System x3650 M4 HD(5460) - Microsoft Windows Server 2012

System x3650 M4 HD(5460) - Microsoft Windows
Server 2012 / 2012 R2 導入ガイド
ヒント集
INDEX
1. 導入前の作業
1.1 使用するコンポーネント
1.2 オプションの増設
1.3 デバイス・ドライバーの準備
1.3.1 必要となるデバイス・ドライバー
1.3.2 デバイス・ドライバーの入手方法
1.4 RAID の構成
2. Windows Server 2012 / 2012 R2 の導入
1. 導入前の作業
当ガイドは、ServerGuide を使用しないで Windows Server 2012 を導入する手順を記述しています。
また、ServerGuide を使用しないで Windows Server 2012 R2 を導入する場合について補足しています。
【電源投入の前にお読みください!】
オペレーター情報パネルのパワーオン LED が高速で点滅(1 秒間に 4 回)している場合、電源制御ボタンは
使用不可の状態です。
(システム装置が AC 電源にはじめて接続した場合、内部の初期化のためにおよそ 5~10 秒程必要な場合
があります)
この場合、低速で点滅(1 秒間に 1 回)する状態になるまで、しばらくお待ちください。
1.1 使用するコンポーネント
当ガイドにおける導入では、以下のメディア、ドライブ、ソフトウェアを使用します。
(1) Windows Server 2012 DVD (または Windows Server 2012 R2 DVD)
(2) DVD が読み取り可能な光学ドライブ
System x3650 M4 HD は、CD/DVD ドライブが標準では搭載されておりません。
DVD メディアよりインストールを行う場合には、別途、DVD メディアの読み取りが可能な光学ドライブをご用
意いただく必要がございます。
(3) デバイス・ドライバー各種
詳細については、「1.3 デバイス・ドライバーの準備」で説明します。
1.2 オプションの増設
System x3650 M4 HD では、メモリーはソケット 1 に最少で 1 個の DIMM が取り付けられています。
サーバーは、CPU につき少なくとも 1 つの DIMM を必要とします。2CPU 構成にされる場合は最低 2 つの
DIMM を必要とします。
取り付け順序などを含む注意事項に関しては、最新のシステム・ガイド、またはマニュアルをご確認ください。
※取り付け順序は、System x3650 M4 HD のトップ・カバーの裏側にも印刷されています。
1.3 デバイス・ドライバーの用意
System x3650 M4 HD で使用可能な各種デバイス・ドライバーと、その入手方法について説明します。
1.3.1 必要となるデバイス・ドライバー
System x3650 M4 HD の各コンポーネントに対しては、基本的に Windows Server 2012、または
Windows Server 2012 R2 が標準で持つドライバーが適用されます。
したがって、System x3650 M4 HD への Windows Server 2012 / 2012 R2 の導入にあたって、事前に
デバイス・ドライバーをご用意いただく必要はありませんが、
RAID コントローラーのドライバーについてはインストール完了後直ちに最新バージョンにアップデートし
て下さい。もしくはインストール時に最新のドライバーを適用して
Windows が持っている標準のドライバーのまま運用を継続しないようにして下さい。(参考:下記 Tips)
当ガイドではインストールの途中で RAID コントローラーのドライバーを導入する手順を記載しておりま
す。
ServeRAID M5210/M5210e アダプターのデバイス・ドライバーは OS 標準ではなく Lenovo 版を使用し
てください
http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-00B1A7F
Windows Server 2012 / 2012 R2 がドライバーを持たないオプション製品を System x3650 M4 HD に搭載
している場合は、Windows Server 2012 / 2012 R2 導入後にそれらオプション製品に対して別途ドライバー
を適用する必要があります。
・CHIPSET-INF
Intel Chipset Software Installation Utility
※Windows Server 2012 / 2012 R2 導入後に必要となります。
当ガイドでは、Lenovo Web サイトより以下のファイルを入手して適用します。※最新版が存在する場合は
最新版のご利用を推奨いたします。
・intc_dd_inteldp_9.4.0.1026_windows_32-64.exe
また、既にインストールされているデバイス・ドライバーに関しても、Web 上に最新のものが存在した場合は、
更新されることをお勧めいたします。
1.3.2 デバイス・ドライバーの入手方法
ドライバーやファームウェアを更新する場合、OS 導入後に UpdateXpress System Pack Installer(UXSPI)
