SBI ボンド&プライベート・エクイティ・ファンドⅢ

平成28年6月16日
SBI ボンド&プライベート・エクイティ・ファンドⅢ
<愛称>SBI
未公開株組入ファンドⅢ
月次運用報告書〔平成28年5月〕
クラス
元本成長型
分 配 型
合
計
1口当たり純資産価格
(月末)
6,032円
5,853円
前月末比
+31円
+30円
純資産総額
(月末)
2,202百万円
379百万円
2,581百万円
月次
騰落率
+0.52%
+0.52%
設定来
騰落率
▲39.68%
▲38.47%
(※分配型の分配金累計額は、1口当たり300円です。)
設定来の1口当たり純資産価格の推移
(単位:円)
11,000
10,000
9,000
8,000
7,000
元本成長型
分配型(分配後)
6,000
5,000
資産配分 (時価ベース)
未公開
株式等
46.3%
通貨配分
上場株式
0.6%
現金等
1.0%
円
47.9%
米国債券等
52.0%
米ドル
52.1%
※四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 1 -
ファンドの概況
ファンドの2016年5月末の純資産総額は約25億81百万円で、前月末比約5百万円の減少となりました。
1口当たり純資産価格(NAV)については、元本成長型、分配型ともに+0.52%上昇しました。
5月末時点の時価ベースでの資産配分は、米国債券等52.0%、未公開株式等46.3%、上場株式0.6%、
現金等1.0%となっています。
1. 投資環境
■ 日本
5月の株式市場は、月初に大きく下落したあと、切り返す展開となりました。月初は、4月末の金融政策決定
会合で政策の現状維持が決定されたことから急速に円高が進み、株式市場は急落してスタートしました。その
後、円高・ドル安が一服すると下げ止まり、輸出関連を中心に反発しました。大幅減益見通しを発表したトヨタ
自動車株が下げ渋ったことも投資家心理を和らげました。中旬も、為替が円安・ドル高に振れたことや、財政出
動などの政策期待が広がったことから堅調に推移しました。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後に
は、目立った成果がなかったとして失望売りが広がる場面もありましたが、月末にかけても消費増税延期が濃
厚になったことや、米利上げ観測の高まりから円相場が1ドル=111円台まで下落したことを背景に上昇し、
日経平均株価は17,000円台を回復しました。
指数の動きは、日経平均株価+3.4%、TOPIX+2.9%、日経ジャスダック平均株価+3.7%、東証マザ
ーズ指数+1.2%となりました。
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 2 -
2. 未公開株式運用部分
<直接投資>
(株式)
銘柄名
SBI バイオテック
合
計
株数
時価単価
4,875
200,000
時価金額
(円)
975,000,000
975,000,000
組入比率
(時価ベース)
37.76%
37.76%
時価金額
(円)
220,466,742
220,466,742
組入比率
(時価ベース)
8.54%
8.54%
時価金額
(円)
16,695,000
16,695,000
組入比率
(時価ベース)
0.65%
0.65%
<私募投信経由の投資>
銘柄名
株数
SBI バイオテック
合
計
時価単価
2,366
93,181.21
<私募投信経由の上場株投資(未公開企業が上場した銘柄)>
銘柄名
タケエイ(2151)
合
株数
時価単価
15,000
計
1,113
運用状況
当月は未公開株式の売買はありませんでした。
ご参考:未公開企業の概要については、各会社のウェブサイトをご参照ください。
銘柄名
SBI バイオテック
ウェブサイトアドレス
http://www.sbibiotech.jp /
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 3 -
3. 上場株式運用部分
(1) 上場銘柄一覧
<国内上場>
当月末において保有している上場銘柄はありません。
(2) 運用状況
当月の上場株式運用部分で、売買はありませんでした。5月末の組入比率は前月と変わらずの0.6%
となりました。
※ 組入比率には「2.未公開株式運用部分」<私募投信経由の上場株投資(未公開企業が上場した銘柄)>が
含まれております。
(3) 投資方針
国内株式については、目先の懸案事項だった主要企業の3月期決算発表が一巡し、円高による企業収益悪
化は織り込まれた状態にあります。一方、安倍首相が消費増税延期を表明したものの、市場の期待が高かっ
た追加財政支出を伴う経済対策の具体的内容については言及がなかったことから、当面は政策への思惑に影
響される相場展開が続く可能性があります。海外については、欧米ともに経済動向については大きな変化がな
