学校と地域の新たな協働体制の構築のための実証研究

「学校と地域の新たな協働体制の構築のための実証研究」
(学校を核とした地域力強化プラン)
実施委託に関する公募要領
1.事業名
地域と学校の連携・協働の推進に向けた協働体制の構築のための実証研究(学校を核
とした地域力強化プラン)
2.事業の趣旨
平成 27 年 12 月に中央教育審議会において取りまとめられた「新しい時代の教育
や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策につ
いて(答申)」では、地域全体で未来を担う子供たちの成長を支えていく地域学校
協働活動を推進するとともに、従来取り組んでいた学校支援活動等の活動を基盤に、
新たな体制として地域学校協働本部を全国に整備すること等が提言されている。
さらに、文部科学省では、上記答申の内容を推進していくため、具体的な施策と
工程表をまとめた「『次世代の学校・地域』創生プラン」を平成 28 年 1 月 25 日に
策定した。
そこで、答申を踏まえつつ、本プランを着実に実行していくために具体的な取組と
して、地域学校協働活動の効果的推進を図る必要がある。そのため、推進に向けて
現在抱える課題の把握やその課題をどのように克服すべきか等の方法についての
実証的な調査研究を行うとともに、地域学校協働活動の取組の一つとして、多様な
企業・団体等に実社会の経験や強みを生かした学習プログラム(出前授業)を行っ
ていただく取組(土曜学習応援団【約 680 企業・団体 5 月 20 日現在】)の周知と
普及方法についての調査研究を行い、地域学校協働活動の推進を支援する。
3.事業の内容
以下(1)~(2)それぞれのテーマに基づく実証研究を行うものとする。
なお、契約は(1)~(2)のテーマごとに締結するが、
(1)~(2)における取組は、
それぞれ連携した取組となるよう文部科学省を含め、適切な連絡調整により行うよう留
意すること。
(1)地域学校協働活動の効果的推進のための普及啓発方法等についての実証的な
調査研究
地域学校協働活動の推進には、保護者や地域が学校や子供たちの教育活動に参画し支
援をするだけでなく、学校が地域コミュニティの中核となる双方向の協働体制の構築を
図る必要がある。そこで今まで地域で取り組んできた活動事例を分析し、地域学校協働
活動を実施するまでのプロセスや、その過程で直面した課題をどのように克服し実施に
至ったか等をまとめ、地域学校協働活動の推進のための普及啓発方法のモデルを示す全
国フォーラム等を開催する。フォーラムの実施地域は首都圏とその他2地域とし、開催
地域が偏らないように配慮すること。
会場は、原則、学校や自治体施設等を活用する。また、フォーラムについては、例え
ば次の方法が考えられる。
①テーマを設定し、討議やパネルディスカッション等を実施
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②フォーラム開催地域における先行事例の発表
③地域住民、保護者や土曜学習応援団による学習プログラムの実施による地域学校協
働活動の実践
④学習プログラムが実施に至るまでのプロセスをまとめた記録映像等の制作・放映
(2)土曜学習応援団が実施している学習プログラムの周知や普及についての調査研究
土曜学習応援団による活動の周知や普及を通じて地域学校協働活動の推進を支援する
ために、以下について情報収集と、それをもとにした事例集を制作する。
①土曜学習応援団による学習プログラムの実施している土曜学習応援団の現状と課題
を含めた情報収集・分析
②学習プログラムを受け入れている学校・自治体の現状と課題を含めた情報収集・分
析
③上記現状と課題を踏まえ、地域学校協働活動の推進につながった学習プログラム実
施の好事例を収集
④好事例をまとめた事例集の制作等
なお、委託にあたっては、土曜学習応援団による学習プログラムの実施状況等(①)
の情報収集を最優先とし、9 月中に情報収集した結果を提出する。好事例をまとめた事
例集の制作は 12 月末の完成とする。
また、調査研究の実施にあたっては、学校・自治体に負担のない方法で実施すること。
4.公募対象
委託先は、法人格を有する団体とする。
5.企画競争に参加する者に必要な資格に関する事項
(1)予算決算及び会計令第70条の規定に該当しないものであること。
なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約の締結のために必要な同
