System x 3550M5– Microsoft Windows Server 2012R2 導入ガイド Index 1.導入前の作業 1.1 必要となるコンポーネント 1.2 オプションの増設 1.3 デバイス・ドライバーの準備 1.3.1 必要となるデバイス・ドライバー 1.3.2 デバイス・ドライバーの入手方法 1.4 RAID の構成 2.Windows Server 2012 R2 の導入 3.デバイス・ドライバーの更新 3.1 Intel Chipset Software installation utility 3.2 Lenovo IMM2 PBI device NULL driver 3.3 その他のデバイス・ドライバーの更新 4.関連サイトのリンク 1.導入前の作業 当ガイドは、ServerGuide を使用しないで Windows Server 2012 R2 を導入する手順を記述しています。 【電源投入の前にお読みください!】 オペレーター情報パネルのパワーオン LED が高速で点滅(1 秒間に 4 回)している場合、電源制御ボタン は使用不可の状態です。 (システム装置が AC 電源に初めて接続した場合、内部の初期化のために約 5~10 秒かかる場合がありま す) この場合、低速で点滅(1 秒間に 1 回)する状態になるまで、しばらくお待ちください。 1.1 必要となるコンポーネント 当ガイドにおける導入では、以下のメディア、ドライブ、ソフトウェアを使用します。 (1) Windows Server 2012 R2 DVD (2) DVD が読み取り可能な光学ドライブ System x3550 M5 は、CD/DVD ドライブが標準では搭載されておりません。 DVD メディアよりインストールを行う場合には、別途、DVD メディアの読み取りが可能な光学ドライブ をご用意いただく必要がございます。 (3) デバイス・ドライバー各種 詳細については、 「1.3 デバイス・ドライバーの準備」で説明します。 1.2 オプションの増設 System x3550 M5 では、メモリーはソケット 1 に最少で 1 個の DIMM が取り付けられています。 サーバーは、CPU につき少なくとも 1 つの DIMM を必要とします。2CPU 構成にされる場合は最低 2 つ の DIMM を必要とします。 取り付け順序などを含む注意事項に関しては、最新のシステム・ガイド、またはマニュアルをご確認くだ さい。 ※取り付け順序は、System x3550 M5 本体のトップ・カバーにも印刷されています。 1.3 デバイス・ドライバーの用意 System x3550 M5 で使用可能な各種デバイス・ドライバーと、その入手方法について説明します。 1.3.1 必要となるデバイス・ドライバー ハードウェアコンポーネントに対して Windows Server 2012 R2 が標準でドライバーを持つものについて は自動で適用されます。System x3550 M5 の標準コンポーネントのうち Windows Server 2012 R2 が標 準でドライバーを持たないものは「Intel Chipset Device」となりますので別途ドライバーの適用が必要に なります。その他オプション類を搭載されている場合はそれらのドライバーが必要になる場合があります。 System x3550 M5 に搭載の RAID コントローラーのドライバーは Windows Server 2012 2012 R2 標準で 持っておりますので本来事前にデバイス・ドライバーをご用意いただく必要はありませんが、RAID コン トローラーのドライバーについては下記 Tips が公開されておりますのでインストール時に最新のドライ バーを適用して Windows が持っている標準のドライバーを継続使用しないようにする必要があります。 当ガイドではインストールの途中で RAID コントローラーのドライバーを導入する手順を記載しており ます。 ServeRAID M5210/M5210e アダプターのデバイス・ドライバーは OS 標準ではなく IBM 版を使用してく ださい http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-00B1A7F ・ServeRAID(FixCentral にて SAS カテゴリにある場合があります) IBM ServeRAID M Series SAS/SATA Controller Driver for Windows 当ガイドでは、IBM Web サイトより以下のファイルを入手して適用します。※最新版が存在する場合は 最新版のご利用を推奨いたします。 lnvgy_dd_sraidmr_6.704.12.00_windows_32-64.exe インストールの途中で導入する場合はあらかじめ USB メモリーキーなどに展開しておいてください。 Windows Server 2012 R2 がドライバーを持たないオプション製品を System x3550 M5 に搭載している 場合は、Windows Server 2012 R2 導入後にそれらオプション製品に対して別途ドライバーを適用する必 要があります。 ・CHIPSET-INF Intel Chipset Device Software for Windows ※Windows Server 2012 R2 導入後に必要となります。 当ガイドでは、IBM Web サイトより以下のファイルを入手して適用します。※最新版が存在する場合は 最新版のご利用を推奨いたします。 ・intc_dd_inteldp_9.4.2.1017.a_windows_32-64.exe ・IMMPBI Lenovo IMM2 PBI device NULL driver ※Windows Server 2012 R2 導入後に必要となります。 当ガイドでは、IBM Web サイトより以下のファイルを入手して適用します。※最新版が存在する場合は 最新版のご利用を推奨いたします。 lnvgy_dd_immpbi_1.0.1.2015_windows_32-64 また、既にインストールされている OS 標準のデバイス・ドライバーに関しても、FixCentral 上に最新の ものが存在した場合は、更新されることをお勧めいたします。 ・Network Broadcom NetXtreme Device Driver for Windows ※Windows Server 2012 R2 導入後に適用可能です。 オンボード NIC のドライバーは Windows 標準で適用されておりますが、最新バージョンがリリースされ ておりますので更新することをお勧めいたします。 brcm_dd_nic_16.8.0.3_windows_32-64.exe (注:x3550 M5 のオンボード NIC は Broadcom BCM5719 NetXtremeⅠです) 1.3.2 デバイス・ドライバーの入手方法 ドライバーやファームウェアを更新する場合、OS 導入後に UpdateXpress System Pack Installer(UXSPI) を利用することで一括して更新することができます。 UpdateXpress System Pack Installer の使用方法の詳細については、下記のガイドをご参照ください。 IBM System x BladeCenter UpdateXpress System Pack Installer ガイド http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-02FE011 また、IBM Web サイトから必要となるデバイス・ドライバーのパッケージファイルを、個別にダウンロ ードして入手することもできます。 当ガイドでは、デバイス・ドライバーを個別に入手する方法について説明します。 【入手方法】 1 Fix Central にアクセスし、ご利用の機種などを選択してください。 Fix Central http://www-933.ibm.com/support/fixcentral/ System x3550 M5 の場合は、以下のように逐次、項目を選択して[次へ進む]ボタンを押していきます。 製品グループ: [Lenovo x86 Servers] [Lenovo System x3550 M5] [5463] オペレーティング・システム: [Windows Server 2012]※1 ※1…ご利用の機種や OS に合わせて選択してください。 Fix Central の使用方法詳細については、Fix Central 使用ガイドをご参照ください。 Fix Central 使用ガイド http://www.ibm.com/software/jp/support/fixcentral/ 2 表示されるフィックスの一覧より、必要となるドライバー パッケージすべてにチェックをいれて、[次へ 進む]ボタンを押してください。 必要となるドライバーについては、 「1.3.1 必要となるデバイス・ドライバー」を参照してください。 ※過去のバージョンが必要である場合は、"置き換えたフィックスが含まれるようにします"(include superseded fixes)のリンクをクリックして、古いバージョンを表示させてください。 3 使用条件が表示されます。 内容を確認して、使用条件に同意される場合は[同意します]ボタンを押します。 4 ダウンロード画面が表示されます。 画面右側の[ダウンロード・オプションの変更]をクリックすることで、ダウンロード方法を変更すること ができます。 ※当ガイドでは、[ブラウザー (HTTP) を使用したダウンロード]にチェックを入れました。 5 必要なパッケージをクリックして、ダウンロードして下さい。 ダウンロードしたファイルは、必要に応じて展開しておいてください。 ・ZIP 形式(拡張子が.zip) アーカイバーなどを使用してファイルを展開してください。 ・CD または DVD イメージ(拡張子が.iso) お手持ちの PC についている CD-R/DVD-R ドライブに対応し、かつ iso image を書き込み可能なライテ ィング・ソフトにて CD を作成してください。※詳細についてはライティング・ソフトの供給元にお問い 合わせください。 ・EXE 形式(拡張子が.exe) OS 上で実行することによりインストーラーが起動します。ウィザード形式で画面に従って導入すること が可能となっております。 1.4 RAID の構成 System x3550 M5 は、標準で ServeRAID-M5210 コントローラーもしくは ServeRAID-M1215 コントロ ーラーが搭載されており、OS のインストールを行う前に RAID の構成を行う必要があります。 当ガイドでは ServeRAID-M5210 のモデルを使用してガイドを記載しておりますが、ServeRAID-M1215 について異なるところについて言及しております。 OS の導入前の RAID の構成は、OS に依存しない uEFI 上の構成ツールを起動して行う必要があります。 ・ServeRAID-M5210→「LSI MegaRAID <ServeRAID M5210> Configuration Utility」 ・ServeRAID-M1215→「LSI MegaRAID <ServeRAID M1215> Configuration Utility」 ※ServeRAID-M5210 と ServeRAID-M1215 では利用可能な RAID レベルが異なります。 ※同じ RAID コントローラーでもキャッシュの搭載状況、FOD の適用状況により構成可能な RAID レベ ルが異なります。 ホットスペアの指定などの詳細については下記ガイドをご参照下さい。 MegaRAID ストレージ・マネージャー 導入ガイド http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0257271 【RAID の構成方法】 ※ServeRAID-M5210 のモデルを使用してガイドを記載しておりますが、ServeRAID-M1215 の場合も構 成画面は同じですのでこちらをご参照下さい。 1 サーバーの電源を入れると、しばらして lenovo System x のロゴが表示されます。画面下に「<F1> Setup」 と表示されておりますので、[F1]キーを押して「Setup Utility」を起動します。 2 Setup ユーティリティー「System Configuration and Boot Management」画面が表示されますので 「System Settings」を選択します。 3 「Storage」を選択します。 4 「LSI MegaRAID<ServeRAID M5210>Configuration Utility」を選択します。 ServeRAID-M1215 標準搭載機種の場合は「LSI MegaRAID<ServeRAID M1215>Configuration Utility」を 選択します。 5 「Configuration Management」を選択します。 6 「Create Vitual Drive – Advanced」を選択して「Enter」キーを押します。 7 Select RAID Level のデフォルト値が<RAID0>と表示されておりますので、<RAID0>を選択して「Enter」 キーを押します。構成可能な RAID レベルが表示されますので↓↑キーで構成する RAID レベルを選択して 「Enter」キーを押します。 ここでは RAID5 を選択しております。 注:利用可能な RAID レベルは RAID コントローラーの種類、キャッシュの有無、FOD の適用、搭載ドラ イブ数などにより異なります。 8 「Select Drives」を選択して「Enter」キーを押します。 9 CHOOSE UNCONFUGURED DRIVES の下に未構成のドライブが表示されますので今回の RAID 構成に 含めるドライブを選択します。 [ ]を選択して「スペース」キーを押すと [X] と表示され選択された状態になります。 表示されているすべてのディスクを含める場合はドライブリストの一番下にある「Check All」を選択し て「Enter」キーを押すとすべてのドライブを [X] 状態にすることができます。 10 ドライブリストの最下行もしくは最上行にある「Apply Changes」を選択して「Enter」キーを押します。 11 「Success」画面が表示されます。 「The Operation has been performed successfully.」のメッセージの最 下行に表示された「OK」を選択して「Enter」キーを押します。 12 Virtual Drive の各プロパティを設定します。各項目についてはデフォルトのままで問題ありませんが、設 定値についての詳しい情報はは ServeRAID のマニュアルを参照して下さい。 Default Initialization: Virtual Drive を作成後初期化をするために<Fast>を選択を推奨します。 Virtual Drive Size : 選択した RAID レベルで作成できる仮想ドライブ容量の最大値がデフォルトで表示されておりま す。通常 1 アレイに 1 仮想ドライブで構成しますのでデフォルトの最大値を使用します。 1 アレイの中に複数の仮想ドライブを作成する必要がある場合は数字を小さくして下さい。↑↓キー で変更します。 設定後最下行の「Save Configuration」を選択して「Enter」キーを押します。 13 Warning 画面にて、 「Creating Virtual Drive Will cause ・・・・」と表示されます。 「RAID 構成を行うことによりディスクにデータがある場合は消去されますがよろしいですか」という警 告です。 内容を確認の上 Confirm の項の[ ]を選択して「スペース」キーを押すとチェック[X]が付き「Yes」の項 が表示されます。 「Yes」が表示されましたら「Yes」を選択して「Enter」キーを押します。 14 「Success」の画面が表示されます。 「The Operation has been performed successfully・・・・」という メッセージの最下行に表示された「OK」を選択して「Enter」キーを押します。 15 Main Menu に戻ります。 これ以上 RAID 構成しない場合この画面で「Esc」キーを押して前のメニューに戻ります。 16 「Esc」キーを 3 回押すと uEFI の最初の設定画面「System Configuration and Boot Management」に戻 ります。 