トラスツズマブ(ハーセプチン (R) )

ペ ル ツ ズ マ ブ (パ ー ジ ェ タ ® ) /
ト ラ ス ツ ズ マ ブ ( ハ ー セ プ チ ン ® )/
ド セ タ キ セ ル (ワ ン タ キ ソ テ ー ル ® )
療法の手引き
2014 年 5 月改訂版
国立がん研究センター中央病院
乳腺・腫瘍内科 薬剤部 看護部
はじめに
乳がんの進行を抑えるための全身療法として、ホルモン療法、抗がん剤、
抗体療法などがありますが、ペルツズマブ/トラスツズマブ/ドセタキセル
療法(以下、PER/HER/DTX 療法)とは、細胞の増殖に関わる HER2 タン
パクを過剰発現している乳癌に対する代表的な治療方法の一つです。ペル
ツズマブ(パージェタ®)・トラスツズマブ(ハーセプチン®)という抗体とド
セタキセル(ワンタキソテール®)という異なる作用機序の抗がん剤を組み
合わせた治療です。
抗がん剤の副作用には個人差があって、全ての人に同じように起こるも
のではありません。また薬の種類によっても副作用の特徴が大きく違いま
す。
この小冊子には、PER/HER/DTX 療法によって起こりうる主な副作用
とその対策についてまとめました。
PER/HER/DTX 療法によって起こりうる主な副作用の種類、予防法、
そしてそれが出現したときのひとまずの対処法を知る事により、不安なく
日常生活を送れるよう、これから PER/HER/DTX 療法を受けられる皆様
にこの小冊子を役立てていただければ幸いです。
国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科
-1-
方法
《注射に用いられる薬》:
以下の 6 つの注射剤を順番に投与します。
注射剤の内容
点滴時間
ペルツズマブ(抗がん剤) +生理食塩液 250mL
約 30 分
トラスツズマブ(抗がん剤)+生理食塩液 250mL
約 30 分
デキサメタゾン(むくみ・浮腫の予防 )
約 15 分
ドセタキセル(抗がん剤)
約 60 分
生理食塩液
(点滴管内の抗がん剤を洗い流す)
《注射方法》
約5分
:
初回はペルツズマブ 60 分、トラスツズマブ 90 分で点滴します
2 回目以降はペルツズマブ 30 分、トラスツズマブ 30 分で点滴
します
3 週間ごとに点滴を行います。
(点滴当日に採血を行い、データを確認いたします。)
ドセタキセル注は 6~8 サイクル点滴した後は、ペルツズマブ/ト
ラスツズマブのみの点滴になります。
-2-
内服薬
《必ず服用していただくお薬》
デカドロン錠 0.5mg
むくみの予防
朝夕食後に8錠ずつ
点滴当日夕食後より 4 回服用
MEMO
-3-
《必要な時に服用していただくお薬》
ビオフェルミンR錠
整腸剤
軟便、下痢 が出現した場合に朝昼夕食後 1 錠ずつ内服開始
ロペラミド錠 1mg
下痢止め
ビオフェルミン R 錠を内服しても下痢が出現したら開始
1 回 1 錠から開始しても効果がない場合は 1 回 2 錠に増量
カロナール錠 200mg
解熱薬 発熱時に 1 回 2 錠 内服
繰り返し服用する時は 8 時間毎
シプロフロキサシン錠 200mg
抗菌薬
38℃以上の発熱時 に、朝昼夕食後 2錠ずつ7日間飲みきる
(発熱後3日経っても下がらない時は、病院へ連絡して下さい )
症状により薬は変更・追加することがあります。
-4-
注 射 名 : トラスツズマブ(ハーセプチン ® 注 )
無 色 透 明 ( 実 際 の点 滴 バ ッ ク は 写 真 と 異 な る こ と が あ り ま す )
ト ラ ス ツ ズ マ ブ は 、が ん 細 胞 の 表 面 に 存 在 す る『 HER2 タ ン
パ ク 』 に 特 異 的 に 結 合 す る 抗 体 で す 。 こ の 『 HER2 タ ン パ ク 』
は 、が ん 細 胞 の 増 殖 に 関 係 が あ る こ と が 示 さ れ て い ま す 。こ の
