委託契約書案(PDF:263KB)

(案)
平成28年度 アジアITビジネス人材育成支援事業委託業務契約書
委
沖縄県知事
託
業
務
契
約
書
翁長雄志(以下「甲」という。)と○○○○○○○○○○(以下
「乙」という。)は、平成 28 年度アジアITビジネス人材育成支援事業に係る業
務(以下「委託業務」という。)について、次のとおり契約を締結する。
(目的)
第1条
本契約は、委託業務の遂行にあたり、必要な事項を定めるものとする。
(委託業務の内容)
第2条
委託業務の内容は、別紙、平成 28 年度「アジアITビジネス人材育成支
援事業」委託業務仕様書(以下「仕様書」という。)のとおりとする。
(実施計画書)
第3条
乙は、仕様書に基づき作成した次に掲げる内容を含む実施計画書を契約
締結の日から7日以内に甲に提出し、甲の承認を受けなければならない。
2
⑴
事業内容
⑵
事業の実施方法
⑶
事業の実施体制
⑷
事業工程
乙は、甲の承認を得た実施計画書に基づいて委託業務を実施しなければなら
ない。
(委託期間)
第4条
委託業務の期間は、契約締結の日から平成 29 年3月 10 日までとする。
(委託料)
第5条
委託料は、金○○○○○円とする。うち、「取引に係る消費税額及び地
方消費税額」は、消費税法 28 条第1項及び第 29 条の規定並びに地方税法 72 条
の 82 及び第 72 条の 83 の規定に基づき算出したもので、契約金額中課税分に 108
分の8を乗じて得た金額である。
2 前項の委託料は、乙の請求に基づき、委託料の9割を限度として概算払いす
ることができる。
3 乙は、前項による概算払いを請求する場合は、委託料請求書により行うもの
とし、甲は、請求書を受理した日から 30 日以内に支払うものとする。
(契約保証金)
第6条
乙は、契約保証金として金○○○○円を納付しなければならない。但し、
沖縄県財務規則第 101 条第2項の規定に該当する場合は、この限りではない。
(委託料の経費区分)
第7条
委託料の経費区分は、別表のとおりとする。
(資料の提供等)
第8条 甲は、委託業務の実施に必要な資料を乙に提供し、乙は委託業務につい
て甲の指導及び監督を受けるものとする。
(申出義務)
第9条 乙は、この契約締結後の事情の変化により、委託業務を遂行することが
困難になったときは、その都度甲に申し出て必要な指示を受けなければならな
い。
(権利義務の譲渡等)
第 10 条 乙は、この契約によって生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は
承継させてはならない。但し、あらかじめ甲の書面による承諾を得た場合は、
この限りではない。
(実施計画書の内容変更等)
第 11 条
乙は、次の各号の一に該当するときは、あらかじめ様式第1号による申
請書を甲に提出し、その承認を受けなければならない。
⑴
別表のⅠからⅢの経費区分毎に配分された額を変更しようとするとき。但
し、各配分額の 20 パーセント以内の流用増減を除く。
⑵
実施計画書の内容を変更しようとするとき。但し、軽微な変更を除く。
(状況報告)
第 12 条
乙は、委託業務の状況について、甲が報告を求めたときは、様式第2号
により、甲に対しすみやかに報告しなければならない。
(委託業務実績報告書等の提出)
第 13 条
乙は、委託業務が完了して 10 日を経過した日又は平成 29 年3月 20 日
のいずれか早い日までに様式第3号による委託業務実績報告書に以下の書類等
を添えて甲に提出しなければならない。
2
⑴
当該委託業務で支出した事業費の領収書等の写し
⑵
作業日誌
⑶
業務実施状況、写真等業務の実施及び管理に関する書類
⑷
その他、甲が必要に応じ求める書類
甲は前項の実績報告書の提出を受けたときは、すみやかに事業完了の確認、
検査を行うものとする。
3
乙は、前項の結果不合格となり、甲から期限を指定して補正を命じられたと
きは、自己の負担で甲が指定する期限内に補正して、改めて甲の確認、検査を
受けなければならない。
(委託料の額の確定及び支払い)
第 14 条
甲は、前条に規定する検査の結果、委託業務が契約の内容に適合すると
認めたときは、委託業務の実施に要した額と第5条に規定する委託料とのいず
れか低い額を確定額とし、乙に対して通知するものとする。
2
乙は、前項の通知を受けた後に委託料請求書により請求するものとし、甲は、
請求書を受理した日から 30 日以内に支払うものとする。
3
甲は、第1項により、委託料の額を確定した場合において、既にその額を超
える委託料が支払われているときは、期限を定めてその返還を命ずるものとす