ここでさらに「Esc」キーを押して終了します。 ※その際「Do you want to exit Setup Utility ?」と表示されますので、<Y>キーを押してください。 以上で IBM ServeRAID-M5210 コントローラーの RAID の構成は終了です。 2. Windows Server 2012 R2 の導入 当ガイドでは、Windows Server 2012 R2 の DVD メディアを使用して、uEFI モードで導入を行っており ます。 System x3550 M5 のファームウェアは uEFI に準拠しており、uEFI に対応している Windows Server 2012 R2 を導入する際、通常は uEFI モードで導入されます。 Windows Server 2012 R2 を BIOS モードで導入する場合は、BIOS モードで起動するよう、System x3550 M5 の設定を変更してください。 ブート時に F1 キーを押してセットアップ・ユーティリティー「System Configuration and Boot Management」を起動し、 「Boot Manager」→「Boot Modes」→「System Boot Mode」 → 「Legacy Mode」に変更して 設定を保存して再起動します。 【導入手順】 1. サーバー本体の電源を投入し、直ちに Windows Server 2012 R2 の DVD メディアを DVD-ROM ドラ イブに挿入し、DVD メディアからブートします。 <注意!> Windows Server 2012 R2 の DVD メディアからのブート方法について Windows Server 2012 R2 の DVD メディアからブートするには、Lenovo System x ロゴが表 示されたタイミングで<F12>キーを押します。 しばらくすると、起動デバイスの選択画面「Boot Devices Manager」が表示されます。 【uEFI モードで導入する場合】 [Legacy Only]にチェックが入っていないことを確認してから、Windows Server 2012 R2 の DVD メディアが挿入された[CD/DVD]ドライブを選択して、<Enter>キーを押してください。 続けて「Press any key to boot from CD or DVD ...」と表示されますので、<Enter>キーなど を押すと Windows Server 2012 R2 の DVD メディアからブートします。 ※当ガイドでは、uEFI モードで導入を行っております。 【BIOS モードで導入する場合】 起動デバイスの選択画面「Boot Devices Manager」の[Legacy Only]にチェックを入れます。 ([スペース]キーを押すことで、選択している項目にチェックを入れることができます) 続けて Windows Server 2012 R2 の DVD メディアが挿入された[CD/DVD]ドライブを選択し て、<Enter>キーを押してください。 自動的に Windows Server 2012 R2 の DVD メディアからブートします。 2. 「Windows のインストール」画面が表示されるまでお待ちください。画面が表示されたら、言語とそ の他の項目を選択して[次へ]ボタンを押してください。 ※ここでは、初期設定のまま導入を行います。 「インストールする言語」 :日本語(日本) 「時刻と通貨の形式」 :日本語(日本) 「キーボードまたは入力方式」 :Microsoft IME 「キーボードの種類」 :日本語キーボード(106/109 キー) 3. 「今すぐインストール」のメッセージが表示されます。メッセージ部分をクリックしてください。 4. プロダクト キーの入力画面が表示されます。プロダクト キーを入力して[次へ]ボタンを押してくださ い。 5. インストールする Windows の選択画面が表示されます。 購入したエディションが正しく表示されているを確認し、 「Server Core インストール」、 「GUI 使用サー バー」のいずれかを選択して[次へ]ボタンを押してください。 6. 「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」が表示されます。 内容を確認の上、「同意します」にチェックを入れて[次へ]ボタンを押してください。同意できない場合 にはインストールはできません。 7. インストールの種類の選択画面が表示されますので、 「カスタム: Windows のみをインストールする」 を選択してください。 8. 「Windows のインストール場所の選択画面が表示されます。 ServeRAID-M5210 をご利用の場合: ここでドライブが認識されておりますのですぐにパーティションの作成が可能となっておりますが、 「ド ライバーの読み込み」を押して FixCentral よりダウンロードしたデバイス・ドライバを導入して下さい。 FixCentral よりダウンロードしたファイルは USB メモリーキーなどに展開しておき該当 OS(ここでは win2012r2-64)フォルダーを指定します。 「ServeRAID-M5210 SAS/SATA Controller」を選択してデバイス・ドライバーを導入してください。 9. この段階ではパーティションが作成されていないので、インストール可能なパーティションの作成を 行います。 