経営指導/経営の窓口から - ja

余命が伸びたこと等による。
JA組織基盤強化に
向けた取組みについて
1.農林業センサスから見る本県の
基幹的農業従事者数の変化
た。
を七十歳以上が占めるようになっ
の強化に取組むことが決議された。
揮を重点目標としたJ Aの組織基盤
このことを受け本会では、J A大
会の着実な実践をすすめるため﹁第
本 県J A の 正 組 合 員 の 年 齢 構 成
を み る と、 平 成 二 十 六 年 度 で は
ある﹁組織基盤の強化﹂では、平成
を策定した。重点取組課題の一つで
2.本県JA組織基盤の状況
七十歳以上の正組合員が全体の
二十八年度∼三十年度の三カ年にお
五 次 中 央 会 機 能・ 体 制 等 基 本 計 画 ﹂
三 十 九・九% を 占 め、 特 に 八 十 歳 以
い て、﹁ 全 て のJ A で 後 継 者、 新 規
J Aにおいては、加入メリットを
示し、次世代を担う農業後継者、新
進している﹂ことを目標とした。
の配偶者および地域住民の加入を促
上 の 正 組 合 員 割 合 は 十 八・一% と 高
によれば、日本人の平均余命は、戦
正組合員の減少と分化
︵大規模化、
兼 業 化、 離 農 等 ︶
、准組合員の増加
就農者、女性農業後継者、正組合員
平成二十八年三月に公表された
﹁二〇一五年農林業センサス﹂から
後 だ け で 男 性 が 二 十 九・五 歳、 女 性
によりJ Aの組合員構成は大きく変
くなっている。
本県の基幹的農業従事者数の年齢階
で は 三 十 二・三 歳 も 伸 び た。 こ の 結
化 し、 世 代 交 代 に よ る﹁ わ がJ A ﹂
厚生労働省が平成二十四年五月に
公 表 し た﹁ 第 二 十 一 回 完 全 生 命 表 ﹂
級別推移と現状を確認する。基幹的
果、人口分布の広がりが生じて、人
組合員・地域住民を対象とした意思
農 業 従 事 者 と は、﹁ 農 業 就 業 人 口 の
規就農者等を対象とした正組合員加
今後は、組合員加入促進に取組む
とともに、組合員の相続・譲渡加入
反映・運営参画の仕組みづくりの検
意識の希薄化も懸念される。
の変更については、昭和六十年まで
等を円滑にすすめるほか、協同組合
討・構築を行うこと 2
( く
)らしの
口が多いことを示す山の位置が高齢
は七十歳以上は一括りの区分となっ
理念等の学習活動の強化が必要と考
活動と連携した組織基盤強化の取組
うち、ふだんの主な状態が﹃仕事が
本 県 の 基 幹 的 農 業 従 事 者 数 は、
昭和六十年の十万八千人から平成
ていたが、平成二年からは七十五歳
えられる。
平成二十七年十二月に﹁第二十七
回J A 青 森 県 大 会 ﹂ が 開 催 さ れ、
化に向けた取組み
農林業センサス﹂では、本県の基幹
J Aグループ青森の組織・経営力発
優良事例等の情報の提供等を
)
としている。
︵中央会経営対策部︶
織基盤強化の取組みを支援すること
行うこと等の活動を通じてJ Aの組
3
(
方 針 の 策 定、 実 践 支 援 を 行 う こ と
正・ 准
)
二十七年には五万八千人と三十年
以上が、平成十七年からは八十五歳
入 に 取 組 み、 本 会 は、 (
1
の 間 に 半 減 し た。 六 十 歳 未 満 の 層
以上が最高齢区分となった。七十歳
側にずれたと考えられる。年齢区分
は、 昭 和 六 十 年 の 八 万 四 千 人 か ら
を超える年齢区分を増設したことは
主﹄の者﹂とされている。
平成二十七年には一万七千人と
七十歳以上層の基幹的農業従事者数
3.JAグループ青森の組織基盤強
二十・二%に激減している。
高齢階層の割合が高くなった理由
は、 昭 和 一 桁 世 代 が 多 か っ た こ と、
的 農 業 従 事 者 数 総 数 の 三 十 九・五%
の 多 さ を 示 し て お り、
﹁二〇一五年
若年世代の就農が減ったこと、平均
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絆 2016 . 6