いものの、米国の追加利上げに関する動向や英国のユーロ圏離脱を巡る国民投票などが相場の変動要因とし
て挙げられ、今後発表される米経済指標や要人発言、英国の世論調査等に左右される展開が見込まれます。
このような環境下、上場株式は、IPO 銘柄の売買を中心に行います。
5月は17百万円の資金流出となりました。未公開株式については、基本的に新規組入れは行いません。
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 4 -
4. 米国債券部分
<組入上位5銘柄>
銘柄名
米国国債(1 年満期)
米国国債(3 年満期)
米国国債(1 年満期)
FFCB
米国国債(1 年満期)
1
2
3
4
5
シリーズ
クラス
クーポン
0.000%
0.625%
0.000%
0.490%
0.000%
償還日
2016/09/15
2016/08/15
2016/11/17
2017/02/27
2016/08/18
セクター
米国国債
米国国債
米国国債
米政府機関債
米国国債
組入比率
7.29%
6.87%
6.12%
4.31%
4.30%
格付け
TSY
TSY
AGY
AGY
AGY
●AGY = 政府系金融機関債と同等の格付けクラス
ベンチマーク比較
ファンド
デュレーション(年)
0.71 年
セクター別構成
現金他
0.2%
ベンチマーク
1.00 年
利回り(%)
0.65%
0.74%
為替ヘッジ比率
0.0%
0.0%
米国国債
49.6%
米政府機関
MBS等
41.9%
米政府機関債
8.3%
* ベンチマークは シティグループ米国国債1年インデックス(米ドルベース)
* ジニーメイ(GNMA)は政府住宅抵当金庫、ファニーメイ(FNMA)は連邦住宅抵当公庫、フレディマック(FHLMC)は連邦住
宅金融抵当公庫、FHLBは連邦住宅貸付銀行、FFCBは連邦農業信用銀行です。いずれの金融機関もGSE(政府系金融
機関)と言われ、政府機関債と呼ばれる債券とモーゲージ債と呼ばれる住宅ローン担保債券を発行しています。ジニーメイは
米国政府が債務を保証しています。また、ファニーメイおよびフレディマックは2008年9月22日より、米財務省の管理下に
置かれており、発行するモーゲージ債には実質政府保証があります。
* MBSは不動産担保証券を示しています。
* デュレーションは、金利がある一定の割合で変動した場合、債券価格がどの程度変化するかを示す指標です。この数値が
大きいほど、金利変動に対する債券価格の変動率が大きくなります。
* 債券運用部分のデータおよびコメントは、債券運用マネジャーであるM.D.サスの資料をもとに作成しています。そのため、
月末の約定タイミング等の問題で、保有銘柄、比率等が、事務管理会社のものと異なる場合があります。
* 組み入れ債券上位銘柄の組入比率は、ファンド全体に対する比率です。それ以外の数値は債券運用部分に対する値となっ
ています。
* 為替ヘッジ用に確保してある現金を除いて開示しています。
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 5 -
(1)
米国債券市場概況
当月の証券市場は、4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表後、急激に高まった米利上げ観測
を織り込む展開となりました。4月のFOMC議事録では、「大半の委員は、今後発表されるデータが、2016年
4-6月期に経済成長が上向き、労働市場が引き続き力強さを増し、インフレが米連邦公開市場委員会の目
標2%に向けて進展しているのであれば、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標のレンジを6月に引き上げ
ることが適切と判断した」と記載されました。こうしたタカ派的な内容のFOMC議事録を受けて、米国国債は急
落し、利回りは急騰しました。
当月に発表された米経済指標は強弱まちまちの内容となりました。4月の非農業部門雇用者数は市場予想
を下回る16万人の増加となり(市場予測の平均値は20万人増)、前月までの純増数も下方修正されました。
とは言え、市場予想を上回った4月の新築住宅販売件数は住宅市場の回復が続いていることを示唆する内容
となりました。また、4月の小売売上高は前月比+1.3%増となり、消費の回復も示すものとなりました。一方、
インフレ動向に関しては、4月のコア個人消費支出が前月から変わらずの前年同月比+1.6%となりました。
それでも4月の消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%となり、単月では2013年2月以来、最も高い伸びと
なりました(市場予測の平均値は同+0.3%)。なお、食料品やエネルギーを除く4月のコアCPIは前年同月比
