Development KC ID: 034 1 編 3 章 6 節 5 -

Development KC ID: 034
1編
3章
6節
5
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Topic: 構造詳細の原則
質問
CSR BC&OT による縦通ウェブ防撓材と主要支持部材のウェブとの溶接に関する計算では,
CSR-OT の要件と同様,隣接する板部材である主要支持部材のウェブの板厚が基準となっている。
しかしながら,CSR-BC では,計算の基準となっているのは縦通ウェブ防撓材のウェブと隣接した
板部材との板厚のうち小さい方であり,UR S12 に規定される side frame web plate と外板との溶
接の要件に類似している(こちらの要件は CSR BC&OT にも含まれている)
。
我々は,溶接の設計は主要支持部材と局部支持部材の間の固着部より伝達される曲げモーメント又
はせん断応力によって決まるものと理解している。固着部の溶接係数は主要支持部材の板厚に関係
する直応力又はせん断応力で決まり,主要支持部材のウェブ防撓材が交差する防撓材に固着してい
るかに応じて 0.38 あるいは 0.44 以上としなければならない。主要支持部材の板厚を増加すると固
着部の応力は減少するが,溶接係数は最小要件までしか減ずることはできない。このような場合,
溶接計算が主要支持部材のウェブに基づいたものとすると,溶接脚長が増加し防撓材ウェブの板厚
に非常に近くなる,あるいは超えてしまうことになり,適切ではないと思われる。
従って,主要支持部材のウェブが交差する防撓材に固着している場合のみにおいて 2 つの固着部材
のうち板厚が小さいほうを基準に溶接計算を行う,又は引き続き隣接する防撓材を基準とするが溶
接係数をせん断応力もしくは直応力に応じて調整できるようにすることを提案する。
回答
隅肉溶接の強度評価基準の考え方は,溶接継ぎ手が隣接する連続していない部材から他の部材へ伝
達されるせん断力,引張荷重及び発生しうる曲げモーメントに耐えるに十分な強度を持たせること
です。これは CSR-OT で用いられている溶接係数の考え方であり,CSR BC&OT での考え方が
CSR-OT のそれに基づいていることから現状のままとする必要があります。防撓材と主要支持部材
間の固着部は 1 編 12 章 3 節に規定する溶接の一般要件及び 1 編 3 章 6 節 5 に規定する特定の固着
部に対する要件を満足する必要があることにご留意ください。
防撓材及び主要支持部材の固着部の溶接係数について確認し,見直しが必要な係数があるかどうか
今後確認をする予定です。
Development KC ID: 043 & 314 (同内容)
1編
4章
4節
3.2.1
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Topic: ハルガーダ荷重
質問
CSR BC&OT,1 編 4 章 4 節 3.2.1 において,非線形係数影響を考慮する縦方向の任意の位置にお
ける波浪垂直せん断力が規定されている。しかし,fq の規定において,0.4L ≤ x ≤ 0.6L の範囲にお
いて分布係数 fq-pos あるいは fq-neg の値が 0.7 であり,CSR-BC 及び CSR-OT の要件よりも波浪垂直
せん断力が小さくなる傾向がある。CSR BC&OT における 0.4L ≤ x ≤ 0.6L の値は強度評価の為
0.7fnl-s を用いるよう修正すべきではないかと考えている。
f nl  S  0.58
C B  0.7
CB
回答
貴コメントについて部分的に合意できると考えます。本規定は IACS UR S11 を基としており,ば
ら積貨物船及び油タンカーへの適用は適切です。考えられる方形係数の範囲では,係数 fnl-s は 1 に
近いことから,想定されるせん断力は船体中央部において簡易化できると考えます。規則本文は現
在のままとします。
Development KC ID: 082
1編
8章
2節
2.1.1
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Topic: 細長比要件
質問
本細長比要件について,曲がっているビルジ外板に適用されるのかどうか明確にされたい。我々は
ビルジ外板には適用されないと考えている。
回答
1 編 8 章 2 節 細長比要件はビルジ外板には適用しない事を確認致します。
Development KC ID: 504
1編
3章
3節
1.2.1
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Topic: 腐食予備厚
質問
表 1 備考(7)には多くの問題がある。
BC-A 又は BC-B を付記する船の貨物倉間の隔壁が平板隔壁又は下部スツールのない波形隔壁である
