独立行政法人水資源機構本社渇水対策本部を設置 -利根川水系における渇水対策を強化します- 独立行政法人水資源機構は、6月14日(火)12時に「独立行政法人水資源機構 本社渇水対策本部」(本部長:理事長)を設置しました。併せて関係事業所におい ても、「利根導水総合事業所渇水対策本部」、「利根川下流総合管理所渇水対策本 部」、「荒川ダム総合管理所渇水対策本部」、「千葉用水総合管理所渇水対策本 部」、「群馬用水管理所渇水対策本部」を設置しました。 利根川上流ダム群の貯水量は1億7,165万m3で、この時期としては現在の8ダム体 制となって以来最低の37%貯水率(平均貯水量の46%)となっています。(6月1 4日0時現在) 水資源機構では、6月7日に関東管内渇水対策本部(本部長:本社危機管理監) を設置し、降雨や河川の流況情報等のきめ細かな把握等に努めてきました。 その後も、上流ダム群から下流河川への補給により、ダム貯水量の減少が続き、 首都圏1都5県の水需要を支える利根川水系において、6月16日(木)9時より 10%の取水制限が開始される状況に至ったことから、本日12時、「独立行政法人 水資源機構本社渇水対策本部」等を設置し、体制を強化することとしたものです。 水資源機構では、今後も降雨や河川の流況情報等をきめ細かに把握するととも に、関係機関と緊密に連携し、施設の適切な運用、水源情報の提供等に努めてまい ります。 限られた水資源を有効に活用するため、節水にご理解、ご協力をお願いします。 水資源機構の管理する施設における貯水状況や渇水対策に関する最新情報は、水 資源機構のホームページにて随時更新し提供しています。 http://www.water.go.jp/honsya/honsya/suigen/kassui/index.html 平成28年6月14日 独立行政法人 水資源機構 発表記者クラブ 国土交通記者会、竹芝記者クラブ 埼玉県政記者クラブ、水資源記者クラブ 問い合わせ先 独立行政法人水資源機構本社渇水対策本部 広報班(総務部広報課内) 谷(たに)・杦岡(すぎおか) 住 所:埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 電 話:048(600)6513 【参考】 水資源機構におけるこれまでの対応 ○6月7日(火) 13時 ・本社に「関東管内渇水対策本部」(本部長:本社危機管理監)を設置 ・関係ダム管理事務所に渇水対策本部を設置 「沼田総合管理所渇水対策本部」 「下久保ダム管理所渇水対策本部」 「草木ダム管理所渇水対策本部」 ○6月11日(土)9時 ・草木ダムから補給している利根川水系渡良瀬川において、10%の取水制限開始 ○6月14日(火)12時 ・「独立行政法人水資源機構本社渇水対策本部」(本部長:理事長)を設置 ・関係事業所に渇水対策本部を設置 「利根導水総合事業所渇水対策本部」 「利根川下流総合管理所渇水対策本部」 「荒川ダム総合管理所渇水対策本部」 「千葉用水総合管理所渇水対策本部」 「群馬用水管理所渇水対策本部」 利根川水系(平成28年6月14日0時現在) ダム名 矢木沢ダム 奈良俣ダム 藤原ダム 相俣ダム 薗原ダム 下久保ダム 草木ダム 渡良瀬貯水池 8ダム 合計 利水容量 (万m3) 11,550 8,500 3,101 2,000 1,322 12,000 5,050 2,640 46,163 太字:水資源機構の管理するダム 貯水量は速報値 貯水率は利水容量に対する割合 前日貯水量 (万m3) 1,113 4,598 1,416 568 183 5,650 2,789 919 17,236 現在貯水量 (万m3) 1,093 4,442 1,555 555 216 5,564 2,744 996 17,165 現在貯水率 (%) 9 52 50 28 16 46 54 38 37 平年比 (%) 11 58 76 37 31 63 63 44 46 貯水池の状況 6月14日の状況 平均的な年の状況 (矢木沢ダム:貯水率10%) (平成26年6月16日撮影:貯水率99%) (奈良俣ダム:貯水率52%) (平成24年6月6日撮影:貯水率99%) (下久保ダム:貯水率46%) (平成27年6月29日撮影:貯水率74%) (草木ダム:貯水率54%) (平成27年5月22日撮影:貯水率93%)
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