Ⅰ.社 会 的 貢 献 事 業 1.地域情報化推進事業 2.調査研究事業

Ⅰ.社 会 的 貢 献 事 業
1.地 域 情 報 化 推 進 事 業
(1) 地域情報化支援・啓蒙に関する事業
a.
『各種イベント』等の開催
・
「自らが参加したい」
・
「会員相互のコラボレーション機会の提供」
・
「MISA の存在感醸成」
等を狙いとしたイベントを開催し、
IT利活用促進を支援すると共に地域力を広くアピールする。
・ICT-CONFERENCE2016、ビジネスフェア、イモニケーション開催等
b. 講演会の開催
通常総会(6月)
、賀詞交歓会(1月)の開催に合わせ、広く県民にも呼びかけてITの機運
向上・啓蒙に資する講演会を開催する。
(2) 地域IT化の支援 - 関係機関・団体の IT 化促進活動への参加・協力
関係行政機関・団体が主催するIT活用の普及啓発に関する施策に協力参加し、地域のIT
利活用促進に貢献する。
・宮城県高度情報化推進協議会ほか
宮城県が主催する「宮城県高度情報化推進協議会」の役員として運営に参画し協力するほか、
関連団体等が実施する情報化促進・啓発事業等に参加協力する。
(3) 地域社会へのボランティア活動等の展開
県内NPO団体との連携等を視野に、当協会として支援できるボランティア活動について検討
し取り組みを行う。
2.調 査 研 究 事 業
2.1.経営力強化
(1) MISA会員企業現状調査の分析・フォローアップ
例年実施している東北経済産業局の「東北地域における情報産業の実態に関するアンケート調
査」と連携し、会員企業の経営や MISA の活動に役立つ調査を実施する。
(2)IT産業構造変化への対応
JISA の「地域連携推進会議」に参画し、
「地域情報サービス産業の方向性」について引き続き検
討していく。また、ビジネスフォーラムについては、開催形態の見直し等を図りながら引き続き
取り組む。
(3)企業体質強化
企業体質強化に向けた企業施策の促進・普及を図るための啓蒙活動や検討を行う。
具体的には、
① 若手経営層を対象としたセミナーの実施
② ワーキンググループの立ち上げ
③ 在仙関連コンソーシアムとの連携 等
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2.2 事業共創に関する調査・研究
中期事業計画に掲げる「目指す姿」の実現に向けて、
「企業間連携による事業強化・創出の促進」な
らびに「産学官連携・協働による事業創出・市場開拓促進」をミッションとして、引き続き内外の協
力を得ながら事業に取り組む。
・
「事業テーマ別研究会」については、継続参加している異業種交流会『フロネシス21』の実績を
基に引続き本年度も、各種異業種交流会に参加する。
・IT コーディネータとの連携による他産業との連携・協力を推進し、地域企業の IT 化を支援する。
(1) 事業化を睨んだ異業種研究会(交流会)への参加
県内への各種企業の進出に伴い情報サービス産業への波及効果の期待される分野について、関
連団体 などとの連携により新たなビジネス創出のシーズを探る。
・
『フロネシス2008自主活動』への参加。
『フロネシス2008自主活動』では、
「知り合う、使いあう、創りあう」を合言葉にビジネス
創出のための勉強会が企画されており、
情報サービス産業への波及についての期待も大きいと考
えられることから参加を計画する。
・異業種交流に関するセミナーの企画・実施
(2) ビジネスマッチに向けた活動の展開
ビジネスマッチ情報の提供として、下記の活動を行う。
・Start Up Weekendへのジャッジとして参加
2.3 事業テーマ別研究会
各種協議会への参加と協調により、情報収集を行うと共に事業 の創出に努める。
(1) 大学・行政との連携タスク
・スマートフードシステムの検討
・仙台フィンランド健康センターの視察、ビジネスマッチリサーチ。
(2) 新たな研究会テーマ
新たな研究会立上げのため、以下の視点から調査・研究活動を行う。
