仕様書(PDF文書)

(別紙1)
「豊北総合支所管内中山間管理システム」賃貸借仕様書
第1章 総則
1 業務名
豊北総合支所管内中山間管理システム賃貸借業務
2 業務期間
契約締結の日から平成32年6月30日まで
3 環境構築期間
契約締結の日から平成28年10月1日まで
4 賃貸借期間
平成28年10月1日から平成32年6月30日まで
5 目的
本業務は、下関市が中山間地域等直接支払制度に係る事務作業を行うための支援システム(以下、
「中山間管理システム」という。
)を搭載した機器(付属品含む)を賃貸借することを目的とする。
6 業務概要
本業務における業務概要は、以下のとおりとする。
(1) 計画準備
(2)
「中山間管理システム」及び
既存システムデータの更新
(3)システムセットアップ
1ライセンス
1ライセンス
(4)利用者研修
(5)システム保守
※ 上記6.業務概要のうち、
(1)∼(3)までについては、平成28年10月1日までに完了し、
下関市の納品検査を受けること。
7 関係法令等
本業務の実施にあたっては、本仕様書の定めによるほか、次の関係法令等に準拠して行うものとす
る。
(1)測量法、同施行令、同施行規則
(2)農林水産省農村振興局測量作業規程
(3)下関市公共測量作業規程
(4)下関市契約規則
(5)その他関係法令、通達、規程及び作業要領等
8 関係法令にかかる手続き
本業務遂行のために必要な諸手続は、受託者において行うものとし、これにかかる必要な費用の全
てを受託者が負担するものとする。
9 貸与資料
本業務を実施するにあたり、下関市が貸与する資料は次のとおりである。
(1)デジタル航空写真による撮影成果(測量成果簿ほか)
(2)標高データ
(3)地番参考図
(4)今回更新予定分にかかる現行システムデータ
(5)その他必要な資料、データ
2 受託者は、
下関市から貸与された資料の取扱いについて十分な注意を払うとともに、
これを破損し、
若しくは紛失し、または盗難等の事故のないよう厳重に管理しなければならない。
3 受託者は、本業務の実施を完了したときは、速やかに貸与された資料を下関市に返却すること。
4 データの受け渡しに必要な電子データ記憶媒体については、受託者で用意すること。
10 打ち合わせ協議
本業務の実施期間中において、受託者は下関市と綿密な連絡を保ち、必要に応じて打ち合わせを行
い、業務を遂行すること。また、協議用資料の作成及び協議録・打ち合わせ記録書を作成すること。
11 提出書類
本業務を実施するにあたり、受託者は、速やかに下記の書類を作成し提出すること。
(1)業務実施計画書
(2)工程表
(3)管理技術者届出書
(4)その他下関市が必要と認める書類
12 管理技術者
本業務の管理技術者は、測量及び地理空間情報並びに「中山間地域等直接支払管理システム」の取
扱について精通したものとし、受託者は下関市に上記 11(3)管理技術者届出書を提出する際、証明
書類を添付すること。
13 検査・納品
本業務の実施を完了したときは、管理技術者立合いの上、下関市の検査を受けた後、納品すること。
なお、納品場所は次のとおりとする。
(1)下関市豊北町大字滝部3140−1
下関市役所豊北総合支所農林水産課 内
2 前項の検査の結果、成果品が合格しなかった場合は速やかに必要な修正を行い、下関市の再検査を
受けなければならない。
14 瑕疵担保責任
納品後、成果品に瑕疵が発見された場合は、下関市の指示に従い、受託者の負担において、必要な
修正処理を行うものとする。
15 疑義等の解決
本仕様書に定める事項に疑義が生じた場合、又は本仕様書に定めのない事項については、下関市と受
託者において協議のうえ、決定するものとする。
16 その他
別添(別紙2)
「特記仕様書(環境編簡易)
」
、
(別紙3)
「下関市暴力団排除条例による措置に係る特記
事項」及び(別紙4)
「個人情報取扱特記事項」を遵守すること。
2 賃借料の支払いは、45ヶ月均等払いとし、賃貸借期間開始後において、期間の1月を経過するご
