2016年松籟社図書目録

しょう ら い し ゃ
松 籟社
図書目録
2016
文学
(翻訳小説、文学研究)
※価格は本体価格(税抜)です。
ISBN([ ]内の数字)は小社刊
行物に共通の国コードと出版社
コード(978-4-87984-)を省略
してあります。
●東欧の想像力
東欧の想像力
現代東欧文学ガイド
奥彩子・西成彦・沼野充義 編
46 判並製・320 頁・1900 円
[343-2 C0098]
砂時計
東欧の想像力 1
ダニロ ・ キシュ 著
奥彩子 訳
46 判上製・312 頁・2000 円
[248-0 C0397]
あまりにも騒がしい孤独
東欧の想像力 2
ボフミル・フラバル 著
石川達夫 訳
46 判上製・160 頁・1600 円
[252-7 C0397]
ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし
東欧の想像力 3
エステルハージ・ペーテル 著
早稲田みか 訳
46 判上製・328 頁・2200 円
[265-7 C0397]
帝都最後の恋
東欧の想像力 4
ミロラド・パヴィッチ 著
三谷惠子 訳
46 判上製・208 頁・1900 円
[269-5 C0397]
20 世紀以降の現代東欧文学の世界
を一望できるガイドブック。 各国・
地域別に、近現代文学の流れを文学
史/概説パートによって概観すると
ともに、
重要作家を個別に紹介する。
越境する東欧文学も取り上げる。
アウシュヴィッツで消息を絶ったあ
るユダヤ人の男─彼が残した一通
の手紙の世界を、男の息子・作家キ
シュが再創造する。シリーズ「東欧
の想像力」第 1 回配本。
チェコ 20 世紀後半最大の作家、フ
ラバルの代表作。故紙処理係ハニ
チャは、35 年間故紙を潰しながら、
時おり紙の山の中に見つかる美しい
本を救い出すことを生きがいとして
いたが……
現代ハンガリーを代表する作家エス
テルハージが、膨大な引用を交えて
展開する、ドナウ川流域旅行記・ミ
ステリー・恋愛・小説論・歴史・レ
ストランガイド……のハイブリッド
小説。
ナポレオン戦争を背景に、3 つのセ
ルビア人家族の奇想に満ちた恋の物
語が、タロットカードの一枚一枚に
対応した 22 の章につづられる。『ハ
ザール事典』のパヴィッチ邦訳最新
作。
死者の軍隊の将軍
東欧の想像力 5
イスマイル・カダレ 著
井浦伊知郎 訳
46 判上製・304 頁・2000 円
[272-5 C0397]
二つの伝説
東欧の想像力 6
ヨゼフ・シュクヴォレツキー 著
石川達夫+平野清美 訳
46 判上製・204 頁・1700 円
[288-6 C0397]
ペインティッド・バード
東欧の想像力 7
イェジー・コシンスキ 著
西成彦 訳
46 判上製・306 頁・1900 円
[260-2 C0397]
墓地の書
東欧の想像力 8
サムコ・ターレ 著
木村英明 訳
46 判上製・224 頁・1700 円
[303-6 C0397]
火葬人
東欧の想像力 9
ラジスラフ・フクス 著
阿部賢一 訳
46 判上製・223 頁・1700 円
[312-8 C0397]
修道師と死
東欧の想像力 10
メシャ・セリモヴィッチ 著
三谷惠子 訳
第二次大戦中にアルバニアで戦死し
た自国軍兵士の遺骨を回収するため
に、
某国の将軍が現地に派遣される。
そこで彼を待ち受けていたものとは
……国際ブッカー賞作家カダレの代
表作。
圧政下のチェコで歌いあげられた二
つの伝説「エメケの伝説」
「バスサ
クソフォン」は、ナチスもソ連も憎
悪した音楽・ジャズにのせて、満ち
満ちる閉塞感のなかで、生がはかな
くもきらめく一瞬をとらえる。
第二次大戦下、親元から疎開させら
れた 6 歳の男の子が、東欧の僻地を
さまよう。少年がその身で受け、ま
たその目で見た、苛酷な暴力、非情
な虐待、グロテスクな性的倒錯の
数々……。
占師に「『墓地の書』を書きあげる」
と告げられ、
「雨が降ったから」作
家になった語り手が、社会主義体制
解体前後のスロヴァキア社会とそこ
に暮らす人々を小説『墓地の書』に
描く。
ナチスドイツの影が迫る 1930 年代
のプラハ。平凡な火葬人コップフル
キングルの穏やかな日常は、時代状
況や親ナチスの友人の影響を受け
ながら、グロテスクに変質していく
……
信仰の道を静かに歩む修道師のもと
に届けられた、ある不可解な事件の
報。
それを契機に彼の世界は次第に、
しかし決定的な変容を遂げる……
46 判上製・458 頁・2800 円
[317-3 C0397]
ぼくらが女性を愛する理由
東欧の想像力 11
ミルチャ・カルタレスク 著
住谷春也 訳
46 判上製・184 頁・1800 円
[333-3 C0397]
現代ルーマニア文学を代表する作家
ミルチャ・カルタレスクが、数々の
短篇・掌篇・断章で展開する〈女性〉
賛歌。
メダリオン
東欧の想像力 12
ゾフィア・ナウコフスカ 著
加藤有子 訳
46 判上製・120 頁・1600 円
[341-8 C0397]
ある一族の物語の終わり
東欧の想像力 13
ナーダシュ・ペーテル 著
早稲田みか+ 瀬さやか 訳
46 判上製・240 頁・2000 円
[342-5 C0397]
ポーランドにおけるナチス犯罪調査
委員会に参加した著者が、その時の
経験、および戦時下での自らの体験
を踏まえて著した短編集。第二次大
戦中のポーランドにおける市民たち
の肖像をとらえた証言文学。
祖父から孫へ、そしてその孫へと、
語り継がれた一族の/家族の物語。
その「終わり」に立ちあったのは、
幼いひとりの男の子だった ─現
代ハンガリー文学を牽引するナーダ
シュの代表的中編。
●東欧・ロシア語圏の小説
厳重に監視された列車
フラバル・コレクション
ボフミル・フラバル 著
飯島周 訳
46 判並製・118 頁・1300 円
[308-1 C0397]
剃髪式
フラバル・コレクション
ボフミル・フラバル 著
阿部賢一 訳
46 判並製・168 頁・1500 円
[327-2 C0397]
時の止まった小さな町
フラバル・コレクション
ボフミル・フラバル 著
平野清美 訳
46 判並製・192 頁・1700 円
[340-1 C0397]
昔々の昔から
イヴァーナ・ブルリッチ=マジュラニッチ 著
栗原成郎 訳
1945 年、ナチス保護領下におかれ
たチェコ。若き鉄道員ミロシュは、
ある失敗を苦にして自殺を図るが未
遂に終わり、その後もなお、そのこ
とに悩み続けている……
ボヘミア地方ヌィンブルクのビール
醸造所を舞台に、建国間もないチェ
コスロヴァキアの「新しい」生活を、
一読したら忘れられない魅力的な登
場人物たちに託して描き出す。
前作『剃髪式』の後日譚。ヌィンブ
ルクのビール醸造所にも時が流れ、
新しい時代に入っていく。かつての
小さな町と、そこでともに過ごした
人々とを、フラバルが限りない愛惜
を込めて描く中編小説。
「クロアチアのアンデルセン」と称
されるブルリッチ=マジュラニッチ
が、スラヴの民間伝承から材を採っ
て作り上げた、神話的幻想の物語集。
46 判上製・304 頁・2000 円
[284-8 C0097]
北は山、南は湖、西は道、東は川
クラスナホルカイ・ラースロー 著
早稲田みか 訳
46 判上製・160 頁・1800 円
[238-1 C0097]
瞳孔の中
クルジジャノフスキイ作品集
シギズムンド・クルジジャノフスキイ 著
上田洋子・秋草俊一郎 訳
46 判並製・218 頁・1600 円
[310-4 C0097]
未来の回想
シギズムンド・クルジジャノフスキイ 著
秋草俊一郎 訳
46 判並製・144 頁・1300 円
[319-7 C0097]
京都の町を走る京阪電車の扉が静か
に閉まる。無人の駅にひとり降り
たった美しい若者こそ、かの光源氏
の孫君。彼の探し求めるものは何か。
ハンガリーの想像力が“日本”と出
会って生まれた小説。
忘れ去られた作家シギズムンド・ク
ルジジャノフスキイ。ペレストロイ
カ期に「再発見」され、国際的な評
価が高まる異能の作家の短篇集。日
常のひとこまから現出する、クルジ
ジャノフスキイ的奇想の世界。
時間にとり憑かれた男、マクシミリ
アン・シュテレルは自分の生涯を「時
間切断機」ことタイム・マシンの制
作にささげる。シュテレルはマシン
を完成させ、未来へと脱出すること
ができるのか──
●創造するラテンアメリカ
崖っぷち
創造するラテンアメリカ1
フェルナンド・バジェホ 著
久野量一 訳
瀕死の弟の介護のため母国コロンビ
アに戻った語り手が、死と暴力に満
ちたこの世界に、途轍もない言葉の
力でたった一人立ち向かう。
46 判並製・160 頁・1600 円
[298-5 C0397]
わたしの物語
創造するラテンアメリカ2
セサル・アイラ 著
柳原孝敦 訳
46 判並製・158 頁・1500 円
[307-4 C0397]
マクナイーマ つかみどころのない英雄
創造するラテンアメリカ3
マリオ・ヂ・アンドラーヂ 著
福嶋伸洋 訳
46 判並製・264 頁・1800 円
[316-6 C0397]
「わたしがどのように修道女になっ
たか、お話しします。」―ある「少
女」が語るこの物語は、読者の展開
予想を微妙に、しかしことごとく、
そして快く裏切ってゆく。
ジャングルに生まれた英雄マクナ
イーマの、自由奔放で予想のつかな
い規格外の物語。ブラジルのイン
ディオの民話を組み合わせて作られ
た、
近代ブラジル小説の極点的作品。
物が落ちる音
創造するラテンアメリカ 4
フアン・ガブリエル・バスケス 著
柳原孝敦 訳
46 判並製・320 頁・2000 円
[344-9 C0397]
ガルシア=マルケス以後の、新世代
のラテンアメリカ文学を牽引する
J・G・バスケスの話題作。ビリヤー
ド場で知り合った一人の男、元パイ
ロットだというその男はいったい何
者なのか、そしてその過去は……?
