて) 第4章 適切な情報開示と透明性の確保 第5章 取締役会などの責務 第6章 その他 3.本ガイドラインの開示先 本日、当社ウェブサイトにおいても開示しております。 ( http://www.denka.co.jp/) 4 .「 コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス 報 告 書 」 の 提 出 に つ い て 本日、本ガイドラインの開示と同時に「コーポレートガバナンス報告書」を 東京証券取引所へ提出いたしております。 以上 デンカコーポレートガバナンス・ガイドライン (序 文) 当 社 は 、191 5 年 の 創 業 以 来 、 市 場 ニ ー ズ を 的 確 に 捉 え 、 石 灰 窒 素 の 製 造 販 売 から始 まり、アセチレン・カーバイド事 業 への展 開 、有 機 化 学 への進 出 、青 海 コ ンビ ナ ー トを 活 用 し た セメ ン ト 事 業 の 展 開 、千 葉 工 場 にお け る 石 油 化 学 工 業 への進 出 、大 牟 田 工 場 における 無 機 系 製 品 を はじめ 電 子 材 料 部 門 へ の拡 張 、 医 薬 品 事 業 への展 開 、デンカ生 研 におけるワクチン試 薬 事 業 への展 開 等 多 方 面 にわたる事 業 展 開 を進 めて参 りました。 2015年 で創 立 100周 年 を迎 えましたが、これは、これまでの間 に多 くの株 主 ほ かステークホルダーの皆 様 のご支 援 とご協 力 があってのことと認 識 しております。 このご支 援 のもと役 員 ならびに従 業 員 一 同 、その遺 伝 子 と言 うべき「真 摯 で 誠 実 な 姿 勢 」 を 貫 き 、 厳 し い 時 代 も ありまし たが、こ れを 克 服 し 、 今 日 のさ ら なる 成 長 期 を迎 えています。 当 社 は、今 回 ここにコーポレートガバナンス・ガイドラインを定 め、透 明 で開 かれ たグローバル企 業 として、株 主 ほかステークホルダーの皆 様 のご支 援 とご理 解 のも とさらなる成 長 と、社 会 に貢 献 できる持 続 性 のある企 業 として事 業 活 動 を推 進 して 参 ります。 ※本 ガイドラインの各 条 項 の末 尾 に付 されている()内 は、東 京 証 券 取 引 所 が定 める「コーポレートガバナンス・コード」との対 応 関 係 を示 しております。 第1章 総 則 (目 的) 第 1条 本 ガイドラインは、デンカ株 式 会 社 (以 下 「当 社 」という)が、株 主 をはじめ とするステークホルダーの皆 様 からの信 頼 を得 て、第 2 条 に定 める企 業 理 念 の もと、持 続 的 成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 を図 るために最 良 のコーポ レートガバナンスを実 現 することを目 的 とするものである。 (基 本 原 則 2、基 本 原 則 4) (企 業 理 念 ・行 動 指 針 ・経 営 計 画 ) 第 2 条 当 社 は 、「 高 い 技 術 で 、 資 源 か ら 価 値 ある モ ノ を 生 み 出 す 企 業 となる 」 とい う 企 業 理 念 ( ミッ ショ ン ) や 、 行 動 指 針 、 コ ー ポレ ー ト ス ロ ー ガン か らなる 、 デンカの企 業 理 念体 系 のもと、戦略ビジョンである経 営計 画を立案し、 その計 画 達 成 に向 けた活 動 を推 進 することにより、企 業 価 値 向 上 を目 指 す。 (原 則2-1、原 則 3-1(ⅰ)、基 本 原 則 4-(1)、原 則4-1、原 則 5-2) デンカの企 業 理 念 体 系 ◇企 業 理 念 「高 い技 術 で、資 源 から価 値 あるモノを生 み出 す企 業 となる」 ◇Denkaの行 動 指 針 わたしたちは、 一 、「誠 意 」と「チャレンジ精 神 」で、果 敢 に難 題 に挑 みます。 -1- 一 、「未 来 」に向 け、今 何 をなすべきかを考 え、行 動 します。 一 、「創 造 」溢 れるモノづくりを通 して、お客 様 への新 たな価 値 と感 動 を届けます。 一 、「環 境 」に配 慮 し、「安 全 」優 先 の明 るい職 場 をつくります。 一 、「信 頼 」される企 業 としての誇 りを持 ち、より良 い社 会 作 りに 貢 献 します。 ◇コーポレートスローガン 「できるをつくる。」「Possibility of Chemistry.」 2.当 社 は、コンプライアンス(法 令 ・規 則 ・定 款 および社 会 規 範 などの遵 守 )を含 む「デンカ グルー プ倫 理 規 定 」を 定 め、こ れを日 々 の活 動 の基 礎 とし、社 会 的 責 任 の遂 行 に努 め、これが国 内 外 の 事 業 活 動 の第 一 線 まで広 く浸 透 し、遵 守 されるように徹 底 を図 る。 (原 則2-2、補 充 原 則 2-2①、原 則 4-3、補 充 原 則 4-3②) (コーポレートガバナンスの基 本 的 な考 え方 ) 第 3条 当 社 は、株 主 をはじめとした、顧 客 、地 域 社 会 、従 業 員 など多 くの ステークホルダーの皆 様 のご期 待 ・ご信 頼 に応 えるべく、収 益 力 や業 容 の拡 大 による事 業 基 盤 の強 化 を図 る一 方 、社 会 の信 頼 と共 感 を得 られる企 業 であり続 けようとする姿 勢 を徹 底 することで企 業 価 値 の向 上 に努 力 する。 