平成27年度 Ⅰ《事 業 方 事 業 計 画 書 針》 社会福祉を取り巻く環境の変化について、今回社会福祉法人のあり方見直しの中で、法人課税は 見送られたものの、いわゆる内部留保の問題における余裕財産の明確化が求められ、社会福祉法人 が地域貢献活動に投下する資産(再投下対象資産)の算定式が示されている。 一方、退職共済制度については、独立行政法人福祉医療機構が実施する社会福祉施設職員等退職 手当共済制度の見直しにより、給付水準や身体障害施設、障害者総合支援法施設等の新規採用職員 への助成廃止法案が予定されている。 本会の退職共済制度においては、平成18年の介護保険事業施設への公的助成廃止時に創設した 第二退職金共済制度の活用ができる状況にあり周知と対応を図る。 また、平成28年1月から実施予定であるマイナンバー制度について、情報収集の上十分な対応 ができるよう進めていく。 さらに、資金の安定運用並びに制度の充実を図っていくとともに、各種事業についてもさらなる 充実に努める。 一般社団・財団法人における金融資産収益課税の非課税措置についても継続して、関係団体との 連携の下要望を行っていくこととする。 Ⅱ《事 業 項 目》 1.退職手当共済事業の推進と充実を図るため、以下の事業を実施する。 (1) 社会福祉施設職員等退職手当共済制度への対応 (2) 新規法人への加入推進 (3) 退職共済制度に係る資金の安全かつ適正な運用及びその充実に向けた事業 (4) 一般社団法人全国民間社会福祉事業従事者共済連絡協議会並びに各事業実施団体等と の連携と協働 (5) 退職一時金及び年金並びに返還金の支給 (6) 個人情報保護・機密の保持への対応 (7) 国策等への対応と制度のあり方の検討 (8) 独立行政法人福祉医療機構における一部事務の協力 (9) 震災復興に向けた支援と協力の継続 2. 福利厚生事業の推進 (1) 福利厚生センター(ソウエルクラブ)との事業(会員交流等)の実施と参加促進 (2) 「会員交流事業」の充実と協力事業所の拡大 3.セミナー・研修会の開催 (1) 事務担当者研修会の開催(平成26年12月) 本会退職手当共済制度の制度内容の理解と事務の円滑化を図る。 (2)その他、必要に応じ各種研修会等の実施 4. 事業 PR と広報活動 (1)現地説明(随時)及びホームページの活用、会員等への周知と加入促進 (2)福祉団体等への広報誌への広告掲載 5. 調査研究事業 退職共済制度に関連する速やかな対応を図るため、以下の調査研究を行う。 (1) 制度や会計、税に関する国の改正動向及び他県制度等の情報収集と検討対応 (2) 変動する市場動向・金融状況の把握と対応 (3) 制度の維持継続に向けた将来的な制度の方向性の検討 (4) マイナンバー制度への対応に向けた調査研究 6.各種研修会・会議への参加 (1)本会制度の充実に向け、全国協議会並びに他県実施団体との連携と情報交換を図るため、 各種ブロック会議、全国会議等への積極的な参加を行う。 ① 北海道・東北ブロック民間社会福祉事業従事者共済運営研究協議会 (北海道・平成27年7月) ② 一般社団法人全国民間社会福祉従事者共済連絡協議会各種委員会 (随 時) ③ 一般社団法人全国民間社会福祉従事者共済連絡協議会全国会議 (熊本県・平成27年11月) ④ 一般社団法人全国民間社会福祉従事者共済連絡協議会 トップマネジメントセミナー (大阪市・平成28年2月) ⑤ 福利厚生センターブロック会議 (未定) (2)公益法人改革に関する調査研究と他県実施団体との意見交換 (3)その他、制度並びに資産運用等に関する各種セミナー等への参加 Ⅲ《会務の運営》 1. 理事会の開催 定例 2 回(5月、3月) 、その他必要に応じ随時開催(移動理事会含む) 2. 総会の開催 (1)定期総会 平成 28 年 6 月 (2)臨時総会 必要に応じ随時開催 3. 監事会の開催 (1)平成 28 年 5 月 決算時定期開催 4. 共済制度管理運営委員会 (随時開催) 退職共済制度の安定化に向け適正かつ安全な運用と管理体制の更なる強化を図ると ともに、将来的な制度構築の継続検討や課題の検討協議を行い、必要に応じ理事会への 提言を行う。 Ⅳ《資産の運用》 制度の維持と安全かつ適確な資金の運用を目指し、運用に関する運用基本方針並びに運用 ガイドラインを遵守する。 なお、平成27年度の運用ガイドラインを以下の通り設定する。 区 分 平成 27 年度 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 その他 50.0 18.0 12.0 18.0 2.0
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