「ドライブ 0 の割り当てられていない領域」を選択して[ドライブ オプション]ボタンを押し、続けて[新 規]ボタンを押してください。 ※認識順などによっては、必ずしもドライブ 0 とならない場合があります。 その場合は適宜読み替えてください。 10. 作成するパーティションのサイズを入力して[適用]ボタンを押してください。※作成したパーティシ ョンとは別に、システムが使用するパーティションも作成されます。 11. 作成したプライマリ パーティションを選択して、[次へ]ボタンを押すと、インストールが開始されま す。 インストール中に数回、自動的に再起動されます。インストールが完了するまでしばらくお待ちください。 12. インストール完了後、最初にログオンする前にパスワードを設定する必要があります。 画面の指示に従って、Administrator のパスワードを設定してください。 13. コンピュータ名やネットワークの設定などは、自動的に行われています。 これらの変更が必要な場合、以下の方法で行うことが可能です。 ・Server Core インストール環境の場合 サインイン(ログオン)後に、 「コマンド プロンプト」が表示されます。 現在のコンピュータ名は"hostname"コマンド、ネットワーク設定は"ipconfig"コマンドで、そ れぞれ確認することができます。 コンピュータ名の変更やネットワークの設定、OS の再起動や停止などは、メニュー形式の 「SCONFIG ユーティリティ」 から行うことが可能です。 「SCONFIG ユーティリティ」は、<コマンド プロンプト>にて"sconfig"コマンドを実行する ことで起動することが出来ます。 ・GUI 使用サーバー環境の場合 サインイン(ログオン)後に、 「サーバー マネージャー」が表示されます。 コンピュータ名の変更やネットワークの設定、OS の再起動や停止などは、「サーバー マネー ジャー」の<ローカル サーバー>の項目にて行うことができます。 以上の手順で Windows Server 2012 R2 のセットアップ が完了しました。 <参考!> 導入した Windows Server 2012 R2 の Edition を確認する方法について 導入した Windows Server 2012 R2 の Edition については、以下の方法で確認することができ ます。 ・Server Core インストール環境の場合 「コマンドプロンプト」や「Windows PowerShell」にて、"systeminfo"コマンドを実行して OS 名を確認してください。 「Microsoft Windows Server 2012 Standard」などと表示されることで、OS が正しく導入さ れたことを確認できます。 ・GUI 使用サーバー環境の場合 「サーバー マネージャー」を起動して、<ツール> - <システム情報>の OS 名を確認してくだ さい。 「Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter」などと表示されることで、OS が正しく導 入されたことを確認できます。 <参考!> 導入した Windows Server 2012 R2 が、uEFI/BIOS モードのどちらで導入されてい るのかを確認する方法について 導入した Windows Server 2012 R2 が、uEFI/BIOS モードのどちらで導入されているのかにつ いては、以下の方法で確認することができます。 ・Server Core インストール環境の場合 「コマンドプロンプト」や「Windows PowerShell」にて、以下の方法で確認できます。 1."diskpart"コマンドを実行します。 2."list disk"コマンドを実行して、Windows Server 2012 R2 が導入されているディスクの GPT の項目を確認します。それぞれ以下のとおりです。 「*」と表示されている場合は、uEFI モード。 「 」(空白)になっている場合は、BIOS モード。 確認したら、"exit"コマンドを実行して"diskpart"を終了します。 ・GUI 使用サーバー環境の場合 「サーバー マネージャー」より、以下の方法で確認できます。 1.「サーバー マネージャー」を起動して、<ツール> - <コンピューターの管理>を開きます。 2.<ディスクの管理>の項目を開き、Windows Server 2012 R2 が導入されたディスクを右クリ ックしてプロパティを開きます。 3.<ボリューム>タブを開いて[パーティションのスタイル]の項目を確認します。それぞれ以下 のとおりです。 「GUID パーティション テーブル (GPT)」と表示されている場合は、uEFI モード。 「マスター ブート レコード (MBR)」と表示されている場合は、BIOS モード。 3. デバイス・ドライバの導入・更新 Windows Server 2012 R2 の導入が完了した段階で、デバイス・ドライバなどの不足によりデバイス マ ネージャ上で以下の様な「ほかのデバイス」が表示されます。 この項では不足しているデバイス・ドライバのインストール方法を示します。既にインストールされてい るデバイス・ドライバに関しても、Web 上に最新のものが存在した場合は、アップグレードすることを お勧めいたします。 3.1 Intel Chipset Device Software for Windows System x3550 M5 のシステムボードのデバイス・ドライバーを適用します。デバイス マネージャー上の 「ほかのデバイス」に表示されている「基本システム デバイス」などに適用されます。 