第3部 2015 (平成 27) 年度においてエネルギー需給に関して講じた施策の状況 第6章 市場の垣根を外していく供給構造改革等の推進 【第361-5-2】東京電力における平均モデルの電気料金の推移 (円/⽉) 9,000 【備考】平均モデルの料⾦ 従量電灯B、契約電流30A、⽉間使⽤電⼒量290kWhで算定したモデル 平成23年4⽉より太陽光発電促進付加⾦を含む 平成24年8⽉より再⽣可能エネルギー発電促進賦課⾦を含む 8,567 8,541 8,562 8,501 8,541 8,477 8,481 8,402 8,509 8,500 8,423 8,388 8,240 8,111 8,004 7,978 8,000 8,004 7,894 7,920 7,946 7,804 7,847 7,963 7,936 7,873 7,636 7,548 7,500 7,201 7,342 6,866 6,854 6,776 6,683 6,584 6,892 7,184 7,273 7,512 7,415 7,518 7,518 7,481 7,414 7,481 7,315 7,284 7,063 6,897 7,000 7,724 7,511 7,464 7,427 8,519 8,417 7,176 6,918 6,973 6,892 6,912 6,871 6,474 6,500 6,390 6,257 6,251 6,315 6,234 H20.9 改定後 H23.4 太陽光発電促進付加⾦追加後 H24.8 再エネ賦課⾦追加後 H24.9 料⾦改定後 H26.5 消費税率変更後 ( 適 ⽤期間) 6,000 出典:東京電力公表資料 なお、電気料金は、基本料金、電力量料金、燃料費調整額(注)、再生可能エネルギー発電促進賦課金から 構成されます。 【第361-5-3】電気料金の構成 (例:東京電力管内の標準的な家庭における2016年4月分) 燃料費調整額 = ± 7,176円 (28年4月分) 基本料金 : 842円(30A) 電力量料金:6,736円 (-2.78円×290kwh) + ※1 ヶ月の使用電力量は290kwhと想定。 ※合計額(7,176円)は、口座振替割引額(-54円)を 勘案しているため、上記の式の数値は合致しない。 出典:東京電力公表資料 再エネ発電賦課金 = 基本料金+電力量料金 = = = 電気料金 -806円 458円 (1.58円×290kwh) 【第361-5-4】原油価格の変動の電気料金への反映までのタイムラグ 第6章 海外における原油価格の変動が電気料金に反映されるまでには、4 ~ 9 ヶ月程度以上のタイムラグが生じる。 11月 原 油 12月 1月 2月 3月 4月 12月原油 海外価格 海外 価格 6月 7月 8月 9月 約4〜9か月後の電気料⾦に反映(※) 日本へ輸送等:約1ヶ月 原油 11月原油 輸入価格 5月 (※)原油輸入価格のLNG輸入価格への反映までに要する期間を 3ヶ月と仮定した場合。 1月価格速報 ★ 日本着 ベー ス 12月原油 輸入価格 1月原油 輸入価格 12月原油 輸入価格 1月原油 輸入価格 2月原油 輸入価格 1月原油 輸入価格 2月原油 輸入価格 1月価格確報 ★ 4月 電気料⾦ 2月価格速報 2月価格確報 3月原油 輸入価格 3月価格速報 ★ ★ ★ 5月 電気料⾦ 3月価格確報 ★ 6月 電気料⾦ LNG輸入価格への反映:最短3ヶ月 ★ 1月原油価格確報 LNG 2月LNG 輸入価格 日本着 ベー ス 3月LNG 輸入価格 4月LNG 輸入価格 4月価格速報 3月LNG 輸入価格 4月LNG 輸入価格 5月LNG 輸入価格 4月LNG 輸入価格 5月LNG 輸入価格 ★ 4月価格確報 ★ 7月 電気料⾦ 5月価格速報 5月価格確報 6月LNG 輸入価格 6月価格速報 ★ ★ ★ 8月 電気料⾦ 6月価格確報 ★ 9月 電気料⾦ 出典:資源エネルギー庁 注 ・燃料費調整制度は、事業者が直接コントロールできない為替レートや国際的な燃料市況の変動による影響を、毎月の電気料金に反映 する制度です。為替変動による差益を消費者に還元することを目的に、平成8年に導入しました。 ・海外における原油価格の変動が、原油輸入価格の変動やそれに連動するLNG輸入価格の変動を通じて、電気料金に反映されるまでには、 最短で4 ~ 9 ヶ月程度のタイムラグが生じることとなります。 300
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