場合,腐食予備厚の合計は 11.0mm となり,適当ではない。また,通常ビルジホッパ斜板の高さは機関室
隔壁では非常に高くなるので,上記予備厚が適用される範囲も適当ではない。
他にも,構造上ビルジホッパ斜板のない隔壁が考えられる,という問題もある。CSR-BC 編の規則を変更
しないで頂きたい。何らかの理由で変更が必要である場合は,『下部スツールが…』を『下部部分…』とし,
範囲を内定板から上 3m まで(ホッパ斜板がある場合はその高さを越えてはならない)とし,新たに最大腐
食予備圧を 6.5mm とする要件を規定することを提案します。
回答
コメントを考慮し,表 1 備考(7)を修正予定です。
Development KC ID: 525
1編
4章
4節
2.3.1
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Topic: ハルガーダ荷重
質問
a) と b) の算式が異なる理由をご教授頂きたい。これらが空倉積付状態における喫水から導出されたも
のであれば,4 章 8 節表 2 の A3 により a) の算式中の係数は 0.225 ではなく 0.275 となるべきである。
回答
航海状態及び港湾状態における静水中せん断力の最小値を導き出す際には異なる荷重条件を想定しま
す。港湾状態では,1) 内側の積載貨物高さ及び外側の海水高さから生じるせん断力と,2) 喫水高さ及
び積載貨物がない状態から生じるせん断力の間に航海状態より大きな差があります。よって,該当算式
においては異なる係数を用いています。
Development KC ID: 527
1編
4章
6節
7.1.1
--
Topic: 内圧
質問
ρ_L が 1.025 より大きい場合,設計試験水頭高さをどのように設定すべきか説明されたい。
回答
本表で規定する試験水圧の値は寸法評価に用いるものであり,実際の水圧試験に用いる必要はありま
せん。一方,1 編 1 章 3 節 2.2.1 表 1 において『試験用パイプ高さ』との記載があるように,静水圧試験に
基づいたすべての設計圧は,設計貨物密度に関わらず海水密度(=1.025t/m3)を基準としています。
Development KC ID: 534
1編
4章
付録 1
2.1.1
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Topic: マスチャート
質問
”FA”(積載倉)のマスチャートは 4 章 8 節表 13,No.6 及び No.7 を考慮しなければならない。そうでなけ
れば MHD が相対的に小さく,MFULL に近づく場合,FA のマスチャートが EA のマスチャートより小さい許容
貨物質量となってしまう。これは正しくない。FA のマスチャートは EA の WmaxS(Ti)及び WmaxS(Ti)の大
きい方の値を考慮しなければならない。また港湾状態ついても同様。
回答
コメントありがとうございます。貴コメントは理論的な観点から正確であると申し上げます。MFULL が MHD に
近い場合,表 1 に示す通り,積載倉(FA)の最大許容貨物質量は空倉(EA)より小さくなります。しかしなが
ら BC-A 船においてはこれは現実的ではありません。典型的に MFULL はおよそ 2/3MHD ですので,本件を
問題視しておりません。
Development KC ID: 545
1編
6章
3節
1.1.1
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Topic: 最小板厚
質問
船楼の暴露甲板には表 1 のどれが該当するのか?
表 1 からどのように船楼の暴露甲板のグロス板厚要件を得ればよいか?
回答
船楼の暴露甲板は『暴露部』であり,最小ネット板厚は 4.5+0.02L2 となります。『暴露部』は 11 章 1 節
3.1.1 で規定しています。
腐食予備厚は 1 編 3 章 3 節により適用され,暴露甲板暴露部について 1.7mm,ドライスペースに
+0.5mm,tres として+0.5mm、切り上げにより合計 3.0mm となります。
Development KC ID: 547
1編
9章
3節
5.3.1
Topic: 疲労評価
質問
表 5 においてステンレス又はアルミニウムに対する Tc の値は 0 とすべきである。
回答
CSR-B&C は炭素鋼以外は考慮していません。
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Development KC ID: 827
1編
4章
8節
表2
3.2.1
Topic: 積付状態
質問
CSR BC&OT と CSR-OT の間での有限要素解析に用いる荷重組合せを以下の表にして比較すると,
主な違いは,VLCC をなどの 2 列の油隔壁を有する油タンカーにおける積付パターン A3,A5,A11
及び A13 の喫水に表れる。
No.