・食産業フォーラムへの参加(IT分科会開催)
・新規ビジネス立ち上げに関する調査・研究
・宮城県農業法人協会との連携等
3.人 材の確保 ・育成 に関 する事業
3.1 人材確保推進に関する事業
・県内 IT 業界並びに当協会の会員企業に対する学生層の理解・認識を深め、人材確保に資するた
め地域の各大学、高専、専門学校との連携のもとに学生を対象とする会員企業説明会及び実践的
IT教育を開催し、IT 業界の魅力、県内IT企業のパワーをアピールする。
・各校との接触の中で人材の地域定着化のための情報交換を行い、今後継続して取り組むべき課題
を探る。
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(1) 企業説明会・業界研究・教育等共同活動の実施
a.webサイトによる情報発信
b.学内会場による出前合同企 業 説 明 会 開 催
宮城県及び隣県の各大学、高専、専門学校の学生向けに、出前合同企業説明会を実施する。
c.業 界 体 験 ・ 企 業 研 究 講 座の実施
各教育機関との関係を深め、就業の場としての IT 業界ならびに地域企業への理解・認識を深め
るため、業界企業体験・研究講座等を実施する。
d.会員企業の採用力強化に向けた取組
・各大学専門学校の教授、先生との情報交換会
・大学、専門学校等の就職支援担当者との情報交換
・会員企業向けの求人情報作成支援
e.教育プログラムの検討・提供
・入社前教育
・就業後教育(入社 1 年目)
・転職者向け教育
(2) 産 学 協 同 実 践 的 IT 教 育 の実 施(インターシップ連動型)
a.大学・高専対象
昨年に引き続き、産学協同の実行体制のもとで、大学・高専生を対象に従来の企業体験では得
られない実効性ある実学訓練を実施し、地域の将来を担う人材育成に資する実践的 IT 研修事業
に参画する。
・情報処理基礎理論を習得し将来的に IT 企業へ就職を視野に入れている『最終学年前の大学・
高専の学生』を対象に、IT 企業における実開発の模擬体験を通じ、設計からテストまでのシス
テム開発プロセスおよび IT 企業の実務の理解に資する。
・インターシップの機能充実を図るため、会員企業の参画機会を強化するとともに学生との直接
的な出会いを企画するなど、会員企業の人材確保に貢献する。
b.中学・高校生対象研修
早期工学人材育成を目的に会員企業講師派遣による工学系、情報系出前事業を実施する。
(3)各教育機関との連携強化
各大学、高等専門学校、高等技術専門校、就職支援事業会社等と継続的な協力関係を構築し
人材確保策の強化を図る。
3.2 人材育成に関する事業
人材育成の重要性に鑑み、広く受講参加を募り県内情報化人材の育成・増強に努める。
(1) 新入社員向け研修(認定職業訓練事業)
昨年度に引き続き「認定職業訓練事業」として各社のニーズに沿った以下の 5 コースを実施
する。
『ビジネス基盤養成コース』
4月
『システム開発技術コース』
4月~5月
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『オブジェクト指向開発コース』
5月~6月
『スマートフォンアプリ設計・開発』
6月
『新人研修フォローアップコース』
8月
(2) 中堅社員向け研修
要素技術に加えてプロジェクト管理や若手社員の指導等、企業現場の中核としての役割を担う
中堅社員層を対象に、円滑な業務推進、マネ-ジメント力の向上等に関わる実践的研修を3回程
度実施する。
(上、下期予定)
[テーマ予定]
・
『実践的プロジェクトマネージメント技法』
・
『IT エンジニアのための対人折衝・交渉力向上ワークショップ』
・
『管理者・リーダー養成』
(3) 技 術 研 修 (技術向上セミナー)
当業界の永遠の課題である技術の向上について、ニーズの高い最新技術をテーマに選定し技術研
修を実施する。
また、 仙台ソフトウェアセンター、宮城産業技術総合センターと連携し、技術・ヒューマンスキ
