主催/日本経済新聞社 日経ビジネススクール ベーシック300 労働法制を踏まえた 女性活躍のための人事制度設計・運用のポイント 弁護士でもありコンサルタントでもある講師が、多様な人材が集まる組織実現の方法を伝える講座 最新の育児・介護休業法などの改正情報、判例もフォローします! 日時/2016年9月7日(水)10:00~17:00 (開場9:30、昼食休憩12:30〜13:30) 会場/日本経済新聞社 日経ビル6階「日経・大手町セミナールーム 1」 講師 (日経カンファレンス&セミナールーム内) 東京都千代田区大手町1-3-7 TEL 03-3270-0251(代表) 弁護士、野口& パートナーズ法律事務所パートナー 受講料/ 34,560円(消費税を含む) セミナーのねらいとプログラム 講 師 紹 介 貴社は、以下のような現状にお悩みではありませんか? ・新卒採用で女性の応募が少ない ・女性が勤続しない ・子育て世代女性が肩身の狭い思いをしている ・女性管理職が増えない ・若手が「女性のロールモデルがいない」と言う 男性社員が定年まで仕事中心で走り続けることを想定したままの制度 下では、女性が能力を最大限に発揮することは困難です。 ここを脱却して、育児・介護等の理由で仕事のギアをいったん落とすこ とを選べる(選んだ人自身の成果が正当に評価される)制度とすることで、 女性が活躍できる職場となります。また、企業戦士モデルの型にはめられ て疲弊している男性にも多様な働き方の選択肢を提供できる職場となり ます。このような職場にこそ、多彩な人材が自然と集まってきます。 本セミナーでは、 「女性が活躍できる職場」、ひいては「皆が活躍でき る職場」づくりのポイントを、法律・通達・裁判例の示す真の意図や要 請ラインをベースとして解説します。 第1章 土台部分の見直し 大浦 綾子 氏 2002年司法試験合格、03年京都大学法学部卒業。 04年より、法律事務所にて経営者側の立場で解雇、 残業代、ハラスメント等をめぐる裁判・労働審判 等を担当する。10年からの2年間はマサチューセッ ツ州ボストン大学ロースクール留学と外資系企業 における企業内弁護士(人事部担当)を経験。一 貫して経営者の立場で労務関係の予防法務・紛争 解決を担当。企業内弁護士として、ハラスメント 問題撲滅の取り組みや不祥事対応を現場で担当し た経験をベースに、 「合法化」 「違法か」のアドバ イスにとどまらず、 「人事労務的に企業としてどの ように行動すべきか」を具体的に提案することを 得意とする。緻密かつソフトな語り口で、社内研 修やセミナーの講師としての依頼も多い。 経営法曹会議会員、大阪弁護士会労働問題特別委 員会委員。社団法人日本仲裁人協会・国際家事調 停人養成講座修了。 第2章 育児・介護世代の働き方オプション 1. 法律で禁じられている男女差別はないか 1. 法律の要請ラインを知る (男女雇用機会均等法) (1) 労基法上の要請 (1) 「 転勤あり」の採用、昇進が男女差別? (2)育児・介護休業法上の要請 (2) コース別雇用管理は男女差別? 2. 制度設計の工夫 2. 潜在化したセクシュアル・ハラスメントを洗い出し撲滅する (男女雇用機会均等法) 第3章 多様な働き方を受け入れる制度設計 (1) セクハラホットライン利用件数0なら安心か (2) 誰も嫌がっていなければセクハラではないのか ~海遊館事件等裁判例 (3) セクハラ加害者は男性、被害者は女性と誤解していないか ~逆セクハラ、LGBT (4)仲の良い二人の間でセクハラは起きない ~迎合型セクハラ裁判例 3. マタニティ・ハラスメント問題を知る (1) 妊娠報告に「おめでとう!」と言える組織風土をつくる には (2) 同意を得ない処遇変更は最終手段である~マタハラ最 高裁判決、行政通達 (3) 処遇変更への同意を得るためのポイント~マタハラ最 高裁判決、行政通達 1. 労働時間の削減 (1) 現状の実労働時間の把握を正確に (残業代支払時間が実労働時間とは限らない) ~裁判例 (2) 健康に働くための目標ラインを知る ~裁判例、行政通達 (3) 残業ゼロが掲げるべき目標 2. 評価制度の工夫 (1)キャリアの中断が昇進を遅らせない評価制度 (2)時短勤務者も成果に応じて評価される制度 (3) 制度変更の方法(労働条件の不利益変更は無効となる) ~裁判例 3. ○○限定正社員 (1) 「 正規」と違う働き方を「非正規」と呼ばせない (2)導入にあたってクリアすべき問題~パートタイム労働法
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