を利用することで一括して更新することができます。
UpdateXpress System Pack Installer の使用方法の詳細については、下記のガイドをご参照ください。
System x BladeCenter UpdateXpress System Pack Installer ガイド
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-02FE011
また、Lenovo Web サイトから必要となるデバイス・ドライバーのパッケージファイルを、個別にダウンロード
して入手することもできます。
当ガイドでは、デバイス・ドライバーを個別に入手する方法について説明します。
【入手方法】
1
Fix Central にアクセスし、ご利用の機種などを選択してください。
Fix Central
http://www-933.ibm.com/support/fixcentral/
System x3650 M4 HD の場合は、以下のように逐次、項目を選択して[次へ進む]ボタンを押していきます。
製品グループ:
[Systems]
[System x]
[System x3650 M4 HD]
[5460]
オペレーティング・システム:
[Windows Server 2012]※1
※1…ご利用の機種や OS に合わせて選択してください。
Fix Central の使用方法詳細については、Fix Central 使用ガイドをご参照ください。
Fix Central 使用ガイド
http://www.ibm.com/software/jp/support/fixcentral/
2
表示されるフィックスの一覧より、必要となるドライバー パッケージすべてにチェックをいれて、[次へ進む]ボ
タンを押してください。
必要となるドライバーについては、「1.3.1 必要となるデバイス・ドライバー」を参照してください。
※過去のバージョンが必要である場合は、"置き換えたフィックスが含まれるようにします"(include
superseded fixes)のリンクをクリックして、古いバージョンを表示させてください。
3
使用条件が表示されます。
内容を確認して、使用条件に同意される場合は[同意します]ボタンを押します。
4
ダウンロード画面が表示されます。
画面右側の[ダウンロード・オプションの変更]をクリックすることで、ダウンロード方法を変更することができま
す。
※当ガイドでは、[ブラウザー (HTTP) を使用したダウンロード]にチェックを入れました。
5
必要なパッケージをクリックして、ダウンロードして下さい。
ダウンロードしたファイルは、必要に応じて展開しておいてください。
・ZIP 形式(拡張子が.zip)
アーカイバーなどを使用してファイルを展開してください。
・CD または DVD イメージ(拡張子が.iso)
お手持ちの PC についている CD-R/DVD-R ドライブに対応し、かつ iso image を書き込み可能なライティン
グ・ソフトにて CD を作成してください。※詳細についてはライティング・ソフトの供給元にお問い合わせくださ
い。
・EXE 形式(拡張子が.exe)
OS 上で実行することによりインストーラーが起動します。ウィザード形式で画面に従って導入することが可
能となっております。
1.4 RAID の構成
System x3650 M4 HD は、標準で ServeRAID-M5210e コントローラーが搭載されており、OS のインスト
ールを行う前に RAID の構成を行う必要があります。
また、標準で ServeRAID-H1110 が追加されているモデルもありますので「ServeRAID-M5210e 構成方法」
と「ServeRAID-H1110 の構成方法」について記述しております。
OS の導入前の RAID の構成は、OS に依存しない uEFI 上の構成ツールを起動して行う必要があります。
・ServeRAID-M5210e→「LSI MegaRAID <ServeRAID M5210e> Configuration Utility」
・ServeRAID-H1110→「LSI SAS2 MPT Controller Configuration」Utility
※オプションの搭載、適用状況により構成可能な RAID レベルが異なります。
ホットスペアの指定などの詳細については下記ガイドをご参照下さい。
MegaRAID ストレージ・マネージャー 導入ガイド
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0257271
【ServeRAID-M5210e の構成方法】
1
サーバーの電源を入れると、System x のロゴが表示されます。しばらくして画面下に「<F1> Setup」と表示
されたら、[F1]キーを押して「Setup Utility」を起動します。
2
Setup ユーティリティー「System Configuration and Boot Management」画面が表示されますので「System
Settings」を選択します。
3
「Storage」を選択します。