ル研修等の案内を会員に発信し、技術者のレベル向上施策に努める。
4.情 報 収 集 ・ 広 報 事 業
IT 業界ならびに当協会に対する外部からの理解を深め、また人材確保の一助とするため、広報誌
を作成し、会員、関係機関・団体、一般公共施設等に加え大学、高専、専門校、高校等に配布する。
また、協会ホームページ、メディアへの継続的な情報提供、各種イベント等の場を活用して協会事業
活動の広報・知名度向上に努めると共に会員企業従業員への情報発信を強化していく。
(1) 協会情報誌作成・配布
従来どおり年2回(通常総会後、賀詞交歓会後)発行(4月、10月)発行部数は各 1000 部とす
る。なお、第 41号は MISA 設立 20 周年記念特別号として発行する。
(2) 協会ホ-ムペ-ジに関する企画運営
・ 発信内容に関して情報発信部会中心に検討を行い、改善・整備を図る。
・MISA 関連イベントをホームページ&FACEBOOK を活用し内外に情報発信することにより
MISA のプレゼンス向上を図る。
(3) 企業データベースの維持・管理
・
「宮城県 ICT 企業データベース」について内外に向けて発信するための有効な活用方法等を検討
しながら運用する。
(4)各種メディアへの情報提供
・特徴的な活動などについて新聞等を媒体に随時情報発信することにより MISA 広報に努める。
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Ⅱ.地 域 IT産 業 基 盤 強 化 事 業
1.人材育成研鑽
(1) 経 営 者 層 研 鑽
・法 的 問 題 対 応 研 修
IT 化の進展に伴って制定される法律・制度等について時期を得たテーマを選定し、内容、経営に
及ぼす影響、対処方法等について、研修会を開催して周知を図る。
(12 月)
・法律実務セミナー
仙台在住弁護士による IT 業界に特化した関連法律セミナーを実施する。
(8 月)
・ISMSセミナー
日本規格協会との協賛によるセミナーを実施する。
(8 月)
(2) 人材育成・活用分科会
a. 教育担当者等による意見交換
各社の人材育成等に関する意見交換の場として、当分科会を更に充実させ、各社の事業運営に役
立たせる。意見交換のテーマについては、委員の関心の高いものを都度取り上げ、各社持ち回りで
発表し意見交換を行う。
(月例実施予定)
b.次世代交流会
会員企業の若手、
中堅社員層を対象として、
次代を担う若手リーダの育成と人的交流を支援する。
(年 2 回予定)
(3) 視察研修(グローバル人材育成)
ビジネスのグローバル化の進展に伴い、それらに対応できる人材育成を検討し推進する。
・グローバルなものの見方、考え方ができる人材の育成
・中堅社員のグローバル力向上策 等
2.組織基盤の強化
首都圏一極集中の ICT ビジネス環境の中、これまで培った会員相互連携の一層の拡大・強化により
業務の相互融通の拡大を図るなど、可能な方策の導入に向けて組織を挙げて取り組むものとする。
(1)行政機関との情報共有と政策提言の推進
行政機関との定期的な情報交換会を行う等、MISA として必要な提言・要望を検討していく。
(2) 中期計画の策定
IoT等の進展による第四次産業革命に突入、IT 産業のビジネス構造の変革が求められている中、新た
な Vision を明確にした「中期事業計画」を策定する。
・タスクチームの編成
・事業計画の検討、取り纏め
(3)地域活性化事業の推進
地域中小企業のIT利活用を促進し、経営の高度化と地域経済の活性化に資する活動を実施
する。今年度も、他団体などとの連携により、地域IT化のためのプロデュースを検討する等
地域におけるIT利活用促進に向けた活動を実践していく。
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(4) MISA ニアショア事業等新たな IT 関連ビジネスの推進
