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桜井駅周辺地区まちづくり基本計画作成業務
業務説明書
1.目的
本業務は、奈良県と桜井市との間に締結された「桜井市桜井駅周辺地区のまちづくりに
関する基本協定」に基づき、桜井市の中心拠点としての駅前エリアの再生と地域資源を活
かした賑わいあふれる住みよいまちづくりに向けて民間投資を誘導する施策を検討し、
「桜
井駅周辺地区まちづくり基本構想(以下「基本構想」という。)」を踏まえて「桜井駅周辺
地区まちづくり基本計画(以下「基本計画」という。)」を作成するものとする。
2.対象地区
桜井駅周辺地区及び付近一帯
3.委託期間
契約日の翌日 ~ 平成29年3月24日(金)
4.上位関連計画等
本業務は、下記の上位計画や関係法令等に基づき行わなければならない。
・都市計画法
・建築基準法
・屋外広告物法
・空家等対策の推進に関する特別措置法
・桜井市景観条例
・桜井市個人情報保護条例
・第 5 次桜井市総合計画
・桜井市都市計画マスタープラン
・桜井市景観計画
・桜井市歴史文化基本構想
・桜井駅周辺地区まちづくり基本構想
・桜井市人口ビジョン
・桜井市まち・ひと・しごと創生総合戦略
・その他関係法令及び諸規則等
5.打合せ
業務の実施にあたっては、着手時及び業務の途中においても打合せを行うものとし、受
注者の責任においてその都度記録し、相互に確認するものとする。
6.業務内容
(1)前提条件の把握
対象地区に関して、概ね以下の項目について整理する。
①まちづくり団体等の活動状況
地元住民等によるまちづくり活動の状況を整理する。
②上位・関連計画、関連施策
上位・関連計画における位置づけ及び進行中の関連施策について整理する。
(2)現状及び課題の把握
対象地区に関して、概ね以下の項目について整理、調査する。
①現状及び個別事業の把握
「桜井駅前地区まちづくり基本構想作成業務(H27年度)
」の結果等を活用し、対象地
区の現状について整理するとともに、基本構想に必要性が位置付けられている事業(以下
「個別事業」という。
)について整理する。
②市場動向調査
対象地区における市場ニーズを把握するため、概ね以下の項目について、市場の動向調
査を行う。
・商圏調査(人口、年齢 3 区分別人口、産業類型別人口 等)
・一定圏域内における各競合店舗、事業所の分布状況調査
・過去 10 年間の開業、廃業した事業者調査 等
③課題の把握
①、②の結果を踏まえ、基本構想を実現するにあたっての課題について整理する。
(3)具体的事業内容の検討
以上の業務内容を踏まえ、概ね以下の内容について検討する。
①空き家の利活用などによる便利で賑わいのある住環境の形成
便利で賑わいのある住環境創出に向けて、本町通り沿道を中心に分布する町家等の歴史
文化的資源を活用した空き家利活用を促すスキームについて検討する。
なお、検討内容については、市の指定する学識経験者を座長に行政、地域で構成される
「(仮称)空き家活用推進・観光情報発信ワーキンググループ」で協議・調整を行うほか、
有識者等を講師として招聘し、実務面からの支援を受けながら、効果的な仕組みの構築を
目指す。
②桜井駅を拠点とした観光資源を活かした地域振興
桜井駅前を観光情報発信拠点として位置づけ、桜井市の観光資源と連携した拠点形成に
ついて検討する。
なお、検討内容については、市の指定する学識経験者を座長に行政、地域で構成される
「(仮称)空き家活用推進・観光情報発信ワーキンググループ」で協議・調整を行うほか、
有識者等を講師として招聘し、実務面からの支援を受けながら、効果的な仕組みの構築を
目指す。
(4)基本計画の作成
以上の業務内容及び基本構想に定めるまちづくりの将来像と目標を踏まえ、以下の項目
について網羅した個別事業について、基本計画として取りまとめる。
なお、基本構想に定めるまちづくりの取り組み方針のうち方針1及び方針3に係る個別
事業の一部については別業務での検討が予定されていることから、市の提供する同業務の
結果を基に基本計画として取りまとめるものとする。
・具体的事業内容
・事業実施により期待される効果
・事業手法
・事業主体及び実施体制
・事業スケジュール
・計画図(イメージパース含む)
・連携推進区域
(5)
(仮)まちづくりプラットフォーム会議の運営支援
「2020 桜井駅南口エリア(周辺)将来ビジョン」に基づいた取り組みを推進する産官学
民が、その円滑な実施に向けて必要な情報共有及び基本計画策定に係る協議を行う場とし
て設ける「
(仮)まちづくりプラットフォーム会議」について、開催のための支援を行う。
なお、同会議は2回の開催を予定しており、支援内容は以下の通りである。
・会議資料の作成
・議事録の作成
(6)ワーキンググループの開催支援
対象地区のまちづくりで実施すべき事業について協議を行う場として、市の指定する学
識経験者を座長に行政、地域で構成される「(仮称)空き家活用推進・観光情報発信ワーキ
ンググループ」を組織し、開催のための支援を行う。
なお、支援内容は以下の通りである。
・講師の招聘
・会議の運営支援
・会議資料の作成
・議事録の作成
7.成果品
・基本計画
・上記電子データ
一式
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