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財務省・税関の業務
財務省・税関の業務
関税局
関税局
様々な経験を通じて自分の視野を広げることができる職場
「皆」のために、よく聞いて、よく考えて
関税局関税課(第二参事官室)関税協力係長
関税局業務課通関係
津田 優
優子
井上 慎太郎
【平成 16 年Ⅱ種行政】
My Private Time
【平成 21 年Ⅱ種行政】
皆さんは税関の仕事に対してどういったイ
準を実施するための技術支援を行ったりして
私は、平成 21 年に神戸税関で採用され、海
簡単なことではありませんでした。原則が変
メージを持っていますか?おそらく、空港の
います。日本は運営経費となる分担金につい
港取締業務を2年、通関業務を1年、その後、
わることを不安に思う者や前向きに捉える者
旅具検査官を思い浮かべる方が多いかもしれ
て、米国に次いで2位の拠出国である他、
関税局へ出向し、関税課で農産品に係る税率
がいるなど関係者間でも意見が異なっていた
ません。でも、それは税関での業務のほんの
WCO事務局への日本人職員の派遣も行って
や関税制度の企画・立案業務に2年従事した
ため、単純に不安の声に対応するだけでは一
一部であり、実際の税関業務は大変幅広く、
おり、財政面でも人材面でもWCOに大きく
後、現在の通関係へ配属されました。
部の者にしか恩恵が生じない不公平なものと
色々な経験を積むことができます。
貢献しています。そんなWCOに関わる関税
通関係は全国に9つある税関の通関部門を所
なりますし、さらには税関の執行現場にとっ
私は平成16年に大阪税関で採用され、関
協力係でどのような業務を行っているのかと
管しており、現場から寄せられる法令解釈に関
ても良い制度としなければ貿易の円滑化には
西空港での取締りや旅具検査、地方税関での
いうと、例えば、税関行政の様々な分野に係
する相談への対応、複数の税関に跨る案件の調
繋がりません。そこで関係者にアンケートや
港の取締り等の職務に従事した後に、財務省
る会議に参加し、他国の税関職員と意見交換
整、貿易円滑化に資するような通関に関する関
ヒアリングを行うなど丁寧に話を聞いて問題
関税局で勤務することとなりました。最初は、
を行ったり、日本税関の経験を共有したり、
税制度の企画・立案等を行っております。
点を洗い出し、現場での経験を基にあるべき
途上国税関の改革・近代化(通関手続きの簡
世界の税関の最先端の議論や国際標準の策定
理系出身である私は入関するまで法律とは無
姿について上司と議論を重ね、対応案を考え
素化による貿易環境整備等)に向けた自助努
に携わったりしています。いずれも大変貴重
縁であったため、最初は上司の指示が理解でき
ました。
「こうだからできない」ではなく、
「こ
力への支援を行う関税技術協力の業務に携わ
な経験です。最近特に議論が活発なのは、セ
ませんでしたが、周りの温かな指導に支えられ
うすればできる」と前向きに検討をすることは
り、主に途上国税関職員の受入の準備に係る
キュリティの確保と貿易円滑化の促進をバラ
ながら、自分の行っている業務の根拠がどういっ
非常にやりがいのあるものでした。こうして
業務を行っていました。その後、大学でロシ
ンスよく達成するための、事前情報の活用等
たものなのか、関係法令を読んだり、自分より
作成された法律案は国会で審議され無事成立
ア語を専攻していたこともあって、ロシア・
であり、日本も積極的に議論に貢献していま
も年上の文書を紐解いて当時の背景や制度が導
しましたが、まだまだ詳細な制度設計は続き
休みの日は、ロシア語の学校に通ったり、
ウラジオストクにある日本国総領事館に3年
す。また、日本税関の新たな制度設計等に少
入された趣旨を調べたりすることで知識を増や
ます。引き続き丁寧に声を聞きながら皆にとっ
ヨガをやったりしています。ロシア語の学
間出向し、現在はまた財務省関税局で勤務し
しでも役立ててもらうために、関税局で国内
していき、今では上司とも自分の考えをぶつけ
て良い制度となるよう考えていかなければい
校では、ロシアに駐在経験のある、商社、マ
ています。
の税関行政を担当している関係部署に対し
ながら議論することができるようになりました。
けません。
「よ く 働 き、よ く 遊 べ」の 精 神 で、春 は 花
スコミ、官公庁の方々がいて、人脈が広が
現在担当しているのは税関に関する国際機
て、世界の税関における現在の課題や議論の
当係の主要な取組として、平成 28 年度関税
今ある制度が何の問題もなく執行されてい
見、夏は海、秋は登山、冬はスノーボードと、
り、楽しいです。また、同期等で海外旅行に
関 で あ る、世 界 税 関 機 構(WCO:World
内容を伝えることも仕事の一つです。
改正において「輸出入申告官署の自由化」に関
るとは限りません。関税局は時代の流れによっ
休日はとにかく仕事から離れ、自然の中で
行くことも楽しみの一つです(お金がかか
Customs Organization)に係る業務です。
税関や関税局の仕事内容はとても幅広く、
する法律改正を行いました。これは、貨物が
て日々状況が変わっていく中、制度を変えて
身体を動かして思いっきり楽しむことにし
るので、頻繁には行けませんが・・)。これま
WCOは、税関制度の調和・統一を推進し、
様々な事が経験できる上に、他国の税関と関
置かれている税関官署に輸出入申告を行うと
いくことができるやりがいのある職場です。
ています。年次休暇を取得していつもより
で、フィンランドのヘルシンキ、アメリカの
関税行政における国際協力の推進により、国
わる機会も多く、自分の視野を広げることが
いう原則を、税関長が法令遵守体制が整備さ
関係者の声をよく聞いて、誰か一部の人のた
遠くまで旅行することもありますし、職場
ボストン等に行きましたが、まだまだ行っ
際貿易の発展に貢献することを目的に設立さ
できます。また、日常の業務で様々な語学を
れていると認めた事業者(AEO:Authorized
めではなく全体である「皆」のためにあるべき
の同僚とキャンプやバーベキューへ行くこ
てみたい所は沢山あり、皆で行先のアイデ
れました。主な活動としては、国際貿易の円
活かす場も、他の官庁に比べて多いと思いま
Economic Operator)については、全国どこ
姿を柔軟に考えることができれば専攻なんて
ともあります。自分も「皆」のうちの一人で
アを色々出し合っては夢を膨らませていま
滑化等を促進するために税関行政の国際標準
す。色々な事に挑戦してみたい!と考えてい
の税関官署でも申告を行うことを可能とする
関係ありません。あなたも「皆」のために一緒
すから、自分のために楽しむことも忘れな
す。
を策定したり、途上国税関に対して、国際標
る方は是非税関を訪れてみて下さい。
ものですが、長く続いた原則を変えることは
に働いてみませんか。
いようにしています♪
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JAPAN CUSTOMS
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