検証結果(PDF:573KB)

「ケータイ・スマホ利用共同宣言」 検証アンケート 集計結果<別添1>
669 人
653 人
1103 人
児童
生徒
保護者
問1 あなたは自分のケータイ・スマホを持っていますか。
持っている
自由に使えるケータイ・スマホがある
児童
生徒
16.3
%
保護者
30.0
%
40.5
%
43.2
%
持っていない
46.1
%
45.7
%
64.8
%
8.2
%
5.2%
「持っている」「自由に使えるケータイ・スマホがある」児童の割合は56.8%、生徒の割合は70.0%である。中学
生の所有率が高い。問2以降は、「持っている」「自由に使える物がある」と回答した児童・生徒・保護者が対象。
問2 あなたは「蓮田市立小・中学校ケータイ・スマホ利用共同宣言」についてどう思いますか。
賛成
反対 8.7%
児童
生徒
3.3
%
保護者
18.6
%
91.3
%
81.4
%
96.7
%
「ケータイ・スマホ利用共同宣言」には、保護者の大部分が賛成している。児童・生徒も、平均して
86.3%と高い比率になっており、宣言そのものの重要性・意義を認識している。
問3 あなたは家族とケータイ・スマホを使うときの約束ごとを決めましたか。
はい
いいえ
児童
生徒
保護者
28.8
%
71.2
%
48.0
%
52.0
%
24.3
%
75.7
%
「我が家のネットルール」を作成したと答えた保護者は7割を超えている。「約束ごとを決めた」と答え
た比率は、中学生が低く、約半数となっている。
問3-2 約束ごとはどんな内容ですか。(主なもの)
【小学生児童】・使用時間は1時間以内 ・食事中は使わない ・決められた場所(居間)で使う
【小学生保護者】・親が管理をする ・電話機能のみを使用する ・ツイッターやラインは禁止
【中学生生徒】・「ながら使用」はしない ・課金はしない ・使うアプリケーションを制限する
【中学生保護者】・他人を中傷しない ・写真をアップしない ・親のみが知るロックをかける
問4 以前と比べてケータイ・スマホを利用しながら食事をすることが減りましたか。
あてはまる
まあまああてはまる
あまりあてはまらない 8.3%
4.5%
児童
1.6%
5.9%
あてはまらない
以前からしていない
13.3
%
生徒
9.6%
保護者
8.6%
5.0%
69.5
%
79.7%
6.4%
4.3%
4.3%
73.9
%
5.0%
「以前からしていない」児童生徒が、約7割である。「利用しながら食事をすることが減った」「まあまあ
減った」と答える中学生が多く、利用宣言の効果が現れている。
問5 以前と比べて家庭学習をしながらケータイ・スマホを利用することが減りましたか。
あてはまる
まあまああてはまる
9.3%
あまりあてはまらない
児童
9.3%
5.8%
70.9
%
あてはまらない
以前からしていない
11.3
%
生徒
51.4
%
4.8%
保護者
14.3
%
20.4
%
10.4
%
7.0%
59.1
%
11.2
%
8.4%
6.6%
「以前からしていない」割合が、中学生で低い。しかし「減った」「まあまあ減った」と答えた中学生の数
値は高く、家庭学習時に関しても、利用共同宣言を意識している。
問6 以前と比べて歩きながらケータイ・スマホを利用することが減りましたか。
あてはまる
まあまああてはまる
あまりあてはまらない
10.4
児童
%
あてはまらない
以前からしていない
6.6%
11.4
%
14.2
%
生徒
2.7%
5.1%
58.1
%
75.3
%
7.2%
保護者
11.8
%
7.8%
7.3%
68.1
%
5.1%
9.0%
以前から「歩きながら利用はしていない」という比率は高い。保護者が「減りつつある」と感じおり、宣言
の効果が現れている。
問7 小学生7時まで、中学生9時までの使用時間を守ることができていますか。
守れている
まあまあ守れている
児童
20.3
%
11.2
%
17.6
%
50.9
%
あまり守れていない
守れていない
生徒
17.8
%
43.0
%
18.7
20.6 %
%
保護者
26.8
%
19.3
%
32.2
%
21.6
%
使用時間を「守れている」「まあまあ守れている」児童や、そう感じている保護者も多くいる。中学生は
時間を守れている割合が4割弱であり課題である。
問8 以前と比べて暗いところでケータイ・スマホを利用することが減りましたか。
あてはまる
まあまああてはまる
あまりあてはまらない
児童
12.5%
