「CQ ブラシレス・モータ&インバータ・キット」部品セット8(センサ基板) のご購入の皆さまへ, いつも CQ 出版社の出版物・教材をご活用いただき,深く感謝いたします. このたびは, 「CQ ブラシレス・モータ&インバータ・キット」の部品セット8(センサ基 板)を追加で購入いただき,重ねて御礼申し上げます. 当該キットは,たいへんご好評につき,昨年からライン生産に切り替えられました.それ にともなって,電気仕様/回路図としては変更ないのですが,一部,基板の回路パターン等 が変更になりました.今回ご注文いただきました.センサ基板についても 2015 年 5 月以降 の出荷分から変更になりましたので,新バージョンのマニュアル部を添付させていただき ます.混乱を与えてしまい申し訳ありませんでした. 重ねて申し上げますが,電気仕様としては旧バージョンと同じですので,どうかご了承い ただきますようお願いいたします. CQ 出版(株) エレクトロニクス出版部 CQ ブラシレス・モータ&インバータ・キット係 第1節 センサ基板製作手順 第1項 部品一覧 部品を確認頂き,欠品が無いかご確認ください. 図 4-61 第2項 スペーサの取り付け ホール・センサ IC にスペーサを取り付けます.写真の向きになるように取り付けてください. 印字面とスペーサの平らな面を合わせる スペーサの足がある方を上向きにする 図 4-62 第3項 ホール・センサ IC を基板に取り付ける (1) ホール・センサ IC を基板に挿入する 写真のように向きに注意して取り付ける 扇形の基板に対して印字面が外側の向き 注意! 向きを間違えると故障の原因になります. 基板の裏表,素子の向きにご注意ください. 図 4-63 (2) はんだ付けする 基板から浮かないように押さえながらはんだ付けしてください.抵抗と同じようにフィレットができれば OK です.過熱し過ぎて部品を破壊しないようにご注意ください. 不要なリードはカットします. 基板から浮かないこと 図 4-65 図 4-64 図 4-66 完成例 第4項 リード線の取り付け (1) 集合線の被覆を切断 集合線のグレーの被覆を剥き,ハーネスを取り出します.ハーネスは信号用リード線 5 本の集合線になっ ています.グレーの被覆を剥くと 5 色のリード線が出てきます.グレーの被覆は作業し易い程度に剥いてく ださい.このとき内部のリード線の被覆を傷つけないように注意してください. (2) 予備はんだをする リード線に予備はんだを付けます. 注意! リード線が細く,基板側の穴径も小さいため, 予備はんだをつけすぎると穴にリード線が 通らなくなってしまうので付けすぎないよう にしてください. 図 4-67 (3) はんだ付けする 各線を写真のように基板の穴に挿入します.シルクとハーネスを挿す側が逆ですので間違えないようにご 注意ください.線の配色は弊社エコラン用センサの標準配色です.ドライバ基板のシルクとセンサ基板のシ ルクが対応するように取り付けてください. +・・・電源 U・・・U 相 -・・・GND V・・・V 相 W・・・W 相 図 4-68 図 4-69 第2節 センサ基板組み付け センサ基板をステータ・ベースの M3 ネジ穴の位置にセットします.座金組込み十字穴付ナベ小ネジ(M3 ×6mm)をステータ・ベースのネジ穴(2 個所)に入れ軽く締め付けます. M3 ネジ穴(2 か所) 図 4-70 センサ基板と M3×6(2 本) 図 4-71 ステータ・ベース 基板は位置調整ができるように可動範囲を持っています。 ここでは仮固定として可動範囲の中心になるようにネジで固定。 図 4-72 組み付け例 注意! M3 取付けねじが長すぎるとステータ・ベースを貫通して先端がコイル部分にあたり,コイルを 傷つけて漏電やショートする恐れがあります.必ず付属されていたねじと同じ長さのねじを使用してくだ さい.
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