コーポレートガバナンスはそのための土 台 と考 え、取 締 役 会 の活 性 化 、監 査 体 制 の強 化 、経 営 機 構 の効 率 化 、コンプライアンス体 制 の整 備 強 化 を図 る。 具 体 的 には 、意 思 決 定 を 迅 速 化 す る ため 、 執 行 役 員 制 度 を 導 入 し 、 業 務 執 行 のための権 限 と役 位 を執 行 役 員 に委 譲 することで、執 行 役 員 の業 務 執 行 と 取 締 役 によるその監 視 ・監 督 機 能 とを明 確 に分 離 させる。加 えて、役 位 (専 務 ・常 務 など)を持 つ取 締 役 を原 則 として廃 止 することによって、全 取 締 役 が対 等 な立 場 で業 務 執 行 を監 視 ・監 督 する体 制 を確 立 し、さらには取 締 役 に対 する チェックが機 動 的 に行 われるよう、取 締 役 の任 期 を1年 とすることで、ガバナンス の強 化 を図 る。 また、社 外 役 員 の体 制 については、十 分 な独 立 性 を 持 ち、かつ それぞれの 領 域 において高 い見 識 を有 する人 材 を、会 社 法 が規 定 する社 外 監 査 役 に加 え、 社 外 取 締 役 にも選 任 し、外 部 の視 点 で経 営 のチェックを行 うと共 に、定 期 的 に 経 営 トッ プとの意 見 交 換 の場 を 設 定 するなど取 締 役 会 以 外 においても 十 分 な 交 流 を図 ることで、適 切 なアドバイスを得 るよう努 める。 (原 則3-1(ⅱ)) 2.当 社 は、 株 主 の皆 様 の 権 利 を 尊 重 し 、 経 営 の公 正 性 ・ 透 明 性 を 確 保 す る と 共 に、「 攻 め」 と「 守 り」 の適 切 なバ ランス により経 営 の活 力 を 増 大 さ せ るこ とが コーポレートガバナンスの本 質 的 な目 的 であると考 え、次 の基 本 方 針 を策 定 し、 その実 現 を図 る。 (原 則3-1(ⅱ)) (1) 株 主 の皆 様 との関 係 1 )株 主 の権 利 ・平 等 性 を確 保 する。 (基 本 原 則 1、原 則 1-1) 2)株 主 との間 で建 設 的 な目 的 を持 った対 話 を行 う。 (基 本 原 則 5) -2- 3 )株 主 およびその他 のステークホルダーとの良 好 な関 係 を構 築 する。 (基 本 原 則 2) 4 )財 務 情 報 ・非 財 務 情 報 を適 切 に開 示 し、透 明 性 を確 保 する。 (基 本 原 則 3) (2) コーポレートガバナンスの基 本 的 体 制 1 )当 社 は監 査 役 会 設 置 会 社 を選 択し、監 査 役 ・監 査 役 会 が取 締 役 ・ 執 行 役 員 の職 務 執 行 を監 査 する。 2 )当 社 は、経 営 の意 思 決 定 ・監 督 機 能 と業 務 執 行 機 能 を区 分 するため、 執 行 役 員 制 度 を 採 用 し 、意 思 決 定 ・ 監 督 機 能 を 取 締 役 会 お よび そ の 構 成 員 である各 取 締 役 が担 い、業 務 執 行 を各 執 行 役 員 が担 う。 取 締 役 会 が各 取 締 役および執 行 役 員に業 務を委 任する範 囲 は、 「取 締 役 会 規 定 」・「執 行 役 員 規 定 」によるが、その概 要 につき別 途 コーポレートガバナンス報 告 書 にて開 示 する。 (補 充 原 則 4-1①) 3)当 社 は、経 営 における重 要 課 題 の審 議 お よび討 議 を目 的 に、取 締 役 、 監 査 役 および執 行 役 員 の一 部 を構 成 メンバーとする「経 営 委 員 会 」を設 置 し 、経 営 の重 要 事 項 に関 す る 討 議 の効 率 化 と意 思 決 定 の迅 速 化 を 図 る。 4 )当 社 は、経 営 の透 明 性 と健 全 性 を考 慮 し、取 締 役 を10名 以 内 とすると 共 に、「 攻 め 」と「 守 り」を 兼 ね 備 え た経 営 体 制 を 構 築 する ため、独 立 社 外 取 締 役 の人 数 を少 なくとも2名 以 上 確 保 し、さらに、取 締 役 会 構 成 に ついては、少 なくとも3分 の1以 上 を独 立 社 外 取 締 役 とする。 また、社 内 取 締 役 は、 当 社 の各 事 業 部 門 や 間 接 部 門 にお け る 十 分 な 専 門 知 識 と実 務 経 験 を有 している者 から選 任 し、社 外 取 締 役 は、当 社 の 企 業 価 値 向 上 に必 要 な高 度 な専 門 性 と幅 広 い見 識 を持 った者 から選 任 す る こ とにより、 取 締 役 会 全 体 とし て、 多 様 な知 識 ・ 経 験 ・ 能 力 を 持 っ た 人 材 をバランス良 く選 任 する。 (原 則4-8、原 則 4-11、補 充 原 則 4-11①) 5 )当 社 は、経 営 上 特 に重 要 な事 項 に関 す る議 論 を深 めるため、社 内 および社 外 の取 締 役 ・監 査 役 の間 での自 由 闊 達 で建 設 的 な議 論 ・意 見 交 換 ・ 情 報 交 換 ・連 携 強 化 の場 として、毎 月 1回 「取 締 役 ・ 監 査 役 懇 談 会 」を開 催 する。 (補 充 原 則 4-8②、原 則 4-10、補 充 原 則 4-10①) 6)当 社 は、リスク・マネジメントとコンプライアンス体 制 を強 化 するため取 締 役 または執 行 役 員 の中 から、コンプライアンス担 当 役 員 (CCO)を選 任 す る。 (原 則4-2、原 則 4-3、補 充 原 則 2-3①) 7)当 社 は、CSR(企 業 の社 会 的 責 任 )を国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 まで 広 く認 識 ・浸 透 させ、全 社 挙 げて誠 実 に対 応 するため、CSR担 当 の部 署 を設ける。 (補 充 原 則 2-3①) -3- (本 ガイドラインの位 置 付 け) 第 4条 本 ガイドラインは、会 社 法 、関 連 法 令 および定 款 に次 ぐ上 位 規 程 であり、 その他 の規 程 に優 先 して適 用 されるものとする。 第 2 章 株 主 の皆 様 との関 係 (受 託 者 責 任 ) 第 5条 取 締 役 ・監 査 役 および経 営 陣 は、株 主 に対 する受 託 者 責 任 を全 うするこ とを目 的 に、ステークホルダーとの適 切 な協 働 をとおして、当 社 および株 主 共 同 の価 値 向 上 のために行 動 する。 (原 則4-5) (議 決 権 の尊 重 ) 第 6条 当 社 は、株 主 総 会 が株 主 との対 話 の場 であることを認 識 し、株 主 の視 点 に立 ち、株 主 が適 切 に権 利 を行 使 できるよう努 める。 (基 本 原 則 1、原 則 1-1、原 則 1-2) 2.当 社 は、株 主 ・投 資 家 との建 設 的 な対 話 を促 進 するための方 針 を次 のとおり 定 めるとともに、持 続 的 な成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 を目 指 した経 営 計 画 を策 定 し、様 々な機 会 を設 けて、説 明 に努 めることにより、株 主 ・投 資 家 の 理 解 を得 られるよう努 める。 (基 本 原 則 5、原 則 5-1) (1) 株 主 ・ 投 資 家 への対 応 はIR室 ・ 総 務 部 が窓 口 となり、各 担 当 執 行 役 員 の統 括 のもと、活 動 を行 う。 (補 充 原 則 5-1①、②) (2) 適 宜 ・適 切 な情 報 開 示 をするため、関 連 部 署 が情 報 を共 有 するなど、積 極 的 に連 携 する。 (3) 株 主 ・ 投 資 家 が当 社 の事 業 構 造 や 経 営 計 画 、業 績 に対 する 理 解 を 深 める取 組 みとして、証 券 アナリストや機 関 投 資 家 に対 しては決 算 説 明 会 を 開 催 するほか、適 宜 工 場 見 学 会 や事 業 説 明 会 を実 施 する。また、個 人 投 資 家 に対 しては毎 年 会 社 説 明 会 を開 催 する。 (4) 株 主 ・投 資 家 との対 話 の中 で寄 せられた意 見 ・懸 念 事 項 については、適 宜 担 当 執 行 役 員 に対 し 報 告 する と共 に、必 要 に応 じ て取 締 役 会 に報 告 する。 (5) インサイダー情 報 の管 理 に関 する施 策 としては、「内 部 情 報 管 理 および 内 部 者 取 引 (インサイダー 取 引 ) 防 止 規 定 」 を策 定 し、これに基 づいた適 切 な情 報 管 理 を実 施 する。 3.当 社 は、株 主 の皆 様 が適 切 に議 決 権 を行 使 できるよう取 組 む。 まず 株 主 総 会 招 集 通 知 、参 考 書 類 などは原 則 とし て総 会 開 催 日 の3週 間 前 に発 送 する。また、株 主 総 会 の招 集 に係 わる取 締 役 会 決 議 から招 集 通 知 を 発 送 するまでの間 に、TDnetと自 社 のウェブサイトに上 記 情 報 を公 表 することで、 株 主 の皆 様 が内 容 を検 討 する時 間 を確 保 する。 さらに、自 社 の株 主 構 成 を踏 まえ、議 決 権 の電 子 行 使 プラットフォームに参 加 すると共 に、招 集 通 知 を英 訳 し、TDnetと自 社 のウェブサイトにこれを公 表 す る。 (補 充 原 則 1-2①、②、④) -4- (株 主 総 会 ) 第 7条 当 社 は、より多 くの株 主 の皆 様 に株 主 総 会 に出 席 いただき、株 主 の皆 様 の意 思 をより反 映 できるように、開 催 日 時 、開 催 場 所 などを設 定 する。 (補 充 原 則 1-2③) 2. 取 締 役 会 は 株 主 総 会 に お け る 会 社 提 案 議 案 の 議 決 権 行 使 結 果 の 分 析 を 行 い、賛 成 ・反 対 要 因 を具 体 的 に把 握 するよう努 め、経 営 や株 主 との建 設 的 な 対 話 などに生 かす。 (補 充 原 則 1-1①) 3.取 締 役 および執 行 役 員 は、株 主 の皆 様 との信 頼 関 係 を醸 成 するため に、 株 主 総 会 において、株 主 の皆 様 に会 社 の方 針 や施 策 などについて十 分 な 説 明 を行 い、質 疑 応 答 を尽 くす。 (原 則1-1、原 則 1-2) (株 主 還 元 ) 第 8条 利 益 分 配 を受 ける権 利 は株 主 の皆 様 の基 本 的 権 利 と認 識 し、当 社 は 剰 余 金 の配 当 などの株 主 還 元 に関 する方 針 を定 め、自 社 のウェブサイトなどに 開 示 する。 (原 則1-3) 2.剰 余 金 については、定 款 の定 めに従 い、中 間 配 当 は取 締 役 会 で決 議 し、 期 末 配 当 は取 締 役 会 で方 針 を決 議 の上 、株 主 総 会 にて審 議 し、決 定 する。 (株 主 の権 利 の保 護 ) 第 9条 取 締 役 会 ・監 査 役 会 は、株 主 の皆 様 に対 して受 託 者 責 任 を負 うことから、 支 配 権 の変 動 や 大 規 模 な希 釈 化 をもたらす 資 本 政 策 を実 施 する 場 合 、既 存 の株 主 の皆 様 を不 当 に害 することがないよう十 分 に検 討 を行 い、適 正 な手 続 を 確 保 したうえで、株 主 の皆 様 に十 分 な説 明 を行 う。 (原 則1-6) (資 本 政 策 の基 本 的 な方 針 ) 第 10条 当 社 は、 当 該 株 式 が 安 定 的 な取 引 関 係 の 構 築 や 成 長 戦 略 に則 っ た 業 務 提 携 関 係 の維 持 ・ 強 化 に繋 がり、当 社 の中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 に 資 すると判 断 した場 合 に、保 有 する。 2.当 社 は、政 策 保 有 株 式 に関 する議 決 権 の行 使 については、原 則 的 には発 行 会 社 の経 営 方 針 や 戦 略 を 尊 重 し た上 で、その株 式 を 管 理 する各 担 当 部 門 が 発 行 会 社 の経 営 状 況 等 を勘 案 し、最 終 的 には株 主 価 値 の向 上 に資 するもの かどうかの観 点 から個 別 に議 案 を精 査 して賛 否 の判 断 を行 う。 (原 則1-4) 3.当 社 は、いわゆる買 収 防 衛 策 を 導 入 せ ず、当 社 株 式 が公 開 買 付 けに付 され た場 合 には、取 締 役 会 において予 め決 議 した「株 式 会 社 の支 配 に関 する基 本 方 針 」に基 づき、取 締 役 会 としての考 え方 を株 主 に十 分 かつ明 確 に説 明 し、適 正 な手 続 を行 う。 (原 則1-5) (株 主 平 等 性 の確 保 ) 第 11条 当 社 は、いずれの株 主 も株 式 の内 容 および株 式 数 に応 じて平 等 に扱 い、 -5- 特 定 の株 主 に対 し、財 産 上 の利 益 の供 与 などの特 別 な利 益 の提 供 を行 わ ない。 (株 主 の利 益 に反 する取 引 の防 止 ) 第 12条 当 社 は、株 主 の皆 様 の利 益 を保 護 するため、取 締 役 、執 行 役 員 、 従 業 員 などの当 社 関 係 者 がその立 場 を濫 用 して、当 社 や 株 主 の皆 様 の利 益 に反 する取 引 を行 うことを防 止 することに努 める。 (原 則4-3) 2.当 社 は、「取 締 役 会 規 定 」におい て、取 締 役 の競 業 取 引 および自 己 取 引 について、取 締 役 会 の事 前 承 認 事 項 と規 定 し、また、その結 果 の報 告 を義 務 付 ける 。継 続 的 な取 引 を 行 う 場 合 には、毎 年 1回 、取 締 役 会 にて、競 業 取 引 および自 己 取 引 につき前 年 度 の実 績 報 告 および当 年 度 の事 前 承 認 を行 う。 また、関 連 当 事 者 間 の取 引 につ い ては、一 般 の取 引 条 件 と 同 様 に 決 定 し 、 法 令 等 に従 って計 算 書 類 の注 記 表 および有 価 証 券 報 告 書 にて開 示 する。 (原 則1-7) 3.当 社 は、前 項 に定 める取 引 について重 要 な事 実 を適 切 に開 示 する。 (基 本 原 則 3、原 則 4-3) 4.当 社 は、 当 社 関 係 者 が 内 部 者 取 引 ( イ ンサ イダ ー 取 引 ) を 行 う こ とを 未 然 に 防 止 するため、未 公 表 の重 要 事 実 の取 り扱 いに関 する 規 定 を 定 め、これを 厳 格 に運 用 する。 (原 則4-3) 第 3 章 株 主 以 外 のステークホルダーとの適 切 な協 働 (持 続 的 な企 業 価 値 向 上 に向 けて) (適 切 な協 働 ) 第 13条 当 社 は、会 社 の持 続 的 な成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の創 出 は、 従 業 員 ・顧 客 ・取 引 先 ・債 権 者 ・地 域 社 会 をはじめとする様 々なステーク ホルダ ー による リソ ー ス の提 供 また は貢 献 の 結 果 である こ とを 十 分 に 認 識 し 、 これらのステークホルダーとの適 切 な協 働 に努 める。 取 締 役 ・執 行 役 員 は、これらのステークホルダーの権 利 ・立 場 や健 全 な事 業 に係 る 倫 理 規 範 を 尊 重 する 企 業 文 化 ・ 風 土 の醸 成 に向 けてリーダー シップを 発 揮 する。 (基 本 原 則 2) 2.