タ ン パ ク が 細 胞 表 面 に 多 く あ る 場 合 (こ れ を 『 過 剰 発 現 』 と い
い ま す )に は 、 少 な い 場 合 よ り も が ん 細 胞 が 活 発 に 増 殖 す る と
考えられています。
ペ ル ツ ズ マ ブ と ト ラ ス ツ ズ マ ブ は 、『 HER2 タ ン パ ク 』 の 過
剰 発 現 が あ る 場 合 に の み 使 用 で き る の で 、事 前 に 病 理 学 的 な 検
査 に よ っ て 、『 HER2 タ ン パ ク 』 の 発 現 状 態 を 確 認 す る 必 要 が
あります。
-5-
注 射 名 : ペルツズマブ(パージェタ ® 注 )
ペルツズマブはトラスツズマブと同様にがん細胞表面に存在
す る『 HER2 タ ン パ ク 』に 特 異 的 に 結 合 す る 抗 体 で す が 、ト ラ
ス ツ ズ マ ブ と は 異 な る 『 HER2 タ ン パ ク 』 の 部 位 に 結 合 し 、
『 HER2 タ ン パ ク 』同 士 が 結 合 す る の を 抑 制 し ま す 。ト ラ ス ツ
ズマブと一緒に使うことでがん細胞の増殖を刺激する信号を
抑 制 し た り 、免 疫 の 働 き で が ん 細 胞 が 壊 れ る 効 果 を 高 め る こ と
が期待できます。
図:43 期レジデント小倉拓也
-6-
注 射 名 : ドセタキセル(ワンタキソテール ® 注 )
無 色 透 明 (実 際 の点 滴 バ ッ ク は 写 真 と 異 な る こ と が あ り ま す )
ドセタキセルは、イチイ科の植物成分を原料として半合成さ
れ た 化 合 物 で す 。細 胞 が 分 裂 す る 際 に 必 要 な 細 胞 構 成 成 分 の 一
つ で あ る 微 小 管 を 安 定 化 お よ び 過 剰 発 現 さ せ る こ と に よ り 、が
ん細胞の増殖を阻害します。
こ の 薬 の 副 作 用 と し て 、手 足 の む く み や 胸 や お 腹 へ の 水 分 貯
留 が 報 告 さ れ て い ま す 。こ の 症 状 を 予 防 す る た め に 、副 腎 皮 質
ホ ル モ ン (デ キ サ メ タ ゾ ン )を あ ら か じ め 投 与 し ま す 。
添 加 剤 と し て ア ル コ ー ル を 含 ん で お り ま す の で 、ア ル コ ー ル
に 対 し ア レ ル ギ ー の あ る 方 や お 酒 に 弱 い 方 は 、お 申 し 出 下 さ い 。
-7-
【 副 作 用 とその対 策
】
こ の PER/HER/DTX 療 法 を 行 っ た 際
の 副 作 用 は 、す べ て の 方 に 起 こ る わ け で
は あ り ま せ ん 。そ の 程 度 に は 個 人 差 が あ
り ま す 。副 作 用 が 強 い 場 合 や 症 状 が 中 々
良 く な ら な い 場 合 は 、治 療 の ス ケ ジ ュ ー
ル や 投 与 量 を 調 節 す る こ と が あ り ま す の で 、担 当 医 と 相 談 し ま
し ょ う 。以 下 に 主 な 副 作 用 と そ の 対 策 に つ い て ご 紹 介 し ま す の
で参考にしてください。
注射時反応
:
く す り の 投 与 中 あ る い は 投 与 後 24 時 間
以内に多く現れる症状です。主な症状とし
て は 、発 熱・悪 寒 (さ む け )で す 。初 回 投 与 時
の 10 人 に 1 人 の 割 合 で 見 受 け ら れ ま す 。
2 回 目 以 降 では 、起 こり にく い のが 特 徴で す 。まれ に頭 痛 、息
苦 し さ や ふ ら つ き を 感 じ る こ と が あ り ま す 。こ の よ う な 症 状 が
ある場合には、医師または医療スタッフにご相談ください。
対
策
:
発熱時には、カロナール錠を服用しましょう。
症 状 が 軽 く な り ま す 。注 射 時 反 応 が 出 て も 2 回 目 以 降 は 症 状
が無くなるか、軽くなるので、ほとんどの症例でその後も継
続して投与可能です。
-8-
下痢
下 痢 を お こ す 頻 度 は 、 10 人 に 7 人 く ら い の 割 合
です。
対
策
:
脱水を防ぐために水分の摂取を心掛けて下
さ い 。下 痢 が 続 く 場 合 に は 、腸 内 の 粘 膜 に 障 害 が お き て い
る可能性があるため牛乳や乳製品は飲まないようにしま
し ょ う 。ま た 食 事 は 少 量 ず つ 頻 回 に 摂 る よ う に す る と 良 い
で し ょ う 。整 腸 剤 、下 痢 止 め を 処 方 さ れ て い る 場 合 は 、指
示 通 り 服 用 し て 下 さ い 。水 っ ぽ い 便 、熱 や 腹 痛 を 伴 う ひ ど
い下痢が続く場合には、病院へご連絡下さい。
*整腸剤・下痢止めの飲み方*
・軟 便( ゆ るい 便 )や 、水の よ うな 便 にな っ た場 合 、ビ オ フェ
ルミン錠を朝昼夕食後に 1 錠ずつ服用してください。
・ ビ オ フ ェ ル ミ ン 錠 を 服 用 し て も 軟 便 や 下 痢 が 続 く 場 合 は 、ロ
ペラミド錠を 1 錠服用してください。
・ ロ ペ ラ ミ ド 錠 を 服 用 後 、 2~ 4 時 間 た っ て も 軟 便 や 下 痢 が 続
く場合は、軟便が出るたびに 1 錠服用してください。
・ロペラミドは 1 回 1 錠で効果がないときは、1 回 2 錠に増
量 で き ま す 。 1 日 に 服 用 で き る 最 大 量 は 16 錠 で す 。
・ 12 時 間 以 上 、 下 痢 が 止 ま る ま で ロ ペ ラ ミ ド を 服 用 し て く だ
さい。
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下痢(軟便や水のような便)
↓
ビオフェルミン錠 1 回 1 錠 朝昼夕食後 内服
↓
下痢が続く場合
↓
ロペラミド錠 1 錠内服
↓
2~4 時間経過しても下痢が続く場合
↓
再度、ロペラミド錠 1~2 錠内服
※12 時間以上、下痢がなくなるまで繰り返す。
※以下の場合は、担当医師にご連絡ください。
・ 下 痢 と 一 緒 に 発 熱 や 嘔 吐 が み ら れ る 場 合 。( ロ ペ ラ ミ ド を 服
用 す る 前 に 病 院 に ご 連 絡 く だ さ い 。)
・上 記 の 方 法 で ロ ペ ラ ミ ド を 内 服 し て も 、1 日 に 8 回 以 上 下 痢
が続く場合。
・めまいや身体の衰弱などの症状がみられる場合。
- 10 -
白血球減少
白 血 球 は 、体 内 へ 細 菌 が 入 り 込 ま な い よ う
に 守 っ て い る 血 液 成 分 の 1 つ で す 。一 般 的 に く す り を 注 射 し て
か ら 1 ~ 2 週 間 目 に 白 血 球 の 数 が 少 な く な り 、 3~ 4 週 間 目 で
回復してくるといわれています。
白 血 球 が 減 少 す る と 細 菌 に 対 す る 防 御 能 が 低 下 し 、発 熱 や 感
染 を 起 こ す 可 能 性 が あ り ま す 。白 血 球 が 減 っ て い る 時 期 に は 予
防策が大切です。
また扁桃炎・虫歯・歯槽膿漏・膀胱炎・痔などがある方は、
あらかじめ担当医へご相談ください。
:
対
策
:
感染予防のために手洗いやうがいをしまし
ょう。
38℃ 以 上 の 熱 が で た 場 合 は 、処 方 さ れ た 抗
菌 薬 (シ プ ロ フ ロ キ サ シ ン )を 服 用 し ま し ょ う 。
3 日間服用しても熱が下がらない時や、下
痢などの症状が重なりつらい時は、病院へご
連絡下さい。