●ブラジル日本人移民作家・ 松井太郎小説選
うつろ舟
ブラジル日本人作家松井太郎小説選
松井太郎 著
西成彦、細川周平 編
46 判並製・328 頁・1900 円
[285-5 C0093]
遠い声
ブラジル日本人作家松井太郎小説選・続
松井太郎 著
西成彦、細川周平 編
46 判並製・332 頁・1900 円
[309-8 C0093]
孤高の移民作家・松井太郎。刻み込
むようにして作りだされるその物語
は、いま日本国内で書かれ・読まれ
る小説とは異質の強さ、新鮮さをも
つ。代表作を編んだ待望の作品集。
日本からブラジルに渡り、70 余年。
手強い大地・気候と格闘してきた老
移民が、遠く離れた故国の言語で物
語を紡ぐ。日系社会草創期に起きた
駆け落ち事件の真相を探る表題作な
ど、10 超の短編を収録。
●イタリアの小説
遠ざかる家
イタリア叢書
イタロ ・ カルヴィーノ 著
和田忠彦 訳
46 判上製・176 頁・1359 円
[054-7 C0397]
パロマー
イタリア叢書
イタロ ・ カルヴィーノ 著
和田忠彦 訳
46 判上製・176 頁・1262 円
[091-2 C0397]
50 年代の建築ブームで変わりゆく
故郷、失われゆく自然への哀惜が一
人の知識人を侵略者の中へ。原題『建
築投機』は主人公自身の存在への賭
を暗示する。
中年男性、職業不詳、一人の妻とひ
とりの娘、パリとローマにアパート
を所有。主人公の名はパロマー。章
毎に読んでもひとつの小説。もちろ
ん部毎に読んでも別の小説。カル
ウィーノの面目躍如。
快楽
薔薇小説 I
ガブリエーレ・ダヌンツィオ 著
脇功 訳
46 判上製・380 頁・2800 円
[254-1 C0097]
罪なき者
薔薇小説Ⅱ
ガブリエーレ・ダヌンツィオ 著
脇功 訳
46 判上製・304 頁・2400 円
[264-0 C0097]
死の勝利
薔薇小説Ⅲ
ガブリエーレ・ダヌンツィオ 著
脇功 訳
46 判上製・408 頁・3200 円
[287-9 C0097]
19 世紀末イタリアの作家、ダヌン
ツィオの代表的小説。ローマ貴族社
交界の爛熟・頽廃した文化を背景に、
耽美主義と享楽主義に絡めとられた
主人公の愛の遍歴を、豪華絢爛な文
体で描く。
ダヌンツィオ薔薇小説第 2 作。妻が
姦通相手との間に子どもを宿したこ
とを知った男は、その赤子を殺そう
ともくろむが……ヴィスコンティ監
督映画「イノセント」原作。
『快楽』
『罪なき者』に続く代表作。
心中という避けがたい結末に向かう
ひと組の男女がたどる心理のもつれ
を、美とリズムと音楽を備えた散文
で精緻に描きだす。名訳手・脇功、
渾身の訳業。
●ドイツ語圏の小説
ある子供
トーマス・ベルンハルト 著
今井敦 訳
46 判並製・160 頁・1600 円
[347-0 C0097]
レーヴェンシュテルン
アドルフ・ムシュク 著
野口薫 訳
46 判上製・462 頁・2800 円
[335-7 C0097]
マルボー
ある伝記
ヴォルフガング・ヒルデスハイマー 著
青地伯水 訳
46 判上製・380 頁・3600 円
[311-1 C0097]
没後四半世紀を経ても多くの読者を
魅了する恐るべき作家トーマス・ベ
ルンハルト、その全作品をとく鍵と
言われる〈自伝〉五部作のひとつ。
母親、祖父母とともに暮らした貧し
い少年時代をふりかえる。
19 世紀の日露交渉の史実を背景に、
異なる国・制度・文化を背負った人々
の出会いや衝突、葛藤や理解を、日
本を深く知り愛するスイス人作家が
描く。
19 世 紀 イ ン グ ラ ン ド の 地 方 貴 族
サー・アンドリュー・マルボーは、
人知れぬ母との秘密と愛する芸術へ
の葛藤を抱えながら遊学の旅へとお
もむくが……。鬼才ヒルデスハイ
マーによる架空の伝記。
石さまざま(上)
・
(下)
シュティフター・コレクション1・2
アーダルベルト・シュティフター 著
高木久雄、林昭、田口義弘、松岡幸司、青木三陽 訳
各巻 46 判上製・208 頁・1500 円
[243-5,244-3 C0397]
森ゆく人
シュティフター・コレクション3
アーダルベルト・シュティフター 著
松村國隆 訳
46 判上製・160 頁・1600 円
[259-6 C0397]
書き込みのある樅の木
シュティフター・コレクション4
アーダルベルト・シュティフター 著
磯崎康太郎 訳
46 判上製・256 頁・1800 円
[266-4 C0397]
ムージル著作集 第1~第6巻
特性のない男
ローベルト・ムージル 著
加藤二郎 訳
46 判上製・各巻 3398 円
[124-7,140-7,138-4,143-8,155-1,164-3 C0397]
ムージル著作集 第7巻
小説集
ローベルト・ムージル 著
鎌田道生、川村二郎、古井由吉、久山秀貞 訳
自然描写の比類なき美しさで知られ
る 19 世紀オーストリアの作家シュ
ティフターの代表的短編集にして、
ドイツ語文学の古典的名作『石さま
ざま』の全訳版。
シュティフターが描く悲恋の物語。
「森ゆく人」と呼ばれる老人ゲオル
ク、ボヘミアの静かな森をさまよい
続ける彼には、取り返しのつかない
過ちを犯した過去があった……
シュティフター作品に共通する主題
である「森」に着目した作品集。表
題作はじめ、生命の力がみなぎる森
の姿と人々の暮らしとの関わりが描
かれた、いわば「森の鼓動」が聞き
取れる 4 つの作品を集めた。
第一次世界大戦勃発前夜のオースト
リア。その時代精神・危機意識を具
現し、綿密に再現・解剖しようとし
た『特性のない男』は、いまや現代
ドイツ文学の記念碑的作品として高
い評価を得ている。※ 1, 4巻は品切です
4 編の中・短編小説が、読者をムー
ジルの世界へと導く。「テルレスの
惑乱」
「静かなヴェロニカの誘惑」
「愛
の完成」
「三人の女」を収録。
46 判上製・362 頁・3398 円
[174-2 C0397]
ムージル著作集 第8巻
熱狂家たち / 生前の遺稿
ローベルト・ムージル 著
円子修平、斎藤松三郎 訳
46 判上製・354 頁・3398 円
[183-4 C0397]
ムージル著作集 第9巻
日記/エッセイ/書簡
ローベルト・ムージル 著
田島範男、長谷川淳基、水藤龍彦 訳
46 判上製・各巻 3398 円
[190-2 C0397]
自己の創作原理を批判的に捉え直し
て解説した『生前の遺稿』に加え、
戯曲「メロドラマ「黄道十二宮」の
序幕」
「熱狂家たち」「フィンツェン
ツとお偉方の女友達」を収録。
日記の記述からは若き日のムージル
の姿が、エッセイ・講演からは『特
性のない男』の思想世界が、書簡か
らは亡命後のムージル像が浮かび上
がる。小説以外のテキストによって
ムージルの生涯を再構成する試み。
●外国文学研究―英語圏
ウィリアム・フォークナーと老いの表象
金澤哲 編著
相田洋明、森有礼ほか 著
46 判上製・288 頁・2500 円
[345-6 C0098]
ヘミングウェイと老い
高野泰志 編著
島村法夫・上西哲雄ほか 著
46 判上製・336 頁・3400 円
[320-3 C0098]
アメリカ文学における「老い」の政治学
作家たちの見たアメリカ
金澤哲 編著
里内克巳・丸山美知代ほか 著
46 判上製・320 頁・2400 円
