Shizuoka University REpository

SURE: Shizuoka University REpository
http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/
Title
Author(s)
極短パルスレーザー加工による多層屈折率光ファイバー
プローブの創製
齋藤, 隆之
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Issue Date
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2015-06-17
http://hdl.handle.net/10297/9608
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2版
様 式 C−19、F−19、Z−19 (共通)
科学研究費助成事業 研究成果報告書
平成 27 年
6 月 17 日現在
機関番号: 13801
研究種目: 基盤研究(A)
研究期間: 2011 ∼ 2014
課題番号: 23246033
研究課題名(和文)極短パルスレーザー加工による多層屈折率光ファイバープローブの創製
研究課題名(英文)Creation of a multi-refraction optical fiber probe through micro-fabrication with
ultra-short laser pulses
研究代表者
齋藤 隆之(SAITO, Takayuki)
静岡大学・グリーン科学技術研究所・教授
研究者番号:10324328
交付決定額(研究期間全体):(直接経費)
34,400,000 円
研究成果の概要(和文): 先端光科学,光マイクロ加工技術およびCFD の異分野融合による新たな体系の流体計測技
術の基盤を創成,確立した.石英や超純水とフェムト秒レーザーパルス(FLP)との非線形相互作用を時間分解計測した
知見に基づいて石英光ファイバーをFLPにより精密に微細加工する技術を開発し,光ファイバーの特性を最大限に引き
出した多機能光ファイバープローブを創生した.加えて,これらの成果をGTLによる液体燃料製造プロセスや除染時に
発生するフォーム計測などに応用した.
研究成果の概要(英文):We have established the basis of innovative measurement technologies for fluid
mechanics by integrating interdisciplinary sciences of advanced optical science, optical micro
fabrication and CFD. On the basis of experimental results of nonlinear interaction between femto-second
laser pulses and transparent materials (quartz and ultra-pure water) by using femto-second-order
time-resolved measurement, we developed novel technologies of micro-fabricating quartz optical fiber.
Furthermore, we developed a new method to three-dimensionally simulate propagation of laser beams in the
optics and a measurement target, in consideration of gas-liquid interfaces, reflection, refraction,
polarization and ray energy. Integrating the above, we have created multifunctional optical fiber probes.
In addition, we applied the new OFP to measurement of droplets/bubbles in a GTL process, and to
measurement of foams generated in a decontamination process.
研究分野: 混相流,光応用流体計測
キーワード: 流体工学 光応用計測工学 極短パルスレーザー 光ファイバー 混相流 気泡・液滴 数値解析 光
線追跡
様 式 C−19、F−19、Z−19(共通)
1.研究開始当初の背景
(1)光ファイバーは未知の優れた特性を有す
ると考えられることから,ドイツや英国では,
極短パルスレーザーの開発と相まって,新た
な特性を有する光ファイバーの開発や利用
に関する研究が戦略的に行われている.
(2)この世界的潮流を受けて,日本学術会議は
「光ファイバーの高度な利用の促進」を提言
し,革新的な光ファイバーの開発とその利用
を強く促している.
(3)光ファイバーを流体計測用センサーとし
て利用する試みは 1970 年代から行われてき
たが,機能が低いこと,計測の信頼性が低い
ことなどから,実験室での使用に限定され,
工業用の高い信頼性と高い精度を有する実
用的センサーはなかった.
(4)光信号を数値的に解析する手法がなく,複
雑な光信号を理論的にかつ厳密に解析・評価
することができず,光ファイバーの高度な利
用の隘路となっている.