- 11 -
吐 き気 ・嘔 吐
PER/HER/DTX 療 法 に よ る 吐 き 気 や 嘔 吐 の 症 状 が 出 る こ と は
比 較 的 少 な く 、一 般 的 に は 軽 度 で す 。し か し こ の 症 状 が 現 れ た
場合は以下の対策を参考にして下さい。
対
策
:
吐き気止めの内服薬が処方されている場合は
指示どおりに服用してください。吐き気のコン
トロールがうまくいかない場合、次回診察時に
工夫をします。吐き気の程度・吐いた回数・食
事の摂取量・排便の状況を記録し、担当医に伝
えてください。
食事が取れないときは、なるべく水分をとる
よう心掛けましょう。
( 水・フ ル ー ツ ジ ュ ー ス ・
ス ポ ー ツ 飲 料 な ど )。ま た 消 化 の 良 い 食 事 を 少 量
ずつ何回にも分けて取られるのも良いでしょ
う。
また口の中を清潔にしたり、室内の換気を十
分にすることで予防することもできます。
趣味を楽しみ、気を紛らわすこともときに効
果的です。
- 12 -
倦怠感
10 人 に 4 人 の 割 合 で 、 注 射 後 に 体 が 重 く 感 じ た り 、 だ る さ を
感じたりすることがあります。
対
策 : 疲れを感じるときには無理をせず、こまめに休息をとるなど、
体を休ませしょう。また、倦怠感が強く症状がなかなか良くならない場合
は担当医と治療スケジュールについて相談しましょう。
脱
毛
く す り を 注 射 し て か ら 2 ~3 週 間 過 ぎ
た頃より、髪の毛が抜けてきます。
抜けはじめ
るころに頭皮がピリピリと痛むこともあります。
ほとんどの髪が抜けますが、この脱毛は一時的な
も の で 、ド セ タ キ セ ル の 注 射 を 終 了 し て か ら 2~ 3
ヶ月で回復し始めます。
対
策
:
脱毛が始まる前に、かつらやス
カ ー フ な ど を 用 意 す る と 良 い で し ょ う 。シ ャ ン
プ ー は 刺 激 の 少 な い も の を 使 用 し ま し ょ う 。外
出の際は直射日光を避けるため帽子をかぶる
と良いでしょう。
- 13 -
発疹
発 疹 は 10 人 に 4 人 く ら い の 割 合 で 起 こ り ま す 。 皮 膚 が
赤くなったり、かゆみを伴うこともあります。症状に合
わせて飲み薬や塗り薬を使用する場合があります。強く
出た場合は、治療をお休みして様子を見ることもありま
すので、医師・看護師・薬剤師に相談して下さい。
爪 の変 化
:
爪 が 変 色 し た り 、時 に は 剥 が れ る な ど の 変 化 が 見 ら れ る こ と が
あ り ま す 。治 療 が 終 わ れ ば 、多 く の 場 合 回 復 し ま す 。爪 は 短 く
清 潔 に 保 ち ま し ょ う 。爪 が 剥 が れ る 、浸 出 液 が 出 る 、爪 周 囲 が
赤 く は れ て 痛 み が あ る な ど の 場 合 に は 、担 当 医 に ご 相 談 く だ さ
い。
- 14 -
むくみ(浮 腫 )
投与を重ねる毎に、顔や足にむくみ(浮腫)
を 生 じ る こ と が あ り ま す 。一 般 的 に 5 人 に 1 人 の 割 合 で み ら れ
ま す 。と く に 手 術 を 行 っ た 側 の 腕 に は 術 後 の リ ン パ 浮 腫 と あ い
まってむくみが出やすいようです。
む く み は 体 の 中 に 余 分 な 水 分 が た ま っ て い る 状 態 で す 。こ の
む く み は 、投 与 が 終 了 し て か ら 数 ヶ 月 以 内 に 回 復 し て い き ま す 。
また利尿剤を服用することで回復することもあります。
もしこの症状が現れた場合は以下の対策を参考にして下さい。
対
策
:
体をしめつけるような衣服やきつい靴等は避けま
し ょ う 。長 時 間 の 立 ち 仕 事 は 避 け 、む く ん だ 手 足 は 高 く し て 寝