4「LSI MegaRAID<ServeRAID M5210e>Configuration Utirity」を選択します
5
「Configuration Management」を選択します。
6
「Create Vitual Drive – Advanced」を選択して「Enter」キーを押します。
7
Select RAID Level のデフォルト値が<RAID0>と表示されておりますので、<RAID0>を選択して「Enter」
キーを押します。構成可能な RAID レベルが表示されますので↓↑キーで構成する RAID レベルを選択して
「Enter」キーを押します。
ここでは RAID5 を選択しております。
8
「Select Drives」を選択して「Enter」キーを押します。
9
CHOOSE UNCONFUGURED DRIVES の下に未構成のドライブが表示されますので今回の RAID 構成
に含めるドライブを選択します。
[ ]を選択して「スペース」キーを押すと [X] と表示され選択された状態になります。
表示されているすべてのディスクを含める場合はドライブリストの一番下にある「Check All」を選択して
「Enter」キーを押すとすべてのドライブを [X] 状態にすることができます。
10
ドライブリストの最下行もしくは最上行にある「Apply Changes」を選択して「Enter」キーを押します。
11
「Success」画面が表示されます。「The Operation has been performed successfully.」のメッセージの最下
行に表示された「OK」を選択して「Enter」キーを押します。
12
Virtual Drive の各プロパティを設定します。各項目についてはデフォルトのままで問題ありませんが、設定
値についての詳しい情報はは ServeRAID のマニュアルを参照して下さい。
Virtual Drive Size :
選択した RAID レベルで作成できる仮想ドライブ容量の最大値がデフォルトで表示されております。通常 1 ア
レイに 1 仮想ドライブで構成しますのでデフォルトの最大値を使用します。1 アレイの中に複数の仮想ドライ
ブを作成する必要がある場合は数字を小さくして下さい。↑↓キーで変更します。
設定後最下行の「Save Configuration」を選択して「Enter」キーを押します。
13
Warning 画面にて、「Creating Virtual Drive Will cause ・・・・」と表示されます。
「RAID 構成を行うことによりディスクにデータがある場合は消去されますがよろしいですか」という警告です。
内容を確認の上 Confirm の項の[ ]を選択して「スペース」キーを押すとチェック[X]が付き「Yes」の項が表
示されます。
「Yes」が表示されましたら「Yes」を選択して「Enter」キーを押します。
14
「Success」の画面が表示されます。「The Operation has been performed successfully・・・・」というメッセ
ージの最下行に表示された「OK」を選択して「Enter」キーを押します。
15
Main Menu に戻ります。
これ以上 RAID 構成しない場合この画面で「Esc」キーを押して前のメニューに戻ります。
16
「Esc」キーを 3 回押すと uEFI の最初の設定画面「System Configuration and Boot Management」に戻り
ます。
ここでさらに「Esc」キーを押して終了します。
※その際「Do you want to exit Setup Utility ?」と表示されますので、<Y>キーを押してください。
以上で ServeRAID-M5210e コントローラーの RAID の構成は終了です。
【ServeRAID-H1110 の構成方法】
1
サーバーの電源を入れると、System x のロゴが表示されます。しばらくして画面下に「<F1> Setup」と表示
されたら、[F1]キーを押して「Setup Utility」を起動します。
2
Setup ユーティリティー「System Configuration and Boot Management」画面が表示されますので「System
Settings」を選択します。
3
「Storage」を選択します。
4
「Storage」画面が表示されます。「LSI SAS2 MPT Controller SAS2004~」を選択して[Enter]キーを押しま
す。
5
「LSI SAS2 MPT Controller Configuration」画面が表示されます。「LSI SAS2 MPT Controller Version ~」
を選択して[Enter]キーを押します。
6
「Configuration Options」画面が表示されます。「Controller Management」を選択して[Enter]キーを押しま
す。
7
「Controller Management」画面が表示されます。「Create Configuration」を選択して[Enter]キーを押しま
す。
※「Create Configuration」の項が表示されていない場合、すでに RAID が構成済みである可能性がありま
す。
参考!