2.研究の目的
研究代表者らのこれまでの研究成果,すな
わち
・フェムト秒レーザーパルス(FLP)と透
明物質との相互作用(多光子吸収による
物質の分解過程,非線形屈折率変化)
・FLP による石英ファイバーの光マイク
ロ加工
・フェムト秒時間分解計測
・気泡・液滴用高精度光ファイバープロー
ブ(OFP)
・三次元光線追跡シミュレーションによる
OFP 光学系内と気泡・液滴を含めた全光
学系のレーザー導波メカニズム
・気泡や液滴の混相流動
・気泡や液滴運動の CFD
を飛躍的に発展させて,
(1)先端光科学,光ファイバー,光マイクロ加
工技術ならびに CFD という異分野を融合す
ることにより新たな体系の流体計測分野を
創成・確立すること
(2)さらに,光ファイバーの特性を最大限に引
き出した多機能 OFP を創製し,その成果を
次世代エネルギー技術,次世代省エネ技術等
の合理的な開発を促進する計測技術として
実用化すること
を目的とした.
上記を完遂するために,達成すべき具体的
な目標を以下とした.
①これまでにはない単一 OFP により液滴/
気泡の3次元速度を検出すること
②光の照射方向を波長ごとに制御できるよ
う OFP 先端の楔状センサー部のコアならび
にクラッドの屈折率が徐々に変化するよう
な内部加工(多層屈折率化)を行うこと
③先端径 10μm の OFP にサブマイクロオーダ
ーの精度で加工する方法を開発すること
④正確な液滴/気泡径と速度を計測するた
めに,OFP の通過位置を検出できること
⑤100m/s 以上の高速液滴/気泡に対して,
十分な強度を有すること
⑥OFP と液滴/気泡との接触による界面変
形の大きさ・形状・経時変化を明らかにする
こと(実験と CFD との融合)
⑦OFP から出力される光信号の伝播特性と
変調(分光特性,反射特性)を明らかにする
こと(光線追跡シミュレーションと CFD と
の融合)
3.研究の方法
研究代表者の実験ノウハウ(フェムト秒レ
ーザーの多光子吸収過程の時間分解計測と
分光計測),光ファイバープローブの信号解
析と研究分担者の数値解析ノウハウ(高精度
流体数値解析,界面物理等)を各々高度に発
展させるとともに,融合して,研究目標を達
成した.具体的には,
①極短時間の物理現象の実験による解明,
FLP による透明物質のプラズマ化の時間領域
における特性解明
②上記の成果に基づく新たな原理の光ファ
イバープローブと光マイクロ加工法の開発
③光線追跡シミュレーションと流体数値解
析とをカップリングさせた高度な数値解析
による目標性能を達成するための光ファイ
バープローブ設計
④これらの融合の結果として,多層屈折率光
ファイバープローブを創製
⑤さらに,これら成果と混相流に関する知見
を複合的に利用して,次世代エネルギー技術
ならびに次世代省エネ技術等の合理的な開
発を促進する計測技術に活用する
というプロセスを採った.
4.研究成果
(1)FLP による石英ファイバーの多光子吸収
過程,屈折率変化過程をフェムト秒の時間分
解能で明らかにした.石英の代わりに一様・
均質で精密な可視化を行える水とアセトン
を使用して,屈折率変化の過程と分子の分解
の過程を実験により明らかにした.
脱気超純水
アセトン
図1:ポンプ・プ
ローブ法による
時間分解計測結
果. FLP 照射数
十 fs でプラズマ
が形成され,非線
形効果によりフ
ィラメント状に
屈折率の高い部
分が形成される.
この 107 オーダー
後の気泡形成は
この数十 fs の物
理過程で決定さ
れ る . Physical
Review Letters
に投稿,審査中
( 2015.6.10 投
稿,査読中)
.
(2)上記(1)の結果を基に,
石英のバンドギャッ
プを考慮して,FLP の照射強度,照射タイミ
ング,照射インターバルならびに照射回数と
屈折率変化・定着と石英分解との関係を明ら
かにした.これらの結果を基に,先端径 10μm
の OFP にサブマイクロオーダーの精度で加
工する方法(対物レンズの選定,対物レンズ
の集光径,焦点位置,焦点の OFP 光軸方向
ならびに垂直方向への送り速度,同送り間
隔)を開発した.研究目標2−③を達成した.