当 社 は 、 社 会 ・ 環 境 問 題 を はじ め とす る サ ス テナビ リテ ィー ( 持 続 可 能 性 ) を 巡 る課 題 について、株 主 ・従 業 員 ・顧 客 ・ 取 引 先 ・債 権 者 ・地 域 社 会 などの ステークホルダー からの共 感 が得 られるよう に、第 2条 に定 める「 Denka の行 動 指 針 」を基 本 に、国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 にまで広 く浸 透 させ、全 社 挙 げて、誠 実 ・公 正 な対 応 を行 う。 (原 則2-3、補 充 原 則 2-3①) 3.当 社 は、会 社 の持 続 的 な成 長 のためには、多 様 な個 性 と価 値 観 を持 つ 社 員 一 人 ひとりが十 分 に能 力 を発 揮 することが必 要 という基 本 方 針 のもと、ダイバー シティ推 進 (多 様 な人 財 活 用 )に取 り組 む。 (原 則2-4) 4.当 社 は、組 織 のセルフチェック機 能 と自 浄 作 用 の活 用 を図 るため「デンカ -6- グループ倫 理 規 定 」を定 め、その遵 守 の徹 底 を図 ると共 に、その状 況 を監 視 す るための倫 理 委 員 会 を設 ける。委 員 会 は内 部 通 報 があれば、これに迅 速 かつ 適 正 に対 処 する。 通 報 者 は社 内 事 務 局 のほか、中 立 性 を 有 する監 査 役 室 や 労 働 組 合 、さ ら には独 立 的 な立 場 にある 弁 護 士 事 務 所 に通 報 ができる。また、当 社 は、通 報 者 がその行 為 によって差 別 的 な処 遇 や不 利 益 を被 ることがないよう「デンカグル ープ倫 理 規 定 」に明 文 化 する。 (原 則2-5、補 充 原 則 2-5①) 第 4 章 適 切 な情 報 開 示 と透 明 性 の確 保 (情 報 開 示 ) 第 14条 当 社 は、国 内 外 の株 主 ・ 機 関 投 資 家 を はじめ とす るす べ てのス テー ク ホルダーとの長 期 的 な信 頼 関 係 を 構 築 するため、情 報 開 示 については、法 定 開 示 事 項 のみ ならず 経 営 方 針 や 財 務 情 報 、事 業 の取 組 みのほか、その経 営 環 境 など投 資 判 断 に必 要 な非 財 務 情 報 を 含 む情 報 を、迅 速 、正 確 かつ公 正 公 平 に伝 達 することを情 報 開 示 の基 本 方 針 とする。 (基 本 原 則 3) 2.当 社 は、取 締 役 会 が取 締 役 ・執 行 役 員 の報 酬 を決 定 するに当 たっての方 針 と 手 続 の概 略 をコーポレートガバナンス報 告 書 にて開 示 する。 (原 則3-1(ⅲ)) 3.当 社 は、取 締 役 会 が取 締 役 ・ 監 査 役 候 補 の指 名 と執 行 役 員 の選 任 を行 うに 当 たっての方 針 と手 続 をコーポレ ー トガバナ ンス 報 告 書 にて開 示 する。こ れを 踏 まえ、取 締 役 ・ 監 査 役 候 補 の個 々の選 任 ・指 名 の説 明 については、社 外 役 員 は選 任 理 由 を、社 内 役 員 は経 歴 を、それぞれ株 主 総 会 参 考 書 類 に記 載 す る。 (原 則3-1(ⅳ)、(ⅴ)) 4.当 社 は、自 社 の株 主 構 成 にお ける 海 外 投 資 家 の比 率 を 踏 まえ 、英 語 による 情 報 の開 示 ・提 供 を合 理 的 な範 囲 で可 能 な限 り行 うよう努 める。 (補 充 原 則 3-1②) 第 5 章 取 締 役 会 などの責 務 (取 締 役 会 の役 割 ・責 務 ) 第 15 条 取 締 役 会 は、 当 社 の 企 業 理 念 ( ミ ッ ショ ン) 実 現 のため の 戦 略 立 案 を その役 割 ・責 務 の一 つとし、経 営 計 画 などを定 め、それを踏 まえた上 で重 要 な 業 務 執 行 の決 定 を行 う。また、経 営 計 画 が未 達 の場 合 、その原 因 分 析 を行 い、 株 主 への説 明 責 任 を果 たし、その内 容 を次 期 以 降 の計 画 に反 映 させる。 (基 本 原 則 4、原 則 4-1、補 充 原 則 4-1②) 2.取 締 役 会 は、法 令 、定 款 および「取 締 役 会 規 定 」にて定 めた重 要 事 項 を意 思 決 定 すると共 に、取 締 役 ・執 行 役 員 の業 務 執 行 を監 督 する。 (補 充 原 則 4-1①) 3.取 締 役 会 は、業 務 執 行 の機 動 性 と柔 軟 性 を高 めることで、経 営 の活 力 を増 大 させるため、業 務 執 行 機 能 を担 う各 執 行 役 員 の職 務 分 担 ・職 務 権 限 を決 議 し、 その範 囲 内 において執 行 役 員 に業 務 執 行 を委 任 すると共 に、取 締 役 会 にてそ -7- の執 行 状 況 を報 告 させる体 制 とする。また、リスクテイクを支 える環 境 整 備 を行 うことで、その業 務 執 行 を支 援 する。 (基 本 原 則 4-(2)、補 充 原 則 4-1①、原 則 4-2) 4.取 締 役 会 は、適 時 かつ 正 確 な 情 報 開 示 が 行 われるよう監 督 すると共 に、 内 部 統 制 やリスク管 理 体 制 を適 切 に整 備 する。 (原 則4-3) 5 . 