Development KC ID: 504 1編 3章 3節 1.2.1 -- Topic: 腐食予備厚 質問 表 1 備考(7)には多くの問題がある。 BC-A 又は BC-B を付記する船の貨物倉間の隔壁が平板隔壁又は下部スツールのない波形隔壁である 場合,腐食予備厚の合計は 11.0mm となり,適当ではない。また,通常ビルジホッパ斜板の高さは機関室 隔壁では非常に高くなるので,上記予備厚が適用される範囲も適当ではない。 他にも,構造上ビルジホッパ斜板のない隔壁が考えられる,という問題もある。CSR-BC 編の規則を変更 しないで頂きたい。何らかの理由で変更が必要である場合は,『下部スツールが…』を『下部部分…』とし, 範囲を内定板から上 3m まで(ホッパ斜板がある場合はその高さを越えてはならない)とし,新たに最大腐 食予備圧を 6.5mm とする要件を規定することを提案します。 回答 コメントを考慮し,表 1 備考(7)を修正予定です。 Development KC ID: 525 1編 4章 4節 2.3.1 -- Topic: ハルガーダ荷重 質問 a) と b) の算式が異なる理由をご教授頂きたい。これらが空倉積付状態における喫水から導出されたも のであれば,4 章 8 節表 2 の A3 により a) の算式中の係数は 0.225 ではなく 0.275 となるべきである。 回答 航海状態及び港湾状態における静水中せん断力の最小値を導き出す際には異なる荷重条件を想定しま す。港湾状態では,1) 内側の積載貨物高さ及び外側の海水高さから生じるせん断力と,2) 喫水高さ及 び積載貨物がない状態から生じるせん断力の間に航海状態より大きな差があります。よって,該当算式 においては異なる係数を用いています。 Development KC ID: 527 1編 4章 6節 7.1.1 -- Topic: 内圧 質問 ρ_L が 1.025 より大きい場合,設計試験水頭高さをどのように設定すべきか説明されたい。 回答 本表で規定する試験水圧の値は寸法評価に用いるものであり,実際の水圧試験に用いる必要はありま せん。一方,1 編 1 章 3 節 2.2.1 表 1 において『試験用パイプ高さ』との記載があるように,静水圧試験に 基づいたすべての設計圧は,設計貨物密度に関わらず海水密度(=1.025t/m3)を基準としています。 Development KC ID: 534 1編 4章 付録 1 2.1.1 -- Topic: マスチャート 質問 ”FA”(積載倉)のマスチャートは 4 章 8 節表 13,No.6 及び No.7 を考慮しなければならない。そうでなけ れば MHD が相対的に小さく,MFULL に近づく場合,FA のマスチャートが EA のマスチャートより小さい許容 貨物質量となってしまう。これは正しくない。FA のマスチャートは EA の WmaxS(Ti)及び WmaxS(Ti)の大 きい方の値を考慮しなければならない。また港湾状態ついても同様。 回答 コメントありがとうございます。貴コメントは理論的な観点から正確であると申し上げます。MFULL が MHD に 近い場合,表 1 に示す通り,積載倉(FA)の最大許容貨物質量は空倉(EA)より小さくなります。しかしなが ら BC-A 船においてはこれは現実的ではありません。典型的に MFULL はおよそ 2/3MHD ですので,本件を 問題視しておりません。 Development KC ID: 545 1編 6章 3節 1.1.1 -- Topic: 最小板厚 質問 船楼の暴露甲板には表 1 のどれが該当するのか? 表 1 からどのように船楼の暴露甲板のグロス板厚要件を得ればよいか? 回答 船楼の暴露甲板は『暴露部』であり,最小ネット板厚は 4.5+0.02L2 となります。『暴露部』は 11 章 1 節 3.1.1 で規定しています。 腐食予備厚は 1 編 3 章 3 節により適用され,暴露甲板暴露部について 1.7mm,ドライスペースに +0.5mm,tres として+0.5mm、切り上げにより合計 3.0mm となります。 Development KC ID: 547 1編 9章 3節 5.3.1 Topic: 疲労評価 質問 表 5 においてステンレス又はアルミニウムに対する Tc の値は 0 とすべきである。 回答 CSR-B&C は炭素鋼以外は考慮していません。 -- Development KC ID: 842 1編 9章 1節 5.1.2 -- Topic: 一般的な質問 質問 CSR BC&OT 1 編 9 章 1 節 5.1.2 において,簡易応力解析におけるハルガーダ応力及び FE 解析により 算出する応力は,算出した応力に修正係数 fc を乗じて修正する旨規定されている。母材の自由端と溶接 継手では腐食モデルが同様であることから,母材の自由端に対する疲労評価においても修正係数 fc を考 慮するべきだと考える。 回答 1 編 9 章 1 節 5.1.2 は,溶接継手だけでなく全構造詳細に適用されます。
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