(k)
(h)
(l)
(j)
(i)
(m)
(e)
(a)
(b)
(c)
(3)1mm∼3mm の種々の径で単一気を発射
する装置を独自に製作し,OFP と気泡との接
触挙動と OFP 出力信号との関係を把握した.
OFP が気泡に接触する直前にピーク信号が発
生(プレシグナル)すること,このピーク信
号は OFP の気泡接触位置が中心部に近いほど
大きくなることを見出した.この特性を利用
して,気泡径,気泡速度,気泡数密度を高精
度に測定する手法,プレシグナル閾値法を開
発した.これにより,研究目標2−④を達成
した.
(1)
Output voltage [V]
これにより,具体的な研究目標2−①,2−
②,2−③を達成した.
(2)
Pre-signal
3
grd
P2
2
P1
1
0
(3)
te
ts
0
Vthl
VPmax
5
time [ms]
10
15
(n)
(d)
(f)
(p)
(g)
1.0 mm
(o)
図2:fs レーザーマイクロ加工装置の概略.
(a)fs レーザーシステム,(b)オプティカルチ
ョッパー,(c)メカニカルシャッター,(d)
ハーフミラー,
(e)fs レーザー用ミラー,
(f)fs
レーザー用対物レンズ,(g)光検出器,(h)
ファンクションジェネレーター,(i)ND フ
ィルター,(j)光検出器,(k)オシロスコープ,
(l) 遅延発生器,(m)フラッシュランプ,(n)
集光レンズ,(o)加工状態観測用カメラ
図3:開発した fs レーザーマイクロ加工装置
この装置を用いて製作した OFP を発電プ
ラント製造メーカーの協力を得て,試験用蒸
気タービン内における液滴計測に供して,製
作した多層屈折率 OFP が 100m/s 以上の高
速液滴に対して十分な強度を有すること(目
標2−⑤)を実証した.
(1)
(2)
(3)
図4:OFP と気泡との接触挙動とプレシグ
ナル
(4)50μm から 1mm の径で液滴を発射する装
置を独自に製作し,OFP と液滴との接触挙動
と OFP 出力信号との関係を把握した.OFP が
液滴に接触後,液滴から離脱する直前にピー
ク信号が発生(ポストシグナル)すること,
このピーク信号は OFP の液滴接触位置が中心
部に近いほど大きくなることを見出した.こ
の特性を利用して,液滴径,液滴速度,液滴
数密度を高精度に測定する手法,ポストシグ
ナル閾値法を開発した.これにより,研究目
標2−④を達成した.
(5)OFP 計測は気泡や液滴との接触による計
測手法である.ピコ秒パルスレーザーを用い
た時間分解可視化計測により,高速液滴や気
泡と OFP との接触過程を実計測した.界面
の3次元的変形を実験だけで解明すること
が困難なことから OFP と高速気泡・液滴の
接触時における重心運動と界面運動の変化
を,内部エネルギーの保存を実現する CFD
により考察した.気液界面の高精度追跡に関
しては、物質移動をともなう気泡の挙動解析
法,壁近傍で大変形する気泡に適用可能な方
法など,さまざまな視点で要素技術が開発さ
れ,その知見や技法が分担研究者から研究代
表者のグループに順次提供された.これによ
り,光線追跡による光信号の解析が飛躍的に
進んだ.研究目標2−⑥を達成した.
なお,界面運動と界面を通しての熱および
物質の移動に関しては、緩慢な時間変化の現
象においては検証できた.急激な変化に対す
る適用性の検証は部分的に留まったものの,
質量・運動量に加えて内部エネルギーならび
に物質成分に関して,気液界面の変形や運動
をともなう場合に対する保存性の高い解析
法が得られた.