取 締 役 会 は 、 将 来 に 対 し て の 経 営 に も 責 任 を 有 す る こ とを 認 識 し 、 当 社 の 企 業 理 念 や今 後 の経 済 環 境 の変 化 の動 向 などを踏 まえ、代 表 取 締 役 社 長 の 後 継 者 の計 画 (プランニング)についてその情 報 を共 有 し、適 切 に監 督 する。 (補 充 原 則 4-1③) 6.取 締 役 会 は、常 に自 由 な意 見 交 換 や前 向 きな議 論 を行 うことができる環 境 の 整 備 に努 めると共 に、社 外 取 締 役 による問 題 提 起 を尊 重 する。 (原 則4-12) 7.取 締 役 会 は、会 議 運 営 に関 する下 記 の取 扱 いを確 保 することで、審 議 の 活 性 化 を図 る。 (補 充 原 則 4-12①) ( 1) 取 締 役 会 の 資 料 を 事 前 配 付 す る 。 中 でも 付 議 事 項 案 件 につ い ては、 当 日 に活 発 な議 論 がなされる よう、社 外 も 含 む取 締 役 ・ 監 査 役 全 員 に事 前 に資 料 を配 付 し、十 分 な検 討 時 間 を確 保 する。 (2) 必 要 に応 じて取 締 役 会 の資 料 以 外 にも、会 社 から取 締 役 に対 し、十 分 な情 報 提 供 を実 施 する。また、取 締 役 会 は円 滑 な情 報 提 供 ができている かを確 認 する。 (3) 前 もって年 間 の取 締 役 会 開 催 スケジュールを決 定 する。 (4) 審 議 項 目 数 や開 催 頻 度 を適 切 に設 定 する。 (5) 付 議 事 項 に関 しては、社 外 取 締 役 との議 論 を活 発 にするなど、審 議 時 間 をより多 く確 保 する。 (6) 社 外 取 締 役 お よび 監 査 役 から出 された意 見 ・ 要 望 については、迅 速 に 取 締 役 会 の運 営 に取 り入 れる。 (取 締 役 の役 割 ・責 務 ) 第 16条 取 締 役 は、その任 期 を 1 年 とし、毎 年 、株 主 総 会 で選 任 される。 2.取 締 役 は、善 管 注 意 義 務 および忠 実 義 務 を負 う。 3.取 締 役 は、その職 務 を執 行 するにあたり、十 分 な情 報 を収 集 することに最 大 の 注 意 を払 い、取 締 役 会 において説 明 を求 め、互 いに積 極 的 に意 見 を表 明 して 議 論 を 尽 く し 、 意 思 決 定 過 程 が 合 理 的 で あ る こ とを 確 認 し て か ら、 議 決 権 を 行 使 する。 4.取 締 役 は、取 締 役 会 の議 題 を提 案 する権 利 および取 締 役 会 の招 集 を求 める 権 利 を 適 時 ・ 適 切 に行 使 す る こ と により 、 知 り得 た 当 社 の 経 営 課 題 の解 決 を 図 る。 (取 締 役 ・監 査 役 共 通 の役 割 ・責 務 ) 第 17条 取 締 役 ・ 監 査 役 は自 らの果 たすべ き役 割 ・ 責 務 に注 力 する ため、他 の 上 場 会 社 の役 員 を兼 務 する場 合 は、法 令 に基 づきその状 況 を株 主 総 会 参 考 書 類 および事 業 報 告 で開 示 する。 (補 充 原 則 4-11②) -8- 2.取 締 役 ・監 査 役 は、その役 割 ・責 務 を果 たすために、自 身 の持 つ情 報 に不 足 があると判 断 する場 合 は、該 当 する部 門 の担 当 執 行 役 員 をとおして、追 加 の情 報 提 供 を求 めることができる。また、必 要 と考 える場 合 は、当 社 の費 用 にて弁 護 士 等 の外 部 専 門 家 の意 見 を求 めることができる。 (原 則4-13、補 充 原 則 4-13①、②) 3.当 社 は、社 外 取 締 役 、社 外 監 査 役 ともに、独 立 役 員 として当 社 の企 業 価 値 向 上 への貢 献 が期 待 できるか否 かなど、実 質 面 に主 眼 を置 いた判 断 のもと、候 補 者 を選 定 する。具 体 的 には、会 社 法 が規 定 する社 外 性 の要 件 のほか、東 京 証 券 取 引 所 が定 める独 立 性 基 準 等 を踏 まえ、別 紙 の通 り定 める。 (原 則4-9) 4.当 社 は、特 に新 任 の社 外 取 締 役 ・社 外 監 査 役 に対 し、当 社 に関 する知 識 の 習 得 を 目 的 に、当 社 の事 業 所 ・ 工 場 などの見 学 や 当 社 事 業 につい ての勉 強 会 などを実 施 する。また、社 外 を含 むすべての新 任 の取 締 役 ・監 査 役 に対 して、 求 められる役 割 と責 務 への理 解 を深 めることを目 的 に、必 要 な法 的 知 識 などを 学 ぶための外 部 講 習 会 への参 加 等 を奨 励 し、その機 会 の提 供 ・斡 旋 と費 用 の 支 援 を行 うと共 に、就 任 後 も必 要 に応 じて継 続 的 にこれらの知 識 を更 新 するた めのトレーニングについて、同 様 の対 応 を行 う。 (原 則4-14、補 充 原 則 4-14①、②) (執 行 役 員 の役 割 ) 第 1 8 条 執 行 役 員 は 、そ の 任 期 を 1 年 とし 、 毎 年 取 締 役 社 長 がそ の 候 補 者 を 推 薦 し、取 締 役 会 で審 議 ・選 任 される。 2.