CSR
CSR-OT
BC&OT
Note
積み付けパターン A3,A13 に対し,より浅い喫水が
A3
0.65 TSC
0.55 TSC
ローディングマニュアルに記載される場合は,ロー
ディングマニュアルに記載される当該積み付けパタ
A13
0.7 TSC
0.65 TSC
ーンの喫水のうち最も大きい値を用いなければなら
ない。
積み付けパターン A3,A13 に対し,より浅い喫水が
A5
0.65 TSC
0.8 TSC
ローディングマニュアルに記載される場合は,ロー
ディングマニュアルに記載される当該積み付けパタ
A11
0.6 TSC
0.7 TSC
ーンの喫水のうち最も小さい値を用いなければなら
ない。
CSR BC&OT の喫水要件は CSR-OT に比べてより保守的であり,いくつかの部分について寸法を
増加させる可能性がある。技術的背景資料 1 編 4 章 8 節 3.2.7 で説明されている通り:
1.貨物倉が横一列全て空(反対側は横一列全て満載)となる積付状態は通常ではない。
2. この設計形式に対し、必須要件してこの積付状態に対する深い喫水及び浅い喫水を含めること
は必要ではないと考えられる。
3. 設計喫水は、正常な航海及び港内での作業時における部分積付状態のために十分な柔軟性を提
供することと考慮される。
CANSI の見解:
(1)
図 1 のように,VLCC を適切に分類した 3 つのグループについて,このような積付パターンは
ほとんど起こらないことを認める。
図 1 VLCC を適切に分類して得た 3 つのグループ
SLOP
No.5
No.4
No.3
No.2
No.1
T.
COT
COT
COT
COT
COT
1
2
1
3
2
1
P
2
1
3
3
C
1
3
2
1
S
3
1
2
(2)
このような積付パターンは通常最大のせんだん力を与える積み付け状態である。これが典型的
ではない場合,この積付に対し十分に柔軟性を与える必要はない。
(3)
現存する VLCC のローディングマニュアルにこのような積付パターンが記載されている場合
は,記載の SWBM,SWSF 及び喫水は design envelopes により制限されるだろう。従って,この
ような積付状態における深いもしくは浅い喫水を必須要件にすることが必要かもしれない。以下は
中国の VLCC の特殊な積付状態における喫水を纏めた表である。
No.
VLCC1
VLCC2
VLCC3
VLCC4
Average
A3
0.68TSC
0.68TSC
0.67TSC
0.65TSC
0.67TSC
A5
0.83TSC
0.71TSC
0.74TSC
0.73TSC
0.75TSC
A11
0.81TSC
0.70TSC
0.74TSC
0.73TSC
0.75TSC
A13
0.67TSC
0.68TSC
0.67TSC
0.65TSC
0.67TSC
CANSI の質問・提案:
1. 技術的背景資料 1 編 4 章 8 節 3.2.7 の第 1 及び第 5 パラグラフの説明は適切ではない。我々の
見解を考慮し必要に応じて修正されたい。
2. A5 及び A11 の積付状態の喫水は CSR-OT の要件と同様に,それぞれ 0.8TSC 及び 0.7TSC とすべ
きである。
3. VLCC に対する 3 グループの分類と全貨物倉が横一列空の場合の喫水制限を参照用にローディン
グマニュアルに記載すべき。
回答
技術的背景資料中の『深い喫水及び浅い喫水を含める』という文言を明確にし,有限要素法解析の
積み付けパターンとして,深い喫水が A3 又は A13,浅い喫水が A5,A11 に対して使われるように
致します。
2 列の油密縦通隔壁を有する油タンカー(VLCC に典型的な設計)について,横一列のすべての貨
物倉がて空(反対の列の貨物倉が全て満載)という積付状態は多くの場合ローディングマニュアルに
記載されません。
定型的な設計の VLCC に対して行われた静水中の計算により,CSR-OT での喫水は,中央ホールド
では楽観的で,近傍のホールドでは保守的であることがわかった。この事から,CSR BC&OT では
これらの積付パターンに対しより現状に即した喫水制限を適用したことになります。
ローディングマニュアル中の積み付け状態として, A3 あるいは A13 の積み付けパターンに対しよ
り深い喫水が記載されている場合は,ローディングマニュアル中のその積み付けパターンに対する
喫水の最大値を用いなければならないということに留意して下さい。同様に,A5 あるいは A11 の
積み付けパターンに対しより浅い喫水が記載されている場合,喫水の最小値を用いなければなりま
せん。4 章 8 節 3.2.7 及び 3.2.8 を合わせてご参照下さい。
Development KC ID: 842
1編
9章
1節
5.1.2
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Topic: 一般的な質問
質問
CSR BC&OT 1 編 9 章 1 節 5.1.2 において,簡易応力解析におけるハルガーダ応力及び FE 解析により
算出する応力は,算出した応力に修正係数 fc を乗じて修正する旨規定されている。母材の自由端と溶接
継手では腐食モデルが同様であることから,母材の自由端に対する疲労評価においても修正係数 fc を考
慮するべきだと考える。
回答
1 編 9 章 1 節 5.1.2 は,溶接継手だけでなく全構造詳細に適用されます。