光線追跡シミュレーションに関しては,気
液界面をポリゴンではなく,光学系,気泡・
液滴,上記 CFD と実験結果を反映させた数
理モデルにより表現する手法を開発した.ま
た,P 偏光と S 偏光を考慮して,光線の反射
と透過におけるエネルギーの保存を厳密に
組み込むモデルを開発した.加えて,OFP ク
ラッドの層厚が波長程度の場合にはエバネ
ッセント光を考慮するモデルを開発した.研
究目標2−⑦を達成した.
Water phase
Surface
Air phase
100µm
図5:光線追跡シミュレーションの結果例.
気相から液相に向って気液界面を貫通する
場合(液滴計測時に相当)
ポストシグナルは,OFP から液相中に照射
された光線が液滴の内界面で反射されるこ
とにより発生することを明らかにした.一方,
プレシグナルは気泡の外界面で反射される
ことにより発生することを明らかにした.な
お,ポストシグナルとプレシグナルは OFP
の検出面を楔状に加工することで,OFP から
照射されるレーザー光の異方性が生じるこ
とで効果的に発生することを突き止めた.
(6)光線追跡シミュレーションと CFD とをカ
ップリングさせて,OFP 出力信号を数値解析
することにより,プレシグナルとポストシグ
ナルの発生メカニズムを明らかにした.気
泡・液滴運動と OFP 出力光信号との関係を
数値解析することにより,高速微小液滴・気
泡の径,速度と数密度の同時計測するに最適
な多層屈折率 OFP を設計した.
GTL(Gas-to-Liquid)による液体燃料製
造,廃水処理などの工業プロセスに実用的に
使用できる OFP を設計,開発し,鉄鋼メー
カー等との実用化開発に着手した.
さらに,気泡界面の実験を通して得た現象
を利用して,オゾンと乳脂肪とが反応して生
成されるオゾニド気泡に放射性セシウムと
化合した粘土鉱物を吸着させる除染技術を
着想し,オゾニドフォームの効率的な生成条
件を把握するために,オゾニドフォーム計測
用の OFP を開発した.
このように研究室レベルに留まることな
く,成果を広く社会に還元している.
5.主な発表論文等
〔雑誌論文〕
(計 21 件)
(1) Yasuyuki Nagami and Takayuki Saito, An
experimental study of the bubble motion by
gas-liquid-phase interaction in oscillation-grid
decaying turbulence, Flow, Turbulence and
Combustion, 査読有り, Vol. 92, 2014, 147−
174, DOI:10.1007/s10494-013-9510-8
(2) Takaaki Tsutsumi, Shintaro Takeuchi, Takeo
Kajishima, Heat transfer and particle
behaviours in dispersed two-phase flow with
different heat conductivities for liquid and solid,
Flow, Turbulence and Combustion, 査読有り,
Vol. 92, 2014, 103-119, DOI:org/10.1007/s
10494-013-9498-0
(3) Toshiaki Fukada, Shintaro Takeuchi, Takeo
Kajishima, Effects of curvature and vorticity in
rotating flows on hydrodynamic forces acting
on a sphere, International Journal of Multiphase
Flow, 査 読 有 Vol.58, 2014, 292-300,
org/10.1016/j.ijmultiphaseflow.2013.10.006
(4) Takeo Kajishima, Shintaro Takeuchi,
Simulation of fluid-structure interaction based
on an immersed-solid method, Journal of
Mechanical Engineering and Sciences, 査読有
り, Vol. 5, 2013, 555-561, DOI:org/10.15282/
jmes.5.2013.1.555-561
(5) Shintaro Takeuchi, Takaaki Tsutsumi, Takeo
Kajishima, Effect of temperature gradient
within a solid particle on the rotation and
oscillation modes in soliddispersed two-phase
flows, International Journal of Heat and Fluid
Flow, 査 読 有 り , Vol.43, 2013, 15-25,
DOI:.org/10.1016/j.ijheatfluidflow.2013.05.013
(6) Yuki Mizushima and Takayuki Saito,
Improving practical performance of single-tipoptical-fibre probing for measurement of
bubble-swarm motion and properties in a large
diameter bubble column、Chemical Engineering
Transactions, The Italian Association of
Chemical Engineering, 査読有り, Vol. 32、
2013、1513 – 1518
(7) Yuki Mizushima, Akihiro Sakamoto and
Takayuki Saito, Measurement technique of
bubble velocity and diameter in a bubble
column via Single-Tip Optical-fiber Probing
with judgment of the pierced position and angle,
Chemical Engineering Science, 査読有り, Vol.