[305-0 C0098]
悪夢への変貌
作家たちの見たアメリカ
福岡和子・高野泰志 編著
丹羽隆昭・吉田恭子ほか 著
46 判上製・304 頁・2400 円
[279-4 C0098]
アーネスト・ヘミングウェイ、神との対話
高野泰志 著
その作品中で数多くの老人を描いた
ウィリアム・フォークナー。それ
ら「老い」の表象に注目し、作家自
身の「老い」とも関連づけながら、
フォークナー研究の新たな可能性を
探る。
いわば支配的パラダイムとなってい
る「老人ヘミングウェイ」神話を批
判的に再検討する。ヘミングウェイ
の「老い」に正当な関心を払うこと
で見えてくるのは、従来とは異なる
新たなヘミングウェイ像である。
「老い」は肉体的・本質的なもので
なく、文化的・歴史的な概念であ
る。─近年提示された新たな「老
い」
概念を援用しながら、
「若さの国」
アメリカで、作家たちがどのように
「老い」を描いてきたのかを探る。
豊かさと平等を標榜する「理想の国」
アメリカ。しかしその現実は……ア
メリカ文学の代表的なテキストの精
読を通じて、作家の想像力が、理想
と現実に引き裂かれたアメリカをど
う描いてきたかを探る。
ヘミングウェイの生涯続いた信仰を
めぐる葛藤を、いわば神との挑戦的
な対話をたどり、ヘミングウェイ作
品を読み直す試み。
46 判上製・264 頁・2400 円
[334-0 C0098]
引き裂かれた身体
ゆらぎの中のヘミングウェイ文学
高野泰志 著
46 判上製・336 頁・2400 円
[261-9 C0098]
生涯、身体を描きつづけた作家であ
るヘミングウェイが、新しい時代
の身体観と、自身が生まれ育つ間に
内面化した旧い身体観とに引き裂か
れ、苦しみながら作品を生み出して
いったさまを描き出す試み。
日本におけるヘミングウェイ書誌
1999-2008
千葉義也 編著
A5 判上製・388 頁・3500 円
[318-0 C0098]
謎解き「嵐が丘」
廣野由美子 著
46 判並製・364 頁・1800 円
[339-5 C0098]
シェイクスピア 古典文学と対話する劇作家
小林潤司・杉井正史・廣田麻子・高谷修 著
46 判並製・145 頁・1500 円
[324-1 C0098]
読み直すトマス・ハーディ
福岡忠雄 著
A5 判上製・240 頁・2000 円
[290-9 C0098]
1999 年からの 10 年間に日本国内で
刊行された、ヘミングウェイに関連
する出版物の情報を網羅。研究書や
論文、邦訳に加え、作家および作品
に言及しているエッセイ、新聞/雑
誌記事等の情報を広くカバーした。
エミリ・ブロンテ『嵐が丘』が蔵す
る謎を手がかりに、この小説の核心
に迫る。
好評を博した旧版『
「嵐が丘」
の謎を解く』(創元社、2001)に 3
つの新章を加え、全面的に改稿した
増補決定版。
シェイクスピアは古典文学をどのよ
うに受容し、それを創作にどのよう
に活かしたのか?─作品をひもと
きながらシェイクスピアと古典作家
たちの対話に耳を澄ませば、作品世
界のより奥深い魅力が見えてくる。
再読のたびに新しい貌(かお)を見
せるハーディのテキスト。この作家
を長年にわたって読み続けてきた研
究者が、近年提出された数々の批評
理論を援用しつつ、ハーディの尽き
せぬ魅力に迫る。
● 外 国 文 学 研 究 ―ドイツ語圏
映画でめぐるドイツ
ゲーテから 21 世紀まで
青地伯水 編著
松村朋彦・児玉麻美ほか 著
文芸映画に描かれる興隆する市民社
会とファシズムの影。18 世紀ゲー
テの時代から 21 世紀の現代までを
たどる。
46 判並製・324 頁・2400 円
[336-4 C0098]
ムージルと生命の樹
「新しい人間」の探究
時田郁子 著
暴力と愛の二項対立の克服を企てる
ムージルの詩的人間学。遊戯によっ
て紡がれた新しい神話を析出する。
46 判上製・424 頁・3800 円
[300-5 C0098]
ワーグナーと恋する聖女たち
中世伝説と現代演出の共演
奥田敏広 著
46 判上製・320 頁・3200 円
[293-0 C0098]
カフカ 隠喩の森から共同体へ
権力=〈神〉への反逆 『城』論
三瓶憲彦 著
46 判上製・344 頁・2400 円
[302-9 C0098]
もうひとつの世界
アイヒとヒルデスハイマー
青地伯水 著
46 判並製・376 頁・3400 円
[230-5 C0098]
ドイツ保守革命
ホフマンスタール/トーマス・マン/ハイデッガー/ゾンバルトの場合
青地伯水 編
友田和秀・國重裕・恒木健太郎 著
46 判上製・256 頁・3200 円
[277-0 C0098]
エリーザベト伝説からカタリーナ・
ワーグナーまで。近代文学の伝統を
ワーグナーオペラの現代演出とキリ
スト教聖人伝説の相克から照らし出
す。
フランツ・カフカによる未完の長編
小説『城』を、他のカフカ作品と対
照させながら、丹念に分析する。作
者が終生、魅せられてきた「権力」
、
それへの対峙と反逆を跡づける。
ギュンター・アイヒとヴォルフガン
グ・ヒルデスハイマー。戦後ドイツ
で活躍した二人の不条理文学を、
「も
うひとつの世界」への越境の試みと
して描き出す。
保守革命にそれぞれの立場で反応し
たホフマンスタール、トーマス・マ
ン、ハイデッガー、ゾンバルト。こ
の四者の文学と思想から、戦間期ド
イツの保守革命に切り込む。
●ラテンアメリカ文学研究
現代ラテンアメリカ文学併走
ブームからポスト・ボラーニョまで
安藤哲行 著
46 判並製・416 頁・2000 円
[296-1 C0098]
フィクションと証言の間で
現代ラテンアメリカにおける政治 ・ 社会動乱と小説創作
寺尾隆吉 著
46 判上製・296 頁・3800 円
[247-3 C0098]
10
世界を瞠目させた〈ブーム〉の作家
の力作から、新世代の作家たちによ
る話題作・問題作に至るまで、膨大
な数の小説を紹介。1990 年代から
2000 年代にかけてのラテンアメリ
カ小説を知る絶好のブックガイド。
メキシコ革命小説からマルケス、コ
ルタサルに至るまで……20 世紀ラ
テンアメリカ全体を視野に収め、小
説と政治の関係、小説創作における
政治・社会的要素の取り込み方を論
じる。
●その他の文学研究
境界の作家 ダニロ・キシュ
奥彩子 著
46 判上製・368 頁・4200 円
[280-0 C0098]
横光利一と関西文化圏
田口律男、黒田大河ほか 編
46 判上製・336 頁・3800 円
[268-8 C0095]
都市テクスト論序説
田口律男 著
46 判上製・480 頁・2800 円
[240-4 C0095]
周縁の文学
ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷
岩本和子 著
A5 判上製・416 頁・5800 円
[249-7 C0098]
近年、欧米を中心にますます評価の
高まる作家ダニロ・キシュ。地理と
民族にはじまり、言語、宗教、文化
にわたる「境界」において書き続け
た、キシュの生涯と創作の深奥に迫
る。
モダニストとして両大戦期を駆け抜
けた横光利一を軸に、同時代を生き
た谷崎潤一郎、菊池寛、川端康成、
梶井基次郎、武田麟太郎などの文学
により彫り出され、