設定した RAID の構成を削除する場合、「Clear Configration」画面より RAID 構成を削除してください。確認
画面が表示されますので、内容を確認後に削除を行ってください。
8
「Create Configuratoin」画面が表示されます。
「Select RAID Level」の項の値を選択して、[Enter]キーを押します。※初期状態で<RAID0>と表示されてい
ます。
構成可能な RAID レベルが表示されますので↓↑キーで構成する RAID レベルを選択して[Enter]キーを押し
ます。
※ご利用になられる RAID コントローラーや、オプションの搭載・適用状況により、構成可能な RAID レベル
が異なります。
今回は RAID1 を構成しますので、「RAID1」を選択して[Enter]キーを押します。
9
「Select Physical Disks」を選択して[Enter]キーを押下します。
10
選択可能なディスクの一覧が表示されますので、[ ]を選択しスペース・キーを押してディスクを選択し ます。
選択が終了したら「Apply Changes」を押して RAID を構成します。※「Check All」を選択して[Enter]キーを
押すと、すべてのドライブを選択することができます。
11
確認画面で「Confirm」にチェック[X]をいれて「Yes」を押します。操作が完了したことを示すメッセージが表
示されますので、「OK」を選択して[Enter]キーを押します。
12
「Configuration Operations」画面が表示されますので、[Esc]キーを 6 回押して uEFI の最初の設定画面
「System Configuration and Boot Management」に戻ります。
「Save Settings」を選択して設定を保存後、「Exit Setup」を選択して uEFI 設定画面を終了させます。
※その際¥「Do you want to exit Setup Utility?」と表示されますので、[Y]キーを押してください。
以上で ServeRAID-H1110 コントローラーを利用する場合の RAID の構成は終了です。
2. Windows Server 2012 の導入
当ガイドでは、Windows Server 2012 の DVD メディアを使用して、uEFI モードで導入を行っております。
※Windows Server 2012 R2 を導入する場合も、同様の手順となります。
System x3650 M4 HD のファームウェアは uEFI に準拠しているため、uEFI に対応している Windows
Server 2012 / 2012 R2 を導入する際、通常は uEFI モードで導入されます。
また、System x3650 M4 HD は、起動時に uEFI モードで起動できるデバイスを最初に検索します。
uEFI モードで起動できるデバイスがなかった場合に、改めて BIOS モードで起動できるデバイスを検索しま
す。
したがって、Windows Server 2012 / 2012 R2 を BIOS モードで導入する場合は、最初に BIOS モードで起
動できるデバイスを検索するよう、System x3650 M4 HD の設定を変更してください。
この設定は、uEFI 上の設定画面にて行うことができます。設定方法については、以下のヒント集の"方法 1"
をご参考ください。
Windows Server 2012 の導入における uEFI モードと BIOS モードの違いについて
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-00E1069
【導入手順】
1. サーバー本体の電源を投入し、直ちに Windows Server 2012 / 2012 R2 の DVD メディアを DVD-ROM
ドライブに挿入し、DVD メディアからブートします。
<注意!> Windows Server 2012 / 2012 R2 の DVD メディアからのブート方法について
Windows Server 2012 / 2012 R2 の DVD メディアからブートするには、System x ロゴ
が表示されたタイミングで<F12>キーを押します。
しばらくすると、起動デバイスの選択画面「Boot Devices Manager」が表示されます。
【uEFI モードで導入する場合】
[Legacy Only]にチェックが入っていないことを確認してから、Windows Server 2012 /
2012 R2 の DVD メディアが挿入された[CD/DVD]ドライブを選択して、<Enter>キーを
押してください。
続けて「Press any key to boot from CD or DVD ...」と表示されますので、<Enter>キー
などを押すと Windows Server 2012 / 2012 R2 の DVD メディアからブートします。
※当ガイドでは、uEFI モードで導入を行っております。
【BIOS モードで導入する場合】
起動デバイスの選択画面「Boot Devices Manager」の[Legacy Only]にチェックを入れ