る。
(成果の報告)
第 15 条
乙は、委託業務の完了した日から 10 日以内に、第 13 条に定める実績報
告書等のほか、事業成果の報告を甲に提出するものとする。
2
成果の内容は、乙が委託業務を実施することにより得られた成果の詳細、事
業の目的に照らした達成状況及び成果の公表に係る情報並びにその他の技術情
報とする。
3
甲は、成果の報告に関して必要があると認めるときは、更に詳細な説明を乙
に求めることができるものとする。
(再委託について)
第 16 条
乙は、契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負
わせてはならない。
2
乙は、甲が仕様書で指定した「契約の主たる部分」の履行を第三者に委任し、
又は請負わせてはならない。
3
乙は、本契約の企画提案応募申請者であった者、指名停止措置を受けている
者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に契約の履行を委任し、又は
請け負わせてはならない。
4
乙は、契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、10 日
前までに様式第4号による再委託承認申請書を甲に提出するとともに、事前に
書面による甲の承認を受けなければならない。但し、甲が仕様書で示した「簡
易な業務」を第三者に委任し、又は請け負わせるときはこの限りでない。
5
乙は、前項により第三者に委任し、又は請負わせた業務の履行及び当該第三
者の行為について全責任を負うものとし、当該第三者が甲に損害を与えた場合、
乙はその損害を賠償しなければならない。
6
乙が第1項から第4項に違反したときは、甲は本契約を解除することができ
る。これにより乙又は乙が業務の一部を委任し、又は請負わせた第三者に発生
した損害について、甲は賠償責任を負わないものとする。
(契約内容の変更等)
第 17 条 甲は、必要がある場合は、委託業務の内容の一部を変更し、又はその
全部若しくは一部を一時的に中止することができる。この場合において、委託
料の額又は契約期間を変更する必要があるときは、甲乙協議して書面によりこ
れを定めるものとする。
(委託業務の中止)
第 18 条 乙は、天変地異その他やむを得ない事由により委託業務の遂行が困難
となったときは、速やかに委託業務の中止(廃止)を書面により甲に申し出て、
甲の指示を受けなければならない。
2
甲は、前項の文書が提出されたときは、乙と協議の上、書面をもって契約の
解除又は一部の変更を行うものとする。
3
甲が前条の規定により契約を解除した場合の委託料の処理は、次に掲げる方
法によって行うものとする。
⑴
委託料が既に支払われているときは、乙は支払われた委託料のうち、甲が
認める正当な既履行部分に相当する額を除きこれを甲に返還する。
⑵
委託料が支払われていないときは、甲は委託業務のうち甲が認める正当な
既履行部分に相当する額を乙に支払う。
(契約の解除及び違約金)
第 19 条 甲は、次に掲げるいずれかの事由が生じたときは、いつでもこの契約
を解除し、また、既に支払った委託料がある場合は、その全部又は一部の返還
を乙に請求することができる。
⑴ 乙が、天災その他不可抗力の原因によらないで、完了期限までに委託業務
を完了 しな いと き又は 完了期 限ま でに 委託業 務を完 了す る見 込みが ないと
甲が認めたとき。
⑵ 乙が、正当な事由なく解約を申し出たとき。
⑶ 乙又はその使用人等が、本契約の履行に関し、不正を行ったとき。
⑷ 乙又は乙の役員等が、次の各号のいずれかに該当する者であることが判明
したとき、又は次の各号に掲げる者が、その経営に実質的に関与しているこ
とが判明したとき。
ア 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法
律第 77 号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。)、暴力団員(同法
第2条第6号に規定する暴力団員をいう。)、公共の福祉に反する活動を
行う団体、及びその行為者、その他反社会的勢力(以下「暴力団等」とい
う。)
イ 暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者
ウ 自己、自社若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に損害を
与える目的をもって暴力団等を利用している者