刻まれた〈関西〉
をたどる。
身体と都市、そして文学が交差─接
合する地点から、日本近代文学の代
表的なテクストを多角的に読みかえ
る。
「都市論」を超える「都市論」、
その開始の投擲。
複雑なナショナリズム意識と、それ
と切り離せない文学とを育んできた
小国ベルギー。この地のフランス語
文学の系譜をたどり、文学と国家/
言語と国家/言語と文学の関わりを
考える。
●紀田順一郎の本
幻島はるかなり
推理・幻想文学の七十年
紀田順一郎 著
戦後日本ミステリの隆盛に併走し、
我が国における幻想怪奇文学の発掘
と紹介、普及に心血を注いできた著
者による、七十余年のクロニクル。
46 判上製・314 頁・2400 円
[331-9 C0095]
11
幻想と怪奇の時代
紀田順一郎 著
46 判上製・272 頁・2000 円
[250-3 C0095]
幻想怪奇譚の世界
時代をつなぐ読書
紀田順一郎 著
46 判上製・256 頁・1900 円
[297-8 C0095]
戦後創成期ミステリ日記
紀田順一郎 著
46 判上製・360 頁・2200 円
[242-8 C0095]
書林探訪
古書から読む現代
紀田順一郎 著
46 判上製・240 頁・1600 円
[234-3 C0095]
怪奇幻想ジャンルを我が国に根付か
せるべく奮闘した、パイオニアたち
の記録。平井呈一、大伴昌司、荒俣
宏らと共に歩んだ著者の、熱き時代
の回想録+評論集。日本推理作家協
会賞評論その他部門受賞作。
日本における幻想怪奇ジャンルの開
拓者である著者がこれまでさまざま
な媒体に発表した当該ジャンルの作
家論やエッセイ、作品紹介、翻訳を
収録。
戦後、全国のミステリ愛好家たちに
よって行われた活発な同人活動のも
ようを、その渦中にいた著者がつづ
る第一級ドキュメント。当時の活動
を振り返る書き下ろしエッセイを収
録。
古書には、時間という付加価値がプ
ラスされている。古書が有する立体
的・縦断的な情報を鮮やかな手つき
で掘り起こし、古書を読むことを通
じて現代を読むエッセイ集。
●その他
梶山季之と月刊「噂」
梶山季之資料室 編
A5 判上製・352 頁・2300 円
[252-7 C0095]
翻訳と話法
語りの声を聞く
伊原紀子 著
46 判上製・256 頁・1800 円
[294-7 C0080]
12
昭和 30 年代後半~ 40 年代の流行作
家・梶山季之が自費で発行を続けた
月刊誌「噂」の全貌が甦る。全号の
目次、広告一覧を掲載するほか、発
行の舞台裏を紹介。カラーで全号の
表紙も収録。
機能主義的翻訳理論に基づいた体系
的な翻訳理論。テキストの印象を決
定的に左右する話法表現に焦点を当
て、日・英間の多様な翻訳事例を分
析する。
思想・哲学
複数にして単数の存在
ジャン=リュック ・ ナンシー 著
加藤恵介 訳
46 判上製・368 頁・3600 円
[229-9 C0010]
パルタージュ
声の分 割
ジャン=リュック ・ ナンシー 著
加藤恵介 訳
A5 判上製・112 頁・1300 円
[202-2 C0010]
哲学の忘却
ジャン=リュック ・ ナンシー 著
大西雅一郎 訳
46 判上製・160 頁・1900 円
[214-5 C0010]
神的な様々の場
ジャン=リュック ・ ナンシー 著
大西雅一郎 訳
46 判上製・320 頁・2900 円
[218-3 C0010]
共出現
J = L. ナンシー、J = C. バイイ 著
大西雅一郎、松下彩子 訳
46 判上製・248 頁・2600 円
[221-3 C0010]
ナチ神話
J = L. ナンシー、P.L =ラバルト 著
守中高明 訳
46 判上製・104 頁・1700 円
[220-6 C0010]
存在とは、絶対的に、
〈複数─で─
共に─ある〉ことである。
「大文字
の他者」
は存在しない。
〈複数で単数〉
の共─存在から、存在論の作り直し
の必要性を説くナンシーの主著。
ナンシーの代表作。解釈の閉域から
パルタージュの共同体へ。パルター
ジュ[分割=分有]された複数の独
異な声の対話による共同体(共同─
存在)についての未聞の責務が開か
れる。
ナンシーによる哲学の〈マニフェス
ト〉。いったい何が忘却されている
のか? 哲学の省察的力なのか? そ
れとも……? 哲学の置かれた状況
と抱えている課題を徹底的に析出す
る。
神なき状態にあって、独異=単独的
な有限者は複数的にしか自己であり
えないような仕方において〈共にあ
る〉。「キリスト教の脱構築」「ヒュ
ペーリオンの悦び」を追加した独自
の版。
世界的内戦の真っただ中で、市場と
法に全てを委ねる新自由主義やグ
ローバリゼーションに抗して、コ
ミュニズムの〈後〉を思考するナン
シーの闘い。全訳・未刊3論文追加。
極右勢力の扇動、歴史修正主義の現
象、原理主義やナショナリズムの
台頭……切迫した状況にいる2人の
哲学者が、いかにしてナチ・イデオ
ロギーが形成され得たのかを省察す
る。
13
訪問
イメージと記憶をめぐって
ジャン=リュック ・ ナンシー 著
西山達也 訳
46 判上製・160 頁・2600 円
[225-1 C0010]
映画の明らかさ
アッバス・キアロスタミ
ジャン=リュック ・ ナンシー 著
上田和彦 訳
A5 判並製・168 頁・2400 円
[228-2 C0010]
闘走機械
フェリックス ・ ガタリ 著
杉村昌昭 監訳
記憶にないほど古い記憶……忘却に
委ねられるしかないもの……あるい
は、殲滅(ショアー)の記憶を担う
不可能な光景。この記憶しえぬ記憶
の表象の光景が〈私たち〉を訪問す
る。
J=L. ナ ン シ ー に よ る 初 の 映 画 論。
イランの映画監督キアロスタミの作
品『友だちのうちはどこ?』、
『そし
て人生はつづく』など6作品を論じ
る。ナンシーとキアロスタミの対談
も収録。
ドゥルーズとの出会いからフーコー
論まで、精神分析、第三世界、民族
差別、麻薬現象、前衛美術……を語
るガタリの分子的思考の全面展開。
46 判上製・278 頁・2400 円
[176-6 C0010]
大いなる語り
グアラニ族インディオの神話と聖歌
ピエール ・ クラストル 著
毬藻充 訳
A5 判上製・144 頁・1500 円
[185-8 C0010]
構成的権力
近代のオルタナティブ
アントニオ ・ ネグリ 著
杉村昌昭、斉藤悦則 訳
A5 判上製・520 頁・4800 円
[208-4 C0010]
ブックマップ 現代フランス哲学
フーコー、ドゥルーズ、デリダを継ぐ活成層
エリック ・ アリエズ 著
毬藻充 訳
A5 判上製・280 頁・2900 円
[207-7 C0010]
尽き果てることなきものへ
喪をめぐる省察
ミッシェル ・ ドゥギー 著
梅木達郎 訳
46 判上製・200 頁・1800 円
[213-8 C0010]
14
『国家に抗する社会』で著名なフラ
ンスの政治人類学者クラストルと密
林の思想家たちとの出会い。国家=
異民族文化抹殺=生産の思想。〈一
なるもの〉への拒否と戦いの記録。
ネグリのライフワークついに邦訳。
反─暴力の暴力へ! 破壊的創造と
しての絶対的民主主義のために。マ
キアヴェリを橋渡しにマルクス論と
スピノザ論を総合するネグリの代表
作。
ドゥルーズ、デリダを継ぐ様々な哲
