『第 31 回 防災コミュニティ研究会』報告書

『第 31 回 防災コミュニティ研究会』報告書 第一部 「災害時、エレベーターはどうなる?」 i-tec24 執行役員 佐藤直樹 第二部 「身体で学ぼう アウトドア防災対策」 あんどうりすさん 第三部 「家具転倒防止簡易起震装置『てんとう虫』の紹介 株式会社 翔設計 代表取締役 貴船 美彦 日 時 2016 年 6 月 11 日(土) 14:00~17:30 場 所 株式会社翔設計 大会議室 今回の講演は、アウトドアの知識を活かした防災や、日常に防災グッズを取り入れるな
ど、様々なアイデアを提唱しているあんどうりすさんをお招きし、大きな災害時や日々の
生活に取り込める防災対策をご紹介いただきました。 「災害時の簡易トイレ・オムツは、レジ袋で作れる」「豪雨の時は、スノーブーツのよう
な長い丈の長靴の方が流されにくい」「洪水などで膝から上に水がくると人は簡単に流され
るので、濁流時はライフジャケットが有効」「おんぶだっこひもは 10mのさらしで」等々、
アウトドアの知識を身近な防災に活かすあんどうりすさんのお話は、どれも興味深いこと
ばかり。後半は、来場の皆さまも参加して、古武道を活かした緊急時の対応などを実体験
しました。 「大切なのは仕組みを理解すること。オムツであれば『外側は防水、内側に給水』という
仕組みを理解すれば、何を組み合わせても構わないのです」と話すあんどうさん。参加者
の皆さまも、楽しめた様子の内容でした。 あんどうさんの講演の前には、i-tec24 執行役員の佐藤直樹から「災害時、エレベーター
はどうなる?」をテーマに、弊社で行っている「エレベーター閉じ込め救出訓練」等の話
をさせていただきました。最後には株式会社翔設計の代表取締役、貴船美彦氏による「家
具転倒防止簡易起震装置『てんとう虫』をご紹介。実験用に製作した、実寸の 1/2 サイズ
で家具の入った装置で地震の揺れを再現して、転倒防止対策を行う場合と行わない場合の
効果を検証しました。 次回 7 月 11 日の研究会は「エレベーターの現状と安全対策」、i-tec24 の本業、エレベー
ターについての講演です。皆さまの参加をお待ちしております。