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図①「キャリア形成支援体制」の構造
誌上セミナー
図①「キャリア形成支援体制」の構造
施策①(詳細はP10)
③キャリア形成支援の周知と啓蒙
施策②(詳細はP11)
施策③(詳細はP12~13)
キャリア形成に資する教育訓練
<主管部署の明示>
キャリア形成支援制度を構
築する際、まずすべきこと
は?
松 井 ﹁ そ の 制 度 に ど ん な 目 的 が
あ る の か ﹂﹁ 目 的 達 成 は、 ど ん な
施 策 を 通 じ て な さ れ る の か ﹂﹁ そ
の施策は誰が責任をもって実行す
るのか﹂という大枠を定め明示し
ておくことが、最初の一歩です。
﹁目的﹂﹁その目的を達成す
るための施策﹂の項のポイ
ントは?
松井 施策として﹁キャリア形成
のためのキャリアコンサルティン
グ﹂と﹁キャリア形成に資する教
育 訓 練 ﹂ に 加 え、﹁ キ ャ リ ア 形 成
を念頭に置いた派遣先の紹介及び
調整﹂を設定︵ポイント1︶して
いることです。職業人のキャリア
形 成 に は﹁ 知 識 や ス キ ル の 獲 得 ﹂
に加え、﹁実務経験﹂が必須です。
派 遣 社 員 の 場 合、﹁ 実 務 経 験 ﹂ が
積めるのは﹁派遣先﹂です。同時
に、派遣社員さんにとっては、
﹁今
よりいい時給の派遣先で働くこ
と﹂はキャリアアップのゴールで
Q
<主管部署の明示>
<主管部署の明示>
施策③(詳細はP12~13)
キャリア形成に資する教育訓練
<主管部署の明示>
Q
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施策②(詳細はP11)
施策①(詳細はP10)
キャリア形成を念頭においた
キャリア形成のための
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派遣先の紹介及び調整
コンサルティング
<主管部署の明示>
キャリア形成を念頭においた
<主管部署の明示>
キャリア形成のための
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派遣先の紹介及び調整
コンサルティング
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何から始め、どこまでやればいいのか? この問いに、ひとつの答えを提案するのが、
eラーニングを活用した派遣社員向け教育サービス「仕事塾」を
提供しているコンサルソーシング作成の
「キャリア形成支援マニュアル見本」だ。
制度作りのプロである同社社長・松井順一氏が、
同マニュアルの要点などを解説する。
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なぜ、マニュアルを公開?
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コンサルソーシング
松井順一社長が
指南
「キャリア形成支援制度の構築」。
松井順一社長に聞く
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改正労働者派遣法により義務付けられた
︱
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ル
ア
ュ
ニ
マ
援
支
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形
ア
リ
「キャ
は こう 作 る
﹁仕事塾﹂に関する無料セミ
ナー受講者のみに提供してきた
﹁キャリア支援マニュアルの見本﹂
の公開に踏み切った理由は?
松 井 順 一 氏︵ 以 下、 松 井 ︶ セ ミ
ナーには多くの派遣会社の経営者
様、担当者様にご参加いただいた
のですが、このマニュアルへの関
心が非常に高いのです。マニュア
ルを新たに作成するということは
﹁新たな制度を作り明文化する﹂
ということ。つまり﹁教育ツール
を 選 ぶ 前 に、﹃ 制 度 構 築 ﹄ の や り
方がわからない﹂と悩んでおられ
る派遣会社様が少なくないという
ことです。2 50以上の職場改
善を手がけてきたコンサルティン
グ会社である当社にとって、新た
な仕組みや制度を構築し明文化す
もあります、その意味でも、この
施策の明示は必要だと考えます。
﹁管理責任者と主管部門﹂
の項では、3つの施策を実
行 す る 部 門 に 加 え、﹁ 総 括 管 理 業
務 を 担 う 部 門 ﹂︵ ポ イ ン ト 2︶ が
明 示 さ れ て い ま す が、 そ の 理 由
は?どのような部署が、この業務
を担えばいいのでしょうか?
松井 施策を実行する部門のみに
制度の運用を任せておくと、施策
間の連携がとれま
せんし、言葉は悪
いですが、それぞ
れが暴走して、コ
ストのみが増大す
るリスクもありま
す。そのため、総
括管理業務を担う
部門の設定と、そ
のミッションを規
定しておくことは
必須です。ミッシ
ョンの第1は、﹁マ
ニュアルを制定す
る こ と。 つ ま り、
Q
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﹁何のために=目的﹂﹁どういう方法で
=施策﹂﹁誰が=主管部門﹂
を決める
キャリア形成支援の総括管理<主管部署の明示>
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キャリア形成支援の総括管理<主管部署の明示>
<ミッションの明示>
①キャリア形成支援マニュアルの作成と発行
<ミッションの明示>
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②キャリア形成支援業務の実務管理
①キャリア形成支援マニュアルの作成と発行
③キャリア形成支援の周知と啓蒙
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②キャリア形成支援業務の実務管理
プロフィール
アイシン精機株式会社にてトヨタ生産方式に
基づいた開発業務などに携わった後、社団
法人中部産業連盟、トーマツコンサルティン
グで経営コンサルティングに従事。2004 年、
株式会社コンサルソーシング設立。 業務改
善、人事教育制度づくりなどで実績を上げ、
トッ
プメーカーを含むクライアントから信頼を集め
る。業務改善などに関わる著書も多数。
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POINT 1
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POINT 2
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るのは、いわば、本業。しかし派
遣会社様の本業は違います。しか
も、﹁ 教 育 制 度 ﹂ は、 正 社 員 対 象
であっても実効性のあるものを整
備し、きちんと運用されている企
業 様 は、 か な り 少 な い。 そ れ が、
正社員以上に多様性の高い派遣社
員が対象ということになると、よ
り難易度が高い。お悩みはもっと
もです。
同時に、今回のキャリア形成支
援の義務化にあたり、単に法対応
に留まらず、差別化や人材の定着
率アップなど経営戦略に活かして
いこうという意欲ある企業様もた
くさんあります。当社の本業を活
かし、このハードルをクリアする
お手伝いができればと考え、公開
に踏み切りました。この誌面を借
りて制度構築の基本や留意点など
の﹁原則﹂をお伝えしご理解いた
だくことで、各社様らしい制度作
りに活かしていただければと考え
ています。
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制度を作る、あるいは、改善する
こ と ﹂ 第 2 は、
﹁それぞれの施策
がどう実施されているのか、管理
す る こ と ﹂。 そ し て、 第 3 が﹁ 周
知 と 啓 蒙 ﹂ で す。﹁ 周 知 と 啓 蒙 ﹂
を す る、 と い う こ と は、﹁ ど こ ま
でやるのか、かけるべきコストや
施策の優先順位を決めること﹂で
もあります。つまり、この﹁総括
管 理 業 務 ﹂ を 担 う 部 門 は、﹁ 事 業
戦略における判断と決定ができる
部門﹂がふさわしいと言えます。
㸱㸬⟶⌮㈐௵⪅࡜୺⟶㒊㛛
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9
2016. 7. 1/vol.360
〈マニュアル抜粋〉
8