要求水準書 1 件名 特別区職員ハンドブック2017編集等業務委託 2 目的 特別区の現状及び特別区を取り巻く状況の変化を的確に把握し、また、職員として職務遂行上 必要とされる基礎的な知識の修得を促すとともに、自己啓発を支援する教材として、特別区職員 ハンドブック2017(以下「ハンドブック」という。 )を作成する。 3 履行期間 契約締結日の翌日(平成28年8月予定)から平成29年3月15日までの間。なお、スケジ ュールの詳細は、委託者と受託者が協議して決定する。 (参考)全体スケジュール ~ 平成28年10月初 入稿 (編集、校正) 平成29年 2月末 発行・販売 4 委託事項 (1) 編集、校正 ① 特別区職員研修所が提供する原稿(電子データまたは紙)をもとに、ハンドブック紙面の 編集(内容の確認、不足事項の指摘を含む)及び校正を行うこと。 ② 編集にあたっては、次の点に留意すること。 ・ ハンドブック作成の目的を十分に理解し、当該目的にかなった内容となるよう編集を行 うこと。 ・ 法改正に対応するなど、掲載内容については編集時における最新のものとなるよう努め ること。 ・ 原稿の中に著作権にかかる記載がある場合は、その使用に必要な手続きをとること。な お、著作権使用料が発生した場合は、協議の上、委託者が受託者に対し所要経費を別途支 払うものとする。 ・ 紙面については、特別区職員研修所が提供するテキストデータ、図表、グラフ等を使用 し、見やすく、わかりやすいレイアウトとなるよう努めること。 ③ 体裁はA5判の単本、総頁数770ページ程度(目次、索引を含む。 )とし、印刷製本した 際の厚さが、 「ハンドブック2015」と同程度となるよう1ページあたりの字数等を調整す ること。併せて、更なるコンパクト化に努めること。 ④ 装丁は並製本によることとし、表紙及び背表紙に「特別区職員ハンドブック」 「2017」 と表記すること。 ⑤ 校正は3回実施すること。 -1- ・ 初校については、受託者による確認ができ次第、順次委託者に提供すること。 ・ 2回目の校正については、校正用の紙を2部提供すること。 ・ 3回目の校正については、2校までの修正の有無にかかわらず、すべてのページを提供 すること。 ・ 校正の際、表記方法や表記文字について、全体的に統一されていることを確認すること。 (表記や用語については、別紙「表記についての要領」及び「用字・用語統一要領」を参 考に、全体が統一されていることを確認すること。 ) (2) 版下作成 ① 校正終了後、版下を作成すること。 ② 版下作成後、成果物として印刷製本したハンドブック200部及び電子データ一式(CD -R)を納品すること。この場合、電子データはPDF形式及びワード形式によることとす る。 (3) 印刷製本 ① 印刷・製本に関する仕様は以下のとおりとする。 ・大きさ:A5判 ・製 本:並製本 アジロ綴じ ・使用材料・刷色等 ア 表 紙:レザック66(色は別途協議) 4/6判 215kg 2色刷/反面印刷なし イ 見返し:上質紙 菊判 76.5kg 前見返し 印刷なし、後見返し 1色刷/反面1色 ウ 本 扉:上質紙 菊判 76.5kg 1色刷/反面印刷なし エ 本 文:上質紙 A判 35kg 1色刷/反面1色刷 ※使用材料について、印刷製本時の厚さがよりコンパクトなるよう必要に応じ、特別区職 員研修所と協議すること。 ② 印刷製本にあたっては、環境に配慮した紙及びインクを使用するとともに、当該事項を表 示すること。 ③ 表紙、裏表紙、目次及び奥付については、特別区職員研修所との協議によること。 (4) 体制 ① 受託者は、本契約を一貫した体制で円滑に履行するため責任者を置き、編集、校正、版下 作成等の各工程を管理させるとともに、特別区職員研修所との連絡調整にあたらせること。 ② 入稿から版下作成、印刷、納品・販売までのスケジュールを作成し、円滑な業務遂行に努 めること。 ③ 迅速かつ正確に編集等を行うことができる体制を整えること。 ④ 編集等の業務には、原稿の記載内容を適切に確認することができる、専門知識を有する者 を充てること。 ⑤ 編集・校正工程において、法改正等により原稿を差し替える必要が生じた場合は、柔軟に -2- 対応すること。 ⑥ 提案時に示した体制を変更する場合は、特別区職員研修所と事前に協議すること。 5 特記事項 (1) 著作権の帰属 ハンドブックの著作権は、特別区職員研修所に帰属する。 (2) ハンドブックの販売 ① 本委託業務終了後、著作物の利用許諾に関する覚書の締結を経て販売すること。なお、販 売による収益は、受託者のものとする。 ② 販売期間は、次期ハンドブックを作成するまでの間(おおむね2年間)とし、その期間内 は随時対応できる在庫管理を行うこと。 ③ 販売は、印刷媒体を用いた出版物によることを原則とするが、パーソナルコンピューター 等の端末機器で利用するために、必要な範囲において加工・改変等を行い複製した電子出版 物によることも可能とする。 ④ 特別区等への販売 ・ 600 円(税別)を上限とした提供価格を設定し、特別区職員研修所に対し、発行と同時 に 1400 部程度を販売し、それ以降も部数がある程度まとまった場合は、求めに応じて対応 すること。 ・ 600 円(税別)を上限とした提供価格を設定し、各特別区に対し、発行と同時に販売す ること。なお、公費・私費の区分及びそれぞれの部数については、特別区職員研修所がと りまとめ、受託者に伝えることとする。 ・ 受託者は、各特別区への販売が滞りなくできる体制または方法を整えること。 ・ 各特別区における納品、販売方法については、各特別区と個別に調整し、要望に応じた 対応を行うこと。 ⑤ その他の販売 ・ 800 円(税別)を上限とした提供価格を設定し、一般に販売するとともに、随時対応で きる在庫管理を行うこと。 ・ 販売場所は以下の店舗を確保するとともに、その販路についても充実を図ること。 【販売所】 ア 特別区自治情報・交流センター(東京区政会館) イ 八重洲ブックセンター(本店) ウ くまざわ書店(都庁店) ・ 販売手数料等については、各店舗と協議し取り決めること。 ・ 上記販売所以外でも、各特別区の要望に対応し、周知、活用できる販売を行うこと。 ・ 販売実績については、適宜、特別区職員研修所に報告すること。 ⑥ PR活動 ・ ハンドブック発行の情報を広く周知するようPR活動を行うこと。 ・ 上記②の販売期間内は、随時PR活動を継続して行うこと。 -3- (3) 広告の掲載 ① 自社に加え、企業等の広告掲載を許可する。ただし掲載事業者名及び掲載内容については 以下のいずれにも該当しないもので、 あらかじめ特別区職員研修所の承諾を得たものとする。 ・ 公共性及び品位を損なうおそれのあるもの ・ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)第2 条に掲げる営業に該当するもの ・ 政治活動、宗教活動、意見広告及び個人の宣伝に係るもの ・ その他特別区職員ハンドブックに掲載する広告として適当でないと認められるもの ② 広告の掲載ページ数は総ページ数の1%程度とする。 ③ 広告料は、受託者と企業等との間で適正な金額を設定することとする。また、当該広告料 を受託者が受領することで、ハンドブックの販売価格の低廉化に努めることとする。 6 情報の管理 (1) 秘密保持 ① 受託者は、委託者が承諾した場合を除き、本件業務の履行に伴い知り得た情報を第三者に 提供してはならない。契約の解除及び期間満了後も同様とする。 ② 受託者は、本件業務を履行する受託者の従業員その他関係者と秘密保持契約を締結する等 秘密の保持に必要な措置を講ずるものとする。 ③ 受託者または受託者の従業員等が委託者の承諾を得ることなく委託業務の内容を第三者に 提供したことが明らかな場合は、委託者は受託者に対し、損害賠償の請求を行うことができ る。この場合において、受託者は、外部に流出した情報を直ちに回収しなければならない。 (2) 目的外使用の禁止 受託者は、委託業務の内容を他の目的に使用してはならない。 (3) 受託者の責務及び損害賠償義務 ① 受託者は、常に善良な管理者の注意をもって業務を遂行し、業務の進捗状況について確認 のうえ、委託者に適宜報告するものとする。 ② 受託者は、本件業務について、受託者の責に帰すべき事由に基づく損害に関し、原因を問 わず、損害賠償の責任を負うものとする。 7 支払方法 納品及び検査終了後、受託者からの適正な請求書を受領後30日以内に支払うものとする。 8 その他 本仕様書に記載された事項のほか、ハンドブックの編集等に関し、疑義および問題が生じるおそ れがあると思われる事項が発生した場合は、委託者と受託者の間で協議し決定するものとする。 -4-
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