エ 暴力団等に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなど、直接的若
しくは積極的に暴力団等の維持運営に協力し、又は関与している者
オ 暴力団等と社会的に非難されるべき関係を有している者
カ 暴力団等であることを知りながらこれらを利用している者
⑸ 前各号に定めるもののほか、乙が本契約の規定に違反したとき。
2 甲は、前項の規定による契約解除の場合には、違約金として契約保証金を取
得できる。但し、沖縄県財務規則第 101 条第2項の規定に基づき、契約保証金
が免除されている場合は、契約金額の 100 分の 10 に相当する金額を、違約金
として乙に請求するものとする。
3 甲は、第1項の規定により契約を解除した場合に生じた損害が、前項の違約
金の額を超えるときは、その不足分を乙に請求することができる。
(解除後の実績報告書の提出について)
第 20 条 甲が、前条の規定により、この契約を解除した場合、乙は、解除後 15
日以内に委託業務実績報告書等を甲に提出しなければならない。
2 第 14 条第1項の規定は、前条の規定に基づき契約解除した場合の委託料の
確定について準用する。
(損害賠償)
第 21 条 乙は、第 19 条の規定により契約が解除された場合において、その責め
に帰すべき事由により委託業務の処理に関して甲に損害を与えたときは、その
損害を賠償しなければならない。
2 乙は、委託業務の処理に関して第三者に損害を与えたときは、乙の負担にお
いて賠償するものとする。但し、その損害の発生が甲の責めに帰すべき事由に
よる場合は、甲の負担とする。
(延滞金)
第 22 条
甲は、乙が委託料を返還しなければならない場合において、これを甲の
定める期限までに納付しなかったときは、納期限の翌日から納付の日までの日
数に応じ、その未納分の額に年 2.8 パ-セントの割合で計算した延滞金を徴収
することができる。
(財産の管理等)
第 23 条
乙は、委託業務により取得し、又は効用の増加した財産(以下「取得財
産等という。)については、委託業務完了後においても善良な管理者の注意を
もって管理し、委託業務の目的に従ってその効率的運用を図らなければならな
い。
2
乙は、取得財産等について様式第5号を備え、管理しなければならない。
3
乙は、取得財産等があるときは、第 13 条に定める報告書に様式第6号の取得
財産等明細書を添付して甲に報告しなければならない。
(帳簿等の整備及び保存)
第 24 条
乙は、委託業務に係る経理を明らかにした帳簿、その他の支出の事実を
証明する書類を整備し、委託業務完了後5年間保存しなければならない。
(秘密の遵守)
第 25 条
乙は、委託業務を実施するに当たり、知り得た秘密を他にもらしてはな
らない。
2
乙は、委託業務による個人情報の取り扱いについては、別途定める「個人情
報取扱特記事項」を守らなければならない。
(協議)
第 26 条
この契約書及び仕様書に定める事項について疑義が生じた場合、又はこ
の契約書及び仕様書に定めのない事項については、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
甲及び乙は、上記契約の成立を証するため、本書を2通作成し、甲乙記名押印
の上、各自その1通を保有するものとする。
平成 28 年
月
日
甲
沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号
沖縄県知事
乙
翁長
雄志
○○○○○○○○○○○
○○○○○
○○○○○
別
表
平成 28 年度アジアITビジネス人材育成支援事業
経費区分表
(単位:円)
経
費
Ⅰ
人件費
Ⅱ
事業費
Ⅲ
再委託費
小
Ⅳ
一般管理費
Ⅴ
消費税
合
※
区
分
金
額
備
考
計
計
上記ⅠからⅢの経費区分毎に 20%を超えて経費の変更をする場合は、契約書
第 11 条に基づき知事の承認を受けるものとする。
(様式第1号)
番
号
平成
沖縄県知事
年
代
平成
日
殿
名
平成
月
称
表
者
名
年度アジアITビジネス人材育成支援事業に係る計画変更等承認申請書
年
月
日付けで締結したアジアITビジネス人材育成支援事業委託業
務契約書第 11 条の規定に基づき、下記のとおり計画を変更したいので、承認願い
ます。
記
1
変更の内容
2
変更を必要とする理由
3
変更が委託業務に及ぼす影響
4
変更後の委託業務に要する経費(新旧対比)
5
同上の算出基礎
(様式第2号)
番
号
平成
沖縄県知事
年
代
平成
年
日
殿
名
平成
月
称
表
者
名
年度アジアITビジネス人材育成支援事業に係る実施状況報告書
