視覚障害学生支援の基礎-テキストデータ化の体験

FD/SD,講義中心
プログラム番号
2601A
視覚障害学生支援の基礎-テキストデータ化の体験■講師
宮城 愛美(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 講師)
平成 20 年 3 月千葉大学大学院自然科学研究科修了、博士(工学)
の学位取得。平成 18 年度より筑波技術大学障害者高等教育研究
支援センター勤務。視覚障害学生の授業を担当するとともに同センタ
ーの支援交流領域担当として全国の高等教育機関に在籍する視覚
障害学生の支援に携わる。
■プログラム概要
現在、視覚に障害のある学生が全国に約 700 人在籍しており、各地の大学に入学するよう
になっていますが、視覚障害学生の修学というとなかなかイメージがわかないかもしれませ
ん。支援ニーズは、大きく分けると移動と情報アクセスの二点です。視覚障害学生の受験・入
学の前に慌てることなく準備を進められるように、本プログラムをご活用ください。
プログラムの冒頭では視覚障害学生の入学から卒業・就職までの修学における基本を解
説し、支援のポイントをおさえていただきます。続いて、情報アクセスにおける支援を取り上げ、
教科書などの学習資料をアクセシブルな媒体に整えるというメディア変換の作業を体験しま
す。既に視覚障害学生の在籍する多くの大学で行われているテキストデータ化ですが、時間
がかかる、校正作業に悩むなどの声も聞かれます。作業の効率化のヒントをお伝えします。
後半の時間には、各参加者が各大学で視覚障害学生を受け入れるシミュレーションを行ない
ます。
■主な受講対象
視覚障害学生の支援に関心のある教職員。特に、まだ視覚障害学生を受け入れたことのな
い大学の教職員の方を歓迎します。
■本プログラムの到達目標
1.視覚障害学生の支援ニーズと方法の概要を説明できる。
2.テキストデータ化を実際の体験を通して習得し、効率化のポイントを支援に活かすことが
できる。
3.視覚障害学生の入学を想定して、各大学における修学支援の準備をイメージできる。
■日時・会場
日時:平成28年8月26日(金)10:00~12:00
会場:愛媛大学城北キャンパス