北海道エアシステムの安全管理体制 北海道エ ア シ ス テ ムは、JA L グループ 共通の方針の下、安全管理を 行っ て いま す。JA L グループ において 、 安全運航は企業の存立基盤で あり 社会的責務で す。 いかな る 状況に おいて も 、 すべて に優先さ せて 安全を 確保し 、 一便一便の運航を 確実に遂行し て いき ま す。 当社は、2 0 1 1 年に奥尻空港上空における 地表面接近によ る 緊急操作と いう 重大イ ン シ デン ト 事象に伴い国土交通省から 事業改善命令を 受けま し た。 こ れに対し 、 安全に関 する さ ま ざ ま な 取り 組みを 進めて き ま し たが、 今後と も 、 よ り 一層の安全性向上を 目指 し て 、安全管理体制強化を 継続し 安全管理シ ス テ ムを 適切に機能さ せる こ と で 安全運航 を 堅持し て ま いり ま す。 1 . 【 安全管理の方針】 安全の目標の設定 航空運送の実施において 目指すべき 安全上の目標を 毎年定めて いま す。 こ の目標を 達成する ために必要な 取り 組みを 設定し 遂行し て いま す。 2 . 【 安全管理の体制】 安全推進委員会 社長( 安全統括管理者) が委員長を 務め、 全部門担当役員及び担当役員が指名す る 者を メ ン バーと し て 、 航空安全に関する 企画・ 立案、 総合調整、 勧告・ 助言を 行う と と も に、 安全意識の高揚およ び安全体制の充実、 個別の重大な 安全上の問 題について の対策の検討な ど を 行っ て いま す。毎月 1 回定期的に委員会を 開催し て いま す。 安全担当者会議 現業部門を 中心に中堅社員を 安全担当者と し て 指名し 、 安全推進部と その安全担 当者と によ り 組織さ れる 会議体で す。 現業の目線を 活かし て 、 安全管理シ ス テ ム を 機能さ せる こ と が設置の目的で す。 JA L グ ル ー プ 安 全 会 議 体 へ の 参 画 社長を はじ め役員及び社員は、JA L グループ の安全に関わる 会議体へ出席する な ど 、 グループ 内各社と 緊密な 連携と 情報共有を 図り 、 JA L グループ の統一し た考 え 方に基づく 安全管理体制で 安全管理を 行っ て いま す。 報告制度 航空法で 定めら れた義務報告に加え 、 社員自ら のヒ ヤリ ハッ ト 経験等を 自主的に 報告する 制度を 設けて いま す。 報告さ れた事例は関係部門及び安全推進部が分析 評価の上、 全社員と 共有し ま す。 社員自ら が経験し た報告事例を 正確に分析、 適 切な 対策を 講じ 社員に周知する 事が、 同様の事例が引き 金と な っ て 起こ り う る 不 具合事象を 未然に防止する 役割を 果たすと 考え て いま す。 社内安全監査 経営およ び全部門において 年に 2 回、 安全に関する 内部監査を 行っ て いま す。 情報の共有 通常と 異な る 事態が発生し た場合、直ち に全部門長およ び関係者が E メ ール等に よ り 情報を 共有し ま す。 関係部門は問題の緊急性や重要度を 判断し 、 検討の上対 策を 実行し ま す。 不具合事象への対処 発生し た不具合事象について 、 必要に応じ 発生要因を その背景にま で 遡っ て 潜在 的な 問題を 分析・ 評価し て 、 関係部門がと っ た対応の適切性を 安全推進委員会等 で 確認し て いま す。 ま た、 その時点で 有効と さ れる 不具合事象の是正対策が有効 性を 維持し て いる か、 更に対策を と る べき も のが見落と さ れて いな いか、 対策が 取ら れて から 3 ヶ 月後を 目途に安全推進委員会等で 対策の適切性の確認を 実施 し て いま す。 安全教育 年に1 度、 安全推進部が社長以下の役員およ び全社員に安全教育を 実施し て いま す。JA L グループ 内外で 発生し た様々な 事例の紹介およ び発生事例を も と に少人 数で の討論等によ り 、 社員自ら の安全知識・ 意識の向上を 図っ て いま す。 加え て 各部門で は年に1 度、 部門内で も 独自の専門安全教育を 実施し て いま す。
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