月
日付けで締結したアジアITビジネス人材育成支援事業委託業
務契約書第 12 条の規定に基づき、実施状況について下記のとおり報告します。
記
1
委託業務の実施状況(平成
年
2
委託業務に要する経費の収支状況
3
その他参考となる事項
月
日現在)
(様式第3号)
番
号
平成
沖縄県知事
年
代
称
表
者
名
平成
年度アジアITビジネス人材育成支援事業に係る委託業務実績報告書
平成
年
月
日付けで締結したアジアITビジネス人材育成支援事業委託業
務契約書第 13 条の規定に基づき、関係書類を添えて報告します。
記
委託業務の実施期間
平成
年
月
日
着手
平成
年
月
日
完了
2
事業の成果
3
契約額及びその精算額
経費区分
計
4
日
殿
名
1
月
添付書類
(1) ○○○○○
(2) ○○○○○
(3) ○○○○○
契約額
精算額
差引
(様式第4号)
番
号
平成
沖縄県知事
年
日
殿
名
代
平成
月
称
表
者
名
年度アジアITビジネス人材育成支援事業に係る再委託承認申請書
平成 年 月 日付けで締結したアジアITビジネス人材育成支援事業委託業
務契約書第16条の規定に基づき、下記のとおり再委託したいので承認願います。
契約金額
契約年月日
平 成
年
月
履行期限
平 成
年
月
再委託を予定す
る業務
再委託予定額
企業(団体)名
代表者(職氏名)
再委託先
住所
連絡先(電話)
再委託予定期間
平 成
年
月
円
日
日
円
日
(メール)
~ 平 成
年
月
日
再委託の必要性
再委託先選定理由
再委託先の適格性
※
業務履行に必要な人員・技術・設備等
期間内の適正な業務履行の確保
指名停止措置を受けている者
本件契約の企画提案応募申請者
暴力団員に該当する者
暴力団と密接な関係を有する者
□あり
□可
□非該当
□非該当
□非該当
□非該当
□なし
□不可
□該当
□該当
□該当
□該当
※「再委託先の適格性」については、申請者が確認の上、「レ」を記入すること。
(様式第5号)
アジアITビジネス人材育成支援事業
取得財産等管理台帳(平成
単価
財産名
規格
数量
(円)
(注)1
金額
(円)
年度)
取得
耐用
保管
年月
年数
場所
備考
日
対象となる取得財産等は、取得価格又は効用の増加価格が1件当たり
50 万円以上のものとする
2
財産名の区分には、(ア)事務用品備品、(イ)事業用備品、
(ウ)書籍、資料、(エ)無体財産権(工業所有権等)、
(オ)その他の物件(不動産及び従物)とする。
3
数量は、同一規格等であれば一括して記載して差し支えない。なお、
単価が異なる場合は、分割して記載すること。
4
取得年月日は、検収年月日を記載すること。
(様式第6号)
アジアITビジネス人材育成支援事業
取得財産等明細書(平成
単価
財産名
規格
数量
(円)
(注)1
金額
(円)
年度)
取得
耐用
保管
年月
年数
場所
備考
日
対象となる取得財産等は、取得価格又は効用の増加価格が1件当たり
50 万円以上のものとする
2
財産名の区分には、(ア)事務用品備品、(イ)事業用備品、
(ウ)書籍、資料、(エ)無体財産権(工業所有権等)、
(オ)その他の物件(不動産及び従物)とする。
3
数量は、同一規格等であれば一括して記載して差し支えない。なお、
単価が異なる場合は、分割して記載すること。
4
取得年月日は、検収年月日を記載すること。
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1 乙は、個人情報(生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年
月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるものをいう。以下同じ。
)の保
護の重要性を認識し、この契約による事務を行うに当たっては、個人の権利利益を侵害する
ことのないよう、個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。
(秘密の保持)
第2 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報を正当な理由なく他に漏らしては
ならない。この契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(漏えい、滅失及びき損の防止)
第3 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報について、漏えい、滅失及びき損