意を得ているものは、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(2)文部科学省の支出負担行為担当官等から取引停止の措置を受けている期間中の者
でないこと。
6.企画申請書の提出方法等
(1)提出場所、企画競争の内容を示す場所並びに問合せ先
〒100-8959
東京都千代田区霞が関3-2-2
文部科学省生涯学習政策局社会教育課
地域・学校支援推進室地域学習活動企画係
TEL:03-5253-4111(内線 3080)
FAX:03-6734-3718
E-mail:[email protected]
(2)提出書類
①事業計画書及び経費計画書等
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・用紙サイズはA4縦版とする。
・提出部数は2部(正本1部、副本1部)、両面コピー不可、着脱可能なクリ
ップ等でまとめること。
②その他添付書類
・民間団体で、人件費の計上を行う場合については、就業規則、給与規定(別
に給与単価について規定しているものがあれば合わせて)も提出する。
・誓約書
③上記①、②の電子データ(誓約書を除く)
・電子データのファイル名は提案者名とすること。
・再委託先がある場合は、再委託先毎にフォルダを作成し、データを格納する
こと。
(3)提出方法
提出方法は、紙媒体2部を郵送又は持参すること。電子データについてはメール
にて提出すること。
① 郵 送:簡易書留、宅配便等
② 持 参:受付時間は、平日10時~18時15分(12時~13時を除く)
※封筒に「学校と地域の新たな協働体制の構築のための実証研究」と朱書きの
こと。
③ 提出先:上記(1)に示す場所
(4)提出期限等
提出期限:平成28年7月14日(木曜日)14時必着
(5)その他
・事業計画書及び経費計画書等の作成及び申請に係る費用については、選定結果に
かかわらず企画提案者の負担とする。また、提出された事業申請書及び経費計画
書等については返却しない。
・事業申請書及び経費計画書等は、日本語及び日本国通貨で記載すること。
7.事業規模(予算)及び採択件数
(1)地域学校協働活動の効果的推進のための普及啓発方法等についての実証的な
調査研究
委託額は、総額600万円程度を予定。採択は一団体。
(2)土曜学習応援団が実施している学習プログラムの周知や普及についての
調査研究
委託額は、総額1,200万円程度を予定。採択は一団体。
8.選定方法等
(1)選定方法
選定委員会において書類選考を実施する。
(2)審査基準
別途定める審査基準のとおり。
(3)選定結果の通知
選定終了後、30日以内に全ての提案者に選定結果を通知する。
(4)条件付採択
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選定において条件付き採択となった場合は、委託業務の遂行に支障を来さない限
度において、再度修正した事業計画書及び経費計画書(様式1)の提出を求めた
上で、条件を満たしたと判断できるものについてのみ採択する。
9.契約締結
選定の結果、契約予定者と提出書類を元に契約条件を調整する。なお、契約金額につ
いては、事業計画書及び経費計画書等の内容を勘案して決定するので、企画提案者の提
示する金額とは必ずしも一致するものではない。また、契約条件等が合致しない場合に
は、契約締結を行わない場合がある。
10.誓約書の提出等
(1)本企画競争に参加を希望する者は、企画提案書の提出時に、支出負担行為担当官
が別に指定する暴力団等に該当しない旨の誓約書を提出しなければならない。
(2)前項の誓約書を提出せず、又は虚偽の誓約をし、若しくは誓約書に反することと
なったときは、当該者の企画申請書を無効とするものとする。
(3)前2項は、支出負担行為担当官が誓約書の提出を要しないと認める場合は適用し
ない。
11.スケジュール
①公 募 開 始:平成28年6月15日(水曜日)
②公募締切 :平成28年7月14日(木曜日)
③審査・選定:平成28年7月中旬
④契 約 締 結:平成28年7月下旬
⑤契 約 期 間 :契約締結日から平成29年3月15日まで
12.その他
事業の実施に当たっては、法令、契約書等を遵守し、文部科学省と十分な連絡調整を
図り実施すること。
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