あてはまらない
以前からしていない
12.3
%
生徒
39.8
%
10.1%
6.4%
66.4%
保護者
19.7
%
18.7
%
14.8
%
4.5%
6.5%
53.8
%
14.4
%
12.7
%
7.2%
暗いところでケータイ・スマホを利用していた中学生は約4割と、比率が高い。しかし「減った」「まあま
あ減った」という生徒も4割となっており、利用場所に気を配る生徒が多くなっている。
問9 以前と比べて個人情報に気をつけてケータイ・スマホを使用していますか。
気をつけている
まあまあ気をつけている
あまり気をつけていない
児童
45.3%
気をつけていない
以前から気をつけている
生徒
46.9%
0.5%
36.8
%
46.1
%
44.2
%
2.6%
2.8%
30.1
%
20.5
%
3.0%
11.7
%
5.9%
1.3%
保護者
2.2%
個人情報保護については、多くの児童・生徒が気をつけている。各学校が採択した宣言にも、個人情
報に関する内容が盛り込まれており、功を奏している。
問10 以前と比べて優しい言葉づかいでケータイ・スマホを使用していますか。
使用している
まあまあ使用している
あまり使用していない
児童
使用していない
以前からしている
生徒
保護者
36.8
%
29.4%
52.7%
10.7%
5.1%
2.1%
35.1
%
43.8
%
27.8
%
22.7
%
3.0%
2.4%
18.6
%
6.8%
3.1%
言葉づかいに関しては、保護者が感じる「まあまあ使用している」「あまり使用していない」「使用していな
い」の割合が、37.7%と高い。児童生徒の意識と格差がある。一層の改善が望まれる。
問11 以前と比べて勉強時間が増えましたか。
あてはまる
まあまああてはまる
児童
18.0%
35.5%
15.1%
31.5%
生徒
あまりあてはまらない
あてはまらない
保護者
15.7
22.2
%
%
30.6
16.4
%
19.7
%
%
37.3
%
27.6
%
30.5
%
学習時間に関しては、小学生の67.0%、中学生の67.9%が「増えた」「まあまあ増えた」と回答した。
約5割の保護者も同様に感じており、宣言によってかなり意識が変わった。
問12 以前と比べてケータイ・スマホによって嫌な気持ちになることが減りましたか。
減った
まあまあ減った
あまり減っていない
児童
8.6%
減っていない
以前からない
5.1%
1.9%
1.3%
13.6
%
生徒
9.7%
5.5%
5.8%
2.4%
1.9%
71.5
%
83.1%
3.2%
9.7%
保護者
76.7
%
中学生の13.6%が「減った」と答えており、宣言を意識して、互いに優しさをもってケータイ等を利用す
る傾向が強まった。「減っていない」「あまり減っていない」と答えた小学生が3.2%、中学生が5.1%いる。
問13 以前と比べて目の疲れがなくなりましたか。
なくなった
まあまあなくなった
あまりなくなっていない
児童
9.9%
なくなっていない
以前からない
生徒
13.7%
5.1%
68.9%
2.4%
54.0
%
保護者
9.9%
18.6
%
10.4
%
62.6
%
2.5%
12.7
%
16.0
%
6.1%
7.1%
ケータイ・スマホ利用による健康被害についても、少しずつ意識が高まりつつある。しかし、中学生の「疲
れがなくなっていない」「あまりなくなっていない」との回答結果が、17.5%であった。
全体的な傾向・考察
中学生
生徒
保護者との約束事を決めて利用している児童が、全体の7割以上を占
めている。特に、小学生段階では、ネットルールを保護者と決めること
が大切である。全体的に今回の取組は、利用状況の見直し・改善の一助
となった。
アンケートの実施で、機器の所持・利用については、保護者の責任が
重要であることの意識を高めることができた。ケータイ・スマホだけで
なく、ゲーム機の通信機能もネットへの入口になっている。今後は、こ
のようなことも啓発を図っていきたい。
課題となっている9時以降の利用に関しては、習い事や通塾による影
響があると推察できる。全体的には、共同宣言の取組をとおして、生活
習慣を変えようとする意識の変化が現れている。
中学生
保護者
子供の健康被害について心配している保護者が多く、個人情報に関す
るネット・トラブルを憂慮する保護者もいる。全体的には、市及び自分
たちで採択した共同宣言の取組に、高評価を得ることができた。
小学生
児童
小学生
保護者