とに1月分の賃借料を支払う。
3 契約締結日の属する翌年度以降において、歳入歳出予算の当該金額について減額又は削除があった
場合は、当該契約は変更又は解除することがある。
4 賃貸借契約終了後は、機器等を返却する。
第2章 業務内容
1 システム設定
下記に掲げるとおりとし、本仕様書に定めのない事項については、下関市と受託者とで協議のうえ
決定する。
なお、
(1)∼(3)については、納品後、下関市職員が、自在に加工・編集等不可の状態にシステ
ム設定すること。
(1)航空写真地図データインストール
デジタルオルソ画像データ作成は、下関市が保有するデジタルオルソ画像(本庁管内を10cm(平
成26年度撮影成果)
、各総合支所管内を16㎝(平成23年度撮影成果)を下記①②に指定するとお
り地上解像度を加工し、所定のフォーマットに変換した上でインストールするものとする。
①画面閲覧用:本庁管内を10cm(平成26年度撮影成果)
、各総合支所管内を16㎝(平成
23年度撮影成果)から解像度を落とすことなく、
「中山間管理システム」にデータ格納する。
②出力用:地上解像度を50cm 以下に落としたうえで、プリントアウト用として「中山間管理シ
ステム」にデータ格納する。
(他の項目の変換は認めない。
)
(2)標高データインストール
標高データ作成は、下関市が保有する平成23年度成果の標高データ(DSM)を所定のフォーマ
ットに変換した上でインストールするものとする。
(3)地番参考図データインストール
(4)システム整備
以下の基本機能を、下関市職員が操作可能な状態にシステム整備を行うこと。
①地図表示機能
・地図の拡大・縮小・移動が可能であること
・各地図データに表示/非表示の切替が可能であること
・現在の表示縮尺の表示が可能であること
・指定した縮尺による表示が可能であること
②地図出力機能
・航空写真については、地上解像度50cm 以下に落としたうえで出力すること
・航空写真(地上解像度50cm 以下に落としたもの)及び複数レイヤーをオーバーレイして
出力することが可能であること
・地番参考図は出力不可の状態にすること
・出力機器(プリンタ)の仕様に対応して出力が可能であること
・縮尺による出力制限が可能であること(下関市指定の縮尺による)
・凡例表記の出力が可能であること
③条件検索機能
・属性による条件検索が可能であること
・地図データから属性の検索が可能であること
・属性データから地図データの検索が可能であること
④図形編集機能(レイヤー上に限る)
・農地データ(団地、測定単位)及び土地改良施設等の図形ならびに各データについて、形
状の修正、削除、追加を行うことが可能であること(属性も同時更新すること)
・凡例の表示が可能であること
・作成する農地の形状データは「中山間管理システム」での運用を考慮し、
Shape 形式にて作成可能なものとする
⑤属性編集検索機能
・団地及び測定単位の属性情報(字、代表地目等)の編集、検索が可能であること
・土地改良施設等に関する属性情報の編集、検索が可能であること
・農地各筆ごとの情報(地番、管理者、面積、地目などの属性データ)と属する団地の主傾
斜等属性データとのリンクが可能であること
・農地各筆ごとの情報(地番、管理者、面積、地目などの属性データ)の検索・表示(条件
検索、団地・測定単位などの図形‐属性双方向検索)が可能であること
・農地各筆ごとの情報(地番、管理者、面積、地目などの属性データ)の新規入力、修正、
削除が可能であること
⑥測定機能
・任意に指定した地点の位置(X、Y、Z)座標の測定が可能であること
・任意に指定した地点間の距離の測定が可能であること
・任意に指定した範囲の面積の測定が可能であること
⑦傾斜度算出機能
・任意に指定した地点間の傾斜度の算出・表示が可能であること
・傾斜データ入力は、測定単位内で測定法線が等高線におおむね直角に交わる方向で測定し
て算出を行うものとし、画像上で勾配の測定を再現することが可能であること