学的問いを、現象学と分析哲学の「不
可能性」の視点から考察。日本未紹
介の文献約 600 冊と、活躍中の思想
家 118 人を取りあげている。浅田彰
氏推薦。
愛するひととの死別。〈この〉悲嘆
を守り抜き、生者の記憶の中で死者
をもう一度殺さぬために、喪をいた
わり、喪を見張ること、喪を「尽き
果てぬもの」たらしめることが深く
省察される。
火ここになき灰
ジャック ・ デリダ 著
梅木達郎 訳
A5 変判並製・156 頁・2400 円
[226-8 C0010]
脱構築と公共性
梅木達郎 著
46 判上製・248 頁・2600 円
[219-2 C0010]
可能性感覚
中欧におけるもうひとつの精神史
大川勇 著
A5 判並製・484 頁・4200 円
[223-7 C0010]
表皮と核
N・アブラハム、M・トローク 著
大西雅一郎、山崎冬太 監訳
46 判並製・539 頁・4200 円
[326-5 C0011]
フロイトという症例
「我々の本質の核」もしくはいかなる受動性にも
まして受動的な内なるものをめぐる言説の系譜
中村靖子 著
46 判上製・374 頁・4000 円
[291-6 C0098]
ブラック・アトランティック
黒 い大西洋と知識人の現在
市田良彦、P・ギルロイ、本橋哲也 著
小笠原博毅 編
46 判並製・272 頁・2200 円
[270-1 C0010]
ディアスポラの力を結集する
ギルロイ・ボヤーリン兄弟・スピヴァク
赤尾光春、早尾貴紀 編
上野俊哉、P・ギルロイ、鵜飼哲ほか 著
46 判並製・352 頁・1900 円
[306-7 C0010]
「灰」「燃やすこと」
「ホロコースト」
を語った文が引用されながら、「そ
こに灰がある」という一文が複数の
声によって展開されていく……。翻
訳の限界に挑んだ特異な書物。
デリダとアーレントの共─闘。公共
空間の後退、そして解体の危機。こ
の現在の情況に抗するために、未聞
の新たな〈公共性〉
、すなわち〈まっ
たき他者たちの公共性〉を開く。
ムージルとライブニッツ/カント/
ヴィーラント/マッハ/マイノング
/カネッティ/バッハマン/マンハ
イム……既存の現実からの超出を促
す意識・思考の精神的系譜を摘出す
る。
フロイトの精神分析理論の制約を解
除し、「精神分析」を広く開く。刊
行いらい心理学・精神分析という領
域を越えて、フランスの知的風景の
なかで測り知れない影響を及ぼして
きた名著、待望の邦訳刊行。
神経病理学者として出発し、のちに
精神分析理論をうち建てたフロイ
ト。彼が 35 歳のときに著した『失
語症の理解にむけて』を中心に、フ
ロイトとそれ以前の言説とを分かつ
分岐点の所在を検証する。
3 人の著者をパネリストに迎え開催
されたシンポジウム「ポストコロニ
アル世界と〈知識人〉─『黒い大西
洋』
からの声」
の模様を収録。「文化」
をめぐる先鋭的な議論へと読者を誘
う。
〈離散〉した力はいつしか〈結集〉し、
世界の自己閉塞的状況に風穴をあけ
る。討議記録「ディアスポラの力を
結集する」に加え、
ボヤーリン兄弟、
ギルロイ、
上野俊哉らの論考を収録。
15
●ホワイトヘッド著作集
初期数学論文集
ホワイトヘッド著作集 1
A・N・ホワイトヘッド 著
橋口正夫、松本誠、藤川吉美 訳
46 判上製・400 頁・4757 円
[036-3 C3310]
自然認識の諸原理
ホワイトヘッド著作集 3
A・N・ホワイトヘッド 著
藤川吉美 訳
46 判上製・400 頁・2600 円
[025-7 C3310]
自然という概念
ホワイトヘッド著作集 4
A・N・ホワイトヘッド 著
藤川吉美 訳
46 判上製・272 頁・2718 円
[029-5 C3310]
相対性原理
ホワイトヘッド著作集 5
A・N・ホワイトヘッド 著
藤川吉美 訳
46 判上製・266 頁・3107 円
[042-4 C3310]
宗教とその形成
ホワイトヘッド著作集 7
A・N・ホワイトヘッド 著
齋藤繁雄 訳
46 判上製・150 頁・1700 円
[060-8 C3310]
理性の機能 ・ 象徴作用
ホワイトヘッド著作集 8
A・N・ホワイトヘッド 著
藤川吉美、市井三郎 訳
46 判上製・224 頁・2200 円
[018-9 C3310]
16
大著『プリンキピア・マテマティカ』
の執筆作業の傍らで書きすすめられ
た数学・数理学の論文集。大学生向
けの幾何学入門として好適な「射影
幾何学の公理」「画法幾何学の公理」
ほかを収録。
ホワイトヘッドの
「科学哲学三部作」
の第一作。伝統的イギリス経験論か
ら離れ、新しい科学哲学の構築を目
指した本書は、ホワイトヘッドの思
索の跡が深々と記された、彼自身に
とって画期的な書物である。
「自然」を考察の対象とした本書で
は、後期のホワイトヘッド哲学の展
開を予想させるような、全く新しい
認識論が展開されている。
『自然認
識の諸原理』『相対性原理』ととも
に「科学哲学三部作」をなす一書。
『自然認識の諸原理』『自然という概
念』とともに「科学哲学三部作」を
なす本書は、これら二作において展
開した独自の自然認識論に基づい
て、アインシュタインの相対性理論
を新たな見地から再構成する。
科学と宗教、この一見相容れないふ
たつの概念に同じ思考法を適用する
ことにより、相互に解明しようとす
る試み。ホワイトヘッドの有機哲学
が宗教を射程に収めた、刺激的な論
考。
それぞれ単行本として刊行された
『理性の機能』
『象徴作用」二著作を
併せて収録した。経験主義と理性主
義の綜合を目指しつつ、新しいリア
リティを探求する試み。
教育の目的
ホワイトヘッド著作集 9
A・N・ホワイトヘッド 著
森口兼二、橋口正夫 訳
46 判上製・272 頁・2600 円
[062-2 C3310]
過程と実在(上)
ホワイトヘッド著作集 10
A・N・ホワイトヘッド 著
山本誠作 訳
46 判上製・394 頁・4000 円
[047-9 C3310]
観念の冒険
ホワイトヘッド著作集 12
A・N・ホワイトヘッド 著
山本誠作、菱木政晴 訳
46 判上製・470 頁・4000 円
[027-1 C3310]
科学 ・ 哲学論集(上)
ホワイトヘッド著作集 14
A・N・ホワイトヘッド 著
蜂谷昭雄、井上健、村形明子 訳
46 判上製・304 頁・3300 円
[076-9 C3310]
偉大な教育者でもあったホワイト
ヘッドの、教育に関する講演集。イ
ギリス教育制度の失敗と成功を目の
当たりにした彼は、徹頭徹尾、「死
んだ知識、不活発な観念」に抗議す
る。
ホワイトヘッドの有機哲学の完成形
にして、彼の代表的著作。いわゆる
「還元主義」に対して徹底的な批判
を遂行し、準数学的方法で宇宙の単
一概念を目指す。 ※下巻は品切れです。
ホワイトヘッド最後の大著。人類史
における〈観念の冒険〉をあとづけ
る本書は、ホワイトヘッド一流の文
明論、歴史哲学が開陳された形而上
学的冒険の書である。
数学者として、また哲学者として、
20 世紀の思想史に屹立するホワイ
トヘッド。彼の思考に接するための
絶好の入門書。哲学・教育に関する
講義録・講演録、自伝的エッセイを
収録した。 ※下巻は品切れです。
17
社会科学その他
社会
どんなムチャぶりにも、いつも笑顔で ?!
