清須学推進事業支援業務仕様書 1 業務名 清須学推進事業支援業務 2 業務目的 清須市の歴史や文化の体系的な理解を通じたシビックプライドの醸成及びその牽引役 として、観光や教育等の分野で広く地域で活躍できる人材を育成するため、 「清須学講座」 を開設する。また、同講座修了者の自発的・継続的な地域の活力向上と魅力発信のため の活動を促すため、 「マイスター」として認定する仕組みを構築する。これらの事業を進 める上で、必要となる調査、分析及び備品の製作等の支援を行う。 3 委託契約期間 本業務の契約締結日から平成29年3月31日まで 4 業務内容 ⑴ 清須学講座開講支援 清須学講座を開講するにあたり、下記業務内容についての専門的見地から必要な調 査・分析のほか、企画・立案を行う。 ① 講座構成の企画・立案 ・ 講座の単元構成から運営方法までの企画・立案支援 開催概要 平成28年11月から平成29年2月までの期間に、計6 回の開催を想定。定員は40名を想定。受講対象者は中学 生を除く15歳以上の者。(受講料は600円) ※ 清須市民であることを条件とはしない。 ※ ただし、清須市立小中学校及び愛知県新川高等学校の教 職員にあっては、受講料を徴収せず、受講できるものと する。 実施方法 座学、フィールドワーク、ワークショップ等の手法を組み 合わせて実施する。 構 成 の 構 成 及 清須市の代表的な地域資源を題材としつつ、初学者であっ び観点 ても興味を持って参加しやすいような構成や観点によって 構成するものとする。 ・ 講師の検討及び依頼調整 ② テキストの作製 ・ テキストの構成に係る企画・立案 編集方針 清須市が提供するテキスト(資料編を含む80ページ程度) を底本としつつ、当該テキストを加筆修正の上、再編する ことにより、最終稿を取りまとめることとする。 なお、その構成は必ずしも講座の単元に対応するものでな くてもよいものとし、受講者の自主的な学習の手引きに資 する工夫や、初学者の興味関心を引く構成によって編集す るものとする。 分量(目安) 資料編を含めて100ページから150ページ程度 ・ テキスト原稿の執筆依頼及び原稿の取りまとめ ・ 必要となる関連調査の実施 ・ 講座テキストの印刷製本(200部) ③ 講義録の作成 ・ 講師の講義内容及び受講者との質疑応答等の記録の作成 (講座をワークショップ形式で実施した場合は、コーディネーターの発言や受 講者の発表内容を含むものとし、フィールドワーク形式で実施した場合は、当 日の写真記録を含むものとする。) ⑵ マイスター認定制度の構築支援 「マイスター」として認定する仕組みを構築するため、下記業務内容について、専 門的見地から必要な調査・分析のほか、企画・立案を行う。なお、平成28年度から 平成31年度までの4年間で、40名以上のマイスター認定を行うことを想定。 ① マイスター制度の検討支援 ・ マイスターの活用方法に関する企画・立案支援(階層的な認定制度の構築を想 定。ただし、上級者の認定や昇級については、必ずしも検定結果だけで認定す ることを前提としなくてもよい。) ・ マイスターの認定方法に関する企画・立案支援(検定の実施を前提に、その検 定結果を活用した認定方法を想定) ② 検定問題の作成 ・ 検定を毎年1回開催することを想定し、4回分の検定問題を作成(採点に用い る解答集の作成を含む。) ・ 受験対象者は、清須学講座の受講者を想定 ・ 類似検定の調査等、必要に応じて関連調査を実施 ・ 検定問題案についてテキスト執筆者による監修依頼と意向反映 【検定問題】 出典 基本的にはテキストを出典とするが、テキストの信頼できる出 典元については出題対象とする。 出題方式 選択肢式及び記述式(固有名詞等)の混成問題とする。 ・ 検定問題(問題集・回答用紙)をデータで納品 ③ 検定実施支援 ・ 検定当日の試験監督者等の実施 清 須 市 の 主催者は清須学推進会議とし、その事務局(清須市企画部企画 役割 政策課)において、次の事務を担当することを想定 ・ 募集(周知及び応募の受付)及び試験会場の確保 ・ 試験当日の試験監督(注意事項説明及びタイムキーパー等、 進行を担当) 支援業者 の役割 ・ 試験当日の試験監督補助2名程度(会場準備及び撤収作業、 答案の配付及び回収、その他試験監督の補助) ・ 答案の採点 ・ 試験監督者の腕章作製(5人分) ④ マイスター認定証・標章(バッジ)の作製 ・ 認定証のひな型データの作製及び用紙の納品(認定者氏名のデータ入力と印刷 は市で行う。) ・ 標章のデザイン ・ 認定者に授与する標章をデザインしたバッジの作製(箱なし・100個) ⑶ シンポジウム開催支援 清須学開講記念シンポジウムについて、その内容(基調講演やパネルディスカッシ ョン)を保存するために、開催記録を作成する。 開催概要 目的:清須市の地域資源が有するスケールの周知及び清須学講座の受講 者募集の呼び水効果を含めた本事業の機運醸成を図るため、市が主催し て実施する。 構成:有識者による基調講演とパネルディスカッション(2時間程度) 当 日 の 役 清須市:企画及び運営 割 支援業者:開催内容を音声等で記録の上、それを基に筆耕したものを「シ ンポジウム開催記録」として清須市へ納品 ⑷ 5 清須学推進会議の運営支援 ・ 清須学推進会議は、本事業を推進する上で、特にマイスターの活用方針等を中心と した検討及び合意形成を図る場として、市が設置する。 ・ 清須学推進会議の効率的かつ円滑な運営をサポートするための企画立案、資料作成 等の支援を行う。 ・ 会議録の作成(会議録は事務局の資料説明等を除く、出席者の全発言録とする。) 業務スケジュール 時 期 内 容 平成 28 年 8 月上旬 契約・業務開始 平成 28 年 11 月下旬 中間報告①(テキストを印刷製本した上で納品) 平成 29 年 1 月下旬 中間報告②(検定問題を納品) 平成 29 年 3 月末 最終報告 ※推進会議は、8月以降に2∼3回程度の開催を想定 6 納入成果品 電子データ(MSワード等で作成したファイルで清須市が再利用できるもの)及び紙 ベース(別途清須市が指定する部数)で納品すること。 なお、清須市は随時進捗状況について報告を求めることができる。 ⑴ 中間報告①・②(別途指示する日までに提出) ⑵ 最終報告 ⑶ 最終報告概要版 ⑷ 参考資料(調査過程で収集・作成・整理した図表、グラフ、イラスト、写真等) ⑸ 分析に使用した統計データ ⑹ 会議用資料・会議録・シンポジウム開催記録 ⑺ マイスター認定証のデータ及び用紙及びバッジ 7 納入場所 清須市企画部企画政策課 8 業務の進め方 ⑴ 契約締結後、業務受託者は適宜清須市と協議を行いながら業務を進めること。 なお、打ち合わせ終了後、遅滞なく打ち合わせ記録簿を提出すること。 ⑵ 業務受託者は、着手時に着手届及び業務工程表、完了時に完了届を提出すること。 ⑶ 清須市が保有する資料等について、可能な限り提供を行う。 9 その他 委託契約締結にあたって取り交わす仕様書は、最も優れた企画提案者として選定され た1者と、清須学推進事業支援業務について、業務仕様及び契約金額を提案上限額の 範囲内で協議した上で、委託契約を締結する。
© Copyright 2025 ExpyDoc