~校長の部屋(38)~

~校長の部屋(38)~
『夢枕支援プロジェクト』、活動後の報告会を全校集会の中で行いました。
最後の意見発表の場では、女子生徒が涙を流しながら
『私たちは、いつまでも熊本地震を忘れてはならない・・』と訴えました。
現地に行ったからこそ、益城の状況を自分の目で確かめたからこそ、そして
被災された方々の思いに触れたからこそ、このような言葉が出たのだと思いま
す。この言葉に、すごい重みを感じたのは私だけだったでしょうか。
熊本地震から2ヶ月が過ぎました。その中で、いつのまにか私たちはこれま
でと変わらない日常の生活を送っているのではないでしょうか。河東中学校、
今回、『夢枕支援プロジェクト』を通して多くの『夢枕』を届けさせてもらい
ました。でも、これで終わってはいけないのです。
中学生の新鮮な心で受け止めたこの体験を、一人でも多くの人に伝える使命
があると感じています。7月12日、河東中代表生徒は、宗像市役所に出向き、
12:15分から12:45分の間、市役所1階ロビーにおいて、今回のプロ
ジェクトの報告会を行うことにしました。多くの市民の人に足を止めて、中学
生の心の叫びを聴いてほしいと思います。何をどこまでお伝えできるのかはわ
かりません。でも、中学生が見た熊本地震、そしてこの熊本地震から学んだこ
とを伝えさせてください。