日雇い派遣のケータイ販売イベントコンパニオンという労働
田中慶子 著
7 年間にわたり日雇い派遣の携帯電
話販売イベントコンパニオンを経験
した社会学者が、臨場感豊かに労働
現場を描き、考察する労働社会学。
46 判並製・264 頁・2000 円
[329-6 C0036]
居場所づくりの原動力
子ども・若者と生きる、つくる、考える
柳下換・高橋寛人 編著
石井淳一・佐藤洋作・西野博之・奥地圭子 著
46 判並製・320 頁・1900 円
[299-2 C0037]
家族という視点
精神障害者と医療・福祉の間から
滝沢武久 著
46 判並製・206 頁・1800 円
[299-2 C0037]
不埒な希望
ホームレス / 寄せ場をめぐる社会学
狩谷あゆみ 編著
北川由紀彦、中根光敏、西澤晃彦ほか 著
46 判並製・320 頁・2200 円
[246-X C0036]
社会学に正解はない
中根光敏、河口和也、狩谷あゆみ、野村浩也 著
A5 変判並製・320 頁・2400 円
[224-4 C0036]
18
日本における不登校の子供のため、
フリースペースやオルタナティブ
スクールといった居場所づくりに長
年取り組んできた、日本のフリース
クール運動のパイオニアたちの証言
集。
精神障害者は現代日本の「難民」と
なっていないだろうか ─精神障
害者の家族として、またソーシャル
ワーカーとして、こころ病む人とと
もにある、私たちのありかたを著者
が探る。
寄せ場、ダンボール村、自立支援、
移民、女性、抵抗、襲撃の考察から
現代社会に張り巡らされたさまざま
な〈埒〉の存在を可視化する不埒な
試み。
レポート・卒業論文のテーマ設定と
書き方、文献・データ表示の仕方か
ら、インタビュー・参与観察の方法
と視点、さらに社会学の基礎知識ま
で─実践=実戦的に使えるテキス
ト。
浮気な心に終わらない旅を
社会学的思索への誘惑
中根光敏 著
46 判並製・240 頁・2000 円
[251-0 C0036]
義務教育という病い
イギリスからの警告
クリス ・ シュート 著
呉宏明 訳
46 判並製・224 頁・1800 円
[222-0 C0037]
生涯学習・社会教育の歴史的展開
日英比較の視座から
上杉孝實 著
A5 判上製・240 頁・2400 円
[295-4 C0037]
社会教育の近代
上杉孝實、大庭宣尊編著
伊藤和男、小林嘉宏、笹尾省二、山口和宏 著
A5 判並製・240 頁・2500 円
[182-7 C3037]
植民者へ
ポストコロニアリズムという挑発
野村浩也 編著
ダグラス・ラミス、島袋まりあ、冨山一郎ほか 著
46 判並製・480 頁・3200 円
[253-4 C0036]
今とはちがった、もっと別な自分や
社会があるのではないかと思ってい
る人へ─ウソと恋愛と性の商品化
と自由をめぐる考察から、浮気な社
会学へと誘う。
「本当に義務教育は必要なのか?」
イギリスで教師をつとめてきた著者
はラディカルに問いかける。個々の
教師を批判するのではなく、学校教
育の存在理由を根本から問いなお
す。
日本における社会教育と成人教育の
形成期から第二次大戦後にいたるま
での展開の歴史を、イギリスにおけ
る生涯学習の展開・動向と対照しな
がらたどる。
近代日本社会教育市場の一画期とさ
れる 1920 年代を対象に、
「社会教育」
を近代的な社会的事実・リアリティ
として捉え、そこにおける〈近代〉
なるものの位相を描き出す試み。
植民者とはだれか? 現代日本にお
ける植民地主義の様相を暴き出す、
植民者への挑発。アシス・ナンディ
のインタビュー(聞き手:知念ウシ)
を収録。
歴史
記憶のなかの歴史
個人的経験から公的演出へ
アライダ・アスマン 著
磯崎康太郎 訳
46 判上製・344 頁・2400 円
[292-3 C0022]
私たちはいかにして歴史に遭遇し、
歴史を経験し、歴史を消費するのか。
戦後ドイツの人々にとって、負の刻
印を押された自国の近現代史が、い
かなる姿をとって立ち現れてきたか
を分析する。
19
アメリカは戦争をこう記憶する
G・カート・ピーラー 著
島田眞杉 監訳、布施将夫ほか 訳
46 判並製・408 頁・1905 円
[315-9 C0022]
冷戦と同盟
冷戦終焉の視点から
菅英輝 編著
秋田茂・芝崎祐典・都丸潤子・中島琢磨ほか 著
独立革命からベトナム戦争まで、ア
メリカがそれぞれの戦争をどのよう
に記憶してきたかを通史的に、かつ
詳細にたどり、戦争の記憶の仕方に
よってアメリカの国民性が形づくら
れてきたことを跡づける。
開発と経済発展、国家以外のアク
ターによる緊張緩和、同盟を支えた
文化的・社会的要素を視野に収め、
冷戦と同盟の変容を考察する。
A5 判上製・488 頁・6300 円
[325-8 C3031]
「アメリカの世紀」を興したリーダーたち
グローバル化に向けた国家改革
三島武之介 著
46 判上製・496 頁・3800 円
[346-3 C0022]
補給戦と合衆国
布施将夫 著
46 判上製・295 頁・2800 円
[328-9 C3022]
メキシコの悲哀
大国の横暴の翳に
中野達志 著
46 判並製・228 頁・1600 円
[289-3 C0022]
共存と不和
南シナ海における領有権をめぐる紛争の分析、1902-1952 年
ウリセス・グラナドス・キロス 著
A5 判上製・304 頁・5500 円
[275-6 C0031]
20
「アメリカの世紀」を準備したリー
ダーたちの足跡をたどり、彼らが現
れた背景、彼らのなしえたこと、そ
して彼らの限界を精査し、こんにち
のアメリカの国際的影響力低下の遠
因を探る。
アメリカ社会が形成される上で決定
的な役割を果たした「戦争」と「鉄
道」
。この二点に深く関わる
「補給戦」
に焦点を当てる。アメリカ陸軍の補
給の実態を検証し、それがアメリカ
をどう変えてきたかを分析する。
哀れなるかなメキシコ、天国から斯
くも遠く、米国に斯くも近し……ア
メリカ合衆国寄りの視点で描かれる
ことの多いメキシコの歴史を、メキ
シコの視点に立って記述する試み。
地政学的、法律的アプローチにとど
まらず、中央と地方(植民地)の対
立や、海域を行きかう領民、貿易、
華僑がもたらした影響にも注目しな
がら、南シナ海という境界とフロン
ティアをめぐる争いを解き明かす。
関西の本
枚方の歴史
瀬川芳則、西田敏秀、馬部隆弘、常松隆嗣、東秀幸 著
46 判並製・392 頁・2000 円
[313-5 C0021]
南京町と神戸華僑
呉宏明、髙橋晋一 編著
A-5 判並製・312 頁・2200 円
[338-8 C0036]
楽しい古代寺院めぐり
大阪府内の古代寺院をたずねる
瀬川芳則 編
B6 判並製・240 頁・1800 円
[197-1 C2025]
大阪の野鳥
大阪文庫
(社)大阪自然環境保全協会 著
新書判並製・200 頁・780 円
[040-0 C0245]
京の北山ものがたり
京都文庫2
斎藤清明 著
大阪府北河内地域の中核都市であ
り、近世には宿場町として栄えた枚
方(ひらかた)の歴史を、枚方と聞
いてイメージされるトピックを紡い
で歴史物語としてまとめた。
現在見る南京町の姿はどのように形
成されてきたのか。この町は華僑社
会そして神戸の街といかに密接に関
わりながら発展してきたのか。南京
町と神戸華僑の歴史・文化を知るた
めの手引き。
飛鳥・白鳳時代建立の古代寺院跡と
出土品を、
豊富な写真と図版で紹介。
見学コースの道順付きで、ハイキン
グにも最適。史跡探訪の醍醐味をわ
かりやすく解説したガイドブック。
大阪で見る事のできる主だった野鳥
34 種の解説。留鳥・漂鳥・夏鳥・冬鳥・
旅鳥・迷鳥・餌台・木の実・南港埋
立地等にわけて記載する。巻末に大
阪でのバード・ウォッチング入門を
付ける。
登山・ハイキングとしての北山。北
山の自然とくらし。登山史。京都北
山の全貌に挑む。付録として、今西
錦司「芦生峠付近」を収録。
新書判並製・200 頁・922 円
[119-3 C0239]
21
その他
図書館の倫理的価値 「知る自由」の歴史的展開
福井佑介 著
A5 判上製・258 頁・3000 円
[337-1 C0030]
「笑顔のわたし」でいたい
ステロイドフリー・プロトピックフリーで乗り越えたアトピー体験記
鎌田文世 著
木俣肇 監修
46 判並製・194 頁・1500 円
[323-4 C0047]
『鉄腕アトム』から『電脳コイル』へ
アニメとはなにか
辻真先 著
46 判並製・240 頁・1600 円
[273-2 C0076]
紀水・松山常次郎
松山創 著
46 判上製・304 頁・2400 円
[330-2 C0036]
交響するコスモス
上・下巻
中村靖子 編著
A5 判上製・304 頁・3200 円(上巻)
/ 344 頁・3500 円(下巻)
[282-4 C0030 / 283-1 C0030]
「ベルギー」とは何か?