100, 2013, 98–104, DOI:org/10.1016/j.ces.
2013.01.046
(8) Yuki Mizushima, Yasuyuki Nagami, Yuta
Nakamura and Takayuki Saito, Interaction
between acoustic cavitation bubbles and
dispersed particles in a kHz-order-ultrasoundirradiated water,
Chemical Engineering
Science, 査読有り, Vol. 93, 2013, 395–400,
DOI: org/10.1016/j.ces.2013.02.028
(9) Akihiro Sakamoto and Takayuki Saito,
Numerical Analysis of Optical Fiber Probing
based on Ray Tracing Method, Review of
Scientific Instruments, 査読有り, Vol. 83、
2012, 075107, DOI: 10.1063/1.4732819
(10) Yasuyuki Nagami and Takayuki Saito,
Measurement of modulation induced by the
interaction between bubble motion and
liquid-phase motion in decaying turbulence
formed by an oscillating-grid, Particuology, 査
読 有 り , Vol. 11, 2013, 158 − 169, DOI:
10.1016/j.partic.2012.06.012
(11) Tetsuo Ohshima and Takeo Kajishima,
Numerical simulation of flow with phase
change using phase boundary conditions based
on the kinetic theory of gases, Heat Transfer Asian Research, 査読有り, Vol. 7, 2012, 421
−433
(12) Masahiro Yamada and Takayuki Saito, A
newly developed photoelectric optical fiber
probe for simultaneous measurements of a CO2
bubble chord length, velocity, and void fraction
and the local CO2 concentration in the
surrounding liquid 、 Flow Measurement and
Instrumentation, 査 読 有 り , Vol. 27, 2012,
8–19, DOI:10.1016/j.flowmeasinst.2012.04.004
(13) Yuki Mizushima and Takayuki Saito,
Detection method of a position pierced by a
single-tip optical fibre probe in bubble
measurement, Measurement Science and
Technology, 査読有り, Vol. 23, 2012, paper
No.0853, DOI:10.1088/0957-0233/23/8/085308
(14) Takeo Kajishima 、 Direct numerical
simulation of multiphase flows involving
dispersed components with deformable
interfaces, Heat Transfer - Asian Research, 査
読有り, Vol. 40, 2011, 387−403
(15) Akihiro Sakamoto and Takayuki Saito,
Robust algorithms for quantifying noisy signals
of optical fiber probes employed in
industrial-scale practical bubbly flows,
International Journal of Multiphase Flow、査読
有 り , Vol. 41, 2012, 77 − 90,
DOI:10.1016/j.ijmultiphaseflow.2011.12.004
ほか 6 編.