首都圏ビジネス対応として、オール MISA として技術力・顧客信頼度の向上のアピールを図り
ながら、産官連携のもと戦略的ビジネス拡大を目指す。
(5) UIJ ターンによる ICT 技術者確保促進事業の推進
人材不足感を増している ICT 技術者の確保について宮城県より、
「ICT 技術者 UIJ ターン地域促
進事業」を受託したことから、会員の協力参加のもと、未就職者の雇用機会創出と雇用者の育
成を図る。
3.交 流 事 業
(1) 経営者層による情報・意見交換の活発化
協会顧問・参与や功労者の参加を仰ぎ、委員会横断的な情報交換の場として交流サロンを運営
する。
・新規入会会員や経営者層以外の方の参加も広く求め3回開催する。 (5月、9月、3月)
(2) 女性対象のセミナー・交流会
多くの女性が活躍している現状に鑑み、時宜に適したテーマにより女性を対象とするセミナー、
交流会(ミサリー)を開催する。
(7月、1月)
(3) 親睦ゴルフ大会
会員や委員会間の横断的な親睦交流の場として年2回開催する。
(4月、10月)
Ⅲ.共 通 基 盤 事 業
1.福利厚生施策の充実
会員の福利厚生・交流に関する事業・行事を下記の通り実施する。
(1) ヘルスケア関連事業
経営委員会、人材育成委員会とタイアップし、MISA 新人研修時に共同活用産業医によるメンタル
ヘルスカリキュラムを実施する。また、情報提供を目的としたメンタルヘルスもしくはフィジカル
ヘルスに関する セミナーを企画し開催する。
(2) レクリエーション事業
a.MISA 会長杯フットサル大会
MISA会長杯争奪フットサル大会は、会員に定着し好調なことから今年度は昨年度に引き続き
2回実施する。
(7 月、10月)
b.同好会
年代を超えた会員相互のコミュニケーションと沿岸部地域活性化に向け、釣り同好会を実施する。
(6月、10月)
c.新企画の検討
MISA20 周年を迎え、新たな交流イベントを企画・検討する。
(3) MISA 会員に対する福利厚生事業の広報
新たな施策について随時検討を進めるとともに、実施中の福利厚生関連の施策について棚卸・整理
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の上、運用方法を明確にし、MISA 会員が広く認知し、有効に活用 できるよう広報活動を行う。
① ITけんぽ
② PETがん健診
③ 仙台フィルハーモニー管弦楽団
④ 福利厚生倶楽部 等
(4) 他企画事業の会員への紹介
各種支援機関が実施する福利厚生藷施策の紹介を通し、会員各社の魅力ある職場づくりに貢献
する。
・宮城産業保健推進センター実施事業等
2. 協 会 運 営 に関 する事 業 ・行 事
(1) 通常総会、理事会および賀詞交歓会
事業・決算報告、事業計画・予算等に関する通常総会(6月)、理事会(6月、1 月、3月)並びに
賀詞交歓会(1月)を開催する。
(2) 会員増強に関する事業
・以前実施した「MISA 未加入 IT 関連企業の意識調査」の結果などを参考にしながら、引き続き行事
案内などを通して活動への参加を呼びかける。
・協会活動に対する新入会員の理解を深めるためのオリエンテーションを実施する。
(3)委員会活動等の調整
協会活動全体の円滑な運営を図るため、事務局と連携のもと定期的に事業運営会議を開催し 情報・
意見交換、連携協力事項に関する協議を行う。
(4)MISA 設立 20 周年記念行事の開催
第 5 回総会を 20 周年記念大会とし、オール MISA 体制で記念行事を企画し開催する。
(5) 規 程 類 の整 備
一般社団法人として必要な規程類の整備・改定を行う。
以
[添付資料]
一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会事業計画書
(平成28年度事業計画一覧(委員会単位)
、平成28年度収支予算書を含む)
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上