1. 「1.3 デバイス・ドライバの用意」で入手した”intc_dd_inteldp_9.4.2.1017.a_windows_32-64” のファ イルを、CD-R や USB メモリ等のメディアを用いて System x3550M5 の適当なフォルダにコピーします。 コピーしたファイルをダブルクリックして起動してください。 2. インストーラが起動し、 「Querying System Package Information」画面が表示されますので、 「Perform Update」がチェックされていることを確認して、[Next >]ボタンを押してください。 3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、[Update]ボタンを 押してください。 4.「Success」画面が表示されるまでお待ちください。表示されたら[Exit]ボタンを押してください。 デバイス マネージャ上でほかのデバイスに 表示されていた「基本システムデバイス」などにドライバ ーが適用され、ほかのデバイスから消えたことが確認できます。 3.2 Lenovo IMM2 PBI device NULL driver 「Intel Chipset Device Software」を適用後にさらに1つ残る「PCI デバイス」につては「Lenovo IMM2 PBI device NULL driver」を適用します。 1. 「1.3 デバイス・ドライバの用意」で入手した”lnvgy_dd_immpbi_1.0.1.2015_windows_32-64 ” のファ イルを、CD-R や USB メモリ等のメディアを用いて System x3550M5 の適当なフォルダにコピーします。 コピーしたファイルをダブルクリックして起動してください。 2. インストーラが起動し、 「Querying System Package Information」画面が表示されますので、 「Perform Update」がチェックされていることを確認して、[Next >]ボタンを押してください。 3. 「Package and System Match Ready to Update System」画面が表示されますので、[Update]ボタンを 押してください。 4.「Success」画面が表示されるまでお待ちください。表示されたら[Exit]ボタンを押してください。 デバイス マネージャ上でほかのデバイスに 表示されていた「PCI デバイス」にドライバーが適用され、 「Lenovo IMM2 PBI PCI Mailbox Interface Device」と表示されほかのデバイスから消えたことが確認で きます。 3.3 その他のデバイス・ドライバーの更新 オンボード NIC など OS が標準で持つドライバーが適用済のコンポーネントについて最新のドライバー が公開されているものについては更新して下さい。 また、追加のオプション類を搭載している場合、それらのコンポーネントのドライバーが公開されている 場合は適用して下さい。 OS 導入後に適用するドライバーの適用手順は基本的には 3.1 Intel Chipset Device Software for Windows と同じですが、特殊なものもございますので各ドライバーの Readme を参照して下さい。 4. 関連サイトのリンク Integrated Management Module II (IMM2) 関連 FAQ Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド IBM へのハードウェア障害自動通知 (Call Home) のご紹介 IBM Feature on Demand (FOD) ライセンス・アクティベーション・ガイド MegaRAID ストレージ・マネージャー 導入ガイド IBM System x ネットワーク チーミングガイド (Windows 版) Windows Server 2012 R2 バックアップの機能 説明資料 Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 に関する FAQ -機能、導入、ライセンス編- 以上 【免責】 当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用することを目的とし て作成しました。 詳細につきましては、URL(http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/)の利用条件をご参照ください。 当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであ り、LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。 技術資料の個々の項目は、LES にて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な 結果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様 自身の環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいます ようお願いいたします。 Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社
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