執 行 役 員 の選 任 にあたっては、「執 行 役 員 規 定 」に基 づく選 任 基 準 (①豊 富 な 業 務 経 験 を 有 し 、会 社 の 業 務 に精 通 し てい ること、② 経 営 感 覚 に 優 れている こと、③指 導 力 、統 率 力 、行 動 力 および企 画 力 に優 れていること、④執 行 役 員 にふさわしい人 格 、見 識 を有 すること、⑤心 身 ともに健 康 であること)に従 う。 (原 則3-1(ⅳ)) 3.取 締 役 を兼 務 する執 行 役 員 は、取 締 役 として当 社 全 体 の経 営 に関 する監 督 責 任 を 負 うと共 に、執 行 役 員 として自 らの担 当 業 務 において業 務 執 行 の責 任 を負 う。 4.執 行 役 員 の員 数 は、取 締 役 会 の意 思 決 定 に基 づく業 務 執 行 機 能 が最 も 効 果 的 かつ効 率 的 に発 揮 できる適 正 な員 数 とする。 (社 外 取 締 役 の役 割 ・責 務 ) 第 19条 社 外 取 締 役 は、当 社 の持 続 的 成 長 と中 長 期 的 な企 業 価 値 の向 上 を 図 るために、主 に下 記 の役 割 を果 たす。 (1) 経 営 全 般 に関 して、自 らの豊 富 な経 験 と幅 広 い見 識 に基 づく助 言 (2) 取 締 役 会 および執 行 役 員 の業 務 執 行 の監 督 (3) 当 社 と取 締 役 ・執 行 役 員 などとの利 益 相 反 の監 督 (4) 取 締 役 会 への少 数 株 主 等 のステークホルダーの意 見 の反 映 (原 則4-6、原 則 4-7) 2.社 外 取 締 役 は、当 社 の企 業 理 念 、企 業 文 化 、経 営 環 境 の変 化 などの 状 況 について、取 締 役 会 事 務 局 (総 務 部 )をとおして継 続 的 な情 報 提 供 を受 ける。 (原 則4-13) 3.社 外 取 締 役 は、当 社 のコーポレートガバナンスおよびビジネスに関 する 事 項 -9- などについて、適 宜 、社 外 役 員 のみで構 成 するミーティングを 開 催 し、情 報 交 換 、認 識 共 有 を図 るよう努 める。 (補 充 原 則 4-8①) (監 査 役 および監 査 役 会 の役 割 ・責 務 ) 第 20条 監 査 役 および 監 査 役 会 は、法 令 に基 づ く当 社 の事 業 の報 告 の請 求 、 業 務 ・会 計 に関 する調 査 、外 部 会 計 監 査 人 の選 解 任 や報 酬 等 に関 する権 限 の行 使 などをとおして、取 締 役 の職 務 執 行 や内 部 統 制 、業 務 ・ 会 計 に関 する 監 査 を実 施 する。 (原 則4-4) 2.監 査 役 および監 査 役 会 は前 項 の役 割 ・責 務 を果 たすにあたって、株 主 に対 する 受 託 者 責 任 を 踏 まえ 、客 観 的 な立 場 に立 っ て、適 切 な判 断 を 行 う と 共 に、取 締 役 会 等 において積 極 的 に意 見 を述 べることに努 める。 (原 則4-4) 3.当 社 は、監 査 役 および監 査 役 会 がその役 割 ・責 務 を果 たすためには、監 査 役 には、財 務 ・会 計 に関 する知 見 を有 する者 が少 なくとも1名 以 上 選 任 されるべき との判 断 のもと、監 査 役 候 補 者 を選 定 する。 (原 則 4-11) 4.監 査 役 および監 査 役 会 は、その役 割 ・責 務 を果 たすため、必 要 な事 項 に関 し 、 当 社 の 取 締 役 、 執 行 役 員 、 使 用 人 お よび 外 部 会 計 監 査 人 か ら 適 時 ・ 適 切 に報 告 を受 けると共 に、外 部 会 計 監 査 人 および内 部 監 査 部 門 と必 要 な情 報 を 共 有 し、監 査 の質 の向 上 と効 率 的 な監 査 の実 現 に努 める。 (補 充 原 則 3-2②、原 則 4-13、補 充 原 則 4-13③) 5.監 査 役 会 は、その職 務 を執 行 するために必 要 な基 本 方 針 、規 定 、手 続 などを 定 める。 6.監 査 役 会 の決 議 および監 査 役 の指 示 に基 づき職 務 を 遂 行 する監 査 役 室 スタッフは、監 査 の客 観 性 を 確 保 するために、業 務 の指 揮 命 令 および人 事 評 価 などについて取 締 役 ・執 行 役 員 など経 営 陣 からの独 立 性 が保 障 される。 (原 則4-13) 7.監 査 役 会 は、社 外 監 査 役 が有 する独 立 性 および常 勤 監 査 役 が有 する情 報 収 集 能 力 を 相 互 に補 完 することにより、その実 効 性 の向 上 に努 める。また、監 査 役 および監 査 役 会 は、社 外 取 締 役 がその役 割 ・責 務 を果 たすため、社 外 取 締 役 との連 携 を確 保 する。 (補 充 原 則 4-4①) (情 報 入 手 に関 する体 制 ) 第 21条 当 社 の内 部 監 査 部 門 は、取 締 役 会 に対 し 内 部 統 制 に関 する 報 告 を 行 うほか、常 勤 監 査 役 と定 期 的 に情 報 交 換 を行 う。 (補 充 原 則 4-13③) 2.秘 書 室 ・監 査 役 室 ・ 内 部 監 査 室 ・総 務 部 は、互 いに連 携 し、社 外 取 締 役 ・社 外 監 査 役 に必 要 な情 報 を提 供 する。 (補 充 原 則 4-13③) - 10 - (内 部 統 制 体 制 の整 備 ) 第 22条 当 社 の内 部 統 制 の 充 実 は、株 主 の皆 様 を 含 む 全 ステー クホルダーの 信 頼 を得 る重 要 な要 素 であるとの認 識 のもと、取 締 役 会 は、会 社 法 ・同 法 施 行 規 則 に基 づき、「内 部 統 制 に関 する基 本 方 針 」を定 める。 (原 則4-3、補 充 原 則 4-3②) 2.担 当 執 行 役 員 は、「内 部 統 制 に関 する基 本 方 針 」およびその他 の内 部 統 制 に 関 連 した取 締 役 会 決 議 に基 づき、法 令 と倫 理 規 範 ・行 動 準 則 の遵 守 、事 業 の 有 効 性 ・効 率 性 および財 務 報 告 の信 頼 性 のために必 要 な体 制 を整 備 し、これ を国 内 外 の事 業 活 動 の第 一 線 まで有 効 に機 能 させる。 (原 則2-2、原 則 4-3) (外 部 会 計 監 査 人 ) 第 23条 当 社 は、財 務 報 告 の信 頼 性 ・実 効 性 を 確 保 し、適 切 な監 査 を 実 行 するため、外 部 会 計 監 査 人 に対 し、以 下 の対 応 を行 う。 (1) 十 分 な監 査 時 間 の確 保 (2) 外 部 会 計 監 査 人 と社 長 執 行 役 員 および担 当 執 行 役 員 との定 期 的 な面 談 (3) 監 査 役 会 の活 動 に関 する情 報 の提 供 および決 算 ・内 部 統 制 に関 する外 部 会 計 監 査 人 と内 部 監 査 室 との連 携 (4) 外 部 会 計 監 査 人 から不 正 の行 為 または法 令 ・定 款 に違 反 する重 大 な事 実 を 発 見 した旨 の報 告 を 受 けた場 合 の、監 査 役 会 での適 切 な手 続 の確 保 (原 則 3-2、補 充 原 則 3-2②) 2.監 査 役 会 は外 部 会 計 監 査 人 に関 する選 任 ・解 任 に関 する方 針 を策 定 すると 共 に、決 算 報 告 などの報 告 を受 ける中 での確 認 をとおして、外 部 会 計 監 査 人 の評 価 を行 う。 (補 充 原 則 3-2①) 第 6 章 その他 (例 外 措 置 ) 第 24条 取 締 役 会 は、本 ガイドラインの例 外 措 置 を 講 ずる 必 要 が生 じた場 合 に は、その理 由 を明 確 にすると共 に、本 ガイドラインの趣 旨 に鑑 み、適 正 な措 置 を とっていることを明 らかにしなければならない。 (改 正) 第 25条 本 ガイドラインは,取 締 役 会 の決 議 により改 正 される。 平 成 27 年 11 月 9 日 制 定 - 11 - (別 紙 ) 社 外役 員の独 立 性基 準 当 社 の社 外 取 締 役 、社 外 監 査 役 の独 立 性 基 準 は以 下 の(1)から(5)までに定 める要 件 のいずれにも該 当 しない者 とする。 (1)当 社 の主 要 取 引 先 である、主 要 販 売 先 (*1)、主 要 仕 入 先 (*2)、主 要 借 入 先 (*3)の業 務 執 行 者 (*4) (2)直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 社 から役 員 報 酬 以 外 に年 間 1千 万 円 を超 える金 銭 その他 の財 産 を得 ているコンサルタント、会 計 士 、弁 護 士 等 (3)上 記 (2)の財 産 を得 ている者 が団 体 である場 合 は、直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 該 団 体 に対 する当 社 からの支 払 額 が当 該 団 体 の売 上 高 もしく は総 収 入 の2%以 上 を占 める団 体 に所 属 する者 (4)過 去 1年 以 内 の期 間 において上 記 (1)から(3)までに該 当 していた者 (5)次 に掲 げる者 (重 要 でない者 を除 く)の配 偶 者 または二 親 等 以 内 の親 族 ①上 記 (1)から(4)までに該 当 する者 ② 現 在 または過 去 1年 以 内 の期 間 におい て当 社 または当 社 の子 会 社 の 業 務 執 行 者 であった者 ③ 現 在 または過 去 1年 以 内 の期 間 におい て当 社 または当 社 の子 会 社 の 非 業 務 執 行 取 締 役 であった者 (社 外 監 査 役 の場 合 に限 る) *1 主 要 販 売 先 :直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 社 に対 する当 該 販 売 先からの支払額が当社の売上 高の2%以上を占める 販売先 *2 主 要 仕 入 先 :直 近 1年 間 の会 計 年 度 において、当 該 仕 入 先 に対 する当 社 からの支 払 額 が当 該 仕 入 先 の売 上 高 の2%以 上 を占 め る仕 入 先 *3 主 要 借 入 先 :直 近 の会 計 年 度 末 において、当 社 の資 金 調 達 において必 要 不 可 欠 であり、代 替 性 がない程 度 に依 存 している 借入先 *4 業 務 執 行 者 :業 務 執 行 取 締 役 、執 行 役 、執 行 役 員 その他 の使 用 人 等 以 - 12 - 上
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