就職課から学生の皆さんの就職活動に関する情報をお届けします。 近年、日本企業の採用環境には回復傾向が見られており、本学においても受理する求人件数 は前年度を上回っています。以前のように企業が採用者数を大幅に増やしているものではあり ませんが、一時期採用活動を抑制していた企業が新卒採用に意欲的に取組み始めた結果と考 えられます。 しかし、金融・生損保などの金融業については、採用を抑制する動きも見られます。 2015(平成27)年度 就職状況 就職 希望者の 学内合同企業セミナー 95.3 % が内定・決定 就職決定状況 就活フェス 2015年度は採用活動時期の見直しにより、戸惑いの中で活動を進めていた学生が多い 中、本学学生の最終的な就職内定・決定率は、就職希望者の95.3% (卒業生総数に対して は84.6%) でした。学生の積極的かつ計画的な取り組みに加え、 これまでの本学卒業生の活 躍による社会での高い評価が反映されたものと考えられます。業種別では、例年通り、金融・保 険業、卸売・小売業などが高い比率を示しており、競争率の高い企業からも多くの内定を得て います。 また、公務員の比率が全体の1割を超えているのも特徴的と言えるでしょう。 SPI対策模試 表1 業種別 公務 (他に分類されるものを除く) 10.4% サービス業 (他に分類されない) 4.2% 建設業 2.9% 製造業 7.9% 電気・ガス・ 熱供給・水道業 0.7% 情報通信業 7.9% 複合サービス事業 2.4% 医療、福祉 4.3% 運輸業、郵便業 5.5% 教育、学習支援業 3.3% 生活関連 サービス業、娯楽業 3.0% 宿泊業、 飲食サービス業 0.6% 2015年度 卸売業、小売業 15.2% 金融業、保険業 22.5% 学術研究、 専門・技術サービス業 4.4% 今 年4月にリクルートワ ークス研 究所から発表され た2 01 7(平 成2 9)年3 月卒 業予 定者 に対する 調 査では、大卒 求人 倍数 が1 .74 倍となり、昨年 度の 1.7 3倍 、一昨 年度の1 .61 倍から毎 年上 昇してい ま す。 しかしながら冒頭にも記し たとおり、全体では採用 数は増加していても、 1社あたりの 採用 数に 大幅な 変動はありませんので、 引き続き 「質 」重視の採 用活 動が 続くものと考えられ ます。また、昨年 度に引き 続 き、今年 度も採用 時期 の見 直しが行われました 。次 年度 以降も、採用 活動 時期 の見 直しが行われ る可 能性がないとも言えません 。低学 年 次から将 来を見据え、社会 人として ふさわしい人間力を高め るた めに、計画 的かつ積 極的 に 不動産業、物品賃貸業 4.9% 表2 規模別 巨大 企業 表3 地区別 34.5% 大企業 準 大企業 中企業 小企業 北海道 0.2% (北海道) 0% (東北) 東北 35.6% 関東 中部 18.7% 近畿 中国 24.3% 20.8% 1.7% 1.8% 6.5% 3.4% (中国) 0.3% (四国) 四国 福岡 43.1% 九州 (福岡以外) その他 行動することが重 要と 言え るでしょう。 9.0% 0.1% ●巨大企業 (資本金100億円以上) ●中企業 (資本金1,000万円以上1億円未満) ●大企業 (資本金10億円以上100億円未満) ●小企業 (資本金1,000万円未満) ●準大企業 (資本金1億円以上10億円未満) ※公務員・教員を除く ※パーセンテージは小数点2桁以下を四捨五入して表記 No.197 今後の就職環境の見通 し 10
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