2016年6月 メッセージ

2016 年 6 月度メッセージ
日頃のご精勤感謝いたします。
青や紫のあじさいが美しく咲き誇る季節になりました。
梅雨時期の風物詩として親しまれているこの花は、私たちの目を楽しませてくれます。
あじさいの花だと思われている部分は、実は花びらを支える「がく」であり、小さな「がく」
が集まって手毬状の球体を作っているのだそうです。1つ1つの「がく」は目立ちませんが、
たくさん集まることで華やかな姿になるのです。
企業も組織もグループも、あじさいのようにたくさん人が集まって構成されていますが、一
人一人の個人の力は弱くても、助け合い、力を合わせることによって、大きな力を発揮でき
ます。また、あじさいは土壌によって色が変わることも知られています。私たちも組織やグ
ループをより良いものにするために、環境づくりに気を付けたいものです。人が育つ環境、
一人一人が能力を発揮できる環境、一人一人が輝ける環境づくりを考えてゆきましょう。
あじさいの花言葉は「謙虚」です。
人は 5 年も同じ仕事を続ければ、一人前になったと考える人も少なくありません。
自分のことを一人前と錯覚すると、人は進歩する努力を止めてしまいます。いつも「まだ半
人前だ」と、思って丁度いい。半人前だから、悩む暇があったら達成すべき目標を目指して、
仲間と力を合わせて、一歩ずつ前に進む努力をしてゆきましょう。そうすれば、きっと美し
い花を咲かせることが出来るようにおもいます。
「お互いの長所欠点をよく知り合い、そして欠点を補い合う。そこから共同の仕事の発展
が生まれる」
・・・
(松下幸之助)
話は変わりますが、新しい事業の立ち上げや習い事など、新たな事の挑戦するとき、ためら
ってしまうことがありますが、それは日常の生活に変化が起きるからだそうです。慣れた状
況は心地よい上、同じことを繰り返していると予測しやすく、安心感を覚えます。ところが
新しいことを始めるとなると、先行きが不透明で不安に陥ってしまいます。失敗を恐れて実
行しなければ、いつまでたっても前に進めません。挑戦するために必要なのは自分を信じて
一歩を踏み出すことです。
「自分に甘い」という言葉があるように、人は弱く自分に負けた
り諦めてしまいがちです。踏み出すことによって、嫌なことや困難が降りかかってくるかも
しれません。踏み出すことによって、形や成果が見えてくるものです。人生は夢や目標に向
かって努力することで開かれてゆきます。何事も先を恐れず、最初の一歩を踏み出しましょ
う。
梅雨前線到来です。食べ物や毎日の生活に十分注意してまいりましょう。
いつも杷木商事を支えて頂き感謝いたします。
いつも、いつもありがとう!
社長 稲積 博