の防止その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(目的外利用・提供の禁止)
第4 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報を当該事務の目的以外の目的に利
用し、又は第三者に提供してはならない。
(複写又は複製の禁止)
第5 乙は、甲の承諾があるときを除き、この契約による事務を行うために甲から提供された
個人情報が記録された資料等を複写し、又は複製してはならない。
(事務従事者への周知)
第6 乙は、この契約による事務に従事している者に対し、在職中及び退職後においても当該
事務に関して知り得た個人情報を正当な理由なく他人に知らせ、又は当該事務の目的以外の
目的に使用してはならないこと、沖縄県個人情報保護条例により罰則が適用される場合があ
ることなど、個人情報の保護に必要な事項を周知させるものとする。
(資料等の返還等)
第7 乙は、この契約による事務を行うために、甲から提供を受けた個人情報が記録された資
料等は、この契約の終了後直ちに甲に返還し、又は引き渡すものとする。ただし、甲が別に
指示したときは当該方法によるものとする。
(調査)
第8 乙は、この契約による事務を行うに当たり取り扱っている個人情報の状況について、甲
の求めがあった場合は、随時調査報告することとする。
(事故発生時における報告)
第9 乙は、この特記事項に違反する事態が生じ、又は生じるおそれのあることを知ったとき
は、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。
平成 28 年度「アジアITビジネス人材育成支援事業」委託業務仕様書
1
業務名
平成 28 年度「アジアITビジネス人材育成支援事業」委託業務
2
委託期間
契約締結の日から平成 29 年3月 10 日まで
3
委託業務の背景
沖縄県においては、沖縄 21 世紀ビジョンの実現に向けて、本県の情報通信産業が我が
国とアジアを結ぶ、「国際情報通信拠点」として継続的に成長することを目指した平成 24
年度~33 年度の基本方針を示す「おきなわ Smart Hub 構想」を策定した。
これに基づき、首都圏とアジアを結ぶ高速大容量通信回線の新設や、公設民営のクラウ
ドデータセンターの建設、県内データセンター間を直接接続する高速大容量のネットワー
ク基盤の3事業をパッケージとして取り組み、企業立地数の増加に繋げるとともに、日本
有数のIT企業集積地としての沖縄県のITブランド力を高めている。
今後、沖縄がアジア有数の国際情報通信ハブとして成長していくためには、国内外の情
報通信関連企業や先進的な取組を展開している企業、人材が自発的に集積する誘因力を高
める必要がある。
加えて、県では、平成 27 年9月にアジア経済戦略構想を策定し、今後、アジア諸国と
の連携強化のためのネットワークの形成や、ビジネスの中核を担うブリッジ人材の育成等
に取り組むとともに、情報通信産業の更なる高度化・多様化に向け、アジアビジネスを集
積する中長期のIT戦略を推進していくこととしている。
4
委託業務の目的
県内IT企業のアジア諸国向けビジネス展開や、アジアIT企業との連携・協業による
国内外向けビジネスの創出など、我が国とアジア諸国の双方向ビジネスの展開を促進する
ため、沖縄とアジアを結ぶブリッジ人材育成に関し、県が交付する「アジアITビジネス
人材育成支援事業補助金」の交付決定を受けた者(以下「補助事業者」という。)の事業
の進捗管理や、補助事業者候補の掘り起こしに向けて事業の周知・広報等を行う必要があ
ることから、これらのノウハウを持った事業者を公募・選定し業務を委託する。
5
業務の内容
事業目的を達成するため、次の業務を実施すること。
⑴ 補助事業者の募集・発掘
ア 乙は、事業の目的や内容が明確に伝わるよう、沖縄のコンテンツ等を活用し、甲と
協議の上、補助事業者を募集するための企画提案応募要領を作成して公募すること。
イ 乙は、事業が広く活用されるよう、公募説明会や企業訪問等により事業内容を説明
するなど、補助事業者の発掘に努めること。
ウ 補助金の交付申請をする事業者に、事業の内容、事業の実施方法、事業の実施工程、
事業の効果及び事業に要する経費等を記載した事業計画書等を提出させること。
⑵ 補助事業者選定委員会の運営等
ア 乙は、補助事業者の選定に当たって開催する、補助事業者選定委員会(仮称)の運
営・書類作成等に関する事務を実施すること。
イ 補助事業者選定委員会(仮称)の構成員は甲と協議の上、選定すること。
ウ 補助事業者選定委員会(仮称)は、事業者からの応募状況に応じて臨機に開催でき