るとよいでしょう。
塩 分 の 多 い 食 品( ベ ー コ ン 、ト マ ト ジ ュ
ー ス 、ポ テ ト チ ッ プ ス の よ う な ス ナ ッ ク 食 品 )な ど の 摂 り す ぎ
には気をつけましょう。
症状によっては、専門施設でのマッサージを行うことをお勧めする場合
もあります。急に体重が増えたり、体を動かした際にひどく息切れを感じ
る場合にはご相談下さい
- 15 -
末梢神経障害
10 人 に 1 人 の 割 合 で 、 手 足 の し び れ ( 末 梢 神 経 障 害 ) が 出
たり、治療前からのしびれが強くなることがあります。
対策
手 や 足 に 違 和 感 を 感 じ た り 、し び れ が 出 現 し た 場 合 に は 、医
療スタッフにお申し出下さい。
ま た 、「 物 を 落 と し や す い 」「 つ ま づ き や す い 」「 ボ タ ン が か
け に く い 」な ど の 日 常 生 活 に 影 響 が あ る と き は 担 当 医 に ご 相 談
下さい。
症 状 を 緩 和 さ せ る 薬 の 内 服 、抗 が ん 剤 の 減 量 、抗 が ん 剤 の 一
時休止などの対策をする場合があります。
- 16 -
心不全
:
心不全とは、心臓のポンプ機能が低下した状態のことです。
重 篤 に な る と 生 命 に 危 険 を 及 ぼ す の で 、心 不 全 を 発 症 し た 場 合
に は 、 PER/HER/DTX 療 法 を 中 断 し て 心 不 全 の 治 療 を 行 う 必
要があります。
心 不 全 の 主 な 初 期 症 状 と し て 、階 段 や 坂 道 を の ぼ る だ け で も
息 苦 し さ を 感 じ る 、疲 労 感 が 続 く 、咳 が 多 く で る 、手 足 に む く
みが生じるなどの症状があります。
心 不 全 は 、 PER/HER/DTX 療 法 で は 、 20 人 に 1 人 程 度 の
割 合 で み ら れ ま す 。し か し 現 時 点 で は 、心 不 全 の 発 症 を 事 前 に
予測する事は出来ません。
上 記 の よ う な 症 状 が 気 に な る 方 や 、心 臓 の 病 気 の 既 往 が あ る 方
は 、医 療 ス タ ッ フ に お 知 ら せ 下 さ い 。ま た 、適 宜 心 臓 機 能 検 査
を行います。
お薬の費用について
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PER/HER/DTX 療 法 の 費 用 は 投 与 回 数・体 表 面 積 (身 長・体 重 )
によって決まります
体表面積
投与回数
(身 長 ・ 体 重 )
1.2 ㎡
( 14 5cm・35kg )
1.5 ㎡
( 16 0cm・50k g )
1.8 ㎡
1 回あたりのお薬の
お薬の費用
費 用 (3 割 負 担 )
初回投与
894,782 円
268,435 円
2 回目以降
606,806 円
182,042 円
初回投与
962,426 円
288,728 円
2 回目以降
630,798 円
189,239 円
1,286,512 円
385,954 円
702,236 円
210,671 円
初回投与
( 17 0cm・70k g )
1 回あたりの
2 回目以降
※ 2013 年 11 月 現 在 の 値 段 で す 。
※上記は抗がん剤のみの費用で診察費や検査費などを含んでいません。
※高額医療費の支給制度については、国立がん研究センター中央病院1階の
相談支援センターまでご相談ください。
監修
国立がん研究センター中央病院
編集
薬剤部
編集協力
乳腺科・腫瘍内科
看護部
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乳腺・腫瘍内科