ます。([スペース]キーを押すことで、選択している項目にチェックを入れることができ
ます)
続けて Windows Server 2012 / 2012 R2 の DVD メディアが挿入された[CD/DVD]ドラ
イブを選択して、<Enter>キーを押してください。
自動的に Windows Server 2012 / 2012 R2 の DVD メディアからブートします。
2. 「Windows のインストール」画面が表示されるまでお待ちください。画面が表示されたら、言語とその他
の項目を選択して[次へ]ボタンを押してください。
※ここでは、初期設定のまま導入を行います。
「インストールする言語」 :日本語(日本)
「時刻と通貨の形式」 :日本語(日本)
「キーボードまたは入力方式」 :Microsoft IME
「キーボードの種類」 :日本語キーボード(106/109 キー)
3. 「今すぐインストール」のメッセージが表示されます。メッセージ部分をクリックしてください。
4. プロダクト キーの入力画面が表示されます。プロダクト キーを入力して[次へ]ボタンを押してください。
5. インストールする Windows の選択画面が表示されます。
購入したエディションが正しく表示されているを確認し、「Server Core インストール」、「GUI 使用サーバー」
のいずれかを選択して[次へ]ボタンを押してください。
6. 「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」が表示されます。
内容を確認の上、「同意します」にチェックを入れて[次へ]ボタンを押してください。同意できない場合にはイ
ンストールはできません。
7. インストールの種類の選択画面が表示されますので、「カスタム: Windows のみをインストールする」を
選択してください。
8. 「Windows のインストール場所の選択画面が表示されます。
ServeRAID-M5210e をご利用の場合:
ここでドライブが認識されておりますのですぐにパーティションの作成が可能となっておりますが、
「ドライバーの読み込み」を押して FixCentral よりダウンロードしたデバイス・ドライバを導入して下さい。
FixCentral よりダウンロードしたファイルは USB メモリーキーなどに展開しておき該当 OS(ここでは
win2012r2-64)フォルダーを指定します。
「ServeRAID-M5210e」を選択してデバイス・ドライバーを導入してください。
9. この段階ではパーティションが作成されていないので、インストール可能なパーティションの作成を
行います。
「ドライブ 0 の割り当てられていない領域」を選択して[ドライブ オプション]ボタンを押し、続けて[新規]
ボタンを押してください。※認識順などによっては、必ずしもドライブ 0 とならない場合があります。その
場合は適宜読み替えてください。
10. 作成するパーティションのサイズを入力して[適用]ボタンを押してください。※作成したパーティショ
ンとは別に、システムが使用するパーティションも作成されます。
11. 作成したパーティションを選択して、[次へ]ボタンを押すと、インストールが開始されます。
インストール中に数回、自動的に再起動されます。インストールが完了するまでしばらくお待ちください。
12. インストール完了後、最初にログオンする前にパスワードを設定する必要があります。
画面の指示に従って、Administrator のパスワードを設定してください。
13. コンピュータ名やネットワークの設定などは、自動的に行われています。
これらの変更が必要な場合、以下の方法で行うことが可能です。
・Server Core インストール環境の場合
サインイン(ログオン)後に、「コマンド プロンプト」が表示されます。
現在のコンピュータ名は"hostname"コマンド、ネットワーク設定は"ipconfig"コマンド
で、それぞれ確認することができます。
コンピュータ名の変更やネットワークの設定、OS の再起動や停止などは、メニュー形
式の「SCONFIG ユーティリティ」 から行うことが可能です。
「SCONFIG ユーティリティ」は、<コマンド プロンプト>にて"sconfig"コマンドを実行す
ることで起動することが出来ます。
・GUI 使用サーバー環境の場合
サインイン(ログオン)後に、「サーバー マネージャー」が表示されます。
コンピュータ名の変更やネットワークの設定、OS の再起動や停止などは、「サーバー
マネージャー」の<ローカル サーバー>の項目にて行うことができます。
以上の手順で Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 のセットアップ が完了しました。
<参考!> 導入した Windows Server 2012 / 2012 R2 の Edition を確認する方法につい
て
導入した Windows Server 2012 / 2012 R2 の Edition については、以下の方法で確認
することができます。
・Server Core インストール環境の場合
「コマンドプロンプト」や「Windows PowerShell」にて、"systeminfo"コマンドを実行して