アイデンティティの多層性
岩本和子、石部尚登 編
正躰朝香、河崎靖、三田順、井内千紗ほか 著
A5 判上製・312 頁・3000 円
[322-7 C0036]
22
「図書館の自由に関する宣言」や「図
書館員の倫理綱領」といった文書の
成立過程や社会との関係を実証的に
明らかにしながら、戦後の図書館界
における権利保障の思想の展開を精
緻に跡づける。
アトピーに苦しむ著者が、信頼でき
る医師と周りの人たちに助けられな
がら、
「笑顔のわたし」を取り戻す
までの体験記。脱ステロイド/脱プ
ロトピックによるアトピー治療を実
践する木俣肇医師による全面監修。
1500 本 超 の ア ニ メ 脚 本 を 執 筆 し、
日本テレビアニメの黎明期を支えた
著者・辻真先。そんなアニメ界の生
き字引が豊富なアニメ身体知と溢れ
るアニメ愛をもって書き下ろした、
日本アニメの過去・現在・未来。
廃娼運動・普通選挙運動・婦人参政
権運動などに関わった政治家・松山
常次郎は、実業家でもあり、プロテ
スタントの普及にも尽力した多面的
な人物であった。その生涯を、資料
の裏付けによって描き出す。
人間と、人間を取り巻く世界=環境
の関わりについて、さまざまな分
野の学知が結集。上巻:人文学・自
然科学編「環境からマクロコスモス
へ」
、下巻:脳科学・社会科学編「ミ
クロコスモスから環境へ」
多言語・多文化状況を生きる国ベル
ギー。様々な局面で複雑な課題を抱
えるこの国をフィールドに、専門領
域を異にする研究者が集結し、「多
様性の中の統一」=「ベルギー性」
を探る。
ゆびで聴く
盲ろう青年福島智君の記録
福島智君とともに歩む会 編著
A5 判上製・240 頁・2380 円
[092-9 C0336]
太鼓歌に耳をかせ
カリブの港町の「黒人」文化運動と
ベネズエラ民主政治
石橋純 著
46 判上製・574 頁・2800 円
[237-4 C0036]
視聴覚二重障害者が大学を卒業した
のは日本で初めてのことである。福
島智君と彼の母親が発明した指点字
をはじめ、様々な創意工夫ぶりを紹
介する。
1980 年代以降に南米の都市下層で
起こった文化-政治-経済運動を、
担い手の住民の視線から、チャベス
政権へと併呑される歴史的状況のた
だなかから、響きとともに描き出す。
23
◆絶版書籍◆
淀川 鉄川精、松岡数充、田村利久 著
大阪の女たち 西岡まさ子 著
大阪における朝鮮文化 段煕麟 著
八百八橋物語 松村博 著
大阪の街道 神野清秀 著
占領下の大阪 三輪泰史 著
八尾 ・ 柏原の歴史 棚橋利光 著
東大阪の歴史 藤井直正 著
大阪の戦乱と城 棚橋利光 著
渡来人のあしあと 橋本繁造 著
関西の文化と歴史 奥田尚、加地宏江、小堀一正、山中浩之 著
雨の森の人々 松山常次郎 著
河内飛鳥を訪ねてみよう 石部正志 編
楽しい古墳めぐり 瀬川芳則 編
京の大文字ものがたり 岩田英彬 著
祇園祭 芳井敬郎、関口力、大塚活美、出雲路敬直、大島新一、宇治谷恵、柳本昭 著
京の橋ものがたり 松村博 著
碧海の歴史 村瀬正章 著
知多の歴史 福岡猛志 著
ホワイトヘッド著作集第 2 巻 数学入門 大出晁 訳
ホワイトヘッド著作集第 6 巻 科学と近代世界 上田泰治、村上至孝 訳
ホワイトヘッド著作集第 11 巻 過程と実在(下) 山本誠作 訳
ホワイトヘッド著作集第 13 巻 思考の諸様態 藤川吉美、伊藤重行 訳
ホワイトヘッド著作集第 15 巻 科学・哲学論集(下) 井上健、橋正夫、村形明子 訳
人間崩壊さなかの哲学 坂田徳男 著
西洋社会思想史 山本誠作 著
ベーメ倫理思想の研究 福島正彦 著
カテゴリー論史 F.A. トレンデンブルグ 著/日下部吉信 訳
精神の自然史 石川康晴 著
キリストへの道 ヤコブ・ベーメ 著 / 福島正彦 訳
自尊心の構造 森口兼二 著
共同 ‐ 体(コルプス) J=L. ナンシー 著/大西雅一郎 訳
新たなる不透明性 ユルゲン・ハーバーマス 著/河上倫逸 監訳
精神の管理社会をどう超えるか ?