+2.1%の上昇となりました。
米6月利上げ観測が後退したのは、6月23日の欧州連合(EU)離脱を巡る英国民投票の先行き不透明感
が高まっていることが一因かもしれません。米連邦準備制度理事会(FRB)は、金融市場の変動性が高まる可
能性を考慮し、政策決定の先送りを選択することも考えられます。当期間中は、英大手銀行バークレイズが算
出する米国投資適格債券指数、米国ハイイールド債券指数がそれぞれ▲0.11%、+0.72%の相対収益を
上げるなど社債セクターが国債セクターを上回る収益率を上げました。当月の米国国債市場における各年限
の利回りの変化、各債券クラスの絶対収益と相対収益は下表のようになりました。
期間
2016年5月の米国国債市場における利回りの変化
4月末(%)
5月末(%)
変動幅(%)
3カ月
0.21
0.29
+0.08
6カ月
2年
3年
5年
0.38
0.78
0.94
1.30
0.45
0.88
1.03
1.37
+0.07
+0.10
+0.09
+0.07
10年
1.83
1.85
+0.02
30年
2.68
2.65
▲0.03
同等平均残存期間の米国国債との収益比較
資産クラス
絶対収益(%)
相対収益(%)
平均残存期間(年)
米国国債
+0.00
-
6.2
米政府機関債券
▲0.04
+0.01
4.0
投資適格債券
▲0.04
▲0.11
7.2
米政府機関モーゲージ債券
+0.13
+0.17
3.1
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 6 -
(2) 運用状況および実績
◆ 債券運用部分
5月の当債券運用部分のドル建ての収益率は月間で+0.03%となり、シティグループ米国国債1年物イン
デックスの収益率▲0.048%や、1年物のLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の総収益率+0.001%を上回り
ました。5月末時点では、シティグループ米国国債1年物インデックスの利回り+0.74%、1年物のLIBORの
利回り+1.34%に対し、当債券運用部分のポートフォリオの利回りは+0.68%となっています。各セクター別の
構成比は円グラフの通り、50.2%を短期の米政府機関MBS等、49.6%を米国国債に投資し、残りの0.2%
を現金で保有しています。
◆ 為替ヘッジ部分
ドル/円は、4月末の金融政策決定会合後に円高が進み106円半ばからスタートしました。政府・日銀による
円売り介入は困難との観測などを背景に一時1ドル=105円半ばまで円高が進みましたが、ドル売り一巡後
は、麻生財務相の円高牽制発言や、原油価格の上昇を受けて円売り・ドル買いが進みました。後半も、FOMC
の議事録やイエレン議長の発言を受け、米国が市場の想定よりも早く利上げするとの観測が高まったことから
一段と円安が進み、1ドル=110円後半で月末を迎えました。
(3) 運用方針と市場見通し
◆ 債券運用部分
予想以上にタカ派的なFOMC議事録の内容を踏まえて、市場が織り込むFRBの6月利上げの可能性は、当
月末に24.0%まで増加しました。短期的には、米経済指標や英国民投票など海外の動向がFRBの6月利上
げを左右することになりそうです。世界経済の不確実性や市場の変動率の高まりは、高格付けの短期債券へ
投資する当債券運用部分のリスク/リターン特性に好ましい影響を与えるでしょう。
◆ 為替ヘッジ部分
為替については、引き続きヘッジは行わない予定でおります。
※米国債券部分につきましては、運用を行っている M.D.サスからのコメントを SBI ファンドマネジメントカンパニ
ーエスエーにて和訳・編集し記載しております。
本資料は、ファンドの運用状況等を開示することを目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありま
せん。本資料は、信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま
た、将来予告なく変更されることがあります。本資料中の運用実績に関するグラフ、数値等は過去のものであり、今後の運用成果
や市場環境等を保証するものではありません。投資信託は、株式等値動きのある証券に投資しますので、1 口当たり純資産価格
は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益はすべて受益者の皆様に帰
属します。
管理会社 SBI ファンドマネジメントカンパニーエスエー
(SBI Fund Management Company S.A.)
所在地
ルクセンブルグ大公国 ルクセンブルグ L-2520 アレ・シャファー5
(5,Allee Scheffer, L-2520 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
- 7 -