るよう甲と連携を図ること。
⑶ 補助事業者の事業管理等
県が別に定める「アジアITビジネス人材育成支援事業補助金交付要綱」のほか、関
係法令等に従って補助事業者が補助金を適正に執行できるよう次のとおり事業管理を
実施すること。
ア 補助金交付申請書及び事業計画書の受付、内容確認及び補正の助言
イ 申請内容に関する関係者ヒアリング等の実施
ウ 補助事業者の事業の遂行状況の確認
エ 補助事業実績報告書その他事業の成果に関する書類の受付、内容確認及び補正の
助言
オ その他補助事業実施のために必要な業務
⑷ その他
事業終了後のフォローアップや効果測定を実施する計画とすること。
6
補助事業の考え方
補助事業者が実施する補助事業の内容は以下のとおりである。
⑴ 対象事業者
県内に本社又は主たる事業所を有するIT企業(法人)で、自社の社員等に対し、
ブリッジ人材育成を行う者であること。
⑵ 対象事業 ブリッジ人材育成事業
本事業におけるブリッジ人材とは、日本と海外(主にアジア)の双方向の言語
や商習慣に精通し、海外との協業を促進することができる人材のことである。
IT産業に関連があれば、職種(システムエンジニア、プログラマー等)、
国籍、勤務地は限定しない。
⑶ 補助事業費 25,084,000 円
⑷ 補助対象経費
ア ブリッジ人材展開事業
アジアに展開する国内外の企業に社員等(外国籍含む。)を派遣し、知識及び技術
を習得させ、実践的な研修(OJT研修等)によりブリッジ人材を育成するために必
要な経費
(ア) 往復航空運賃
(イ) 交通費(使途限定あり)
(ウ) 宿泊費
(エ) 海外旅行傷害保険料
(オ) 派遣に伴う代替要員の人件費
(カ) OJT研修時の指導者人件費
イ ブリッジ人材集積事業
県内企業が新規雇用した外国籍の社員等に対し、知識及び技術を習得させ、実践的
な研修(OJT研修等)によりブリッジ人材を育成するために必要な経費
(ア) 往復航空運賃
(イ) 交通費(使途限定あり)
⑸
(ウ) 宿泊費
(エ) OJT研修時の指導者人件費
支援予定人数
20 人以上(但し、補助事業費の範囲内とする。)
7
成果物について
本事業の成果物として報告書1部及び報告書の電子ファイル、概要版(A4版4ページ
程度)50 部を甲に納品すること。(成果物の著作権及び所有権は、甲に帰属するものとす
る。)
ただし、本委託業務にあたり、第三者の著作権等その他の権利に抵触するものについて
は、提案者の費用をもって処理するものとする。
8
再委託の禁止について
⑴ 一括再委託の禁止等
契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることができな
い。
また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履行を
第三者に委任し、又は請負わせることができない。
○契約の主たる部分
契約金額の50%を超える業務
企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根本的な業務
その他、県が契約の主たる部分と決定した業務
ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場
合は、これと異なる取扱いをすることがある。
⑵ 再委託の相手方の制限
本契約の企画提案応募申請者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせること
はできない。また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を
有する者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。
⑶ 再委託の範囲
本委託契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請負わせることのできる
業務等の範囲は以下のとおりとする。
○再委託により履行することのできる業務の範囲
契約金額の50%を超えない業務
その他、県が再委託により履行することができると決定した業務
⑷ 再委託の承認
契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面に
よる県の承認を得なければならない。ただし、以下に定める「その他、簡易な業務」を
第三者に委任し、又は請負わせるときはこの限りではない。
○その他、簡易な業務の範囲
資料の収集・整理
複写・印刷・製本
原稿・データの入力及び集計
その他、県が簡易と決定した業務