F. ガタリ、ジャン・ウリ、F. トスケル 著/杉村昌昭、三脇康生 村澤真保呂 訳
シュティフター作品集第 2 巻 高木久雄、林昭 訳
シュティフター作品集第 3 巻 高木久雄、田口義弘、本岡五男、林昭 訳
シュティフター作品集第 4 巻 高木久雄、玉置保巳、田口義弘、林昭、本岡五男、佐藤康彦 訳
ケラー作品集第 1 巻 高木久雄、石渡均、玉置保巳 訳
ケラー作品集第 3 巻 石井不二雄、白崎嘉昭、光野正幸、小菅善一 著
冬の夜ひとりの旅人が イタロ・カルヴィーノ 著/脇功 訳
砂のコレクション イタロ・カルヴィーノ 著/脇功 訳
不在の騎士 イタロ・カルヴィーノ 著/脇功 訳
タタール人の砂漠 ディーノ・ブッツァーティ 著/脇功 訳
スーパーでかぶた R・マレルバ+ A・ザンニーノ 著/安藤美紀夫+福井あおい 訳
教会─五幕劇 ルイ・フェルディナン・セリーヌ 著/上村くにこ 訳
荒野の旅 小椋一葉 著
故郷の風 小椋一葉 著
敗残の巨人 ミルトン・ヒンダス 著/上村くにこ 訳
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詩集 海と山と社会と あいづしん 著
ミューズの子とともに 会津伸 著
ハイネとユダヤの問題 木庭宏 著
民族主義との闘い 木庭宏 著
文学の論理 ケーテ・ハンブルガー 著 / 植和田光晴 訳
美食家 陸文夫 著、陳舜臣 監訳
トーマス ・ マンを読む 吉田次郎 著
スイスのリンゴ 会津伸 著
ヒース燃ゆ コルム・トビーン 著/伊藤範子 訳
ルテーチア ハインリヒ・ハイネ 著/木庭宏 訳
ハイネ 挑発するアポリア 木庭宏 著
日記論 ベアトリス・ディディエ 著/西川長夫、後平隆 訳
翻訳行為と異文化間コミュニケーション 藤濤文子 著
ハインリヒ ・ マン短編集 全3巻
心のネットワークづくり やどかり研究所 編著
ドングリの会 ドングリの会 編著
教育社会学 重松俊明 著
家事の社会学 アン・オークレー 著/渡辺潤、佐藤和枝 訳
変性意識状態(ASC)に関する研究 斎藤稔正 著
ちいさなちいさな出版者たち 松籟社編集部 編
日本史に生きた渡来人たち 段煕麟 著
関一 芝村篤樹 著
社会教育の本質と課題 森口兼二編著
授業を創る ・ 授業を読む 豊田久亀、東川持 著
地域社会教育の展開 上杉孝實 著
楽しい京の山歩き 岩田英彬 著
緑のように考える 中田良一 著
コミュニケーション ・ モデルズ
D ・マクウェール、S ・ウィンダール 著/山中正剛、黒田勇 訳
改訂増補版 イモと蛸とコメの文化 瀬川芳則 著
社会学者は 2 度ベルを鳴らす 中根光敏 著
日本近代都市の成立 芝村篤樹 著
場所をあけろ! 青木秀男 編著
文化としての生殖技術 柘植あづみ 著
彷徨えるガン患者たち 深江雄郎 著
続 ・ 彷徨えるガン患者たち 深江雄郎 著
風と刻 上・中・下巻 橋本宇太郎 著
随筆日本 フォスコ・マライーニ 著/岡田温司 監訳
笑いの科学 vol.2 ユーモア・サイエンス学会 編
蝶の生態 木庭宏 著
古代美の変様 佐々木英夫 著
血液型人間学 前川輝光 著
20 世紀のフランス アントワーヌ・プロスト 著/村上眞弓 著
夢と異端審問 リチャード・ L. ケーガン 著/立石博高 著
新しい史学概論 望田幸男、芝井敬司、末川清 著
25
◆品切・在庫僅少書籍◆
※ご注文の際には小社に一度在庫をご確認ください。
大阪の古墳 石部正志 著
古代の大阪 奥田尚 著
幕末維新の大阪 北崎豊二 著
中世の大阪 加地宏江、中原俊章 著
大阪市史物語 藤本篤 著
大阪の芭蕉俳蹟 三善貞司 著
大阪の橋 松村博 著
京都創生人 その壱 毎日新聞社京都支局 編
京都創生人 その弐 毎日新聞社京都支局 編
デューイ教育学の起源 栗田修 著
論理を求めて 上田泰治 著
理性の要求 M. バーグ、G. イルリッツ 著/藤野渉 訳
ホワイトヘッドへの招待 ヴィクター・ロー 著/大出晁、田中見太郎 訳
実存 ・ 根拠 ・ 自然 大野木哲 著
科学と権力 イザベル・スタンジェール 著/吉谷啓次 訳
ノマドのユートピア ルネ・シェレール 著/杉村昌昭 訳
ドゥルーズ / 変奏 ジャン・クレ・マルタン 著/加藤恵介、黒川修司、毬藻充 訳
シュティフター作品集第 1 巻 習作集Ⅰ 高木久雄、玉置保巳、田口義弘 訳
人間と人間にあらざるものと エリオ・ヴィットリーニ 著/脇功 監訳
怒りの惑星 パオロ・ヴォルポーニ 著/脇功 訳
奇跡の経済復興 ジュゼッペ・トゥラーニ 著/間苧谷努 訳
ケラー作品集第2巻「ゼルトヴィーラの人々 第二話」 林昭ほか 訳
ケラー作品集第4巻「マルティン・ザランダー」 佐野利勝、麥倉達生 訳
ケラー作品集第5巻「七つの聖譚 他」 吉田正勝ほか 訳
ハイネ散文作品集 全6巻
ダニエル ・ デロンダ〈全 3 巻〉 ジョージ・エリオット 著/淀川郁子 訳
医者の妻 ブライアン・ムーア 著/伊藤範子 訳
カンバセーション マーガレット・アトウッド 著/加藤裕佳子 訳
ハイネとオルテガ 木庭宏 著
峰々の対話 薗田宗人 著
放浪作家ガイガーと 18 世紀末ドイツ 村田竜道 著
旧約聖書の「知恵 ・ 教訓文学」 冨樫乕一 著
老齢は酔って…… 平井俊夫 著
ソール ・ ベローを読む 田畑千秋 著
文学の構成素分析 ヴァルター・ファルク 著
世紀末は動く 久山秀貞、常俊宗三郎、嶺秀樹、紺田千登史、中谷拓士、丹治恆次郎 著
神とたたかう者 木庭宏 著
まぼろしの荒地 鈴木瑠璃子 著
絆と断絶 福永信哲 著
ハイネとベルネ 木庭宏 著
女性作家、あるいは言語の彼岸について 原田伸子 著
もうひとりのわたし ギュンター・アイヒ 著/竹中克英、新津嗣郎 訳
イデッシュのウィーン メンデル・ノイグレッシェル 著/野村真理 訳・解説
死の変奏 三瓶憲彦 著
カフカ 内なる法廷 『審判』論 三瓶憲彦 著
カフカ 罪と罰 三瓶憲彦 著
クライスト/愛の構造 高山秀三 著
サイトメガロウイルス エルヴェ・ギベール 著/黒木實 訳
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ハイネのおしゃべりな身体 木庭宏 著
消せない烙印 ヘルムート・ G ・ハージス 著/木庭宏 訳
ハイネのことばの絨毯 木庭宏 著
オルテガ 随想と翻訳 ホセ・オルテガ・イ・ガセット 著/木庭宏 訳
チョーサーの自然 石野はるみ 著
「妻殺し」の夢を見る夫たち 中村靖子 著
忘れられた作家・忘れられた本 山下武 著
読書三到 紀田順一郎 著
彷書摘録 紀田順一郎 著
黒の試走車 梶山季之 著
流れ ギュンター・アイヒ 著/竹中克英、新津嗣郎 訳
ウンラート教授 ハインリヒ・マン 著/今井敦 訳
エーリヒ・ケストナー 青地伯水 編著
障害者調書 内野昇、原口隆、前田晃 著
一年間ボランティア計画 日本青年奉仕協会 編
たすけあいからのネットワーキング 寝屋川市民たすけあいの会 編
グループからの創造 グループ参出遠 著
子どもたちの讃歌 大阪精神薄弱養護学校造形教育研究会 著
薬品食品公害の二〇年 高橋晄正 著
ヒトの健康 ・ 自然の健康 緒方俊一郎 編著
中学生のこころ 森口兼二、永井道雄、架場久和、大庭宣尊、黒田勇、金田博夫 著
今西錦司 斎藤清明 著
楽しい化石採集 若一光司 著
それでも地球は生きている 藤原昇 著
未来の図書館 原田勝 著
システムと情報 村上則夫 著
高度情報社会と人間 村上則夫 著
マス ・ コミュニケーションの空間 D.K. デビス、S.J. バラン 著/山中正剛、武市英雄 監訳
政治とテレビ G.E. ラング、K. ラング 著/荒木功、大石裕、小笠原博毅、神松一三ほか 訳
文学部をめぐる病い 高田里惠子 著
イモと蛸とコメの文化 瀬川芳則 著
ザ ・ 京大 岩田英彬、斎藤清明 著
記紀の王者像 奥田尚 著
オーストラリアの生活文化と生涯教育 マーク・テナント 著/中西直和 訳
オーストラリア移民文化論 中西直和 著
生涯学習と計画 上杉孝實、前平泰志 編著
社会経済の史的展開 福山昭、武知京三 編著
貨幣の存立構造 荒木廸夫 著
近世畿内在払制度の研究 美馬佑造 著
勝ち目のない闘い 右田吉拡 著
日曜日の蝶たち 木庭宏 著
笑いの科学 vol.1 ユーモア・サイエンス学会 編
情報化を生きるために 宮崎孝史 著
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