平成27年度建設業法令遵守推進本部の活動結果概要と平成28年度

平成２８年６月２３日
～美ら島の未来を拓く～
沖縄総合事務局
平成２７年度建設業法令遵守推進本部の活動結果概要
と平成２８年度活動方針について
沖縄総合事務局開発建設部建設業法令遵守推進本部（本部長：開発建設部長）では、
平成１９年３月に本部を設置し、建設生産物の品質を確保するとともに、技術と経営に
優れた企業が伸びることができる環境整備を図るため、建設業における法令遵守に関す
る取組みを行っているところですが、平成２７年度活動結果概要及び平成２８年度の活
動方針をお知らせします。
Ⅰ．平成２７年度活動結果概要
１．推進本部に寄せられた法令違反疑義情報等
・駆け込みホットライン等に寄せられた電話等の件数
２２件
（法令違反等通報及び相談・質問の件数を含む）
うち法令違反通報の件数
１件
２．建設業者に対する立入検査等の実施状況
・立入検査を実施した業者
２社
３．監督処分・勧告の実施状況
・監督処分
０件
・勧告
０件
４．建設業者等に対する説明会等の実施状況
・開催３回
平成２７年６月：社会保険等未加入対策の推進等に関する説明会
(行政機関約７５名)（建設業者約１５０名）
平成２７年１１月：平成２７年度「建設業取引適正化推進月間」建設業法令遵守
等講習会（約８０名）
平成２８年２月：建設工事のおける労働災害防止に関する説明会
（約１１０名）
Ⅱ．平成２８年度活動方針
１．更なる社会保険未加入対策の推進
目標年次である平成２９年度が来年度に迫っている中で、社会保険未加入対策の実
施に当たり、発注部局や関係機関と連携を図りながら、円滑かつ適切な対応に努める。
また、継続的な取り組みとして平成２７年４月以降に契約を締結した全ての直轄工
事において、施工体制台帳を通じて、社会保険等に未加入の建設業者が確認された場
合は、発注部局から建設業担当部局に通報され、加入指導等を拡大実施していく運用
が行われているので、その実施にあたり、発注部局や関係機関と連携を図りながら、
更なる加入指導を推進する。
２．「駆け込みホットライン」等の運営（建設業法違反通報窓口）
「駆け込みホットライン」、
「建設業フォローアップ相談ダイヤル」により、法令違
反疑義情報の収集を行い、必要に応じて立入検査等を実施し、違反行為があれば監督
処分等により厳正に対応する。
また、沖縄県知事許可業者に係る案件については、県知事許可部局との連携を強化
し的確に対応する。
消費税転嫁拒否事案の通報については、関係機関と連携を図り調査・指導を実施す
る。
３．立入検査の実施
建設業の健全な発達を促進し、建設業取引の適正化をより一層推進するため、立入
検査を実施する。
なお、外国人建設就労者受入事業に係る立入検査について、国土交通本省と連携を
図り適切な対応に努める。
（１）立入検査の主な対象業者
・下請取引等実態調査において指導項目(特に不当なしわ寄せを受けたとする申告)
のあった建設業者
・通報（駆け込みホットライン）等による疑義が生じた建設業者
・建設業許可及び経営事項審査時に疑義が生じた業者
・過去に指導・監督を行った建設業者
・新規大臣許可及び許可換えを行った建設業者
・前回の立入検査から期間経過している建設業者
（２）立入検査の主な実施内容
・社会保険の未加入企業の確認及び保険加入の指導等
・
「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」の周知
・元請・下請間の契約関係書類の不作成・不備等の是正
・標準見積書等の活用状況の確認及び活用指導
・安全衛生経費に関する調査
・請負代金支払いの適正化、消費税転嫁の調査
・技術者の不適正配置等の是正
・施工体制台帳の未整備等の是正
４．建設業取引適正化推進月間の取組み
建設業取引適正化推進月間（１１月）において、沖縄県等と連携し建設業法及び建
設業法令遵守ガイドラインの周知徹底を図るため、建設業者・団体等を対象に講習会
等を開催し意識の向上を図る。
また、沖縄県と連携の上立入検査を実施し、重点的に法令遵守の活動に取組む。
５．関係機関との連携
（１）沖縄県内の建設業団体等と情報・意見交換を行い、建設業法令遵守の強化に努
める。
（２）建設業法が改正され暴力団排除条項が整備されたことから、沖縄県警察と連携
し、暴力団排除に努める。
６．その他
基礎ぐい工事に係る問題の発生を受けて、国土交通省が平成２８年３月に策定した
「基礎ぐい工事の適正な施工を確保するために講ずべき措置（告示）
」の周知徹底に
努める。

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