スポーツ庁委託事業 平成28年度第1回加盟団体連絡会議兼ドーピング防止研修会 リオデジャネイロ オリンピック・パラリンピック に向けたアンチ・ドーピング活動 について 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構 事務局長 浅川 伸 目次 Ⅰ. 競技会 / 競技会外 検査の概念 Ⅱ. 国際競技団体の活動 Ⅰ. 競技会 / 競技会外 検査の概念 < IOCドーピング防止規則 > ■ 2012年 ロンドン・オリンピック競技大会 オリンピック選手村開村日からオリンピック競技大会 閉会式までの間、「競技会(時)」の期間として扱われ ます。すなわち、すべての禁止物質と禁止方法が禁止 の対象です。 ■ 2016年 リオ・オリンピック競技大会 「競技会(時)」とは、競技者が参加予定の競技会の 12時間前に開始し、当該競技会および当該競技会に 関連する検体採取プロセスの終了までの期間を意味 する。 Ⅰ. 競技会 / 競技会外 検査の概念 ロンドン大会とは異なり、 選手村開村日からオリンピック競技大会閉会式ま での間、“競技会(時)の期間として扱われる”こと は無い。 当該期間中の競技会外検査は、禁止表上の「競 技会(時)に禁止される物質と方法(S6.~S9.)」 は適用されない。 Ⅱ. 国際競技団体の活動 ■ 国際水泳連盟(FINA)タスクフォース 各国のアンチ・ドーピング機関が連携してトップレベル 競技者及びメダル候補競技者を選定し、リオ五輪の前 にそれら競技者に集中的にドーピング検査を行う。 (出典:ウェブサイト「Inside the Games」) Ⅱ. 国際競技団体の活動 ■ その他のオリンピック・パラリンピック種目の国際競 技団体でもFINA同様、リオ大会に向けたアンチ・ドーピ ング活動の強化を行うことが想定されます。 特に競技会外検査(OOCT)の強化が予想されるため - 居場所情報の提出・更新の徹底 - OOCT実施への準備 について、競技者への注意喚起をお願い致します。
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