負けない木造! 「火/高/腐/石/鋼/震/法 を克服した木質構造の未来について語ろう」 最近木造の注目度が高い。平成 28 年(2016 年)熊本地震では新築を含む木造住宅が倒壊 の被害を受け、安全安心な建物の設計レベルの問題に加え、今後の木造住宅の仕様基準に注 目が集まっている。その半月ほど前には CLT を用いた一般的な設計法等に関して、建築基 準法に基づく告示ができ、これから CLT 建築物に拍車がかかりそうである。今のところ 3 階建てまでが現実的であろうが、海外では 10 階建て以上の建物が建設、あるいは試設計が されている。この高さ方向の制限には火災安全の問題が立ちはだかっているが、実は準耐火 構造での規制緩和などがこれまでにも図られており、更なる緩和などにも期待が高まる。一 方で、木材の有効利用、利用範囲拡大といった観点からはこれまでの住宅分野に加えて、い わゆるビルものでの展開が期待される。鉄筋コンクリート造や鉄骨造との比較において、構 造や火だけではなく、耐久性といった視点も必要である。技術だけでは解決ができず、法令 や設計と一体となった検討が不可欠であり、本シンポジウムでは各分野の専門家の人たち から技術や法令の話題提供をいただき、今後の木造について議論を深める場としたい。 話題提供者 五十田博(京都大学生存圏研究所教授) 腰原幹雄(東京大学生産技術研究所教授) 安井 昇(桜設計集団代表/早稲田大学理工学研究所研究員) 中川貴文(国土交通省国土技術政策総合研究所主任研究官) 森 拓郎(京都大学生存圏研究所助教) 日 時:2016 年 7 月 16 日(土)13 時 30 分~17 時(13 時より受け付け開始) 場 所:京都大学 宇治キャンパス きはだホール http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/obaku.html 資料代:2,000 円 懇親会:5,000 円 (懇談会の参加は下記の連絡先に、できるだけ事前にご連絡を下さい。) 連絡先: 岡井<[email protected] >
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