〔国際会議発表〕
(計 58 件)
(1) Toshiaki Fukada, Shintaro Takeuchi, Takeo
Kajishima, The modeling of the effect of the
streamline curvature for the fluid force on a
sphere, 5th Asia Pacific Congress on
Computational Mechanics & 4th International
Symposium on Computational Mechanics,
No.1229, December 12, 2013, Singapore
(2) Yuki Mizhushima and Takayuki Saito, Novel
flocculation technique through acoustic
cavitation bubbles driven by 20.3-kHz
ultrasound in water, 66th Annual Meeting of the
American Physical Society Division of Fluid
Dynamics, November 25, 2013, Pittsburgh, PA
(3) Hajime Furuichi and Takayuki Saito,
Measurement of a wavy and thin liquid film in
a small two-fluid nozzle via a single-tip optical
fibre probe, 25th European Conference on
Liquid Atomization and Spray Systems (ILASS
2013), September 2, 2013, Chania, Greece
(4) Yuki Mizushima and Takayuki Saito,
Detection of a position touched by a single-tip
optical fibre probe in a micro-droplet
measurement, 25th European Conference on
Liquid Atomization and Spray Systems (ILASS
2013), September 2, 2013, Chania, Greece
(5) Takeo Kajishima, Toshiaki Fukada, Shintaro
Takeuchi, The effect of streamline curvature on
the fluid force acting on a solid particle, 4th
International Conference on Jets, Wakes and
Separated Flows (ICJWSF), ICJWSF2013-IL07,
August 30, 2013, Nagoya
(6) Takeo Kajishima, Shintaro Takeuchi,
Simulation of fluid-dtructure interaction based
on
an
immersed-solid
method,
2nd
International Conference on Mechanical
Engineering Research, Keynote-2, July 24,
2013, Kuantan, Malaysia
(7) Yuki Mizushima and Takayuki Saito,
Improving
practical
performance
of
single-tip-optical-fibre
probing
for
measurement of bubble-swarm motion and
properties in a large Diameter bubble column,
11th International Conference on Chemical &
Process Engineering, June 11, 2013, Milan Italy
(8) Shogo Kawamoto, Takeshi Omori, Takeo
Kajishima, Development of interface capturing
method for dissolving bubbly flow",
International Conference on Multiphase Flow
2013, ICMF2013-688, May 27, 2013, Jeju,
Korea
(9) Yuki Mizushima, Akihiro Sakamoto,
Takayuki Saito, Pre-/post-signal method for
detection of a position pierced by a single-tip
optical fiber probe in bubble/droplet
measurement based on optical signals obtained
through 3D ray-tracing simulation, The
International Conference on Multiphase Flow
(ICMF 2013))、May 26, 2013, Jeju Korea
(10) Yuki Mizushima and Takayuki Saito, Highly
time-resolved
measurement
for bubble
nucleation induced by femtosecond laser pulses,
American Physical Society 65th Annual DFD
Meeting, November 24, 2012, San Diego
(11) Takeo Kajishima, Shintaro Takeuchi and
Toru Tsutsumi、Direct numerical simulation of
heat transfer in fluid-particle two-phase flow by
coupled immersed-boundary and discreteelement methods, 7th International Symposium
on Turbulence, Heat and Mass Transfer,
September 29, 2012, Palermo, Italy
(12) Takayuki Saito, Yuki Mizushima and
Akihiro Sakamoto, Pre-signal method for
detection of a position pierced by a single-Tip
Optical Fiber Probe in bubble Measurement,
and analysis of the optical signal by 3D
ray-tracing simulation, 6th Japanese-European
Two-Phase Flow Group Meeting, September 24,
2012, Kumamoto, Invited
(13) Hajime Furuichi, Akihiro Sakamoto, Yuki
Mizushima and Takayuki Saito, Laser-based
optical fiber probing improved via 3D ray
tracing numerical simulation, 16th International
Symposium on Applications of Laser
Techniques to Fluid Mechanics, July 5, 2012,
Lisbon
(14) Yuki Mizushima and Takayuki Saito, A
newly developed method for detecting a
pierced position/angle by using a pre-signal in
bubble measurement via a Single-Tip
Optical-fiber Probe, September 19, 2011,
Tianjin University, Tianjin, China ほか 44 件.