・測定法線の始点、終点間の傾斜度の算出・表示ができ、算出された傾斜度を属する測定単
位の属性情報として自動的に付加することが可能であること
・作成する傾斜測線データは農地データと同様に Shape 形式にて作成可能なものとする
⑧平均勾配算出機能
・団地内に複数の測定単位が存在する場合、各測定単位の勾配を各測定単位に属する農用地
面積で加重平均し、団地の主傾斜を算定することが可能であること
・測定単位内に、耕作放棄地、農振白地、土地改良施設等がある場合、当該面積を控除し、
団地の主傾斜の算出が可能であること
・算出された団地の面積及び主傾斜を、当該団地の属性情報として自動的に付加することが
可能であること
⑨集計機能
・属性情報のエクスポート(集計や調書作成などをエクセルなどの表計算ソフトで編集する
ための機能)が可能であること
⑩協定代表者へ支払う交付金額の算出と管理が可能であること
⑪交付金の交付に必要な協定書の様式に合う定型調書の作成(管理者単位及び農地各筆ごとの一
覧表)
⑫第4期対策として、超急傾斜地の農地面積、地目、傾斜度を管理できること
⑬他部署、他支所が有する Shape ファイルを、システム改良等することなく、容易にシステムに
取り込むことができ、情報を共有できること
⑭PCスペック
導入するPCのスペックは第4章別表1に掲げる仕様のとおりとする
2 システムセットアップ
システムセットアップは、
「中山間管理システム」及び、本業務で使用する各種データのインストー
ルを行い、動作検証を行うものとする。
導入するパソコンについては、下関市のネットワーク環境、クライアント環境、PC スペック及び運
用形態等を考慮し下関市と受託者が協議したうえで、システムをインストールするパソコンを決定し
受託者が準備するものとする。
なお、システムセットアップ時に、通信ケーブルを受託者にて用意し、下関市の指定するプリンタ
ーに接続し、動作環境を確認すること。
3 利用者研修
「中山間地域等直接支払管理システム」導入後、システム活用の定着のため、操作研修会を実施す
る。また必要とするマニュアル資料は、受託者が準備するものとする。
第3章 システム保守
1 年間保守
システム保守は、
「中山間管理システム」の賃貸借期間内においてシステム及びハードウェアの保守
を行うものとする。保守内容は、下表【保守対象範囲】に示すとおりとする。
【保守対象範囲】
対応項目
対応方法
適用
シ ス テ ム ハードウェア
メーカー保証の範囲における翌営業日対応
障害
保守
ソフトウェア
バグによる修正対応及び軽微なメンテナン
ス
Q&A
電話・メール・ファクシミリ等による対応
(対応時間:平日の午前9時から午後5時30分まで)
第4章 成果品
1 成果品
本業務の成果品は、
次のとおりとする。
データ納品については全てウィルス対策ソフトにて検収後、
納品を行うものとする。
なお、電子化データ(PDF等)として納品することが可能なものについては、協議の上、電子媒
体での納入を行うものとする。
(1)デジタルオルソ画像データ
一式
(2)標高データ
一式
(3)地番参考図データ
一式
(4)既存システムデータ
一式
(5)農地、傾斜各計測データ
一式
(6)
「中山間管理システム」
1ライセンス
(7)パソコン(上記(1)∼(6)のデータ及びシステムを格納すること。
)
1台(別表1参照)
(8)システム操作マニュアル
一式
(9)その他、下関市の指定するもの
一式
別表1 導入予定のパソコンの標準仕様
項目
内容
数量
納品場所
「中山間管理シス ・OS:Windows7
1台
下関市豊北総
テム」用パソコン ・プレインストールソフト:Word2013 及び
合支所農林水
(ノート型)
産課内
Excel2013
・CPU:Core(TM)2Duo E8400
・メインメモリ:2GB
・HDD:450GB
・内臓DVD−RWユニット
・カラー液晶ディスプレイ 15.6inch 以上
・5年間メーカー保守