はじめに 社会がどんなに変わろうと、日々の生活を送る上で誰もが願うことは「心身ともに健康」 で穏やかに過ごすことではないでしょうか。南国市では自分らしさを大切に、健康な生活が 送れ、お互いが支え合える地域づくりを目指そうと「健康づくり市民会議」からの提言を受 け健康増進計画「健康なんこく21計画☆きらり☆」を平成18年に策定してから市民の皆 様とともに健康づくりに取り組んでまいりました。 現在の日本は、医学や医療の進歩、また保健衛生対策の普及・充実などにより、平均寿命 が毎年延び続け、かつてない長寿社会となりました。その一方で、がん、脳血管疾患、心疾 患そして糖尿病などに代表される生活習慣病、及び認知症や寝たきりなどの加齢に伴う疾病 が増加しています。国は、平成24年7月に「健康日本21(第2次)」を策定し、生活習 慣病の発症予防と重症化予防、社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上、また健康 づくりの社会環境の整備を行うことを基本的な方向として、「健康寿命の延伸」「健康格差 の縮小」をめざすことを示しました。 「第2期健康なんこく21計画☆きらり☆」を策定するにあたり、市民の健康意識のアン ケート調査を実施し、加えて健康づくりの各団体の皆様からのご意見もいただき、前計画の 成果と課題を検討しました。そして市民の健康を疾病状況、医療費や介護給付費などから分 析することで、市の健康課題として浮かび上がってきた生活習慣病予防対策と、子どものこ ろからの健康づくりを含めた子育て支援の充実を重点課題とし、市民、関係団体、及び行政 が様々な取り組みを行うことにより健康寿命を延ばすことを目標といたしました。 「自分の健康は自分でつくる」という考えのもとに、市民1人ひとりがご家族や地域の方 とともに健康づくりに取り組み、それを行政や関係団体が後押しできるような施策を実施す ることで、南国市の健康づくりを推進してまいりたいと考えております。住み慣れた地域で いきいきと暮らせるように健康寿命を延ばすことで「笑顔あふれる南国市」を実現しましょ う。 最後となりましたが、この計画を策定するにあたりまして、ご協力いただきました市民の 皆様はじめ、策定委員の皆様、関係機関、団体の皆様にこころより感謝申し上げます。今後 も皆様にはこの計画の趣旨をご理解いただき、一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。 平成28年3月 南国市長 橋詰 壽人
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