OS 名を確認してください。
「Microsoft Windows Server 2012 Standard」などと表示されることで、OS が正しく導入
されたことを確認できます。
・GUI 使用サーバー環境の場合
「サーバー マネージャー」を起動して、<ツール> - <システム情報>の OS 名を確認し
てください。
「Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter」などと表示されることで、OS が正しく
導入されたことを確認できます。
<参考!> 導入した Windows Server 2012 が、uEFI/BIOS モードのどちらで導入されて
いるのかを確認する方法について
導入した Windows Server 2012 が、uEFI/BIOS モードのどちらで導入されているのか
については、以下の方法で確認することができます。
・Server Core インストール環境の場合
「コマンドプロンプト」や「Windows PowerShell」にて、以下の方法で確認できます。
1."diskpart"コマンドを実行します。
2."list disk"コマンドを実行して、Windows Server 2012 / 2012 R2 が導入されているデ
ィスクの GPT の項目を確認します。それぞれ以下のとおりです。
「*」と表示されている場合は、uEFI モード。
「 」(空白)になっている場合は、BIOS モード。
確認したら、"exit"コマンドを実行して"diskpart"を終了します。
・GUI 使用サーバー環境の場合
「サーバー マネージャー」より、以下の方法で確認できます。
1.「サーバー マネージャー」を起動して、<ツール> - <コンピューターの管理>を開きま
す。
2.<ディスクの管理>の項目を開き、Windows Server 2012 / 2012 R2 が導入されたディ
スクを右クリックしてプロパティを開きます。
3.<ボリューム>タブを開いて[パーティションのスタイル]の項目を確認します。それぞ
れ以下のとおりです。
「GUID パーティション テーブル (GPT)」と表示されている場合は、uEFI モード。
「マスター ブート レコード (MBR)」と表示されている場合は、BIOS モード。
3. デバイス・ドライバの導入・更新
Windows Server 2012 / 2012 R2 の導入が完了した段階で、デバイス・ドライバなどの不足によりデバイス
マネージャ上で以下の様な「ほかのデバイス」が表示されます。
この項では不足しているデバイス・ドライバのインストール方法を示します。既にインストールされているデバ
イス・ドライバに関しても、Web 上に最新のものが存在した場合は、アップグレードすることをお勧めいたしま
す。
3.1 Intel Chipset Software installation utility
System x3650 M4 HD のシステムボードのデバイス・ドライバーを適用します。デバイス マネージャー上の
「ほかのデバイス」に表示されている「基本システム デバイス」に適用されます。
1. 「1.3 デバイス・ドライバの用意」で入手した”intc_dd_inteldp_9.4.0.1026_windows_32-64.exe” のファ
イルを、CD-R や USB メモリ等のメディアを用いて System x3650M4 HD の適当なフォルダにコピーします。
コピーしたファイルをダブルクリックして起動してください。
2. インストーラが起動し、「Querying System Package Information」画面が表示されますので、「Perform
Update」がチェックされていることを確認して、[Next >]ボタンを押してください。
3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、[Update]ボタンを
押してください。
4.「Success」画面が表示されるまでお待ちください。表示されたら[Exit]ボタンを押してください。
デバイス マネージャ上でほかのデバイスに
表示されていた「基本システムデバイス」などにドライバーが
適用され、ほかのデバイスから消えたことが確認できます。
以上
【免責】
当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用することを目的とし
て作成しました。
詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。
当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise
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結果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様
自身の環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいます
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