IFMIF/EVEDA 原型加速器用二次冷却水設備 定期点検作業 平成 28 年 国立研究開発法人 6月 量子科学技術研究開発機構 六ヶ所核融合研究所 核融合炉材料研究開発部 IFMIF 加速器施設開発グループ 目次 1. 目的及び概要 1 2. 作業実施場所 1 3. 納期 1 4. 作業期間 1 5. 作業範囲 1 6. 作業内容 1 7. 試験検査 2 8. 支給品・貸与品 2 9. 提出書類 2 10. 検収条件 2 11. 適用法規、規程 3 12. 特記事項 3 別紙 1 点検項目 1 添付資料 1 受変電設備単線結線図 添付資料 2 幹線系統図 添付資料 3 据付施工図 添付資料 4 配管軽装線図 1. 目的・概要 本仕様書は IFMIF/EVEDA 原型加速器用二次冷却水設備の定期点検を行い、 本設備の機能及び性能を維持管理するとともに六ヶ所核融合研究所電気工作 物保安規程に基づく電気保安を確保することを目的とするものである。 本仕様書は IFMIF/EVEDA 原型加速器のうち、二次冷却水設備定期点検に 関するものである。 2. 作業実施場所 量子科学技術研究開発機構 六ヶ所核融合研究所 冷却水冷却塔ヤード A、冷却水冷却塔ヤード B 3. 納期 平成 29 年 2 月 24 日 4. 作業期間 契約日から平成 28 年 12 月 24 日の期間内の 7 日間に実施することと するが詳細については量研機構と受注者間で協議の上決定する。 5. 作業範囲 IFMIF/EVEDA 原型加速器用二次冷却水設備冷却水冷却塔ヤード A 及び ヤード B (作業範囲は本仕様書に定める定期点検に関するもの 1 式とする。) 6. 作業内容 点検作業の内容を以下に示す。個々の機器毎の作業内容は別紙点検項目に よるものとする。 (1)各装置、各盤内の外観点検及び清掃を行い、溶断・緩み・変形・漏れ・損 傷等の有無の点検を行う。 (2)点検の結果、異常と認めた箇所の調整及び軽微な場合については補修を行 う。 (3)点検の結果、摩耗・劣化等により交換を必要とする場合は部品を予備品に 交換する。 1 (4)絶縁抵抗測定を行う。 (5) 椄地線の確認を行う。 (6) インターロック試験を行う。 (7) 送風機用 V ベルト交換(CT-1、CT-2、CT-3、CT-4) (8) ストレーナ用パッキン交換(CT-1、CT-2、CT-3、CT-4) (9) 冷却水ポンプ用圧力計交換(ヤード A 75φ 0.4MP A 型 3/8R) (10) 端子カバー交換(ヤード A 二次冷却水制御盤) (11) ストレーナ用スクリーン交換(CT-3) (12) PCD-5 冷却水ポンプオーバーホール(CT-5) (7)〜(12)の部品交換用の部品は受注者が準備すること。 7. 試験検査 (1)立ち会い検査 インターロック試験については、量研機構の立ち会いの上、行うものとす る。 (2)動作試験 二次冷却水ポンプ、冷却塔ファン、ヒーターの運転及び計測を行う。 8. 支給品・貸与品 摩耗・劣化等により交換を必要とする消耗品、点検に必要な電力及び 水は無償支給する。 また、装置専用の特殊工具、リフターその他付属品は無償貸与する。 9. 提出書類 作業実施計画書(試験要領書も含む) 作業開始前 3部 作業実施報告書(試験検査成績書も含む) 作業終了後 3部 作業日報 作業毎 1部 委任又は下請負届 作業開始 2 週間前まで 1式 10. 検収条件 作業実施報告書の内容の確認及び承認をもって検収とする。 2 11. 適用法規、規程 (1)労働基準法 (2)労働安全衛生法 (3)電気事業法 (4)六ヶ所核融合研究所電気工作物保安規程 (5)消防法 (6)安全衛生管理規定 (7)六ヶ所核融合研究所防災規定 12. 特記事項 (1)受注者は量研機構が原子力の研究・開発を行う機関であるため、高い 技術力及び高い信頼性を社会的にもとめられていること認識し、量研 機構の規程等を遵守し安全性に配慮し業務を遂行しうる能力を有する者 を従事させること。 (2)受注者は業務を実施することにより取得した当該業務及び作業に関する 各データ、技術情報、成果その他すべての資料及び情報を量研機構の 施設外に持ち出して発表もしくは公開し、または特定の第三者に対価をう け、もしくは無償で提供することはできない。ただし、あらかじめ書面に より量研機構の承認を受けた場合はこの限りではない。 (3)受注者は異常事態等が発生した場合、量研機構の指示に従い行動する ものとする。 (4)本仕様の内容に疑義が生じた場合は、量研機構と協議によりこれを決定す る。 (5)受注者は、本仕様の作業を実施するにあたって、関係法令及び所内規定 を遵守し、当所の安全確保のための指示に従うものとする。 3 点検項目 1. 冷却水冷却塔ヤード A 二次冷却水制御盤 3面 (2800-JPB-002・ 2800-JLB-006 ・ CP-7) (1)配管の損傷、緩み、発錆、腐食、漏水 (2)フランジ部の緩み、発錆、腐食、漏水 (3)ポンプの発熱、ベアリングの異音 (4)清掃(ストレーナ、クーリングタワー、流量計を含む) 【測定・試験】 (1) 吹き出し圧の測定 (2) ポンプ電流の測定 (3) ヒーター電流の測定 (4) ファン電流の測定 2. 冷却水冷却塔ヤード B 二次冷却水制御盤 3面 (2800-JLB-007 ・ 2800-JPB-006 ・ CP-8 ) (1)配管の損傷、緩み、発錆、腐食、漏水 (2)フランジ部の緩み、発錆、腐食、漏水 (3)ポンプの発熱、ベアリングの異音 (4)清掃(ストレーナ、クーリングタワー、を含む) 【測定・試験】 (1) 吹き出し圧の測定 (2) ポンプ電流の測定 (3) ヒーター電流の測定 (4) ファン電流の測定
© Copyright 2025 ExpyDoc