〔国内学会発表〕
(計 60 件)
(1) 大塩哲哉,梶島岳夫,1 方程式型ダイナミ
ック SGS モデルを用いた翼周りのキャビテ
ーション乱流に対する LES,日本機械学会
流 体 工 学 部 門 講 演 会 論 文 集 , No.0435,
2013/11/10,九州大学,福岡市
(2) 竹内伸太郎,堤貴昭,梶島岳夫,分散混
相流中における流体粒子相互作用および熱
伝達の数値シミュレーション,関西伝熱セ
ミナー,先の先の伝熱技術 in 六甲神戸,
2013/9/7,瑞宝園,神戸市
(3) 古市肇,坂本明洋,水嶋祐基,齋藤隆之,
光線追跡シミュレーションに基づく光ファ
イバープローブを用いた気泡流計測,化学
工学会 第 78 年会,2013/3/17,阪大豊中キ
ャンパス,大阪府豊中市
(4) 水嶋祐基,齋藤隆之,フェムト秒パルス
レーザーを用いた気泡生成過程の高時間分
解計測,化学工学会 第 78 年会,2013/3/17,
阪大豊中キャンパス,大阪府豊中市
(5) 藤田卓也,大森健史,梶島岳夫,濡れ性
を有する固体壁面に対する衝突液滴の数値
解析,第 26 回数値流体力学シンポジウム講
演論文集,2012/12/18,中央大学,東京都
(6) 古市肇,水嶋祐基,坂本明洋,齋藤隆之,
フェムト秒レーザー加工光ファイバープロ
ーブによる微小気泡・液滴の計測,レーザ
ー加工学会第78回講演会,2012/12/14,ア
クイトコングレスセンター,浜松市
(7) 水嶋祐基,齋藤隆之,フェムト秒パルス
レーザーを用いた水分解時の高時間分解計
測,レーザー加工学会第78回講演会,
2012/12/14,アクイトコングレスセンター,
浜松市
(8) 古市肇,水嶋祐基,坂本明洋,齋藤隆之,
光ファイバープローブによる気泡・液滴計
測時における 3D 光線追跡シミュレーショ
ン,第 90 期流体工学部門講演会,2012/10/18,
同志社大学,京都市
(9) 古市肇,坂本明洋,水嶋祐基,梶島岳夫,
齋藤隆之,単一光ファイバープローブによ
る気泡・液滴計測における光線追跡法を用
いた数値解析,第 25 回計算力学講演会,
2012/10/8,ポートアイランド南地区,神戸
市
(10) 水嶋祐基,齋藤隆之,光線追跡シミュレ
ーションに基づく単一光ファイバープロー
ブを用いた気泡流計測,2012 年度冷凍空調
学会年次大会,2012/9/13,北大,札幌市
ほか 50 件.
〔図書〕
(計 0 件)
なし
〔産業財産権〕
○出願状況(計 0 件)
なし
○取得状況(計 0 件)
なし
〔その他〕
(1)受賞
①齋藤隆之,高柳記念賞,公益財団法人・浜
松電子工学奨励会,最先端レーザーと光ファ
イバーを利用した複雑流体計測技術の開発
とその環境技術への展開,2014.12
②齋藤隆之,坂本明洋,松田桂輔,水嶋祐基,
古市肇,化学工学会・技術賞,光ファイバー
プローブによる気泡・液滴計測の高度化と計
測システムの製品化,2014.3
③齋藤隆之,坂本明洋,松田桂輔,水嶋祐基,
古市肇,化学工学会・粒子流体プロセス技術
賞,光ファイバープローブによる気泡・液滴
計測の高度化と計測システムの製品化,
2013.3
(2)ホームページ等
URL: http://flow.eng.shizuoka.ac.jp/
URL:http://www-fluid.mech.eng.osaka-u.ac
.jp/index-jp.html/
6.研究組織
(1)研究代表者
齋藤 隆之(SAITO Takayuki)
静岡大学・グリーン科学技術研究所・教授
研究者番号:10324328
(2)研究分担者
梶島 岳夫(Kajishima Takeo)
大阪大学・大学院工学研究科・教授
研究者番号: 30185772
(3)連携研究者
居波 渉(INAMI Wataru)
静岡大学・大学院工学研究科・准教授
研究者番号:30542815
(4) 連携研究者
川田 善正(KAWATA Yoshimasa)
静岡大学・大学院工学研究科・教授
研究者番号:70221900