時間分解電子スピン共鳴測定装置等の移設作業 仕様書

時間分解電子スピン共鳴測定装置等の移設作業
仕様書
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
先端機能材料研究部
1.件名
時間分解電子スピン共鳴測定装置等の移設作業
2.目的及び概要
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(以下、「量研機構」という。)
量子ビ
ーム科学研究部門 高崎量子応用研究所 RI 工学試験棟に設置されている、時間分解電子
スピン共鳴測定装置一式を、材料科学研究棟 116 号室へ移設する。
3.作業実施場所
群馬県高崎市綿貫町 1233 番地
量研機構 量子ビーム科学研究部門 高崎量子応用研究所
RI 工学試験棟、材料科学研究棟
4.希望納期
平成 28 年 9 月
30 日(金)
5.作業内容
5.1 作業範囲
本作業では以下に示す作業を実施することとする。
(1)作業場所の養生
(2)物品の搬出・搬入・設置
(3)移動した装置の据付調整
(4)養生資材等の撤去及び清掃
5.2 作業実施日
作業実施日は、契約締結後、量研機構担当者と打ち合わせの上決定する。雨天等の
理由で装置が濡れる恐れがある場合、日程を変更できるものとする。但し、装置が濡
れないような対策を取れば、雨天等に実施して構わない。
5.3 移設する実験機器等
RI 工学試験棟 12 号室に設置してある時間分解電子スピン共鳴測定装置および周辺
の計測機器類(レーザー、光学実験台、PC ラックなどの周辺装置類を含む)
。
移設に先立ち、光学実験台やラック上の機器や接続ケーブル等の取り外しは、本移
設作業前に量研機構担当者と打合せの上、行うものとする。
5.4 作業にあたっての留意事項
本作業を実施するにあたっては、以下の事項に十分な留意を払うこと。
・実験機器等に損傷を与えないよう、十分注意し輸送すること。
・移動先における実験機器等の配置については、量研機構担当者の指示に従うこと。
・本装置を据付後、調整を行い支障なく運転できるようにすること。
・諸事情により、実験機器及びそれらの移動先について変更の必要が生じた場合は、
受注者と量研機構担当者の間でその都度協議して対応する。
6.作業に必要な資格等
クレーン作業を要する場合、搬出・搬入・設置作業の担当者は、その作業に対応し
たクレーン運転士免許並びに玉掛け資格を有すること。
7.支給品
電気:移設作業に必要な工具等の駆動用として支給する。
8.提出書類
作業工程表・・・1部(契約締結後すみやかに)要確認
作業報告書・・・1部
提出場所:量研機構 量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部
9.検収条件
本仕様書の定める作業の完了、及び8.提出書類の確認を以て検収とする。
10.適用法規・規程等
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)
11.特記事項
(1)受注者は量研機構が国立研究開発法人であることから、高い技術力及び高い信頼
性を社会的にもとめられていることを認識し、量研機構の規程等を遵守し、安全性に
配慮し、業務を遂行しうる能力を有する者を従事させること。
(2)受注者は異常事態等が発生した場合、量研機構の指示に従い行動するものとする。
12.安全管理
(1)受注者は、労働安全衛生法及びその他の関連法規・規則・量研機構の規定を順守
し、最善の注意による安全管理を行うこと。
(2)作業計画に際し、綿密かつ無理のない工程を組み、作業の安全確保を最優先とす
ること。
13.グリーン購入法の推進
(1)本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関
する法律)に適用する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを
採用するものとする。
(2)本仕様に定める提出図書(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方
針に定める「紙類」の基準を満たしたものであること。
14.協議
本仕様書に関して疑義が生じた場合、あるいは、本仕様書に記載のない事項につい
て作業等の対応を講じる必要が生じた場合、発注者及び受注者双方協議の上、対処す
るものとする。
15.賠償責任
受注者が本移設作業中に機器またはその他の設備に損傷を与えた場合には、その旨
報告すると共に、その損傷が受注者の過失による場合には、受注者の責任に於いて原
状に回復させるものとする。